2012年 SEOまとめ(パンダ・ペンギン・手動ペナルティ) | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2012年12月28日(金) 17:21
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完全な状態のオリジナル記事は 「2012年 SEOまとめ(パンダ・ペンギン・手動ペナルティ)」 からご覧ください。

2012年も仕事納めを迎えました。
1年の締めくくりとして、本年大きなインパクトを残した、パンダアップデート・ペンギンアップデート・手動ペナルティの3点について振り返ってみたいと思います。

1,パンダアップデート

ついに日本にもパンダアップデートがやってきました。
日本では7月18日に導入されました。
USでは2011年2月24日の導入ですので、約1年半遅れての導入となりました。

パンダアップデートについては、改めて触れる必要もないかもしれませんが、
薄っぺらい、内容のないコンテンツのランクを下げることで、品質の高いコンテンツが相対的にランクアップするというアルゴリズムです。
常時稼働するアルゴリズムではなく、データリフレッシュによって新たにパンダアップデートでランクダウンするサイトやリカバリするサイトが出現します。
こちらは7月の検索エンジンの変動を指数化したデータです。
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-7月データ
19日に取得したデータ(18日に変動したデータ)が飛び抜けて大きくなっており、日本でも少なからずパンダアップデートの影響があったと言えると思われます。
(青がGoogle,赤がYahoo!)
実際に日本では、特にスクレイピング(ミラー)コンテンツがランクダウンした印象があります。
そのほか、例えば電話番号と住所だけでページ構成されているようなDB情報だけで構成されたコンテンツや広告ばかりのコンテンツなどにもランクダウンが見られました。

“汗かいて”コンテンツやサイトの構築、運営をするということを認識する一年になったと思います。

参考過去記事:日本のパンダアップデートの概況

2,ペンギンアップデート

4月24日に導入された新しいGoogleアルゴリズムです。
リンクスパムに対して厳しかった印象がありますが、実際にはキーワードスタッフィング(詰め込み)などのサイト内のスパムやガイドライン違反に対しても効力を発揮していました。
弊社で確認した中では、だいぶ古くに登録されたであろう自動登録型のリンク集やディレクトリ集からのリンクが原因ではないかと思われるランクダウンが多く見られました。
また、ペンギンアップデートではアフィリエイトサイトのランクダウンも目立った印象です。
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-ペンギン付近データ
このデータを見ると26日のところが突出しています。(取得日は25日;日本時間)
24日から25日にかけて変動したとみても良いかと思います。

ただ、いずれにしてもペンギンアップデートの影響は限定的で(言い方は悪いですが)やや古典的(かつブラック)なSEOをしていなければ影響はなかったと思います。

参考過去記事:過去のSEO施策に注意~ペンギンアップデート

3,手動ペナルティや警告・注意の多発

昨年からあった問題ですが、2012年はこのGoogleが与えた手動でのペナルティや警告に悩まされた方も多かったのではないでしょうか?
Googleが推奨しない人工リンクが向けられているサイトに対して、
注意や警告や手動ペナルティ(アクション)が行われるものです。
一度かかってしまうと、リカバリに非常に苦労するもので、中には大事に育てたドメインを捨てざるを得なかったというケースも確認されています。
基本、すべての人工リンクを外して再審査リクエストを出せばペナルティ状態は脱すると思いますが、ブログリンクをはじめとして“外せないリンク”があった場合、Googleはその旨を記載して再審査リクエストを出すように指示していましたが、実際には回復する見込みがほぼありませんでした。
それが、10月にラスベガスで行われたPUBCONにてMatt Cutts氏が(うれしそうに)リンク否認ツールのリリースについて発表しています。
以降、このリンク否認ツールを使ってのペナルティ状態からのリカバリ例が増えてきています。

参考過去記事:
ウェブマスターツール警告文の大量送信についてGoogleが公式見解発表
Googleの大量警告に関して推測
ペナルティからの回復の現状
Googleがリンク無効化ツールをリリース
Googleリンク否認(無効化ツール)について
リンク否認ツールによるペナルティリカバリー例



ここに書いた以外にも、EMDアップデートであったり、ソーシャルシグナルの話であったり、ナレッジグラフであったりと話題に事欠かないGoogleの動きでした。
とは言っても、例年に比べて全体的にGoogleの変動を指数化してあらわすと過去最小クラスと言えると思います。
アップデートは多かったけれど、ひとつひとつの影響が限定的だったということですね。
(「限定的」の範囲としては低品質コンテンツを持つサイトだったり、人工リンクが向けられているサイトということです。)

さて、2013年はこのパンダアップデートとペンギンアップデートが徐々にブラッシュアップされながら繰り返されていくのではないでしょうか?
さらには、PUBCONでも話題になっていたソーシャルシグナルの影響についても興味深いところですし、あちこちで言われている(けれど引っ張られ過ぎるのは問題だと思いますが)共起語の問題も気になります。
いろいろ話題を提供してくれた2012年のGoogle、2013年もその活躍(?)に期待したいと思います。

さて2012年も、当ブログならびに弊社SEO事業につきましてご愛顧賜りまして誠にありがとうございました。
今年は、CSS Nite LP24に登壇させて頂いたり、ラスベガスで行われたPUBCONにも参加できて、貴重な体験をいくつかさせて頂きました。

いろいろとお世話になった皆様、ご迷惑おかけした皆様この場を借りてお礼とお詫びを申し上げます。
ありがとうございました。そして申し訳ありませんでした。

2013年も何卒よろしく御願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。

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