
悪質なレビューはネットショップにとって死活問題である。良いレビューは売り上げにつながるが、悪いレビューを書きこまれると売り上げはピタリと止まる。モールによってはレビューの評価が検索順位に反映されるので、クチコミはダイレクトに売り上げに影響する。
一方、クチコミのおかげで消費者が安心して買い物できるのも事実である。実物も見られず触ることもできない商品をネットで購入できるのは、レビューを参考にしているからと言える。
ネットショップと消費者側が、レビューを介しておかしなパワーバランスに陥ることも多々ある。ネットショップの担当者はお客さまの評価に過度に怯え、レビューを盾に強気に出てくるお客さまもいる。
中には必要以上に攻撃的なレビューもあり、無理難題を押しつけてくる消費者もごく少数だが存在している。
以前、ネットショップの関係者にSNSを通じて「過去にお客さまからのレビューで傷ついたことはあるか」と尋ねたところ、さまざまな事例が集まった。
金をもらえば何でもやる会社だ。
この店の店主はナルシストだ。
この店の人は○○の国の人だから全額返せ。
詐欺みたいな会社だから潰して欲しい。
ゴミクズみたいな会社です。
表現の自由だと言われればそこまでだが、レビューを読むのは「人」であり、それを読んで傷つくのもまた「人」である。
ネットショップではないが、私自身もAmazonで自著のレビューで落ち込むことがある。筆者は本業のかたわら小説も執筆している。小説家として読者の率直な感想を受け入れる覚悟はしているが、度が過ぎるレビューは精神的にも堪えるし、2、3日は仕事が手につかなくなる。
特に最近は、Amazonでの同一人物による執拗なレビューに悩まされている。
上から目線
本業で稼ぎましょう
文才はない
二流のお笑い
本を出すたびに、同じ人物から厳しいレビューを書きこまれている。そこまで面白くないなら読まなければいいのに、私の本(なぜかビジネス書ではなく小説)が出るたびに、真っ先に★1つを付けて、辛辣な意見を書き込んでくる。
今回もKADOKAWAから上梓した『深夜残業』という小説に、すぐに厳しい言葉が書きこまれた。内容は大したものではなが、見ず知らずの人物に不愉快なレビューを執拗に書き込まれるのは、やはり気分の良いものではない。いっそのことAmazonに内容開示の請求をして、このレビューの書き手を侮辱罪や名誉毀損で訴えようかとさえ思ったりもする。
しかし、レビューに深く傷ついて訴えた事例は聞いたことがない。果たしてレビューの表現はどこまで許されるのか? 第一中央法律事務所の弁護士、久保陽奈先生にお話を伺ってみた。
──そもそも誹謗中傷した場合、どんな責任を問われるのでしょうか。
久保陽奈弁護士(以下、久保): 刑事上は名誉毀損罪、侮辱罪、民事上では名誉権侵害による不法行為責任により損害賠償を求められることもあります。
名誉毀損罪にあたるのは、「公然と」「事実を摘示して」「人の名誉を毀損」した場合です。ネット上は基本的に誰でも閲覧できる場なので、公然性の要件を満たすことになります。
──となると、悪質なレビューは名誉毀損で訴えることができそうですね。
久保: そうとも限りません。表現が「事実の摘示」ではなく、「感想」や「意見・論評」の場合、名誉毀損罪の対象にはならないんです。
──つまり、訴えるのは難しいと。
久保:「 価格が高い」「安い」「料理が美味しい」「まずい」「本が面白い」「つまらない」などは証拠をもって判断することが困難です。この場合、感想や意見、論評に該当すると解されます。
──では、侮辱罪ではどうでしょうか?
久保: 「公然と」「人を侮辱」した場合に成立します。事実を摘示せずに人の社会的評価を低下させる言動、例えば「バカ」「アホ」「ブス」「キモい」といった表現がなされた場合に問題となります。
──侮辱罪のほうが当てはまりそうですね。
久保: しかし、侮辱罪も名誉毀損罪も、社会的評価が下がるといえるかどうか、すなわち、第三者の感覚が基準になります。言われた人が傷ついても、第三者から見て社会的評価が下がらない場合は、侮辱罪は成立しません。
──では、民事はどうでしょうか。
久保: 民事上は、名誉毀損罪と違って事実の摘示ではなく、意見、論評であっても、名誉権侵害の不法行為責任が認められるケースもあります。
──ホントですか!
久保: 最高裁は、「名誉毀損の不法行為は、問題とされる表現が、人の品性、徳行、名声、信用等の人格的価値について社会から受ける客観的評価を低下させるものであれば、これが事実を摘示するものであるか、又は意見ないし論評を表明するものであるかと問わず、成立し得るものである」と判示しました。
──意見、論評でも、社会的評価を低下させるものであれば、民事で訴えることができるんですね。
久保: はい。また民事上は、社会的評価ではなく名誉感情、つまり主観的名誉を侵害する場合に、名誉感情の侵害としての不法行為が認められる場合があります。単に「バカ」「アホ」と言うだけでは難しいですが、例えば、短時間に執拗に繰り返した場合は、社会通念上許される限度を超えると判断される可能性はあります。
──判例などはあるのでしょうか?
久保: 面前で「カスが、死ね」という発言について、「誰もが名誉感情を害されると言い得る強度の侮蔑表現」として、名誉感情侵害を認めたものがあります。
──口の悪い人なら言いそうな言葉ですね。
久保: 一方、「容姿も性格も貧相」という記載は、「その容姿や性格を批判的にみている旨が読み取れるが、それ以上に具体的な事実、根拠等が示されることもない単なる意見にすぎない」として「社会通念上許容される限度を超えた侮辱であることが明白とまではいえない」とした判例もあります。
──「カスが、死ね」も「容姿も性格も貧相」も、両方とも酷い言葉だと思うんですが。
久保: その表現がなされた状況も判断において考慮されるので、表現自体が相当辛辣といえる場合であっても、認められないケースもあります。
──SNSで誹謗中傷した場合はどうなるのでしょうか?
久保: 先ほど述べたとおり、ネット上は原則として公然性の要件を満たすので、名誉毀損罪、侮辱罪に該当するときは刑事事件で立件される可能性があります。名誉毀損罪の法定刑は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。侮辱罪の法定刑は拘留または科料で、事実を摘示しない点で名誉毀損罪より軽い罰則になります。民事上の責任も問題になり得ます。
──Amazonや楽天などのネットショップのレビューは対象になるのでしょうか。
久保: 誹謗中傷の対象が一般の人でも、ネットショップの運営者でも変わりません。
──でも、先生が先ほど言った通り、刑事上の罪に問われるかどうかは、本人が傷つくか傷つかないかよりも、第三者の判断のほうが基準になるんですよね。
久保: 名誉毀損罪や侮辱罪は社会的評価を低下させる場合に成立するのでその通りです。どのような表現であればセーフといえるか、その線引きは実際には簡単に判断できるものではありません。
──例えば、「最悪です」「期待を裏切られた」「こんな詐欺を行うような会社」などのレビューはどうでしょうか。
久保: 前後の文脈にもよりますが、いずれも、事実の摘示を伴わないときには、主観的感情に過ぎないので、名誉毀損罪の対象にはならないと考えられます。
「詐欺を行うような会社」は、社会的評価を低下させる事実の摘示にあたりそうですが、民法や刑法上の詐欺に該当する具体的な事実ではなく、単に、例えばミスや不手際があったことにより「納得のいくサービスが行われず騙された気持ちだ」という意味で「詐欺」という表現を使った場合は、「そのような感想を持った人がいる」という意味にとどまり、社会的評価を低下させないとも考えられます。
──本のレビューはどうでしょうか。
久保: 何を書いても誹謗中傷にあたらないわけではありません。ただ、留意すべきは、商品や作品のレビューに関しては、商品や作品と作者は異なるものだと考えられることです。
──つまり、別人格ということですね。
久保: 例えば「料理がまずい」「面白くない」といった投稿も、作った人ではなく商品や作品に対しての評価と解釈でき、また、投稿者の感想に過ぎないので、作者の社会的評価を下げるものとは言えないところもあります。
──本人に対しての誹謗中傷ではないですからね。
久保: 裁判例ではある書籍に関して「なぜあんなに偉そうに吠えているのですか。なんか読んでてムカつく部分があるし、あまり参考にならない」という書き込みについて、書籍の内容や執筆姿勢に対する感想ないし批評の域を出ないものとして、名誉または名誉感情が侵害されたとは評価できないとしたものもあります(東京地裁平成28年10月12日判決)。
──本のレビューを訴えた著者がいたんですね! そっちのほうに驚きました。
久保: レビューやクチコミは表現の自由の発現であり、一般消費者の利益にもなるので、公益性が認められやすいと言えます。また、厳しい内容でも感想の域を出ない場合には、読者は「そう思っている人がいる」と理解するので、よほど人身攻撃に及んでいるなどの場合でない限り、社会的評価を下げるとは判断されにくいかもしれません。
──レビューは少し特別なところがあるんですね。
久保: 竹内さんの本のレビューの「文才がない」「上から目線」という言葉も、辛辣ではありますが、書籍を読んだ上での感想の域を出ていないので、作者の社会的評価を下げるとまで言えないとも考えられます。
──そう言われると、腹を立てている自分が恥ずかしくなってきました。
久保: 1つの投稿に違法性が認められ得るかは、さまざまな事情を考慮し、複雑な思考の上に判断する必要があります。表現自体が同じでも、文脈や状況によって判断が異なることもあります。場合によっては企業の利益が損なわれるケースもあるので、個人で判断するのではなく、弁護士に相談することをおすすめします。
ネットショップを運営する限り、厳しいレビューから逃れることはできない。そして、そのレビューで傷ついたとしても、司法に訴えることはどうやら難しそうである。
しかし、第三者から見ても社会的評価を下げるような書き込には、弁護士のアドバイスを受けた上で、法的手段に出て毅然とした態度で臨むべきである。
「レビューなんていちいち気にしていられない」と言って手を打たなければ、知らぬ間に消費者からの評価を下げてしまい、売り上げを落とす可能性もゼロではない。訴えないまでも、法的手段や担当者のメンタルのフォローなど、何かしらの対応策は講じておいたほうが良さそうである。
そういうわけで、毎度、私の本に厳しいレビューを書くそこのあなた。面白くない小説かもしれませんが、懲りずに引き続き書かせていただきますので、次回もまた購入のほど、よろしくお願いします。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:商品レビューの誹謗中傷対策を考える。暴言はどこまで許されるのか? 弁護士に聞いてみた | 竹内謙礼の一筆啓上
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MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「ライブコマースに関する利用実態調査」によると、ライブコマースの利用経験は12.7%で、視聴後に商品を購入したことがある人の約半数が「ECで購入した」と回答した。
予備調査は18歳~59歳の男女5000人、本調査はライブコマース視聴経験者または視聴検討者500人が対象。期間は2021年4月16日~4月18日。
18歳~59歳の男女5000人を対象にライブコマースの利用状況を聞いたところ、「まったく知らない」が最多で56.8%。「言葉は聞いたことがあるが、利用方法や内容はよく知らない」が14.8%、「だいたいどんなものかわかるが、視聴したことはない」が12.9%で続いた。

