こんにちは。
ウェブディレクター & Webコンサルタントの井水 朋子です。普段は、株式会社エスファクトリーでクライアントさんにウェブサイト運営のアドバイスやサイトリニューアルをしています。
www.sfactory.co.jp
最近は本業に子育てが加わり時間に追われていますが、そうなるとインプットが少なくなりますよね。
というわけで、限られた時間の中で質の高いインプットを得たい!と思い、小川卓さんのセミナーを探していたところ出会ったのが「データ解析の達人に学ぶ! Google アナリティクス分析&活用講座」
news.mynavi.jp
新宿のミライナタワーで開かれる、このセミナー。
(ミライナタワーってどこ?)
と思ったら、新宿駅南口の「バスタ新宿」の隣にあるビルでした。
そう、なんとJR新宿駅の改札直結!
新しくてピッカピカのビル。
入口を入ると、5階のロビーまで吹き抜けでつながるラグジャリーなオフィスロビー。
こんなところに足を踏み入れると、気分はデキるビジネスウーマン♪
ン、大丈夫だっけ?場違いじゃないかな?
と不安になってきたところで、お目当ての看板を見つけました。
12階に行きます。
すごっ!大きなセミナールーム。
平日の19時だというのに、仕事帰りだと思われる方がざっと200人集結。中には同じ会社の人がグループで来ているところも!
予定時刻きっかりでセミナーは始まりました。
小川さんといえば、蝶ネクタイ。
今日もそんな漫才師スタイル(?) が似合う軽快なトークが始まりました。
時にノリツッコミを交えて、笑いを巻き起こしながら、軽快に話が進みます。
今日のお題は4つ
分析前にすべきこと「実は、僕も、分析前は不安ですよ。自分は本当に改善案を出せるのか?頂くお金に見合う改善案が出せるのか」
(エっっっっっっっっっっっっっっ!?)
(不安?あの、小川さんが!?)
と、驚きました。
あの、分析前に感じる不安は、自分のスキルが足りないからではなかったのか!
不安を感じるのは、凡人だけだと思ってましたぁぁぁぁ。
フムフム。
「これをやっておけば、安心できます」
と紹介してもらったことは、たった5分の作業。
- ユーザーとして5分ほどサイトを利用して
- 気になったこと・感じたことをメモする
メモする内容は、例えば、「自分はなぜこのリンクを押したのか?」「どこを読んだ?読まない?」「次のページに行った時にまず目に入ったものは?」など。
(え、たった5分でいいの?色んな角度で見たくなるんだけど)
と思いながら聞いていると、
「ユーザーはサイトに数分しか滞在しないので、ユーザーと同じ気持ちでやりましょう」
とのこと。フムフム。
で、実際のワークへ。
気が付いたことは、Sli.doへみんなで書き込み。
www.sli.do
自分ひとりでは気付かなかったことも書いていて、人のワークをすぐに見られるというのは刺激的ですね~
本題に戻ると、このコメントはこの時点では「一人が感じたこと」
Googleアナリティクスの分析では、「他のユーザーの多くも同じことを感じているか」を答え合わせしていきます。
フムフム。
自分の感性をしっかり信じながらも、過信せずにデータで裏打ちしようということなんですね。
ということで、行先を目指して
「気づきを発見する方法」
「改善案を出す方法」
という流れでセミナーは進行していきます。
Google アナリティクスで気づきを発見する方法Googleアナリティクスは無料だし誰でも使えるツールですが、小川さんのような出来るアナリストは何をみているんでしょうか。とても気になるところです。
大きく分けて【トレンド】と【セグメント】の2つをしっかり活用しているようです。【トレンド】で大事になるのは、Googleアナリティクスの機能であるカレンダー設定。グラフの右上にあるアレ。期間の指定、粒度を調整しながら
〇長期間の全体的な傾向
〇月別の推移
〇前年同月比をしっかり見る
などをポイントに挙げていました。
ここまではとても基本的ですね。
でも「ギクリ」としたのは次の事例。
左のレポートだけでは、『前月よりも良くなった!』だから『いい成績』と判断してしまいがち。次に、右のレポートを見てみると、『実は前年同月よりも下がっていた!』ので、『いいとは言えない成績』。
はたして、自分が左のレポートだけを見た時に、足りないデータがあると気づけるんでしょうか。これが、トレンド分析の着眼点なんですね。
【セグメント】は、Googleアナリティクスでお馴染み、画面上部で設定する例のヤツです。
このセミナーでは、なんと、小川さんがよく気づきが得られるというセグメントを紹介。
この視点をカバーするだけでも、分析の幅が広がりそうですね。
事例を交えながら紹介していましたが、いずれも、共通しているのは「セグメントしたから、初めて分かった情報」だということ。
たくさんの事例をこれでもかと紹介していましたが、事例ではクライアントのサイトを
・小川さんが分析して、気づきを得て、
・クライアントに質問して
・改善案を出す
という一連の流れや、その結果どんな数値になったのかを見ると、Googleアナリティクスというツールがたくさんの可能性を持っていることを改めて感じました。
日本の第一人者のサイト分析の具体例を見るのは、刺激的!!!!!
