動的検索広告の最適化のヒント | Inside AdWords Blog-Japan

Inside AdWords Blog-Japan - 2013年6月17日(月) 11:00
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Posted by AdWords プロダクト マネージャー Jen Huang

動的検索広告は、Google ウェブ クロール技術により、広告主様のサイトで扱っている商品の最新情報に基づいて自動的に広告を生成する AdWords の機能です。

昨年 10 月の提供開始以来、多くの広告主様が動的検索広告を利用され、クリック数とコンバージョン数が平均で 5~10% 増加し、投資収益率も向上しています。

動的検索広告は、キーワードに基づく広告掲載と同様に、適切な設定を行って初めて効果を発揮します。そこでこの記事では、動的検索広告の運用のヒントをご紹介します。
1. 幅広い範囲をターゲットにする  動的検索広告を利用する際は、広告主様のウェブサイトのうち、広告掲載に使用したいページを指定します。この「動的広告ターゲット」が、従来の検索キャンペーンにおけるキーワードと同様の役割を果たします。 キーワードを 1 つ 1 つ設定する手間を省く動的検索広告のメリットを最大限に活かすには、ウェブサイトの全体か大部分のページをターゲットに設定することをお勧めします。  そうすることで、これまで広告掲載の対象とならなかったユーザーや、いわゆるロングテールの語句で検索したユーザーにも、幅広く広告を掲載することができます。  アジアの e コマース業界をリードする Qoo10 は、この手法で動的検索広告を活用して瞬く間に成果を上げました。それは、既存のキーワードで網羅している範囲と、実際に販売している商品との「ギャップを埋める」ことができたためです。   Qoo10 のマーケティング担当役員である Muhd Fitri Khamis 氏が述べているように、「ドメイン全体ではなく一部のページだけをターゲットとした場合、それほど高い成果は得られないかもしれません。」現在、Qoo10 の動的検索広告キャンペーンは、AdWords 経由での売り上げの 10% を占め(PDF の英語記事)、そのクリック率は他のキャンペーンを 33% も上回っています。

2. 除外ターゲットを活用する  動的検索広告キャンペーンの場合、特に早い段階から検索クエリ レポートやカテゴリ レポートを使用して、成果が見込めない検索クエリやページを除外する必要があります。 たとえば、最近になって一時停止したキーワードや、販売している商品と関連性が低いページ(「よくある質問」ページなど)を除外します。 除外ターゲットや除外キーワードを設定する方法については、こちらのヘルプセンター記事をご覧ください。

3. 関連性の高いページや同程度の価値のある商品をグループにまとめる  関連性のあるページや同じ程度の価値がある商品を同じターゲットとしてまとめます。  たとえば、海辺の賃貸物件を 1 つの広告グループにまとめ、スキー ロッジの賃貸物件をもう 1 つの広告グループにまとめます。ターゲットを絞り込むと、ユーザーが探している商品に合った広告を表示することができます。  また、高額商品と、低額商品を別のターゲットに分ける方法もあります。たとえば、高性能電化製品と、その周辺機器とを別のグループに分けます。すると、商品の価値に応じて入札単価を変えることができます。  ターゲット設定の詳細については、こちらのヘルプセンター記事をご覧ください。

4. コンバージョン オプティマイザーや目標コンバージョン単価を使用する  動的検索広告を利用する際は、コンバージョン単価制をあわせて使用することをお勧めします。コンバージョン単価制とは、目標コンバージョン単価に応じて AdWords が入札単価を調整する自動入札機能です。ウェブサイトのコンテンツを変更したり、広告の掲載対象を広げたりしながらも、目標コンバージョン単価を維持したい場合に最適です。  この 2 つを組み合わせて高い成果を上げたのが、ソフトウェア ダウンロード大手の Soft32.com です。動的検索広告とコンバージョン オプティマイザーを併用した Soft32.com (PDF の英語記事)では、膨大な数のリンク先ページをターゲットとするキャンペーンを設定し、すべてのキャンペーンで目標コンバージョン単価を維持することができました。  Soft32.com の創設者兼 CEO である Lucian Todea 氏によれば、動的検索広告のおかげでロングテール キーワードを効果的に活用できるようになり、わずか数か月でコンバージョン数が 15% も増えたそうです。

5. 定期的に確認する  ウェブサイトの構成やコンテンツを変更したときは、その変更を動的検索広告キャンペーンに反映させます。また、検索クエリ レポートとカテゴリ レポートを定期的に確認し、高い成果を上げているページの入札単価を引き上げると同時に、成果の低いページや検索クエリは除外ターゲットに設定します。 動的検索広告キャンペーンの詳しい設定手順については、AdWords ヘルプセンターおよびAdWords ビジュアル ナビをご覧ください。
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