これからのECを勝ち抜くためのヒントがここに! ミウラタクヤ商店と木村石鹸の共通点とは?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2021年11月2日(火) 08:00
このページは、外部サイト ネットショップ担当者フォーラム の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「これからのECを勝ち抜くためのヒントがここに! ミウラタクヤ商店と木村石鹸の共通点とは?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ」 からご覧ください。
ネットショップ担当者が読んでおくべき2021年10月25日〜31日のニュース
ネッ担まとめ

毎週のまとめを書いていると、ねらって集めたわけはないのに共通点が見つかることが結構あります。そして、その共通点は重要であることがほとんどです。なぜかはわかりませんが、大切なことって放っておいても同じタイミングに現れてくるんですよね。

1人ECをやりたい人は必読

「EC運営は八百屋だ。」Shopify野郎が語る、新時代を勝ち抜くEC運営 | ECトレンド
https://new.akind.center/archives/15707

まとめると、

  • 健康食品を扱う「ミウラタクヤ商店」の三浦さんは、経営の効率化を考えて1人で運営している。手間をかけるところとそうでないところの切り分けを徹底している
  • 商材をハンドメイド雑貨から健康食品に切り替え、物流は外注して時間指定を受け付けていないが、LINEでは毎日40〜50件対応するなど接客には力を入れている
  • 共感でモノを買うことが増えてきているから、今後はお客さんと関係性を深め、コミュニティを上手く形成できる企業が生き残っていく

ECってなんだかスマートなビジネスみたいに昇華されがちです。でも僕は「八百屋さん」のようなあり方が最強だと思っているんですよね。

自分で声を張って、お客さんを呼び込んでくる。お客さんと仲良くなって、お悩み相談にも乗る。時には井戸端会議の会場にもなる。

そんな風にコミュニティを作っていけるお店が生き残っていくんだと思います。お店の中の人の人間性が本質的に問われているとも言えるかもしれませんね。

売上目標を達成するために頑張っているECに疲れてしまった三浦さんのお話。私も似たような感じなのでとっても共感できます。共感で物を買うと言われているからといって、SNSで共感されそうな投稿してもコミュニティにはなりません。自分という人間を認めてもらって、共通の話題があればじわじわとコミュニティができてくるはずで、そこにはこぢんまりとした経済圏ができてきます。まさに地元の電気屋さん八百屋さんですよね。商売の根本は今も昔も変わりません。

価格競争から逃れたい人は必読

「自分だけは最後までファンだ」といえるモノづくりを。木村石鹸4代目・木村祥一郎さんに聞く、自社ブランドEコマースの流儀 | commerce+
https://commerceplus.jp/shoichiro-kimura/

まとめると、

  • 木村石鹸は2006年頃からOEMでは立ち行かなくなり、2013年から直販を検討し始めた
  • 同業他社の分析や市場のポジショニングで商品開発はしたくない。「自分がその商品を必要としているのか」「大切な人に勧められるか」など、シンプルなところに立ち返るべき
  • 量販店向けは利益が出ないので方向転換し、商品を使うことでちょっと生活を豊かにしたいというこだわりを持った人に向けた商品を作ろうと考えた

--もし木村さんが今の知識を持ったまま、新たにEコマースで自社ブランドを立ち上げるとしたら、どうやって売り始めますか?

木村祥一郎さん:SNSですかね。まだ一つも商品できていない状態から情報発信を始めます。ブログとかnoteとかTwitterとか。今は無料でできることも多いので、商品に合うチャネルで、興味を持ってくださる人たちと繋がっておいて、1つ商品ができたらとりあえずLPだけ作って、買っていただけた人からフィードバックを貰って、というのを繰り返していくと思いますね。

ブランドの世界観とリンクする人たちから買ってもらう、という筋が今の時代だと良いのではないでしょうか。メルカリShopsとかも良いですね。

規模は違いまずが三浦さんと同じような考えで動いている木村石鹸の木村さんのお話。利益が出ないので自社商品を開発。商品にはこだわる。SNSなどのコミュニケーションを重視する。お金と量と率で勝負する大企業のやり方はあるものの、その反対側にはこういったネットショップもあります。自分がどこにいると居心地がいいのか? どんな人に買ってほしいのか? などを考えてから方向性を決めていくとうまくいきそうです。

物流戦国時代の幕開け!?

