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スマートフォンとプライバシー」 からご覧ください。
スマートフォンによるサービス・アプリの提供が相変わらず好調のようです。なかでも、個人情報を利用したサービスが支持されているのが目に付きます。
NTTレゾナントは2011年10月11日、スマートフォンユーザーのプライバシー情報についての意識調査の結果を発表した。スマートフォンを持ってからプライバシー情報を公開する頻度が増えた人は30%に上り、交流や利便性、サービスの仕様などを理由に、プライバシー情報を共有するよう変わりつつあることがうかがわれる。
利用しているアプリやサービス上でプライバシー情報を公開している人は全体の44.1%で半数近い。公開している情報は、トップが「日常生活や趣味、仕事など」で28.7%。次いで「個人名」(20.9%)、「位置情報」(18.1%)」。個人が特定されやすい情報が上位に来ている。
『「スマホを持ってプライバシー公開が増えた」が3割に:NTTレゾナント調査:ニュース』
個人情報に関する意識が、デバイスによって変化するというのはなかなか面白い話です。
場所を問わず簡単に情報を入力できるスマートフォン。個人情報を入力することで優れたサービスを提供してくれるアプリも多く、こうした結果につながっているようです。個人情報を入力することは確かにひとつの不安要素ですが、サービス提供元に対する信頼感と、不安を上回るリターンがあれば、利用者も多くなるということでしょう。
しかしながら、こんな問題が起きてしまいました。
ユーザーから取得していた情報としては、Android端末が保有している個体識別番号、Android OSのバージョン、ブランド名(メーカー名等)、デバイス名、Android端末製造者名、機種名、製品名、サービスプロバイダー(通信キャリア)名、端末にインストールされているアプリケーション一覧、端末から取得できるアプリケーションの起動履歴一覧が挙げられている。
今回、これらの情報を同意なしに取得・送信していたことが明らかになったとして、ミログではサービスを停止した。ミログでは、同社として意図しない重大な瑕疵があった責任を重く受け止め、最大限誠意をもって取り組み、説明責任を果たしていくとしている。しかし、同意を求める画面やプライバシーポリシー、利用規約などに掲載されていた文章だけでは、これらの情報をユーザーから取得するアプリであることが十分に説明されていないという批判も上がっている。
『Android端末情報を許諾なしに取得・送信、ミログ「app.tv」がサービス停止 -INTERNET Watch』
せっかく盛り上がってきたスマートフォン向けサービスに対して水を差すだけでなく、個人情報保護法の観点から考えても、これは相当にまずい事態です。
この件については今後の動きに注目するとともに、スマートフォンを使ったキャンペーンなどは、もう一度改めてその情報取得の内容について確認してみる必要がありそうです。