「手売り」が急速にDSPに移行する理由 | 業界人間ベム

業界人間ベム - 2011年8月22日(月) 12:46
このページは、外部サイト 業界人間ベム の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「「手売り」が急速にDSPに移行する理由」 からご覧ください。

 直前のエントリーで、DSPの登場で、ネット広告のいわゆる「手売り」が、その価値を失っていくと書いた。私はこれから3~4年で金額ベースで逆転すると思っている。というのも日本独特の状況があるからだ。
 そう書けば、この世界の人は大概ピンとくると思うが・・・。そう。日本に第三者配信サーバーが未だに(そしてほとんど)定着していないからだ。各媒体の広告メニュー単位でのメディアプランであっても、オーバーラップするユニークブラウザをカウントしたり、ポストインプレッション測定が出来たり、(それによってクリエイティブの最適化思考が促進されたり)したはずなのに・・・。広告メニュー単位の「手売り」でも、第三者配信の活用が定着していれば、現状よりはるかに最適化のクオリティが高く、まだまだ「手売り」が頑張ったと思われる。しかし今から出来ても遅すぎだろう。逆にバイイングサイドサーバーを拒んできたが故に、広告主が広告メニュー単位の「手売り」よりDSPに画期的な意味と価値を見出すだろう。それが故に急速にDSPによるバイイングにシフトすると思われる。
 
 そして広告主側も、大きなチャンスと同時に、競合企業に先んじられるリスクも十分考えておかないといけない。
当然自社メディアのマーケティングROI測定装置化がすすむなかで、最適な広告配信ということになる。自社のwebサイト内と、その外の広告が配信されるインターネット空間を切り分けて考えるのはナンセンスである。ネットユーザーにはすべてがシームレスな空間だ。DSPの利点を活用できる広告主企業とは、そういう発想ができる(そういう組織の構造改革を含む)ところが先を行き、ライバルに差をつける。

 こういうところのコンサルティングがきっと私のミッションであるように最近特に思えてきた。別な視点では、これは広告会社の経営コンサルとも云えるけど。

メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

アクセスカウンタ
特定のページに何回アクセスがあったかを計測するプログラム。無償プログラムとして配 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]