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数字を使えば仕事が変わる – 書評 – 数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。」 からご覧ください。
こんにちは。ディレクターのいがらしです。
さて、広報、マーケティング担当の方なら普段から数字を使っていますよね?
数字をうまく活用できていますか?勘や経験といった感覚に頼っていたりしていませんか?
数字を効果的に使うことで、企画が通りやすくなったり、次の販売戦略を立てやすくなったりしたら嬉しいですよね?
今回は、そんな広報、マーケティング担当の方に是非読んでいただきたい著書「数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。」をご紹介します。
広報、マーケティング担当の方に役立つポイント2つ
本書のポイントを自分なりにまとめると以下の2つになります。
- 業務でのあるあるネタから数字の重要性が分かる
- 相関係数の活用で売上を上げる
1.業務でのあるあるネタから数字の重要性が分かる
本書は物語形式になっており、メインの登場人物である営業部の文系男子とコンサルタント数学女子とのやりとりが中心となっています。
登場人物の文系男子は、営業部といっても、企画、販売戦略、PRや店舗スタッフの指導なども行っている設定のため、広報、マーケティング担当の方と業務内容が近く、自身の業務と重ね合わせて読み進めることができると思います。
例えば、店舗間での売上比較、次シーズンの販売戦略、売上が伸び悩んでいる商品サービスへのテコ入れ等の場面で、数字をどう使うか、どう見せるかを分かりやすく解説してくれます。
2.相関係数の活用で売上を上げる
もう1つは業務で役立つ数字の活用方法をご紹介します。
相関係数と聞いて何か思い浮かびますか?
本書では以下のように説明されています。
一方の変化とあるもう一方の変化に何かしら関連が認められる場合、相関関係があるという表現をします。
あるパン屋を例に挙げると、この店の売れ筋商品であるカレーパンと一緒に購入される他商品との相関関係を数値化します。
- 食パン:-0.28
- アンパン:0.47
- サンドウィッチ:-0.36
- クリームパン:0.81
数値が1もしくは-1に近付くほど強い相関関係があると言え、0に近付くほど弱い相関関係だと言えます。
この例ですと、カレーパンの販売数とクリームパンの販売数につよい相関関係があると言え、クリームパンの販売にも力を入れた方が売上が上がるという分析が出来ます。
最後に
他にもプレゼンテーション資料での数字やグラフのうまい見せ方についてもレクチャーしており、この辺りも広報、マーケティング担当の方ならすぐ活用できそうです。
根拠ある数字を全て細かく見せたくなってしまいがちですが、必要な数字のみ分かりやすくシンプルにまとめることでプレゼン相手にも伝わりやすくなることが分かりました。
最後に、本書の中で印象に残った言葉を記します。
「最後に仕事を実際に進めるのは生身の人間です。だからこそ、まずは生身の人間が優れた統計ツールが教えてくれる数字を正しく読み取り、扱い、時には都合のいいように操れるようになっておかなければならないんです」
数字を使うこと自体が重要なのではなく、それをどう活かすかが重要なのですね。
数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
目次
序章 正反対な2人の出会い
第1章 数字を使って会話できますか?
第2章 ビッグデータ時代に必要な数的感覚を持っていますか?
第3章 意思決定に数字を使う本当の理由を知っていますか?
第4章 「分析とは何か」を誤解していませんか?
第5章 エクセルでつくったグラフをそのまま使っていませんか?
最終章 数字のチカラが仕事を変える