『次世代コミュニケーションプランニング』(高広伯彦著)を読もうかどうか悩んでいる全ての人へ。 | ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc.

ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc. - 2012年3月26日(月) 11:18
このページは、外部サイト ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc. の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「『次世代コミュニケーションプランニング』(高広伯彦著)を読もうかどうか悩んでいる全ての人へ。」 からご覧ください。

一足お先に読了!

次世代コミュニケーションプランニング』(高広伯彦著・ソフトバンククリエイティブ)


最初に言っておくと、本エントリーは「書評」ではありません。もうね、書評とか読まなくていいです。
原著を読んでください、原著。

こんな言葉があります。

世の中には2種類の人間がいる。インドに行ける人間とインドに行けない人間である。
(三島由紀夫)

そのうち、広告業界にもこんな言葉ができるでしょう。

世の中には2種類の広告マン/広告ウーマンがいる。『次世代コミュニケーションプランニング』を読む人間と読まない人間である。

まあそれは言い過ぎとして。

本書の「はじめに」でも書いてある通り、この本は即効性のあるスキルやノウハウを提供するためのものではありません。筆者の高広さんも「考える癖」をつけてもらうために書いたと言っています。

「答え」なんてどこにもないわけですよ。そんなものがあったら業界が優秀なコミュニケーションプランナーで埋め尽くされているはず。そんなに簡単じゃないから苦労するし、努力しなきゃならない。ぶっちゃけ、本一冊読んでどうこうなる話ではない。問題なのは読んだ後の話。本書を読んだことによって日々の思考や行動がどう変わるかどうかが全てだと思います。

世の中には(人それぞれ違うから)恐らく近道とか王道なんてなくて、ゴールに近づくためには己を知り、問題意識を持って、実践の中で自らを鍛え上げていくしかない。本書は、そんな努力をするとき、続けるときの下支えをしてくれる読み応えのある本です。

ただし、たぶんこんな意見も多いと思います。
 ・ 何を言ってるんだかよくわからん
 ・ 大学の教科書かと思った
 ・ 小難しい話ばかりで何の役にも立たなかった
 ・ 現場で使えるか疑問
 ・ 具体策が無くて期待はずれ

そんな方々はコトラー先生が提唱した、人間が何かの情報を得るときにかかる3つのバイアスについて学んでおきましょう。
 ・ 選択的注意=自分の聞きたいことしか聞かない
 ・ 選択的歪曲=自分の都合の良いように解釈する
 ・ 選択的記憶=自分の憶えたいものだけ憶える

結局、これらのような感想を持つ人は、上記3つ全てに当てはまっちゃってるんだと思います。まあ本なんてものは読む読者、スタンス、タイミングによる、と言われてしまえばそれまでですけど、少なくとも本書は高広さんなりの「デ・マーケティング」が強く意識されていると感じました。


「わかるやつだけ、わかればいい。」


そして、こうも思っているはず。


「わかったやつ、早くここまで上がってこい。(オラオラ)」


ということで、冒頭の言葉は正しくはこっちかもしれません。

世の中には2種類の広告マン/広告ウーマンがいる。『次世代コミュニケーションプランニング』が “読める” 人間と “読めない” 人間である。

感想は人それぞれ。それも全ては読んでからの話ということで。

ちなみに、本書のハッシュタグは #NxtGenCP だそうです。読後の感想や著者への質問などはこちらからどうぞ。

メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

今日の用語

パンダアップデート
パンダアップデートはGoogleの検索アルゴリズムアップデートの1つで、2011 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]