メルカリ、新規事業子会社として株式会社メルロジを設立 | 株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20211028_merlogi/

まとめると、

  • メルカリは新規事業子会社として株式会社メルロジを設立し、物流サービスの企画・開発・運営を行うこと発表した
  • 国内の年間宅配便取扱個数50億個のうち、5%~10%がメルカリの荷物。コンビニ発送の約80%がメルカリ出品物の発送
  • メルカリグループ内にとどまらず集荷物流網を広く開放し、他社ECの商品返品等の発送対応や、メルカリグループ以外のサービスを使ったネットショップ出店者にも、保管・発送サービスの提供を行う予定
メルロジ集荷物流網のしくみ
メルロジ集荷物流網のしくみ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20211028_merlogi/ から編集部でキャプチャ

メルロジは、自社のタッチポイントを基盤にデータとテクノロジーを活用した新たな集荷物流網を構築してまいります(パートナーとの連携による、トラック・倉庫等の自社アセットを持たない形での展開)。

具体的には、メルカリが持つ月間利用者2,000万人の取引データをもとに、より荷量が多い場所を特定し、集荷の精度を上げることで、効率的な集荷物流網を構築していきます。また、現在全国約1,000か所で展開している「メルカリポスト」を2024年までに全国8,000か所に拡大し、「メルカリステーション」と合わせて自社のタッチポイントとして活用することで、集荷効率の最大化を図っていきます。

メルカリが物流事業に参入です。日本全体の宅配便の5%~10%がメルカリの荷物となれば納得ですよね。将来的にはメルカリユーザーだけではなく他社ECの商品も発送するとのこと。多店舗展開するEC事業者さんとすればいろいろな物流サービスもありますし、モール固有の配送もあるので、どこを使うのかは悩みどころになりそうです。いずれにせよ今後どのように展開していくのか注目です。

関連記事
EC全般

楽天と日本郵便、フリマアプリ「ラクマ」の配送サービスに「ゆうパケットポスト」 11/1から | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/10210

ポスト投函、匿名配送、厚さ3cmまで可能とのこと。

LINEギフトとYahoo!ショッピング、PayPayモールの商品・在庫連携をスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9192

販路が広がるのは良いことですね。Yahoo!とLINEの連携は加速しそう。

ZOZO、「ZOZOTOWN」とブランド店舗つなぐ「ZOZOMO」始動 実店舗売上を支援する3サービスとは? | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/4930

ZOZOはネットとリアルの連携を強化です。アパレルには向いていると思いますがどこまでZOZOに依存するかは考えどころかも。

百貨店が作るECサイトの特徴とは?実店舗とECサイトの違いを比較 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/9796

百貨店の仕組みを知っている人は少ないと思いますので、とっても参考になる記事。

自社ECで売上を伸ばしたい企業が取り組むべき4つのステップ | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/9930

デザインでもカートではなく商品から。

【EC利用調査】ネット通販で重視するのは「価格」が8割、実店舗との価格差は約39%、配送料などの安さは約37% | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9194

価格自体ではなく相対的に安いところを探しているのかな? と思います。

マイクロソフトがShopifyと提携、Bing、Edge、Microsoft Starにマーチャントリストを提供 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/10/26/2021-10-25-microsoft-partners-with-shopify-to-bring-merchant-listings-to-bing-edge-and-microsoft-star/

Shopifyはどんどん提携していきますね。あと数年はこんな流れかと。

Qコマースとは?30分以内の即時配達 フードパンダ・Woltなど事例 | 口コミラボ
https://lab.kutikomi.com/news/2021/10/27/qcommerce/

「クイックコマース」の意味で「注文から配達までが30分程度の仕組みを備えたEコマース」と定義されているとのこと。

オリジナルグッズ販売に「Creema」「BASE」「メルカリShops」の3サービスを選んだ理由 | りんろん | note
https://note.com/rinrin_ronron/n/nc2b38ce33b4b

実際のユーザーの利用方法がわかるのはとっても参考になります。

今週の名言

弊社の取り組みはSDGsという言葉が生まれるずっと前からのことで、誰に教わったわけでもありません。SDGsは、決して難しくややこしい話ではなく、地球のことを考えればやるべきことは自然とわかるものなのです。

サツマイモ発電で2億円!? 焼酎日本一の「霧島酒造」が取り組むSDGsの一歩先 | Yahoo! JAPAN SDGs
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/97.html

SDGsマーケティングとか言っていても消費者には見透かされてしまいますよね。大切なのは自分たちの一貫した行動。環境について本気で考えないといけない時期に来ています。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:これからのECを勝ち抜くためのヒントがここに! ミウラタクヤ商店と木村石鹸の共通点とは?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

この本をAmazonで購入
森野 誠之
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

今日の用語

グーパス
鉄道の改札機を通ったときに、地域情報などの情報を携帯電話にメールで送信するサービ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]