KDDIとauコマース&ライフはECモール「au PAY マーケット」において、「不正ゼロ」で安心・安全に買い物ができる売り場作りの実現に向けた5つの取り組みを進めている。クレジットカードの不正利用、不正注文・不正レビュー、偽造品・模倣品などのさまざまな不正を防ぐのが目的。
「au PAY マーケット」における不正対策の取り組み
クレジットカードによる不正利用の未然防止
顧客と店舗の双方をクレジットカード決済の不正利用から保護するため、「au PAY マーケット」に出店している全店舗で、2023年10月までにクレジットカード決済における最新の本人認証サービス「3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)」の導入を完了。これにより、クレジットカード決済の不正利用を未然に防止しる。
AI機械学習による不正注文の24時間自動検知、専門の不正対策担当による365日目視での取引審査を実施。不正利用の疑いがある取引を検知した場合は、店舗へアラート連絡を行っている。
不正注文・不正レビュー対策
2023年10月の不当景品類及び不当表示防止法の改正によるステルスマーケティング規制の強化を受け、「au PAY マーケット」ではレビュー投稿に対して独自の基準を設け、常時モニタリングをしている。自作自演などの不正が疑われる、いわゆる「やらせレビュー」投稿などの不適切なレビュー投稿の検知、表示抑制を強化。年間約20万件の不正レビューを削除している。
店舗審査の強化
顧客の買い物体験価値の改善に向け、店舗の「au PAY マーケット」出店前審査の厳格化を進めている。各種公的書類の提出の必須化に加え、過去の販売実態や商品倉庫・商品に関するエビデンスも確認している。
製品安全対策
関係省庁からの情報提供を受けた場合、迅速に店舗へ情報フィードバックおよび必要な対応を進める体制を構築し、顧客への影響を最小限にする運営を強化している。
リコール製品や安全ではない製品から消費者を守るための日本版「製品安全誓約」に2023年6月に署名しており、関係省庁との製品の安全に関わる情報連携、店舗との連携の強化を推進している。
偽造品・模倣品対策の強化
ブランドの不正な使用による偽造品や模倣品の排除を徹底するために、権利者や権利者団体との連携を強化し、偽造品・模倣品を迅速に検知して、取り締まりや排除を行っている。
偽造品・模倣品対策として、KDDIとauコマース&ライフの取り組みに賛同する消費財メーカー、アパレルブランド、化粧品メーカーなどと個別に協定を締結。連携を密にして偽造品・模倣品の取締り強化を推進している。協力企業は順次拡大を予定している。
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オリジナル記事:KDDIとauコマース&ライフのECモール「au PAY マーケット」が進める「不正ゼロ」の売り場作りとは?
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