ファネル分析で見ると、「認知」は43.2%、「内容理解」は28.4%、「利用経験」は12.7%。

ライブコマースを視聴し、商品を購入したことがある人に、視聴後の商品購入方法にを聞いたところ、最多は「配信画面からすぐにアクセスできるECサイトで購入」(48.6%)。「他サイトとも比較し、価格が安いECサイトで購入」(47.6%)「実店舗で購入」(41.0%)と続いた。
男女別でみると、男性のトップは「他サイトとも比較し、価格が安いECサイトで購入」(57.0%)で、女性のトップは「配信画面からすぐにアクセスできるECサイトで購入」(45.8%)だった。

ライブコマースを認知している人に、今後ライブコマースを利用したいか聞いたところ、「利用したい」が8.2%、「やや利用したい」が14.9%で、合わせて23.2%が「利用したい」と回答した。
年代別でみると、「利用したい」「やや利用したい」を合わせた利用意向は、20代が最多で29.9%、次に10代が29.6%、30代が29.3%だった。

ライブコマース視聴経験者に、ライブコマースを実施しているサービスでの視聴や購入を聞いたところ、「視聴し、商品を購入したことがある」は「YouTubeのライブ配信」(25.7%)が最多で、次に「Instagramのライブ配信」(19.1%)「LINE LIVEのライブ配信」(14.3%)だった。
「視聴し、商品を購入したことがある」と「視聴したが、商品を購入したことはない」を合わせた視聴経験は「YouTubeのライブ配信」が62.0%でトップ。「Instagramのライブ配信」が48.2%、「Twitterのライブ配信」が35.6%だった。

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オリジナル記事:ライブコマースを「視聴したことがある」は12.7%、視聴後に商品を購入した人は5.8%
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ワークマン専務取締役土屋哲雄氏の著書『ワークマン式「しない経営」――4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』がダイヤモンド社から発売されています。
レディース商品を中心に扱う「#ワークマン女子」や新業態店舗「ワークマンプラス」でさらに注目が集まるワークマンは、「頑張らない経営」で10期連続最高益を達成しています。
「しない経営」で最高益を達成できた理由、急成長のカギとなる「高機能・低価格という約4000億の空白市場」の開拓、社員全員が経営に参画する仕組みなどについて解説します。
はじめに 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密
第1章 「しない会社」にやってきたジャングル・ファイター
第2章 Eワークマン式「第2のブルーオーシャン市場」のつくり方
第3章 「しない経営」が最強の理由
第4章 データ活用ゼロの会社が「エクセル経営」で急成長した秘密
第5章 なぜ「エクセル経営」で社員がぐんぐん成長するのか
第6章 興味こそがやりきる経営のエンジンである
第7章 「両利きの経営」はどうすれば実現できるのか(早稲田大学大学院・ビジネススクール入山章栄教授との対談)
この『ワークマン式「しない経営」――4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』を10名様にプレゼントします。ご希望の方は下記のフォームにご記入の上、お申し込みください。締め切りは6月9日(水)17時です!
土屋哲雄 著
ダイヤモンド社 刊
価格 1,760円(税込)
「しない経営」で10期連続最高益を達成したワークマン。急成長のカギとなる「高機能・低価格という約4000億の空白市場」を開拓した新ブランド「ワークマンプラス」、社員全員が経営に参画する仕組みなどについて解説した1冊。
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オリジナル記事:【読者プレゼント】『ワークマン式「しない経営」―― 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』を10名様にプレゼント!
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高島屋は今期(2022年2月期)から、3か年の中期経営計画(中計)をスタートさせた。2020年度(2021年2月期)に前期比60.0%増の297億円だったEC売上高は、最終年度となる2023年度(2024年2月期)には500億円まで引き上げる計画だ。
中計最終年度のEC売上高500億円達成に向けて2021年夏にECサイトを改修、スマホファーストの視点で利便性向上を図る。スマホでの使いやすさを実現するほか、パーソナライズによる商品提案や商品検索機能を充実する。
百貨店ECとしての独自性や魅力化を追求していく。商品情報の拡充やレビュー機能を強化し、ライフスタイル提案型コンテンツを充実。サイト改修によって業務効率化にもつなげる。管理画面の操作性向上や領収書の自動発行、キャンセル機能なども搭載する。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により変容した消費行動や生活様式へも柔軟に対応する。短時間で買い物をしたいというニーズがある一方、心豊かにふれあいを求める顧客ニーズも存在。まずは、店頭での商品知識や接客技術を高め、高品質な販売サービスに磨きをかけていく。
同時に、デジタル技術を活用したリモート接客やオンライン予約システムなど、安心して買い物や注文ができるツールを最大限活用し、顧客との関係を強固にする考え。
3か年の中計の位置付けは、百貨店を中核とする街づくりによって、成長領域の拡大や持続的成長につなげていくこと。ブランドの価値の源泉である百貨店の再生が最重要課題と認識。コスト構造改革で創出した原資によって、品ぞろえや顧客との関係を再構築する。

