ECサイトで決済しようとするとき、最終的な合計注文額を把握できない場合、お客様の多くは購入までの数ページにわたると予想される情報入力に躊躇します。
ベイマードの調査からは、お客様がモバイルでの決済フローに入る前のカート段階で、推定合計額を確認したいと考えていることが明らかになりました。お客様の21%は決済フローを開始する前に合計注文額が確認できなかったことを理由に注文を放棄しているのです。
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チェックアウト中のカート放棄の理由
こうした発見に基づき、少なくともお客様が支払い情報を入力する以前に、商品の金額と配送料の小計を表示することが推奨されます(カート段階での表示が理想的)。
配送料と税額を除いた合計注文額をカートに表示してはなりません
カートで合計注文額を表示する際は、配送料、税額、またそのほかの料金(該当する場合)を含めます
無料でも送料は明示しよう
配送料が無料だとしても、それは合計注文額で明確に示す必要があります。無料配送のプロモーションをテキスト表示したり、カートのどこかでグラフィックを表示するだけでは十分ではありません。お客様は主にカートの合計額に注目します。
実際の配送料を表示するにあたってお客様の住所情報を必要とするサイトやアプリは、少なくとも配送料の最少額をカート合計額に表示し、「推定合計額」の形で合計注文額を伝えるべきです。これは、仮に配送料が無料だとしても実行する必要があります。
もう1つの選択肢として、例えば「配送料:500円~1,500円」というように、予想される配送料の範囲を表示するのも良いでしょう。
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次回も顧客体験を向上させるTipsをご紹介します。お楽しみに。
【モバイルファーストに最適な決済フローとは?】ここまでのおさらい
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オリジナル記事:【モバイルファーストに最適な決済フローとは?⑦】決済が完了する前に「合計注文額」を表示する | モバイルファーストに最適な決済フローとは? 顧客体験調査で見えた自社ECサイト10の改善アイデア
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