しかも話しているのは基本的なことなのに、サイト改善の数値がえげつない (笑)
フムフム。
基本がそれだけ大事なのか。
逆をいえば、基本を実践するだけでもいいところまでいけるということかもしれませんね~
改善案を出す方法ここからは、Googleアナリティクスで分析した結果を生かすための改善案に話はうつります。
そうそう。
直帰率を下げたい!と思っても、「じゃぁどうすればいいの!?」
て思うこと、よくあります。
ここでは、「具体的な改善案が思いつかない」の具体的なHOWTOとして
【比較】と【世の中のいい施策を保存】が紹介されていました。
このあたりは、色んなクライアントさんの事例が満載で、
(えっこんなに出していいの?)
の連続でした。事例をオンラインで公表するのはNGだそうですが、ちょっとだけチラ見せすると
・ECサイトのメルマガ売上を増やしたい
⇒メルマガの中でも、成果を出しているTOP5とWORST5を実際に見て比較
⇒傾向と対策がわかる
・BtoCサイト・詳細ページの直帰率を改善したい
⇒自社サイト内で比較できないため、同業他社のページと比較
⇒直帰してしまう理由が明らかに。改善へ。
このような改善の結果、月間売上がうん百万円かわっていく事例を見ると、データに裏付けされた改善案の威力がすさまじい!!
【施策を保存】では、心が動いたもの=良質なものをスクラップするように、スクリーンショットを保存するというものでした。
たしかに、これなら自分でもできるかも!と思えました。
是非、継続して習慣化していきたいと思います。
最後は、「レポートの自動化」や「おまけ:どのサイトでも使える改善案を1つ」などに触れてセミナーは終了しました。
今回の当日講演資料は、なんとIT Search+のサイトにアップされる予定です。
news.mynavi.jp
なんと太っ腹なんだ!
しかも、小川さんがIT Search+のセミナーに登壇するのは12回目ですが、他にも名だたる方が登壇していて、宝の山のようなページになっています。
良かったらご覧ください。
そして、最後に、今回のセミナーの参加費、おいくらだと思いますか?
すごく内容がぎっしりつまって120分。
事例もたっぷり。
終わるころには、帰り道に反芻したいことで頭がパンパン(笑)
それはもう、セミナー後の名刺交換でフラフラするほど。。。
それにもかかわらず、実はすべて無料です!!!!!
本当に、それでいいんですか!?
マイナビさん!
小川さん!
株式会社HAPPY ANALYTICSのWebサイトにいくと
「世の中に一つでもよいウェブサイトやサービスを増やすために、存在する会社です」
というメッセージ。
happyanalytics.co.jp
素晴らしいですね。
私もヒヨコながらに、「世の中に一つでもよいウェブサイトやサービスを増やす」ことに精進していきたいなと思います。
まずはその第一歩として
(このセミナーで学んだことを、自分の習慣にしていくぞ)
と決意しました。
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(小川から)
井水さん寄稿いただきありがとうございます!
無料でセミナーを行う機会が少ないため、このような機会を頂けることも有難いし、寄稿も嬉しいです。
本セミナー、アンケート結果も好評でした!少しブラッシュアップした結果、枚数が多めになってしまったので次回、もし機会があれば最適化して臨みたいなと。
gyazo.com