2021年2月期のEC売上高は、オンラインストアでの「巣ごもり消費」による食料品・リビング関連の商材や、中元・歳暮等のギフトが需要を伸ばし、売上高は前年を大きく上回った。2021年2月期決算説明会の質疑応答では、次のようにコメントしている。
店頭での新しい接客の仕方や後方部門のリモートワークなど、この1年で定着しつつあるが、今後も加速させていかなければならないと考えている。また、ECの売上規模をさらに高めていくための、さまざまなインフラ投資なども進めていかなければならないと考えている。スピードが加速したというよりも、より加速させていかなければならないという認識だ。
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オリジナル記事:高島屋の2023年度にEC売上500億円をめざすデジタル化&中期経営計画
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「ECサイトとAmazonや楽天市場の在庫情報を連携させたい!」
「基幹システムとECシステムの連携は可能か?」
「『WordPress(ワードプレス)』とECサイトを同じドメインで運用できるか?」
など、EC事業者様の中には、サイトと各種サービスのシステム連携ができないか、模索している方もいらっしゃるのではないでしょうか。ECサイトと連携できるシステムやサービスは多種多様に存在しますが、目的は大きく分けて以下の4点だと筆者は感じます。
また、これらの目的を達成するために、ECサイトと各サービスを連携させる方法は、大きく分けて3つあります。
① ASPサービスを使った連携
② API・SDKを利用した連携
③ ECシステムをカスタマイズした連携
多くの場合は、①や②の方法を使って、システムを連携させます。なぜなら、③のECシステムをカスタマイズした連携は費用や工数がかかるのに対して、①と②の方法は比較的低価格で、容易に連携させることができるからです。
しかし、①と②には、カスタマイズの領域に制限があるため、自社固有のシステム連携を実現させるには、③のECシステムをカスタマイズした連携が必要となります。
本日はインターファクトリーでマーケティングを担当している筆者が、ECサイトのシステム連携について詳しく解説いたします。
皆さんの目的に該当するシステム連携の解説を以下から選択して、読み進めてください。
Amazonや楽天市場などの大手ショッピングモール(以下、モール)に出店している事業者の皆さんは以下のような課題をお持ちでしょう。
「各モールで、それぞれ受発注業務を行うのは大変」
「複数のモールに出店しているため、在庫管理が難しい」
「自社ECサイトも運営しているので、モールと並行して運用するのは煩雑である」
さらに、Amazonや楽天市場に出店している事業者の多くは、販路拡大のために、Yahoo!ショッピングやラクマなどの他モールへも、複数出店しているケースが多く見られます。
しかし、多くのモールを少ない人員で運営していくのは非常に労力がかかります。そのため、在庫管理において情報をリアルタイムに更新することができず、注文が入ったときに在庫がない!という「売り越し」が発生しやすいのです。それを防ぐために商品を余分に仕入れるなどの対策を講じますが、その場合、在庫維持のコストがかかるため、経営に無駄が生じ、結果として利益を圧迫していくことになってしまいます。
そこで、このような課題を解決するために、複数のモールの連携や、自社ECサイトとモールの連携を実現する【モール連携ASPサービス】が存在しています。弊社インターファクトリーのパートナー企業ですと、以下の3社が有名です。
モール連携を実現するモール連携ASPサービス
料金体系やサービス内容は各社により異なりますが、ASPサービスということもあり、数万円からという比較的利用しやすい費用感でしょう。ショップ数や商品点数により費用が変わるので、各社のホームページを見て自社に合うものを検討してみましょう。
まず、自社ECシステムが、使いたいモール連携ASPサービスとの連携に対応しているか、という点です。
大手・有名ASP-ECシステムを導入している事業者の皆さんは、大抵のサービスであれば連携させることができますが、システム会社に依頼して作成しているような独自開発のECシステムを利用している事業者の皆さまは、モール連携ASPサービスと連携させるために、追加の開発費用がかかる場合があります。
まずは自社のECサイトが利用しているECシステムの公式サイトで確認するか、ECシステムベンダーに問い合わせをして、利用検討をしているモール連携ASPサービスの連携が可能か確認してみましょう。
筆者が把握しているだけでも、モールは以下のように、多数存在しています。
◆有名モールの一覧
自社が出店しているモールが、モール連携ASPサービスに対応しているかどうかは、各モールの公式サイトにて確認するか、問い合わせを行うなどして事前に確認しましょう。
さて、モール連携ASPサービスを導入し、自社ECサイトと複数のモールの情報を一元管理することができたとします。ここで注意が必要なのは、各モールの方針や設定方法が異なる場合がある点です。
例えば、AmazonのFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用している事業者であれば、モール連携ASPサービスを利用すると、自社出荷に入れ替わったりする※ことがあります。
※参考ページ:在庫連携ご利用時の注意(必読)【Amazon】(ネクストエンジンマニュアル)
また、各モールで注文が発生したとき、その情報がモール連携ASPサービスの管理画面に反映される時間は、モールによって異なり、厳密な即時反映でない場合があります。そのため、各モールのシステム連携時における特徴を把握して、設定を行わなければなりません。
これまで実店舗事業がメインだった事業者の皆さんも、ECサイトを運営することが当たり前の時代になっていますが、実店舗とECサイトのデータを一元管理することでオムニチャネルを実現し、戦略的アプローチを行う日本企業は、まだまだ多くありません。なぜなら、それを実現させるためのシステム連携に多大な労力と費用がかかるからです。
しかし、「コストがかかるから」という理由でオムニチャネルの推進を妨げては、競合他社に追い抜かれてしまいます。例えば、アパレル業界において、オムニチャネルを実現して顧客の囲い込みに成功しているブランドとそうではないブランドの二極化が進んでおり、オムニチャネルの実現は企業の生き残りをかけた重要施策となっているのです。
オムニチャネルを実現させるためには、顧客が実店舗でもECサイト(またはアプリ)でも、シームレスかつ快適に購入体験ができるようにする必要があります。
そのためには、
などの情報が実店舗とECサイトにおいて一元管理されていることが、顧客の囲い込みを目指すためには重要な手段なのです。
最近では、コストを最小限に抑えながら、O2O(Online to Offline)を実現することができるクラウド型のアプリ作成ツールなどが提供されています。それらを利用すれば、エンジニアがいなくても、アプリを月額数万円で運用することができるため、クーポンやキャンペーン情報を発信する手段として活用することができます。
しかし、オムニチャネルを実現するための開発費用は数千万円~数億円以上かかることは珍しくなく、また開発期間が数年に及ぶこともあります。また、様々な独自機能やシステム連携を行うためには、それらに対応できる以下のようなECシステムでなければいけません。
現在上記以外のECシステムを利用しているのであれば、オムニチャネルを実現するためにECシステムのリニューアルが必要になるでしょう。
オムニチャネルを実現するための開発期間が数年にわたることを考えると、リリース前にECシステムが陳腐化してしまう懸念があります。なぜならシステム開発とは、一般的に以下の流れで進められていくからです。
例えば、①要件定義が行われた時点から2年後となると、システム開発が完了するときのセキュリティ要件では万全ではなかったり、時流に遅れた(例:スマホ対応・インスタグラムなどのSNS対応)ECサイトになってしまう可能性があります。
特にパッケージのECシステムの場合、当初使用しているパッケージのECシステムを基にカスタマイズを行っているため、オムニチャネルの実現などを目的に数年をかけて追加カスタマイズをしても、それがリリースされる頃には、基盤部分が陳腐化している恐れがあるのです。
このデメリットに対し、クラウド型のECシステムであれば、カスタマイズができる「拡張性」と、定期的にシステムを無料アップデートしてくれる「最新性」の両方のメリットを受けることができます。
オムニチャネルを実現するためのサービス・システム連携は大変複雑です。システム面だけでなく、業務面においても「どのようなシステムを、どのように連携するべきか」を考えなくてはならず、知識や経験が必要となります。そのため、発注側である事業者においても業務に詳しい担当者が必要です。
しかし、企業の中には、システム開発やEC事業に携わった当時の担当者が退職や部署異動しているケースも多く、オムニチャネルのためのシステム連携が進まないことがあります。この場合、外部コンサルティング会社などに依頼し、現状の業務フローを図式化したうえで、Tobeモデル(あるべき業務フロー)を提案してもらう必要があります。
基幹システムや様々なサービスなどのシステム連携に伴い、新しいECシステムへフルリニューアルを行う場合は、数千万円~数億円という大規模な発注額になるため、複数のECシステムベンダーやコンサルティング会社を集めてコンペを行うことになるでしょう。大規模リニューアルで、企業内でも注目されるプロジェクトとなると、最終コンペには社長や役員も同席するときもあるかもしれませんが、ここに大きな注意点があります。
それはECシステムベンダーの選考で最も重視しておきたいことは「技術力」という点です。
例えば、抽象的なビジョンや概念を語るようなプレゼンは社長をはじめとする経営幹部への印象は良く、ハートをつかまれるでしょう。
しかし、実際のシステム連携やシステムリニューアルにおいては、ECシステムベンダーの実績や経験、ノウハウこそが今後安定したシステムを作り出すためには重要なのです。
