ネットなどの詐欺被害、平均被害額は「263万7,000円」! 一方で少額だと放置している人が多いことも判明【トレンドマイクロ調べ】
ネット・電話を介した詐欺や、詐欺と思われる不審な体験をした割合は64.4%。
6/2 8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
トレンドマイクロは、「ネット・電話詐欺被害状況」に関する調査結果を発表した。日本国内の16歳以上の男女5,070人が回答している。
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詐欺の被害に遭ったにもかかわらずどこにも報告・相談しなかった人が3割超も
まず「ネット・電話を介した詐欺や詐欺と思われる不審な体験をしたことがあるか」を聞くと、経験した割合は全体で64.4。性年代別では、男性50歳以上がいずれも70%を超え、特に男性70歳以上は76.7%に達する。
詐欺の種類では、「詐欺と思われる不審なメッセージやメールの受信」44.9%が最多。「詐欺と思われる不審な電話」28.4%がそれに続いた。
何らかの詐欺に遭遇したと回答した2,140人に「最終的な被害の有無」を聞くと、30.3%が「被害経験あり」で、具体的には「架空料金請求詐欺」6.9%が最多だった。
被害経験者621人のうち、金銭的被害が発生した割合は52.2%で、その平均被害額は「263万7,000円」に達している。なかには1,000万円以上、1億円以上の被害も発生していた。

一方、そうした「事件に遭遇した際の相談先」を聞くと、「家族」32.3%が最多だが、「どこにも報告・相談しなかった」31.5%がそれに迫っている。
その理由としては「被害金額が少額だったから」30.8%が多いが、こうした少額詐欺が影で横行していることを示唆する結果だと言える。
調査概要
- 【調査対象】日本国内16歳以上の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2025年3月
- 【有効回答数】5,070
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