デジタル世界における調査データの価値 | (((SEM-ch)))

(((SEM-ch))) - 2010年12月2日(木) 10:19
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自社サイトの価値を測る主な指標としてユニークユーザー数やページビュー数が挙げられる。そして、それらの指標を計測するため、アクセス解析ツールを利用することが一般的である。実際にこれらの計測ツールを活用すれば、サイト運営者は手軽に自社サイトのユニークユーザー数やページビュー数を計測し、そのサイトがどれだけ企業のプロモーションに貢献しているかを把握することができる。 しかし、ここに大きな問題が一つある。 サイト運営者はアクセス解析ツールを導入することで、自社サイトの価値や効果を測定する事はできるが、競合となるサイトの訪問者数やページビュー数は測定することはできないという点である。 それでは、サイト運営者はどのように自社サイトと競合サイトの価値を把握すればよいのであろうか。 有効な手段として挙げられるのが、第三社機関の提供するデータを活用する事である。代表的な例ではAlexa、Compete、comScore等のサイト及び企業が挙げられる。そしてそれらの第三者機関は有償でデータを提供しているものと、無償でデータを提供している二つに大別することが出来る。 無償サービスと有償サービスの大きな違いは、データの正確性である。無償でデータを提供しているサービスの中で最も代表的なAlexaは同社が提供しているツールバーをダウンロードしているユーザーから主にデータを抽出している。つまり、調査サンプル自体にWebに精通しているユーザーというバイアスが掛かってしまっているのである。 一方で、comScoreなどの有償のデータはモニターから得たデータを人口統計データなどと照合し、統計予測処理をかけた上で発表しているため、データの信頼性は高い。特にデータの精度に関しては徹底しており、comScoreは発表するデータに最低レポート公表基準を設けて、一定数以上のユーザーが同一行動を行わない限り、データを発表しない方針を取っている。 では、実際にAlexaはトラフィックデータにバイアスがかかっているのか検証を行ってみよう。Alexaのツールバーをダウンロードしているユーザー、すなわち比較的Webリテラシーが高いユーザーと仮定して、今回は5つの主要IT情報サイトを対象として検証を試みた。下記は主要IT情報サイトの平均ページビュー数をAlexaとcomScoreのそれぞれで抽出した表である。 ここでは、Yahoo!Japanをベンチマークサイトとして比較しているが、comScoreでは主要IT情報サイトのページビュー数がYahoo!Japanのページビュー数に対して0.02%に留まっているのに対して、Alexaでは0.17%に上る。 Alexaをはじめとして、現在では比較的簡単にデータをインターネット上で発見する事ができる。そして、それらの多くが無償で提供されているデータである。しかし、企業のWebマーケティングのディレクションの際にそういったデータを活用する場合、データの調査方法含め、どのように数値が算出されているのか詳細を把握する必要があると考える。是非、この機会にデータの価値を見直してもらえれば幸甚である。 (出典:comScore Media Metrix 2010年10月, Alexa 2010年11月22日現在)  (執筆:マーケティンググループ S.F)...
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