電通デジタルがECモールに特化した成果を最大化する新分析ソリューションを提供開始

ウェブ解析士マスター監修「コマースデュアルファネルビジュアライザー」でEC事業を支援

小島昇(Web担編集部)

2020年11月10日 7:01

デジタルマーケティング事業の電通デジタルは、ECモールに特化した分析ソリューション「コマースデュアルファネルビジュアライザー」の提供を始めた、と11月9日に発表した。高度なデータ分析で課題抽出から戦略、実行のPDCA(計画、実行、評価、改善)を回してEC事業の成果最大化を支援する。同社のウェブ解析士マスターが開発を監修しており、高水準のレポートを提供する。

 

「コマースデュアルファネルビジュアライザー」の概要

コマースデュアルファネルビジュアライザーは、ECモール内の多様な顧客行動データを収集・分析して、顧客の認知から興味関心、購入に至る新規顧客の獲得と、ロイヤル化で他社商品に流れない既存顧客育成の「デュアルファネル」を網羅的に可視化する。競合を含めた検索順位結果や商品単位のレビュー、購買後の既存顧客向けメールマガジン施策の効果検証など事前設定して抽出し、自動でレポート生成する。

 

提供レポートの一部例

第1弾で「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」に対応した。他のECモールや「Shopify」などSaaS(サービスとしてのソフトウェア)活用の自社ECサイト分析、API開発にも今後対応する。ECモール内にショップを開設していない企業や量販店、卸売業者も競合比較で出品商品の露出状況やレビューを確認して売上改善施策に生かせる。ECサイト業務の煩雑さで精緻な検証ができていない企業の課題を解消する。

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