コンペを通して、ECシステムベンダーを決める際には、経営幹部とブリーフィングを行い、「技術力」という点を再確認しておく必要があります。ここの判断を間違えてしまうと、実際の運営担当者が使いにくい、あるいは動かないシステムが完成し、場合によっては企業は数億円の被害を被るかもしれません。
売上拡大のために、ECサイトで利用できるマーケティング施策・サービスは数多く存在します。代表的なものだけでも、以下があります。
◆ECサイトと連携できるマーケティング施策一覧
これらのツールを自社ECサイトと連携させることは非常に簡単です。なぜなら、導入したいマーケティングツール指定のタグをECサイトのページに挿入するだけで使用することができるからです。ECサイトの管理画面には、管理者がタグを自由に入力できる機能があることが多く、エンジニアすら不要※なのです。
※MAツールには専用のフォームを利用したり、フォームの改修が必要な場合があるので、それらの開発にはエンジニアが必要となります。
筆者は今まで、多くの事業者で公式ホームページやECサイトを運営した経験があります。個人的な経験の範囲ですが、以下のツールを導入した経験があります。
しかし、どのツールを導入しても目に見える成果を出すためには、大変な努力が必要でした。というのも、上記のようなツールを導入して効果を出すには、様々なケースを想定しながらデータを算出し、試行錯誤をしないと成果を出すことができないのです。筆者は通常業務やキャンペーン施策に追われ、これらのツールを使いこなせていませんでした。
ECサイトを運営する担当者は、受発注業務やセール・キャンペーン施策の準備、顧客対応などの日々の業務に追われながら、マーケティングツールを有効的に活用することは困難です。人員体制が整っている企業であれば可能ですが、少人数でECサイトを運営している企業では、ツールを利用する時間を捻出しづらい面があります。
また、導入するだけのリマーケティング広告でも、効果を出すためには大人数のリスト(誤解のないように解説しますが、ここでいうリストとは個人情報が特定されていないクッキーデータのことです)を集める必要があり、自社ECサイトに設置したリマーケティングタグだけではリストがなかなか集まりません。
このように、ECサイトとの連携がカンタンであっても、ツールを使いこなせなければ、成果を出しにくいのです。
筆者の経験からお伝えすると、WEBサイトやECサイトのマーケティングツールの多くは、導入後1年程度で解約することがほとんどです。多くのツールは、解約月の1か月前までに申し出れば解約できますが、外国のツールや、大手のツールの中には、契約期間が1年ごとに決められている場合があります。
例えば、1月1日に契約した場合は、その年の12月1日から12月31日までに解約する旨をベンダーに告げないと、翌年の契約を更新しなくてはなりません。これは非常に無駄なことなので、事前に解約条件についてしっかり確認しておきましょう。
まず、WEB解析ツールですが、よほど高度なWEB解析手法を、担当者が熱意を持って行うという場合を除いては、Googleから無料で提供されているGoogle Analyticsで事足ります。WEB解析ツールを提供する会社の営業担当者は、導入を促すために、魅力的な事例や機能を紹介しますが、
✔ そのツールを使いこなせるか?
✔ そのツールを使う時間があるのか?
✔ そのツールで効果を生み出せるのか?
というように、「そのツールが本当に必要かどうか」を熟考するべきでしょう。ただ、マーケティングにおいて、ノウハウやナレッジを蓄積するための基本は【トライアル・アンド・エラー】にありますので、いつでも解約ができるツールならば、試してから判断しても遅くはありません。
もし、あなたがマネージャーで、部下から新しいツールを使いたいと相談された場合は、
「現行のツールと何が違うのか?」
「どのように売上向上に寄与できるのか?」
を聞いて、納得がいけば導入してみましょう。
ECサイトとブログソフトウェアである「WordPress」を連携させたいという要望をしばしば耳にします。多くのECシステムには、
◆ECシステムに標準装備されているブログ機能
上記のようなブログ機能が、ECシステムに既に実装されてるにもかかわらず、なぜ「WordPress」をわざわざ連携させるのかというと、
このような理由があげられます。筆者はSEOの専門家ですが、極論を言えば【「WordPress」でも、ECシステムのブログ機能やフリーページでも、質の高いコンテンツを作ることができれば、SEOは成功する】と思っています。
しかし、現在のSEOは「記事の文字の読みやすさ」というのも大きなカギとなっています。ECシステムに実装されているブログ機能とブログソフトウェアである「WordPress」の豊富なデザインを比べると、やはり【読みやすさ】という点で圧倒的な差が出てきてしまいます。これが、そのままSEO対策のクオリティの差につながってくるのです。
以前、私のクライアントでブログコンテンツの質は高いが、文字が読みづらかったことがあったため、「WordPress」のテーマを変更するよう指導したところ、【SEOの順位が上がった】ということがありました。よく、「Googleのアルゴリズムはブラックボックスである」と言われているように、確証的なことは言えませんが、以下の3つが昨今のSEO対策におけるトレンドであると考えています。
✔ どんなコンテンツを書いているのか?
✔ 誰が書いているのか?
✔ 読みやすいか?
残念ながらGoogleのアルゴリズムではブログに書かれている情報の真偽を見極めることはできませんが、その代わりに上記を判断することができるようになってきたため、トレンドの一つである「読みやすさ」を求めるのであれば、ECシステムのブログ機能よりも、「WordPress」を使うべきです。
ECサイトと「WordPress」を連携させる方法は2つあります。
① ECシステムに「WordPress」の連携オプションが用意されている
② リバースプロキシというサーバーの設定を行い、ECシステムと「WordPress」を併存させる
有名ECシステムであれば、オプション機能として「WordPress」を提供しています。その場合、ECシステムベンダーにオプションを申し込めば、数万円の初期費用と月額費用の追加で導入可能です。
「WordPress」のオプション機能が用意されていない場合でも、サーバーの設定で「リバースプロキシ」を行うことで、ECサイト配下の特定のディレクトリを「WordPress」にすることができます。設定自体は難しいものではありませんが、サーバーの設定変更作業が必要となるため、自社でできない場合は外部に依頼する必要があります。
上記2つの方法以外にも、同じサーバーにECシステムと「WordPress」を併存させる方法などがありますが、汎用的な手段ではないので、ここでは解説いたしません。
「WordPress」を利用するから、SEOが他のブログプラットフォームよりも有利ということはありません。ただし、ブログ読者にとって便利なプラグインや、読みやすいテンプレートの導入が無料でカンタンにできるというメリットがあるだけです。ブログプラットフォームだけでSEOは上手くいくものではありません。
「WordPress」はOSS(オープンソースソフトウェア)です。つまり、プログラムがWEB上に無料で公開されており、誰でもこれをダウンロードしてカスタマイズすること、カスタマイズをしたものを再販することができます。このようなメリットがある一方で、プログラムが公開されているので、ハッキング被害に遭いやすいというデメリットがあります。
なぜなら、「WordPress」利用者は世界中にいるため、ハッカーに非常に目を付けられやすいのです。現に私のクライアントでも、数名がハッキングに遭ったことがあり、「WordPress」がハッキングされるのは、全く珍しいことではありません。
「WordPress」を運用する際は、「WordPress」や導入しているプラグインのバージョンを最新にするなどの、セキュリティ対策に注力する必要があります。
ECサイトの運営に加えて、SEO目的のブログを執筆するとなると、非常に負荷がかかります。例えば、ECサイトの運営担当者がブログの執筆担当も兼任する場合、平日は今まで通りEC業務に追われ、金曜日の定時以降をブログ執筆に充てるという状況にもなりかねません。
また、ブログを使ったSEOやコンテンツマーケティング施策は成果が出るまでに半年~1年はかかるでしょう。せっかく「WordPress」を導入しても、すぐに挫折しては、大きなロスです。「WordPress」を導入する前に、ブログを執筆できる【体制】と、成果が出るまで徹底的に書き続ける【根気】を準備しておくことを、お勧めします。
本日は、自社ECサイトと各種サービスのシステム連携についての概要と、私の経験に基づいた注意点を解説しました。
どの連携においても、利用するECサイトの拡張性が高く、カスタマイズしやすい方が、良いでしょう。また、フルスクラッチやパッケージのECシステムは、3~5年でシステムが陳腐化してしまいます。それを防ぐためにも、クラウド型のカスタマイズできるECシステムをお勧めします。
掲載記事のオリジナル版はこちら→ ECサイトとモール・基幹・MA・ブログの各連携を徹底解説(2020/12/8)
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オリジナル記事:ECサイトとモール・基幹システム・各種ツール・ブログを連携する方法と注意点を解説 | ECビジネスに役立つ『ebisumart MEDIA』特選コラム
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この記事はインターファクトリーが運営するオウンドメディア『ebisumart MEDIA』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。
第9回のお相手は、小川卓主宰の提案型ウェブアナリスト育成講座第6期卒業生で株式会社吉和の森代表取締役の森吉和氏。全3回でお届けします。
※本対談は2021年5月に行われました。
本対談の進行・編集は、HAPPY ANALYTICS広報 兼 エスファクトリーウェブディレクターの井水朋子が務めます。
株式会社吉和の森 代表取締役 森 吉和(もり よしかず)
