まだまだやれる? もう危ない? 経産省「平成27年度 電子商取引に関する市場調査」まとめ | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2016年6月21日(火) 08:00
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ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年6月13日〜19日のニュース

「平成27年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備」、通称「電子商取引に関する市場調査」は、ネットの普及率や景気の動向なども考察されていて、読めば読むほど興味深い資料です。詳しくはこちらからPDFをダウンロードできますが、全部で104ページとなかなかボリュームのある資料なので、電子商取引に関する調査の要点をお伝えします。

平成27年度の総務省調査を読み解く

電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円に成長~ | 経済産業省
http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html

まとめると、

  • 国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円、スマホ比率は30%前後と推測される
  • 内訳は物販系分野が52.6%、サービス分野が35.6%、デジタル分野が11.9%
  • オムニチャネルによる店舗回帰、CtoCの伸びも見逃せない
  • 中国の越境EC規模場は2019年に2.94倍になる予測
BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率
図表5-7: BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

調査結果を見るとECの市場は拡大しており、業種によってはまだまだ成長の余地もありそうです。それぞれの分野の詳細です。まずは物販系。

物販系分野のBtoC-EC市場規模
図表5-12 物販系分野のBtoC-EC市場規模
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

生活家電などは市場規模とEC化率が高く、伸び率が低めなので成熟しているのが分かります。一方、食料品や衣類は市場規模が1兆円を超えていて伸び率も高いにもかかわらず、EC化率は低めなのでまだまだ伸びそうです。もちろん、「伸びる」と言っても大手がどんどん参入してくる可能性はあります。

続いてサービス系。

サービス系分野のBtoC-ECの市場規模
図表5-14 サービス系分野のBtoC-ECの市場規模
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

金融サービス以外はかなり伸びていますね。特に飲食は伸びていますがネット予約の市場だということに注意してください。ネット予約の場合それを管理しないといけませんが、IT化されていないとここが難しいのでどこまで広がるかはまだまだ分かりません。そもそも予約の必要がないたこ焼き屋とか蕎麦屋などもありますし。

最後はデジタル系です。

デジタル系分野のBtoC-EC市場規模
図表5-15 デジタル系分野のBtoC-EC市場規模
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

電子出版の伸びが38.8%とかなりの伸び率です。「書籍・雑誌の市場規模からすれば、電子出版市場規模はまだ10分の1程度」と書かれている通り、まだまだ伸びそうです。規模としてはオンライゲームの10分の1程度でしかありませんが……。

世界一のアプリ市場と言われる日本のオンラインゲームはすごいすね。

もう1つ気になるのは越境ECのこれから。

越境ECポテンシャル推計
図表6-8 越境ECポテンシャル推計(2015-2019年、単位:億円)
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

図を見てわかるとおり、中国の消費の伸びがすごいです。4年後の2019年には2015年の3倍近くになると予想されています。なかなか情報が入って来ず、何が正しい情報なのかもわかりにくいので、下記の記事を読んでおくと良いかと思います。

「越境EC」タグの付いた記事一覧 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/taxonomy/term/891

競合だけを見るのではなく、日本の動き、世界の動きを見て次の手を考えていかないと生き残れない時代になってきました。

米国EC市場の最新事情から把握できたECの未来を表す7つのキーワード | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3062

日本の流れを掴んだら米国の流れをつかんで、さらにちょっと未来の予測を。

EC全般

キョードー東京、イベントチケットをAmazonで販売開始 | ネットショップ担当者フォーラムhttps://netshop.impress.co.jp/node/3054

先の調査ではチケット販売市場は3,750億で13.6%の伸び。Amazonで買うことが定着すればさらに伸びそうですね。

ウォルマートがロボットショッピングカートを開発中!? | ROBOTEER
https://roboteer-tokyo.com/archives/4612

お運びさんロボットです。高齢者の方や買いだめする人には便利かも?

【体験レポ】ボタンを押すだけで商品が届く!「Amazon Dash Button」を使ってみた | Shopping Tribe
http://shopping-tribe.com/report/30399/

選ばなくてもいいだけでなく、注文するのにスマホすら不要。日本で使えるようになったら脅威。

韓国のお年寄りは、地下鉄で宅配をしている | 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/122521

高齢化社会の日本でもいけるのでは? 健康になるし配送の問題も解決。ただし、交通機関があれば。

今週の名言

本日999回目。ECMJブログを1,000日間続けてわかったこと。【no.0999】 | ECマーケティング人財育成
http://www.ecmj.co.jp/%e3%80%90no-0999%e3%80%91/

1,000回続けてわかったこと。毎日ブログを書いていることをたくさんの方が知ってくれた、ということ。

お金がなくても続けることでブランドを作ることができます。毎日は無理でも週1回でもブログを書いてみては?

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オリジナル記事:まだまだやれる? もう危ない? 経産省「平成27年度 電子商取引に関する市場調査」まとめ | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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森野 誠之
運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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