連日ウクライナの惨状が報じられ、各企業でも募金箱の設置や寄付が実施されています。消費者ができる募金以外の支援はないでしょうか。EC・通販事業者、Webサービス事業者が現在取り組んでいるウクライナ支援企画をまとめました(4月8日時点で終了または完売したものは含んでいません)。
岐阜県大垣市さくら酒店は、日本酒「SAVE UKRAINE」(720ml/税込1650円)を3月12日に発売し、完売した。現在は第二弾を販売中。製造は「萩の鶴」「日輪田」を製造する宮城県の萩野酒造。売上は全額、日本赤十字社に寄付される。
栃木県佐野市の第一酒造は「NO WAR -ウクライナとともに」(720ml/税込1450円)を販売中。こちらも第一弾は完売し、現在は第二弾を販売中。原価と経費を差し引いた売上の30%が寄付される。
岐阜県大垣市の大橋量器は、ECサイト「枡工房枡屋」で、「平和の願いとどけマス」(税込1500円)を販売中。「平和の願いとどけマス」は国産ヒノキ製の一合枡(85mm×85mm×H56mm)。売上の3分の1が日本赤十字社に寄付される。
埼玉県川越市のコエドブルワリーでは、ウクライナの人々に寄付を行う「Ukraine Yell Project」を実施中。「COEDO ONLINE SHOP 公式通販サイト」で対象商品を購入すると、商品代金の30%が日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に寄付される。また、1口100円の寄付専用ページも設置している。
スペシャルティコーヒー専門店・猿田彦珈琲では、店舗とオンラインショップでチャリティ企画商品「INORIブレンド」(100g/税込800円)を販売中。このコーヒー豆の利益は在日ウクライナ大使館を通じて、ウクライナの避難者の生活支援や人道支援として全額寄付される。
Oisixではウクライナ産ひまわりはちみつおよび、Oisixの人気商品(10~20品程度)に1商品あたり50円分の寄付金を付け販売する。寄付金は特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンへ寄付される。また寄付金と同額をOisixからも寄付する。購入はOisixの定期会員のみ。
楽天ではチャリティーTシャツ募金の第二期を受け付け中(4月27日16:59まで)。エントリーのうえ3000円以上募金するとチャリティーTシャツが届く。寄付先はウクライナ政府(大使館)、日本ユニセフ協会、国連UNHCR協会など。
「VDS BIRDS EYE」ではウクライナ人道支援チャリティーTシャツを販売中(税込3960円)サイズはSからXXLまで。カラーは白と黒。売上の一部が公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付される。
靴下の専門店「エコノレッグ」(奈良県大和高田市)では、ウクライナ支援チャリティー靴下(税込・送料込み3000円)を販売中。オフホワイトとブラックの2足組。サイズは22-25cmと25-27cmから選べる。売上の3分の2がウクライナ大使館を通じて寄付される。
埼玉県吉川市満田工業では、オンライサイト「SALON DE ALFURD(サロン・ド・アルファード)」で「ウクライナ人道支援マルチケース」(税込3520円、送料別)や「ハートチャーム」(税込5500円、送料別)を販売中。3月30日に計340万円を特定非営利活動法人ADRA Japanへ寄付したことを発表した。
ウクライナの国旗の色をイメージした2色セットのネイルポリッシュ(マニキュア)価格は税込5500円。売上金の全額が国連UNHCR協会へ寄付される。
スマホで「おひるねアート」を作成できるWebサービス「おひるねアートコラージュスクエア」ではウクライナ支援のためのおひるねアートを公開。「おひるねアート」とは、乳幼児に背景や小物を付けて撮影することで、作成費は330円。 売上から事務手数料を差し引いた全額が日本ユニセフ協会へ寄付される。
フォトブック、カレンダー、ポストカードなどの作成サービス「TOLOT(トロット)」では、寄付による人道支援を目的とした限定のフォトブック表紙を2種類公開した。この表紙を使ったフォトブックの売上の10%を、ウクライナおよび近隣国に逃れた方への支援として寄付する(寄付先は日本ユニセフ協会を予定)。
木製玩具の製造販売を手がける「こまむぐ」ではクライナへの支援を目的としたチャリティグッズを販売中。「チャリティどんぐりきのこ」(税込1800円)は、傾斜に置くとコロコロと下りていくウクライナカラーの木のおもちゃ。売上の半分がセーブ・ザ・チルドレンに寄付される。
東京都千代田区の「市瀬」では「CUBLOX®」のウクライナ支援セット(税込8800円)を販売中。内容はブロック20個分(120ピース:きいろ60ピース/そら60ピース)。「CUBLOX®」とは、紙の平面ピースを組み合わせることでさまざまな表現ができる紙製ブロック。販売期間は4月28日までを予定している。
新潟県北蒲原郡の「藤屋段ボール」は段ボール製の消毒液スタンド(税込11000円)を販売中。希望があれば追加費用なしで企業ロゴの印刷も可能。売上金額の全額が日本赤十字社へ寄付される。販売期間は4月30日まで。
女性向けかわいいハンドルカバー専門店「カーキュート」では、「ウクライナ支援ハンドルカバー」を販売中。トートバッグとTシャツも製造されており、トートバッグ単品(税別1980円+送料)から、トートバッグ、Tシャツ、ハンドルカバーの3点セット(税別6480円+送料)まで6バリエーションある。1セットにつき500円~1000円が公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付される。
山形県鶴岡市のハヤシワックスでは「ウクライナ支援ワックス」(税込3300円、送料600円)を100個限定で販売中。売上の全額をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に寄付される。第一弾の100個が完売し、現在は第二弾。
LINEではLINEドネーションスタンプ「PEACEスタンプ」を販売中(販売期間は3月22日~7月20日)。価格は8個1セット税込250円または100コイン。決済手数料を除く売上全額が国連UNHCR協会に寄付される。
ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」では、「ウクライナ 自由への闘い」と題したウクライナ緊急支援企画を実施し、視聴料を寄付する取り組みを行っている。視聴料は1作品税込495円(この特集の視聴料は全額寄付)、月額見放題の場合は1か月税込990円(月額見放題に登録し、この特集の作品を視聴した場合は495円を寄付)。実施期間は4月30日まで(延長の場合もあり)。寄付先は在日ウクライナ大使館。
最後に、避難民支援や避難民を受け入れる団体や企業向けに、各企業が取り組んでいる募金以外の生活支援や就労支援などの施策を紹介します。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。オリジナル記事:家からできるウクライナ支援。EC・通販事業者が取り組むウクライナ支援まとめCopyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
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