青森県八戸市出身。郵便局職員の窓口業務ののち、週刊誌、ウェブメディア、アプリ、モバイルサイト等数多くのメディア運営に携わった後、デジタルマーケティングを活用した集客を手広く行う。2019年株式会社吉和の森を設立。2020年3月提案型ウェブアナリスト育成講座第6期卒業。上級ウェブ解析士。チーフSNSマネージャー。
全3回の1回目となる今回は、森氏がどのように解析と出会い、デジタルマーケティングの経験を積み重ねていったかを伺いました。
今まではどんなお仕事をしてきたんですか?
もともと郵便局の窓口業務を3年くらいしていました。青森県八戸市出身で市役所で働きたかったんですけど、国家試験の一種・二種が落ちて三種だけ受かったので、郵便局に。窓口でお客様に貯金や保険を勧めていました。
郵便局とは意外ですね。
その中にニフティ通信があって・・・。
とても懐かしい話が出てきたね(笑)
当時私は映画が好きで3日に2本くらい映画を借りて、観てはレビューを書いていたんですね。
Niftyフォーラムですよね。
そうです。フォーラムに書いていたら、映画の記事を書いてくれませんか?と依頼が来まして、でも郵便局は副業禁止だったので、調子にのって郵便局を3年で辞めました。
一同:(笑)
そこからライターの仕事をするわけですけど、自分が稼げる金額の上限がみえてくるんですよね。
記事を書く時間と単価が決まってきますからね。
1文字何円という中で、がんばっても二十何万円。今後どうしようと考えていて、雑誌の作り方を学んだ方がいいのではと編集プロダクションに入りました。
どういう雑誌?
アイドル誌や演劇誌ですね。そんな中でちゃんとした会社に入りたいなとオリコン株式会社に入りました。当時のオリコンは週刊誌を作っていて、オリコンランキングなんかもありました。
オリコンランキングって結構インパクトがありましたよね。
私はというと、某有名事務所を担当して、そこに所属する歌姫が今週は競っています、みたいな記事を書いていました。あるとき週刊誌だけでなく、ウェブメディアを持とうという話になり、自分が担当することになりました。
お!ウェブメディアが出てきたね(笑)
当時ありがちだったんですけど、週刊誌もウェブメディアも作ってみたけど、ウェブがおろそかになってしまう感じでしたね。
社内のポジション的にも、弱くなりがちでしたよね。
そうなんですよ、それで許諾もなかなか得られなくて、そんな中でオリコンランキングから着メロをダウンロードさせてみたら、着メロバブルがきて、ヒットしました。 着メロって利益率が結構高くて、売上も会員も増えてという中で、オリコンランキングを活用した着うた・動画も作りました。
流行りにのっていた感じですね。
そんな中、サイバーエージェントのグループ会社でシーエー・モバイル(現・株式会社CAM)という会社からお話しがあって転職して、ガラケーの公式サイトを作ることに。
公式サイトって懐かしいよね。10kB制限とかあったよね。
今の写真1枚分の容量に色んなものを詰め込まないといけない感じでしたね。そんな中で、ソーシャルゲームを作り始めて、各社がスマートフォンから徐々に移行している中で、次はどんなビジネスをしようかという時に、当時の勤め先・シーエー・モバイルの出資していたピーシーフェーズ株式会社にジョインすることになります。
そこではどんなお仕事を?
某大手ハンバーガーチェーン店と組んでガラケーやスマートフォンのクーポンのサイトを作っている会社で、自分は某菓子メーカーや某居酒屋に対して、会員組織を作って、新商品モニターやクーポンを使っての来店などをしておりました。会員を集めて人を流すというところで、Googleアナリティクスに触れる機会が出てきたんですよ。そこで、当時小川さんがUNCOVER TRUTHさんとしていた無料セミナーに行きました。
2015年ころですね。
小川さんの本を知り勉強した感じですね。この二冊の本ですね。
その後、HAPPY ANALYTICSからDMやメールが届くようになって、そこで提案型ウェブアナリスト育成講座のことを知ったんですけど、当時の会社では稟議(りんぎ)が通らないので見送っていました。
勤めながらだと難しい部分がありますよね。
その後、不動産投資会社のデジタルマーケティング職に転職して、お問合せを増やしたり見込み客をナーチャリングするような施策をしていました。不動産投資クラウドファンディングというのができた頃で、集客や運用をしていました。そこで勤めていた会社が、ローンが通りやすいように通帳残高を改ざんするという不祥事を起こしまして。
それって2、3年前でしたっけ?
そうです、よくご存じですね。
当時、ニュースで読みましたね。弊社は住宅系のクライアントさんも多いので。
今でも覚えているのが8月31日の金曜日だったんですよ。当時はグループ会社の取締役だった私は18時からメディア系の会社と会食の予定があって、3時間前の15時にこういうニュースが公表されるということで社内に知らされたんですよ。 会食をキャンセルするわけにもいかず、会食に向かっていると、その時にちょうどYahoo!ニュースから「通帳改ざん」とプッシュ通知がきました。
そこからの会食ですか!?
相手方さんも大人な方で何も言わないでくれたんですが、後から「実はあの時・・」という話をしたら、「すみません、知っていたんですけど触れませんでした」って話してくれましたね。
一同:(笑)
会食の後、家に帰って奥さんと23時のニュースを見ようとテレビをつけたら、その時のトップニュースにドンとでまして、あの時の奥さんの悲鳴がすごかったですね。
ご家族からしたら、不安ですよね。
週末、ヤフーの掲示板がすごいことになっていて、月曜日に出社するとクレームの嵐でしたね。結局、株価も5,000円あったのが150円くらいまで下がりまして、その後1年くらいかけて落ち着いて、それで起業したような感じですね。
起業した理由がすごいね。もともと起業したいっていうのはありました?
それまでも雇われ社長みたいな感じだったんですけど、やはり一国一城の主になりたいというのがありましたね。ただ、家庭内稟議がなかなか通らなくて。
そうですよね。
安心させる材料を提示させることができないできたんですけど、良くも悪くも事件があったことで、会社での仕事が少なくなったり、他の中間管理職も見事に退職していったりして、だんだん給与もディスカウントされるのではという噂まで出ました。 私はネットに実名を掲示板に出されていたのを内容証明を出したり、サイトに直接連絡して、消してくださいと送るようなことをして、奥さんがそばで見ていたんですよね。
それは思うところがありますよね。
そんな中でネット広告を副業でしないかという話がきました。
副業OKだったんですか?
それがダメだったので、アドバイスの代わりに食事をごちそうしてもらうような感じから始まりました。そのボリュームが徐々に増えてきて、扱う量が増えていったんですよね。ネット広告を代理店に依頼するとしたら手数料に20%ほどお支払いされますけど、それを考えてみたら結構な金額になってきたんですよね。当時はまだ会社を辞めるつもりはなかったんですけど、生活が担保できるようになるなと。
家庭内稟議が通るぞと。
はい、実際通ったんです。2019年の7月に辞めると言って、11月に起業しました。
ありがたいことに、前職からも業務委託でお仕事をもらったり、不動産関係の知り合いから仕事をもらったりしています。不動産の表も裏もみたので、本当は流通やメーカーのデジタルマーケティングをして店舗に流したり、モニターにお菓子を食べてもらってマーケティング施策を立てていうのをやろうと思っていたんですけど、結局不動産業界が多くて8割くらいですね。
会社名のこと教えてもらえます?
株式会社吉和の森というと
私の森和吉という名前を逆にしたんですよ。
すごいよね(笑)
一発で覚えられますね(笑)
自分たちが子どもの頃の60歳、70歳というと結構おじいさんだったんですけど、私が今51歳になってみて思うのは、「これはしばらく元気で長生きするぞ、70歳になっても元気だぞ」と。
人生100年時代ですね。
それなら自分の城を築いて、自分が培った知識で稼げる場所を作っておきたいと。今回作った会社は大きくしたり上場したりというのは考えていなくて、ひとり会社で、それだったら自分の名前を逆にして会社名にしてしまおうと思ってこの会社名になりました。
わかりやすいよね。
いいなと思って登記もしたんですけど、意外と会社名に助詞の「の」を入れている会社ってあまりなくて、「株式会社吉和の森の森と申しますけど・・・」というと、相手の方が「えっ」となるんですよ。
一同:(笑)
70歳まで働くってえらいですよね。私は60歳で働くのをやめるって決めていて、宣言もしているから。
60歳から何するんですか?暇を持て余しませんか?
ピアノを弾いたり、温泉に行ったり、趣味に生きようかと。それを健康なうちにやりたいなと。だから60歳ってきっとまだ健康じゃない?退職金を積み立てて、60歳までは稼ごうと。
一同:(笑)
43歳なのであと17年。健康でお金がたまっている状態でやめたいなと。今のところそう思っていますね。
60歳までの仕事を減らして、細く長く続けるという選択肢は?
ないね。スパッとやめたい!(笑) 若い人に任せたいって今は思っていますね。
私は動いていないと気が済まないタイプで、動いていないとボケそうなので、70歳になっても働いていたいですね。
私も動いていないといけないタイプだけど、仕事以外で動きたいですね。47都道府県の温泉に行きたいね。年に6回行っても8年かかりますからし、海外も行きたいし、ピアノも弾きたいし(笑)
森さんは地方のお仕事ってしているんですか?
もともと青森出身なので、同級生や家族から相談をいただいたり、不動産のつながりで関西から相談をいただいたりしていますね。先日も大阪に行ってきたんですけど、大阪の人って結構根掘り葉掘り聞いて、サイト制作にはお金を出すけど、ウェブ集客には「それ価値あるの?」ってなるんですよね。
そうだよね。
そんな時は提案型ウェブアナリスト育成講座の改善提案書の出番なんですよ。しっかり数字を交えて提案書を出すと、「是非とも」みたいな話になったりしてくれて。そのあと緊急事態宣言が来てしまったので、今は保留ですけどね。
郵便局の職員から始まり、色んな業界の経験を積み重ねながらデジタルマーケティングとして起業した森さん。
明日公開予定の第2回では、2021年3月に卒業したばかりの提案型ウェブアナリスト育成講座について詳しく伺いました。

