SEOを成功させるのに必要な知識と役割 | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2010年4月8日(木) 19:44
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SEOを成功させるのに必要な知識にはどのようなものがあるか考えてみたいと思います。

ここでいう「SEO」はやや広義の「SEO」と捉えて頂きたいと思います。
何のためにSEOをやるのか?から、SEOをやって売上が上がったかどうか?マーケティングに役立ったかどうか?
を判断するところまでを指していると考えてください。

「ランクアップのところまでをSEO、それ以降はウェブコンサルだ」
「SEOはコンバージョンを向上させるところまでだ」
など「SEO」という言葉というかサービス定義がやや曖昧な部分もあるのですが、
ここでは、「SEO」と呼ばれるものを含んだインターネットマーケティングとでも思ってください。
(余計分かりにくいかもしれませんが)

さて、SEOの一連の流れを考えてみると・・・

まずは目標設定、目的の設定が必要になります。
この場合は、
商品知識・マーケティング的知識が必須です。

次には、その目的を達成するためにどんなキーワードをランクアップさせればよいかという、
キーワードプランニングの知識が必要です。
これは特別な知識ではなく、マーケティング的な知識と、SEOでどういうワードがあがるか?ということが判断できれば良いので、単独での知識として考える必要はないかもしれません。

続いて、そのキーワードをランクアップさせるために必要なランディングページやコンテンツを考えなければなりません。
その際には、どういうコンテンツならランクアップできるのか?どういうコンテンツなら目的達成に導きやすいのか?というところまで考える必要があります。これらを考慮すると、広義になりますが、
ウェブ制作、ウェブコンサルの知識が必要になります。
知識というよりも、経験・能力と言ったほうがしっくりくるかもしれません。
そして、そのコンテンツのHTML(XHTML)をSEOという観点で最適化してあげる必要があります。
それには、
コーディング・SEOチューニングの知識が必須です。
そして、例えばリダイレクトがある、URLが動的にはきだされて異常に長いなどのシステム的な問題点を買いけるしなければならない場合もあります。この場合には、
ウェブシステム、インフラの知識が必要になることがあります。
さて、これで内的はある程度できたとして、やはりSEOには外的のところも考えていかなければならないところです。
コンテンツを考える部分でここもあわせて考えられるとベターですが、その際には、
SMMの知識が必要になるでしょう。
この場合、リンクベイト全般をSMMに含むとして考えます。
それだけではきついという場合には、リンクバイイングなども選択肢として用意される場合もあると思いますが、(賛否は別として)それらも含めて、
リンクビルディングの知識ということでまとめさせて頂きたいと思います。

さて、これで(だいたい)一通りSEO施策完了だと思いますが、
このあとは効果検証、モニタリングが待っています。
ランクチェックについては、特別な知識はいらないでしょう。
順位が上がった、下がっただけであれば。
その次のログ解析の部分は、
ログ解析そのもの・ログ解析ツールの知識がある程度必要になるはずです。
さらに言うと、CPA,ROI、ROASを分析できる力も必要になるはずです。

モニタリングができれば、目標に対するボトルネックを発見して、
修正して再度実行していくことになるでしょう。
その場合には、やはり、上記の、
赤字で書いた知識が必要になってきます。

さて、これだけ書き出すと結構な知識が必要になってしまいました。
自分はSEOの専門家だから、マーケティングのことは分からないよ。
とか、SMMの知識はあるけど、ログ解析はしたことないなあ。
という場合は、一人で一貫してSEOをすべて完璧にやりきるということは難しくなるということです。

実は私も、これ全部完璧にできますか?と問われると答えは「NO!」です。
目的、目標の設定やキーワードプランニングなんかは、
実際のサイトオーナー(弊社で言えばクライアント様)、営業担当、マーケティング担当、リスティングの担当者などありとあらゆる人の力を借りることがあります。
コンテンツ制作には、ウェブ制作のチームの力を借りることがあります。
ログ解析には、ログ解析チームの力を借りることがあります。
すべてを完璧にこなすのは至難の業です。
なんでもかんでも自分でしていこうと思うと、最終的にランクしか追えていないとか、
ボトルネックは分かっているけど梃入れできていないとかに陥りがちです。
SEOは、パズルのピースを組み合わせるようにチームを組んでやるのが現実的で効率的なのではないかと思います。
もちろん全体を俯瞰して見られる人がいる前提で。

ただし、この話が当てはまるのは、サイトが大規模で、ある程度の企業・団体が自社サイトをインハウスでSEOする場合や外部のパートナーにSEOを御願いするケースに限られます。

一部のSEO業者さん、ウェブコンサルティング会社さん、またそれらを個人でやられている方、
もしくはECサイトのオーナーさん、アフィリエイターの方の中には、
実際にこれらの知識をすべてもたれている方もいらっしゃいます。
SEOに関する情報を頻繁に集めてらっしゃる方であれば、数人名前が浮かぶのではないでしょうか?
そういう方は、極端に大規模なウェブサイトでない限り、これらを一括してやりきることができると思います。

SEOをやるには、インハウスで行う場合とパートナーに発注するという2つの方法(もしくはその組み合わせ)があると思いますが、
サイトの規模と、担当者の知識要素によって適切に判断し、パズルが完成するか考えることが必要だと思います。

なお、すべてのSEOに上記の知識がすべて必要なわけではありませんし、上記ですべて事足りるということではないことを付け加えておきます。

追伸
個人的には「SEO」という言葉の定義は「アクセス(流入)アップ」までで、その先はログ解析+ウェブコンサル等の言葉を使うほうがしっくり来ます。
インターネットの用語は使う人によってその意味の広さが違うことがあるのでややこしいですね。

【木村 賢】
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