はてなが武蔵美と連携、発話分析「toitta」の言語処理精度向上プロジェクトを開始

日本語特有の表現や文脈理解を改善、書き起こしの精度や切片の品質向上を目指す

コンテンツプラットフォーム運営のはてなは、同社が提供する生成AIを活用した発話分析ソリューション「toitta(トイッタ)」の言語処理精度向上で武蔵野美術大学と連携プロジェクトを始めたと7月31日に発表した。教育・研究目的のユーザーインタビューの分析プロセスでtoittaが活用される。同大学の産学連携プロジェクトの一環で、造形構想学部クリエイティブイノベーション学科主任教授の長谷川敦士氏の研究室と共同で行う。

生成AIを活用した発話分析ソリューション「toitta」の言語処理精度向上のためのプロジェクトを開始

toittaは、デザインやマーケティングのリサーチインタビューを支援するサービスとして2024年10月から提供開始。高精度な書き起こしと、深い洞察によるインサイトの発見、仮説を精緻化する分析プロセスを支援する。はてなは、共同研究やtoittaの活用で得られるフィードバックを基に、日本語特有の表現や文脈理解における言語処理精度の改善に特に注力して、toittaが生成する書き起こしの精度や切片の品質の改善を目指す。

toittaはユーザーのインタビュー動画から「書き起こし」や分析素材の「切片」を自動生成する。ただ高いセキュリティ基準を設けてインタビューデータをAI学習に利用せず、導入企業への定期的なヒアリングで得るフィードバックを参考に機能改善に取り組んできた。長谷川氏はtoitta導入企業でデザイン事業のコンセントの社長を務めており、産学連携でフィードバックを獲得する発展的プロジェクトとして武蔵野美術大学と連携した。

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