アドビは5月25日に発表した日本市場の2021年1~3月における日本の動向デジタル経済動向分析結果によると、日本の消費者は店舗での消費を避ける傾向にある一方で、消費行動はオンライン化が進行、スマートフォンの利用が増えWebサイトの滞在時間が短くなっていることが判明した。
日本の2021年1-3月期におけるオンライン消費額は前年同期比15%増で、50億ドル超(約5400億円)の消費額の増加となった。同期間に記録された米国の39%増、イギリスの66%増と比較すると、緩やかな増加という。

国内の消費者1000人以上を対象に実施したアドビの調査からは、日本の消費者のうち67%がパンデミックに入る2020年3月以前から定期的もしくは頻繁にオンラインで商品を購入。オンラインで買い物をしたことがなかった残りの回答者のうち80%が、2021年にオンラインで買い物をしたと答えている。
ECサイトへの訪問は前年同期比で19%増、オンラインでの注文額は同15%増。一方、ECサイトへの訪問から注文への転換率(コンバージョン)は同16%低下したという。

アドビによると、過去3年間で日本の消費者がWebサイトに滞在する時間は短くなっており、1回の訪問で閲覧するページ数も減少傾向にある。こうした状況を踏まえ、アドビは次のように対策を提案する。
企業は消費者の求める商品を優先的に表示させたり、購入プロセスを簡素化したりするなど、限られた応対機会のなかで購入に結び付けられるような措置を講じる必要があると言える。
日本の2021年1-3月期における売上高の61%はスマートフォン経由での購入。イギリス、オーストラリア、フランス、米国を含む他国の結果と比べると、日本が最も高いという。
年代別にスマホの利用傾向を分析すると、ミレニアル世代で65%、X世代(Gen X)で48%と、若年層が高い傾向にある。

米国、イギリス、日本のうち、日本の消費者は2020年と比較すると店舗への訪問を避ける傾向が強くなっており、実店舗への訪問について「快適でなくなった」と回答した割合は3か国中で最も高い35%を記録した(米国23%、イギリス26%)。

日本では家電製品の価格が継続的に上昇。自宅で過ごす時間が増えた影響で、家電製品全体の需要が伸びている。

2度目の緊急事態宣言が発出された2021年1月~3月で再び価格が大幅に下落。外出自粛による需要の減少がアパレルの価格低下につながっている。日本の消費者が過去4週間にオンラインで購入した商品を見てみると、食料品(43%)、健康・美容用品(29%)、衣類(28%)、家電製品(20%)。この4つのカテゴリーがオンライン売上高を牽引しているという。

また、新型コロナウィルス感染症が収束した後の消費行動について聞いたところ、半数以上(52%)がパンデミック以前の状況に戻ったとしても、オンラインと店舗での消費行動は変わらないと回答している。このことを踏まえ、アドビは次のようにコメントしている。
企業は店舗からオンラインに移行している顧客、またその両方を併用する顧客のニーズを迅速に理解し、最適な顧客体験をリアルタイム提供していくことが求められる。
アドビの分析アプリケーション「Adobe Analytics」によって計測されるECなどのデジタル取引状況を活用したデジタル経済指標「Adobe Digital Economy Index(DEI)」を基に分析。DEIの測定に合わせて行った補完調査は、米国、英国、日本の3か国でそれぞれ18歳以上の消費者1000人を対象に2021年2月26日~2021年3月2日、2021年3月24日~2021年3月29日に実施した。
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オリジナル記事:ネット通販のスマホ活用&Webサイトの訪問回数は増加、一方で滞在時間は減少傾向【アドビ調査】
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スポーツ用品・機器のブランドを傘下に持つアメアスポーツは、「ECを中心に据えたグローバル共通のマーケティング基盤」を構築する構想を立てています。最初に対象となった市場は日本。中でも、アメアスポーツが持つブランドの1つ「SALOMON ※」からプロジェクトが始まりました。本プロジェクトを主導したアメアスポーツジャパンの岡本真悟さまと、パートナーを務めた電通アイソバーの平博介に、一連の取り組みと成果について聞きました。
――今回はアメアスポーツジャパンさんに、ECを中心に据えたマーケティング基盤構築のプロジェクトについてお話を伺います。まず貴社のご紹介と、岡本さんの担当領域を教えてください。
アメアスポーツジャパン 岡本さま(以下、岡本):アメアスポーツは、「SALOMON」や「Wilson」をはじめとする7つのスポーツブランドを傘下に持ちます。当社はその日本法人として、国内での7ブランドの製造販売やお客様とのコミュニケーションを担っています。私はその中で、デジタルコマースのディレクター(統括部長)を担当しています。
――今回、ECプラットフォームである「Magento Commerce Cloud」を導入されていますが、それに至るプロジェクト全体の目的や構想の全体像をお聞かせください。
岡本:グローバルのアメアスポーツ全体で使用する共通のECプラットフォームを構築し、それを中心としたマーケティング基盤を整えるという、4年がかりの構想「Unified Digital Platform」があります。別の言い方をすると、「コマースエコシステム」の実現です。その布石として、まず日本のSALOMONブランドにおいて、ECの刷新やそれを中心に据えたビジネス全体の最適化を図ることになりました。その後、要件定義の内容やノウハウなどをアジア、ヨーロッパ、およびアメリカへと広げ、グローバルへの橋渡しをしていくという流れです。

現在、各国で展開する7つのブランドが、それぞれ独自のデジタルマーケティング基盤を有しています。この状態だと、市場ごとの個別最適化はできても、ブランドや国を横断してオーダーや在庫、顧客情報、商品情報、ブランド素材などを管理することが困難です。また、日本では2016年から、SALOMON、ARC’TERYX、SUUNTOの3ブランドのECで「Magento1.9」を採用していましたが、我々の構想を実現するには機能的に不足が多く、それがペインポイントとなっていました。
今回、グローバルでECプラットフォームを統合することを見据えて、まずは「Magento Commerce Cloud」(以下、Magento Commerce)へのアップグレードに踏み切りました。本国のスイスでもMagentoを採用していましたし、今後必要になるシステム連携の柔軟性などを鑑みても、Magento Commerceへの移行は必要な流れでした。

――グローバルでの「コマースエコシステム」の構築という大きな計画が、ベースにあったわけですね。電通アイソバーをパートナーに選定されたポイントをお聞かせください。
岡本:売上向上だけを目的に、単発ブランドのEC基盤を構築するなら、他のパートナーさんでもできたかもしれません。今回はそうした“点”の動きではなく、Magento Commerce導入の先に、例えば顧客データと連携した魅力的な顧客体験(CX)の提供なども見据えた構築をしていきたいと考えていました。なので、CX向上に知見があり、運用も見通せるパートナーさんと組むのが理想でした。
また、今回のテーマはグローバルでのEC基盤統合ですので、SALOMON本社があるフランスと日本を連携しながらプロジェクト推進できるパートナーにお願いしたいと考えていました。そこで、海外にもネットワークを持つ電通アイソバーさんに依頼することになりました。


――電通アイソバーでは、今回のプロジェクトはどういった点がポイントだと捉えたのでしょうか?
電通アイソバー 平博介(以下、平):今日、多くの企業が、市場や顧客の変化に対してスピーディー且つ柔軟に対応することをますます重要視しています。そのため、マーケティング基盤を整える上でも、オールインワンのパッケージシステムを導入するのではなく、1つ1つ最適なツールを選定して、それらを連携させるという方法をとる企業が増えています。また、これを本当の意味で実現するためには、組織やベンダーの垣根を取り払い、エンドユーザーのCXに寄り添った中立的なプロジェクトの推進も必要不可欠です。そこが、まさに我々電通アイソバーがCXデザインファームとしての強みを発揮できるポイントだと感じました。

