Supershipの広告配信「ScaleOut DSP」とモメンタムのアドベリフィケーションが連携

KDDIグループ間の関係を強化、アドフラウドやブランドセーフティに配慮して広告配信

山川 健(Web担 編集部)

2017年10月20日 7:02

KDDIグループで広告事業のSupershipは、同じKDDIグループで広告配信でのブランド保護ツールを展開するMomentum(モメンタム)と、広告技術分野のグループ会社間の関係を強化する、と10月18日発表した。Supershipの広告配信プラットフォーム「ScaleOut(スケールアウト)DSP(デマンドサイドプラットフォーム)」と、モメンタムのアドベリフィケーションソリューションの連携を同日始めた。アドベリフィケーションは広告主のブランド価値を保護し、ユーザーが認識できる場所に広告が掲載されるように配信をコントロールする仕組みを意味する。

ScaleOut DSPを利用している広告主は、この連携によって無効な表示やクリックで広告費をだまし取る不正広告のアドフラウドや、不適当な掲載場所に広告が表示されることを防ぐブランドセーフティに配慮して広告配信できる。ScaleOut DSPの標準機能となり、追加費用や手続きは必要ない。ScaleOut DSPは、Supershipが保有する年齢・性別・興味関心などのセグメントデータを活用したターゲティング配信が可能。モメンタムはアドフラウド対策ソリューション「BlackHeron」やブランドセーフティソリューション「BlackSwan」を提供している。

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