サイト分析・改善提案「AIアナリスト」に市場でのサイト偏差値を測る「サイト評価」搭載

WACUL、類似サイトをピックアップして自社サイトとCVRを比べることでサイト偏差値を導出

山川 健(Web担 編集部)

2022年4月14日 7:02

AI(人工知能)を活用したマーケティングツールを展開するWACUL(ワカル)は、ウェブサイト分析・改善提案ツール「AIアナリスト」に、市場でのサイトの偏差値を測定する新機能「サイト評価」を搭載した、と4月12日発表した。比較対象にする類似サイトをピックアップし、自社サイトとCVR(最終成果率)を比べることでサイトの偏差値を導き出す。

自社のデータだけでは自社のポジションが適正に判断できないため、マーケティング施策の優先順位を見誤る可能性があることから、サイト評価機能を提供する。AIアナリストには3万6000を超えるサイトデータが連携。実データに基づいてさまざまな分野のサイトの客観的な市場水準を提示する。ポジションを知ることで適切な施策につなげられる。

サイト評価での比較対象サイトは①業界業種・サイトタイプ・CV(最終成果)ポイントなどが類似している②サイト規模(月間サイト訪問者数)が近い、の2つの観点で定める。これを基に、当月の「サイト偏差値」「ステージ」▽過去12カ月の「サイト偏差値」「ステージ」の推移▽当月の各ステージの目安となるCVR水準--のデータが確認できる。

「サイト評価」の機能

サイトのCVR偏差値が50近くか標準CVRに対し、高いか低いかで直近に注力する施策の判断が可能。偏差値が標準以上の場合は集客の際のCV獲得効率が良く集客強化に注力▽標準未満だと集客時のCV獲得効率が悪くサイト改善に力を入れてCVR向上を目指すかCV地点の見直しをする--ことが求められる。過去の偏差値推移を加味した判断も可能になる。

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