とくに今回のプロジェクトは規模が大きく、また広い視野が求められるプロジェクトでした。肝心なのは「グローバルでの最適化とマーケットでの最適化の両立」です。
グローバルの観点で重要だったのは、先ほど岡本さんが話されたように、ブランドや国を越えた各種の情報管理を実現することです。オーダーや在庫管理、商品情報、売上といったすべての項目を集約して把握し、次なるインサイトを見出すなど、付加価値のある運用基盤にすることが求められました。
一方、マーケットでの最適化とは、言い換えるとローカルの視点です。日本なら日本の市場や顧客ニーズに応じた商品・プロモーションを柔軟に行い、状況に応じてクイックな軌道修正ができることが重要だと考えました。
今回のプロジェクトで重要なのはこの2つを両立させること、つまりグローバルブランドの世界観やプレゼンスを保ちつつ、日本向けにローカライズされた企画を実現するということです。
――なるほど。なかなか難しい部分だと思いますが、これを実現するために重要なことはどのようなことでしょうか?
平:まず、ECが持つべき機能の再定義が重要となります。本プロジェクトで目指していたECは、単にオンラインで商品を買うことができるシステムではありません。ECも顧客とのコミュニケーションの重要な接点と考えると、持たせる役割や考え方も変わってきます。それをふまえて、グローバルとローカルそれぞれで具体的にはどのような機能が必要なのかを1つずつ検討していきました。
もうひとつは、マーケットの早い変化に対応できる仕組みです。これは、顧客の目に触れる部分であるフロント機能と、企業のオペレーションを問題なくこなすための基幹システムの分離をするという構築方法をとることで対応しています。
――SALOMONでのMagento Commerce導入は、大きな動きの中での、いわば試金石となる重要なプロジェクトになりますよね。優先順位とスコープを決めるにあたって、注視された部分をお聞かせください。
岡本:グローバルでの動きを見通す一方で、ローカルの視点も欠かせません。私は日本市場の売上最大化というミッションも担っているので、この先にグローバルに展開する共通仕様を考えながら、決済手段の最適化などローカルで必要となるポイントを織り交ぜていくことが必要でした。なので、そのバランスに配慮しましたね。
――グローバルを見据えたうえでのローカライズとは、具体的に何をどのように進めたのでしょうか。
平:例えば、Magento Commerceには、図のように「ホームページ」「PLP(商品一覧ページ)」「PDP(商品詳細ページ)」「ショッピングカート」「チェックアウト」といった形でテンプレートページが用意されています。この内容を元に、グローバルと日本でそれぞれ使う機能を満たしているか、また不足部分がないかなどを参照し、フィット&ギャップを図っていくイメージです。他の要件も細かく優先順位を定め、必要なローカライズを行いました。


――ではMagento Commerceの導入で、具体的にどういったことが可能になりましたか?
岡本:主に3点あります。1つ目は、グローバルで統一された質の高い商品情報を、すばやく届けられるようになったことです。Magento1.9の時代は、市場ごとの最適化にとどまっていたので、同じ商品の情報でも国によって内容や見せ方にばらつきがありました。
2つ目は、1つ目とも関連しますが、コンテンツ管理がしやすくなったことです。これまでは、各ブランドの本社で決定した情報を元に、日本向けの商品情報へと作り変えていました。今回を機に、本社からの情報を日本語訳するだけで、簡単にサイトに反映して顧客に届けられるようになりました。
3つ目は、Magento Commerce外のシステムとのつなぎ込みです。ECには必要不可欠なオーダーマネジメントシステムはもちろん、ECで得たデータをマーケティングに活かすためのBIツールも連携し、活用に向けた整備が完了しました。その他、アクセス解析ツールや受注情報管理システム、CRM(顧客関係管理)ツールなど、デジタルマーケティングに必要なツール連携も整いました。

――ローカライズの観点では、決済システムにも配慮が必要そうですね。
岡本:そうですね、ECの要になる部分だと思います。日本だとクレジットカード払いが6割ほどですが、コンビニ支払いや銀行ATM、ネットバンキングも使われています。日本ならではの手段として、カードに次いで代引きのニーズが高かったりするので、この要件を盛り込むのも不可欠でした。
今後も日本独自で伸びるペイメントがあると思います。目下、取り組んでいるのはAmazon Payですね。将来的には、QRコード支払いなどへの拡大も検討しています。

――日本のSALOMONブランドへのMagento Commerce導入を経て、また今後のグローバルでのプラットフォーム統合を見据えて、ECビジネスとしての展望を伺えますか?
岡本:今回アップグレードした自社サイト以外に、我々はマーケットプレイスや取引先様のECプラットフォームでも、顧客とのオンラインの接点を持っています。こうした場所との連動や役割分担を明確にして、どのチャネルから入ってこられた顧客にも、より深いブランド体験を提供したいと考えています。
具体的には、外部チャネルから接触した方にも自社サイトに来ていただいて、今回のプロジェクトで充実させたコンテンツや、サイト限定のコレクションやイベント発信に触れていただけたらと思っています。自社サイトはショッピングの場であると同時に、我々のブランディングとオンラインマーケティングの場でもあるので、戦略的に付加価値を高めていきます。そのブランドのファン化を促進すると同時に、異なるブランドに接触していただくきっかけにもしたいですね。
平:今回のアップグレードで、グローバル連携とコンバージョンに至る導線の整備の両立を図りました。ブランドの世界観がよく伝わるコンテンツの充実や、見やすく選びやすいサイト体験そのものはCRMの観点でもプラスになりますよね。そうした部分を、今後さらに強めていかれるのですか?

岡本:その通りですね。同時に、まだデジタル化が及んでいない領域もあるので、複数の観点で拡張を考えていきたいです。例えば、各地のスキー場に設置しているレンタル施設「サロモンステーション」の仕組みなどは、まだアナログです。こうした部分のCXも見直し、デジタル化を推進することで、よりオンラインとオフラインのシナジーが生まれると思っています。
――最後に、今回のプロジェクトの手応えなどをお聞かせください。
岡本:今後グローバルに橋渡ししていくためのノウハウを、良い形で築くことができたと思っています。その部分では日本がグローバル全体に大きく貢献できたと手応えを感じています。お客様には、今回の刷新を通してより深いブランドの世界に触れていただき、また他のブランドもぜひ知っていただいて、スポーツライフの充実に我々が貢献できたら幸いです。
平:長期的な視点と広い視野が求められるプロジェクトに併走させていただき、我々の知見にもなりました。各ブランドの熱心なファンの方にも、ビギナーの方にも、新しい発見や楽しみをお届けできるサイトになっていくのではないかと思います。今後も、アメアスポーツさん全体の先進的な取り組みをご支援させていただけたら嬉しいです。

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2021年4月以降の「緊急事態措置」「まん延防止等重点措置」に伴う「飲食店の休業・時短営業」「外出自粛等」の影響で、売り上げが50%以上減少した中小法人などに上限20万円/月、個人事業主などに上限10万円/月を給付する「月次支援金」。経済産業省は4-5月分の申請を6月中下旬、6月分は7月1日から始める。給付条件などを解説する。
「緊急事態措置」「まん延防止等重点措置」に伴う「飲食店の休業・時短営業」「外出自粛等」の影響で、2021年の対象月の売り上げが2019年または2020年の基準月(2021年の対象月)の売り上げと比較して、50%以上減少した中小法人、個人事業者などに、事業の継続・立て直しのための支援金を給付する制度。
「月次支援金」の給付は2021年1月に発令された緊急事態宣言の影響緩和のための給付金制度「一時支援金」の仕組みを採用。事前確認や提出資料を簡略化し、申請者の利便性を高めるとしている。



次の1または2の要件を満たす事業者は、業種や所在地を問わず給付対象となり得るという。



2021年の4月以降の対象月と、2019年または2020年の基準月と比べて月間売上が50%以上減少している中小企業や個人事業者で、1か月あたり、中小企業などの上限は20万円/月、個人事業者などは10万円/月。
2021年4月以降の対象月の売り上げと、2020年または2019年の基準月の売り上げの差額分が給付額になる(上限がある)。
申請の受け付けは、4月と5月分は6月中下旬から、6月分は7月1日から。
なお、「緊急事態措置」「まん延防止等重点措置」が複数月にわたる場合、新たに対象措置が実施されて対象月が増えた場合などは、それぞれの月において売り上げが50%以上減少し、必要な給付要件を満たせば、申請を行うことができるとしている。


事業活動に季節性があるケース(夏場の海水浴場など)における繁忙期、農産物の出荷時期以外など、通常事業収入を得られない時期を対象月として給付を申請する場合は給付対象外。売上計上基準の変更、顧客との取引時期の調整による対象月の売上減少、単に営業日数が少ないことによる対象月の売上50%以上減の場合は、給付要件を満たさないとしている。
申請前に、登録確認機関で事前確認を受ける必要がある。

3 申請者の利便性向上のために「一時支援金」の仕組みを用いるため、「一時支援金」受給者は、事前確認や提出資料を簡略化できる。
また、2回目以降の「月次支援金」受給(たとえば、4月分を受給し、5月分を受給申請する場合)をする場合も、提出資料を簡略化できるとしている。

