フィードフォースグループ傘下のソーシャルPLUSは、「ソーシャルログイン利用状況調査2024」の結果を発表した。導入の組み合わせは「LINEログインのみ」が最も多く、137サイトだった。
調査対象はソーシャルログイン・LINEのCRM活用サービス「ソーシャルPLUS」を導入し、2024年12月時点でソーシャルログイン機能を提供している336サイト。調査期間は2024年1月1日~12月31日。
「ソーシャルPLUS」が対応しているソーシャルログイン6種「LINE」「Yahoo! JAPAN」「Google」「Apple」「X(旧Twitter)」「Facebook」のうち、導入の組み合わせで最も多かったのは「LINEログインのみ」で、137サイトだった(2023年調査比で13サイト増)。

ソーシャルログイン導入組み合わせランキング(2024年)
2021年の調査開始以降、「LINEログインのみ」の導入サイトは右肩上がりに増えている。

LINEログインのみを導入するサイト数の変遷
LINEログインのみを導入する企業が増えている理由について、「LINEログインは他のソーシャルログインとは異なり、LINE公式アカウントとの連携強化に活用できる。LINEを通じた便利なユーザー体験や円滑なコミュニケーションが可能となり、企業とユーザー双方にメリットをもたらす」(ソーシャルPLUS)と解説している。
企業がLINEログインのみを導入するメリットには、「LINEは日本人口の約8割以上をカバーしているため、LINEログインを導入するだけでも多くのユーザーにソーシャルログイン機能を提供できる」「LINE上でユーザーとの接点を確保し、LINE公式アカウントを活用したパーソナライズドコミュニケーションが可能になる」などがある。
「LINEログインのみ」を導入したサイトの業種別内訳は、上位は「人材」「アパレル」が同率1位で15%、「食品/飲料/健康食品」が14%、「美容/化粧品」が13%の順となっている。

LINEログインのみを導入しているサイトの業種別内訳
2番目に多かったソーシャルログインの導入の組み合わせは、「LINE」「Yahoo! JAPAN」「Google」「X」「Facebook」だった。このうち、最も利用されたソーシャルログインは「LINE」で70%。続いて「Google」が15%、「Yahoo! JAPAN」が13%となった。

「LINE」「Yahoo! JAPAN」「Google」「X」「Facebook」ログインを導入しているサイトにおける、ソーシャルログインの利用状況
3番目に多かったソーシャルログインの導入の組み合わせは「LINE」「Yahoo! JAPAN」「Google」「Facebook」。利用が多かったソーシャルログインは「LINE」が68%、「Google」が22%、「Yahoo! JAPAN」が9%だった。

「LINE」「Yahoo! JAPAN」「Google」「Facebook」ログインを導入しているサイトにおける、ソーシャルログインの利用状況
デバイス別のソーシャルログイン利用回数の割合は、「スマートフォン」が最も多く全体の97%を占め、「PC・タブレット」は3%だった。

デバイス別のソーシャルログイン利用回数の割合(2024年1月~2024年12月)
スマートフォンでの利用回数の割合は、最多は「LINEログイン」で88%、続いて「Yahoo! JAPAN」が4%、「Google」が3%、「Apple」が2%、「X」が2%、「Facebook」が1%だった。

スマートフォンでのソーシャルログイン利用回数の割合
調査概要
- 調査期間:2024年1月1日~12月31日
- 調査対象サイト:「ソーシャルPLUS」を導入しており、2024年12月時点でソーシャルログイン機能を提供している全サイト(336サイト)。一般消費者向けのECサイトや求人サイトが中心
- 調査主体:ソーシャルPLUS
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オリジナル記事:【ソーシャルログインの導入・利用状況2024】導入組み合わせトップは「LINEログイン単体」がトップ
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