博報堂、True Data、DearOneの3社が連携、アプリを統合して顧客体験の向上を支援

博報堂と、リテールDX(小売りのデジタル変革)サービスのTrue Data、NTTドコモの新規事業型子会社でマーケティング支援のDearOneの3社は、リテールデータ、リテールメディア、リテールアプリを統合して顧客体験を向上させる「Dual CX Loop for Retai」の提供を始めたと6月2日に発表した。アプリなどさまざまな顧客接点で生成されるデータを「統合マーケティング基盤」上で統合分析し、継続的な「顧客体験向上ループ」を実現する。

リテール企業は店頭では伝えきれない便利でお得な情報を生活者に届け、メーカー企業は店頭の売場では伝えられないブランドの便益を訴求できるようになり、双方の顧客体験向上を同時に実現する。3社それぞれの強みを組み合わせて課題解決を図り、博報堂は生活者発想の体験設計と統合マーケティング企画を担当する。日々の買い物が楽しく便利になるUI/UX(顧客との接点/顧客体験)設計や企画提案を支援する。

True Dataはリテールデータ活用プラットフォーム「Shopping Scan Platform」を活用し、アプリ会員の購買データ（ID-POSデータ）から顧客タイプごとの購買特徴や嗜好性を明確化。アプリ会員のニーズにマッチした情報配信でクーポン開封率や決済、ポイント利用率を高め、アプリ利用や来店促進、顧客ロイヤリティ向上を図る。DearOneはアプリ開発と機能企画、使いやすいUI/UX設計を提供。アプリの成長を伴走支援する。