組織全体でデータポータルが活用される中、IT 管理者はデータポータルの使用方法を管理する方法を問われてきました。無料の 3 つのエンタープライズ機能により、IT 管理者は組織内でのデータポータルの使用を新たな方法で把握して管理できるようになりました。
Cloud Identity の統合による組織管理
データポータルを
Google Cloud Identity と統合することで、組織全体での管理が可能になりました。この統合により Cloud Identity 管理者は、データポータルを使用できるユーザーとその使用方法を管理できます。G Suite と Cloud Identity を利用されている場合は、データポータルとの統合はすでに完了しているため、データポータルの新規管理機能をすぐにご利用いただけます。Active Directory などの他の ID プロバイダを使用している場合は、
Google Cloud Identity とユーザーを同期すると、ユーザーの作成、一時停止、削除を 1 か所で行えるようになります。
エンタープライズの監査ログ
この度、監査ログがデータポータルに実装されました。IT 管理者は監査ログを使用して、ドライブやカレンダーなどのアプリと同様に、組織全体のデータポータルの使用状況を確認できるようになります。たとえば管理者は、データポータルのレポートを作成しているユーザーと、そのレポートを共有しているユーザーを把握できます。また、最もエンゲージメントが高いレポートを特定して、そのレポートを組織全体で活用できます。カスタム アラートにより、データソースの外部共有などの危険性のあるアクティビティを監視して、監査ログを BigQuery にエクスポートし、データポータルで詳細を確認することができます。
詳細組織の共有ポリシー
データポータルの新しい共有ポリシーで、データの持ち出しのリスクを軽減できます。ユーザーが組織外でレポートを共有できないように制限を設定したり、公開リンクの共有を無効にしてユーザーが社内のデータを公開しないように設定したりすることが可能です。
共有ポリシーを使用すると、共有権限をビジネスニーズに合わせて柔軟に定義できます。特定のユーザーには外部とのレポート共有を許可し、他のユーザーは組織内でのみ共有できるように設定することが可能です。
詳細 監査ログと共有管理のために特別な変更を行う必要はありません。。組織の共有ポリシーは、G Suite と Cloud Identity Free を含む Cloud Identity のすべてのエディションに含まれます。データポータルがあらゆる規模のビジネスに効果的なソリューションとなるよう、データポータル チームは日々努力しています。これからもこの基礎の上にサービスを構築してまいります。チームの活動を通じて、重要なビジネスデータを安全に保ちつつ、組織のユーザーの皆様に重要なインサイトを提供できれば幸いです。