ブライトコーブ&Hap-Yak セミナーレポート(後編) | VIDEO SQUARE

VIDEO SQUARE - 2016年12月28日(水) 16:55
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前回の記事ではブライトコーブ&Hap-Yakセミナーのブライトコーブ社の講演内容をご紹介しました。
今回はHap-Yak社のセッションについてご紹介します。

インタラクティブ動画の黒船 Hap-Yak社

Hap-Yak社のプレゼンでは、インタラクティブ動画がどういうものなのかという基礎的なところから、それをどのようにビジネスに活かし、どのようなメリットがあるのかという説明を実践的な事例とお話しいただきました。

Hap-Yak社が強調していた点として、「動画をWebのように機能させる」ということがあります。それは、これからの動画はただ見るものではなく、動画自体がWebサイトなどと同じようにお客様がクリック、ダウンロード、アンケートなど様々なアクションを起こせるということを意味します。

そのような動画を実現するインタラクティブ動画について説明いただいた内容を今回ご紹介します。

 

DSC06014

ーインタラクティブ動画とはー

インタラクティブ動画とは、情報の送り手と受け取り手との間でアクションを起こすことのできる動画です。

例えば、動画視聴中に資料請求や購買行動ができることや、選択肢やリンクをクリックすることで動画を変化させるなどが可能です。

動画上でお客様が能動的にアクションを起こすため、よりビデオのストーリーにお客様が入りやすく、また、ただ視聴するよりも体験するインタラクティブ動画の方が記憶に残りやすいという特性があります。

Hap-Yak社ではたくさんの種類がある中でもインタラクティブ動画の機能を以下の3種類に分けています。

・CTA & shoppable video

・chapters & branching

・Question & survey

以下で詳しく説明していきたいと思います。

ーCTA & shoppable videoー

スクリーンショット 2016-11-25 午後5.56.54

CTAとはCall To Actionの略、つまりお客様の行動を促すということです。例えば、会社のwebサイト等にある“資料請求”が挙げられます。他にもお問い合わせ・メルマガの登録・お試しセットの申込み等、web上でお客様に取っていただく行動を総称してCTAと呼んでいます。

Shoppable Videoは動画を見ているのと同時に商品を購入することができる、新しい形のビデオです。東京ガールズコレクションでモデルさんのランウェイ中にその服を購入できるシステムがその一例と言えます。Shoppable Videoはこれをビデオ上で可能にしています。

 

ーchapters & branchingー

スクリーンショット 2016-11-25 午後5.57.32

これは、動画上で選択肢をいくつか出し、お客様に選んで頂くというものです。なので、お客様個人でカスタマイズして自分だけの動画にすることができます。お客様に直接選んで頂くことによって、よりニーズに近づいたビデオをご提供することができます。

下記の例では、動画内にチャプターを仕込んで視聴中にお好みの再生時間を選択することができます。


 

ーquestion & surveyー

スクリーンショット 2016-11-25 午後5.57.55

これは、動画内でお客様に質問やクイズをし、その結果から情報を収集するという機能です。動画上でクイズに回答することができ、楽しんでいただくこともできます。この機能を活用した質問の返答率は65%にも上るそうです。この質問・調査の繰り返しをデータ化することによって、お客様の興味を理解することにも繋がります。

これら3点を活かして、Hap-Yak社では既に100,000以上のインタラクティブ動画が作成されています。その中で、ビデオに対する様々な要望・要件にお応えするために広い範囲でのソリューションがあります。主に3つ挙げていきます。

 

ーHapYak mobile solutionsー

スクリーンショット 2016-11-25 午後8.36.31

これはスマートフォン向けの動画です。動画をスマートフォンでもフルスクリーンで見られるように作成しています。また動画視聴の状況に合わせて画面に商品を提示する、質問を加える、動画内のチャプターを選択すること等ができます。このようにすることで、スマホに最適な見せ方で、お客様が常にスマホで見やすい状況を作り出すことが可能になります。

 

ーHapYak 360 Solutionsー

スクリーンショット 2016-11-25 午後8.36.52

360度動画はインタラクティブ動画の中でも新しい取り組みで、最先端のテクノロジーを採用しています。ここから収益化するのは難しいという声もありますが、観光やスポーツの分野で導入されるであろうと考えられています。例えば、サッカーの観戦客の所に広告を出す、テニスの芝生に広告を載せるなど、360度動画の中に広告を入れることもできます。

 

ーHapYak Corp Comm and Content Marketing Solutionsー

スクリーンショット 2016-11-25 午後8.37.14

こちらでは、動画に沿ってスライドが表示される等、目的に応じた編集機能がついています。動画視聴の際に気になった商品があった時にその商品を調べるために、ここでは、動画視聴の横で商品についての資料を見ることができます。また、動画の中でのチャプターを選ぶこともできるので、お客様の気になるチャプターをご自身で選んで視聴することができます。

インタラクティブ動画の生成について

上記説明したインタラクティブ動画ですが、一見様々な機能を持っているため、制作するのが大変な印象があります。しかし、Hap-Yak社のHapYak Interactive Video Platformを使えば驚くほど簡単にインタラクティブ動画の生成ができます。

セミナー時には実際にデモンストレーションを見せていただきましたが、管理画面上に動画を設置し、その動画のキャプチャにパワーポイントの図形貼り付けのような要領でダウンロードや他ページへの遷移のボタンなどを付与することが可能です。デモンストレーションでは資料請求のボタンを作成していましたが、説明も含め約5分程度でインタラクティブ動画の作成が完了していました。

このHapYak Interactive Video Platformを見ると制作した動画は特別なコーディングの知識なくとも即座に生成可能であり、今後のインタラクティブ動画の広まりを予感させます。

 

まとめ

近年注目されているインタラクティブ動画は、様々な機能がついており、広告業界に大きい影響を与えると考えられます。メリットとしてはお客様と双方でコミュニケーションをとることができるため、お客様は情報の選択ができる、動画視聴中に行動を起こせるという点と、動画の送り手である企業は情報を伝やすい、理解させやすいという点があります。

さらに、企業側はお客様の情報をより細かく把握することも可能になります。しかし同時に、日本ではまだそのプラットフォームが揃っていない、普及していないというのが現状です。HapYak社がブライトコーブ社と提携することで、今後日本にインタラクティブ動画が広がる可能性は大いに期待できます。

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