手続きはオンラインで行う予定。また、オンラインでの申請が難しい場合は、事務局で申請サポート会場を設置するとしている。
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オリジナル記事:緊急事態宣言やまん延防止措置で影響の中小企業20万円/月・個人事業者10万円/月(上限)を支援する「月次支援金」とは
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Visaは、オンラインで実施した「Asia Pacific Visa Security Summit」で、アジア太平洋地域における消費者行動の変容に関する主なトレンドと、1500以上のパートナーやクライアントに対して商取引環境の変化に応じた強固な決済体験の必要性を解説した。
新型コロナウィルス感染症拡大で、「健康や安全の観点から非接触決済のニーズの拡大」「オンデマンドのeコマース体験に関するサービスの質とスピードに対する期待の高まり」「eコマースと実店舗におけるショッピングの境界があいまいになっている」――この3点を、アジア太平洋地域における主なトレンドとして消費者行動の変容を説明した。
消費者は健康と安全を重視し、非接触決済やタッチ決済に注目するようになる。アジア太平洋地域では現在、Visaの対面取引の2件に1件が非接触決済。Visaは、非接触決済が現金決済に取って代わり、企業や消費者の一般的な決済方法になると考えている。
ショッピングの際、商品やサービスをいつでもどこでも手に入れられることが求められるようになる。スピーディーかつスムーズで便利なショッピング体験と決済体験が必要となる。
Visaのデータによると、旅行を除き世界のeコマースに使われる決済情報は、対前年四半期比で20%以上増加。一方、インドとシンガポールにおけるeコマースの決済金額は、直近の3四半期比で平均30%以上増えている。消費者が実店舗でのショッピングを再開した後も、eコマースの成長は引き続き堅調で、この変化は継続すると予想する。
パンデミックが契機となった商取引トレンドの変化により、消費者は新しいショッピングや取引の手段へと移行。こうした変化に伴い、不正利用は従来の取引からデジタルコマースに移行。Visaはそれらに対処するため、決済業界が積極的な措置を講じるよう呼び掛けている。
「2021 Asia Pacific Visa Security Summit」は、アジア太平洋地域最大の決済セキュリティーイベントの1つ。2021年5月18~21日に実施。消費者行動パターンの変化に対応した企業の体制作りなどについて議論が交わさた。
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オリジナル記事:Visaが提言する3つの消費トレンド&ECビジネスの不正利用対策
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東京都が実施した若者(15歳以上から30歳代)へのオンラインアンケート調査によると、よく利用する「SNS・Webサイト」でLINEが約8割で最多となった。
いくつかの選択肢を用意し回答者に選んでもらう選択回答形式で、「この中でよく利用するSNS・webサイトは何ですか」と質問、LINEが79.3%で最多だった。「YouTube」が64.1%、「Twitter」が55.8%、「Instagram」が49.6%で続いた。「Facebook」は20.8%だった。

緊急事態宣言中に「外出をする主な目的」について聞いたところ、最多は「買い物をする」で70.2%。「散歩や運動を行う」が40.8%で続いた。

「緊急事態宣言期間中、通学・仕事以外で、平均して週何日ぐらい外出をする予定ですか」という設問では、「週1日」が最多で27.7%、「週0日(外出予定なし)」が25.2%で続いた。

東京都は、新型コロナウィルス感染症防止に関し、若い世代の外出自粛などについて効果的な呼びかけを行うために、意識や行動に関してオンラインアンケート調査を実施した。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:若者がよく利用するSNSはLINEで約8割、FBは約20%。緊急事態宣言中の外出理由は「買い物をする」が7割
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Shopifyとの提携強化を発表したGoogle。しかし、そのShopifyとデータを中心とした新たなECの仕組みも動きつつあります。主役は誰なのでしょうか?
GoogleがShopifyとの提携を強化 ?コマーステックが行き着く未来とは | REWIRED
https://rewired.cloud/2021/05/20/google-shopify-partnership/
App Unity とLINE業務提携の発表を終えて | kenko69 | note
https://note.com/kenko69/n/n6d0d6964708b
まとめると、
ユーザーとの接点を生むプラットフォームは次々出現しますし、それに合わせた新しいプロモーション手法も生み出されます。それと同じスピードの進化がそれ以外の領域でも並行して起こる中で、コマースプラットフォームさんが自社だけ全てをアップデートしていくことはもはや不可能なのです。
なので、コマースプラットフォームの事業者さんは、自社のコアコンピタンスにしっかりリソースを投下し、それ以外についてはアンバンドルされた各機能を提供する各社と協力体制を作りながら、総合的に価値を提供していく、という方向になっていくと考えます。
ECに関わるジャンルで個別に進化と競争が始まっています。どこか1つの集客方法、どこか1つの決済方法だけではやっていけないのは実感されていますよね。であれば、根っこの商品データは自社でしっかり整備しておいて、その周辺はデータでつなげてしまえばいいのでは? というのが「ヘッドレスコマース」の考え方です。そして、今までは1つになっていたものをバラバラにするのが「アンバンドル」。そのバラバラにされたものが商品や決済を再び束ねる動きも出てきていて、それが「リバンドル」。もうわけがわからない世界です。
EC事業者は何をすればいいのか ? それはデータの整備です。商品データ、顧客データ、販売データなどを自社でしっかりまとめておいて、いつでも取り出して加工できるようにしておくということです。データはAmazonやShopify、Google広告などにつなぎ込めば問題なく動く世の中が目の前に迫っています。
現在使っているカートなどはデータを抜き出すことができるでしょうか。抜き出せなければ、他につなぎこむ込むこともできまず、使えないサービスが増えてきます。使えたとしても機能の半分も使えないでしょう。
ちょっと先のECを考えるのであれば「データの持ち方」を整備しておくべきです。幸いなことにまだ時間はありますので、今のうちに考えておいてください。いざというときに焦って動くと、某メガバンクのような事態になってしまう可能性が高いです。ECを伸ばしたいのならデータの整備から。これを覚えておきましょう。
変化が起こったこの1年、EC利用にはどう影響した?数字でよみ解くEコマース[2021年1月~3月 futureshopサービスまとめ] | futureshop
https://www.future-shop.jp/magazine/infographic-2020ec-4
期間中の注文件数は昨対比147.68%。ということは、4月~6月はもっと伸びているはずですね。
モール透明性向上のための取組のご紹介 | Yahoo!ショッピング
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/digitalplatformer/
「検索順位の決定の仕組みについて」などが書かれています。時間のある時に読んでおきましょう。
事業者がキャッシュレスを導入しない理由は手数料が高いからだけではない | コムサポートオフィスブログ
https://www.com-support-co.jp/blog/14978
データの世界とは対照的な世界。ここに居続けるのであれば現金だけでもいいですが、拡大はしないですよね。
楽天が独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」を終了へ。ラストワンマイルは日本郵便などへ移管、出店者への影響はなし | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8729
楽天だけで人口カバー率を上げるのはかなりのコストがかかるという判断のようです。
自社ECはかっこつける場ではない 等身大で商売するショート動画の可能性とFirework活用を考える | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/9121
「自社ECでは小手先のハックで売上を上げるという既存の固定観念からは脱却しましょう」。とのこと。
ネットショップ動向調査~小規模/大規模ネットショップ~ 月商1000万円未満/1000万円以上のそれぞれのWeb担当者に聞いた。 月商1000万円以上のWeb担当者の約半数がカスタマージャーニーを重視していた! | Webly
https://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/1397
EC事業者のSNS利用実態調査レポート | デジタルシェルフ総研
https://itsumo365.co.jp/lab/13156/
このデータを見ると小手先のハックで売上を上げようとしている人が多そうです。
通販番組で「街頭インタビュー」流す本当の理由 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/424829
通販もCMも結論から流しますよね。であればネットショップも情報の出し惜しみをしないこと。
私たちが大事にしているのは「事業規模に関係なく、品質で正しく評価をされること」
カンブリア宮殿の放送を終えて。食べチョクのこれまでとこれからをまとめます。 | 秋元里奈@食べチョク代表 | note
https://note.com/akirina/n/n115090cd9c6a
大きな会社だから信頼できるのではなく、信頼できる会社だから大きくなれるということですね。
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オリジナル記事:ECでのAmazonとGoogleの競争が激化。中心にいるのはShopify?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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エイベックスの2021年3月期におけるEC売上高は、前期比37.3%減の89億3200万円だった。
新型コロナウィルス感染症拡大で、観客を動員するライヴやイベントの中止、延期、規模縮小による開催が相次ぎ、ライヴ・イベントの積極的な開催が困難となったことが影響した。それに伴い、音楽コンテンツの企画・制作・販売を行う「音楽パッケージ」が減収し、ECにも響いた。DVDやブルーレイなどの販売落ち込みが影響した。

DVDやブルーレイなどを販売している「音楽パッケージ」事業の売上高は同20.4%減の205億8800万円。2021年3月期はライヴの公演数が前の期と比べて約8割減ったことに伴い、グッズなどの企画・制作・販売を行う「マーチャンダイジング」事業の売り上げが減少したこともECの減収に影響した。「マーチャンダイジング」事業の売上高は、同75.6%減の21億1800万円。

新しい取り組みとして「a-nation online 2020」などのオンラインによるライヴやイベントの開催、オンラインによるアーティスト公式グッズの販路拡大など、デジタル技術の活用を強化した。
なお、2021年3月期からセグメント分けを刷新。音楽事業に含まれているデジタル・プラットフォーム事業(EC/ファンクラブ/チケットサービス)をデジタル事業へ統合し、デジタル・プラットフォーム事業に再編している。
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オリジナル記事:エイベックスのEC売上は37%減の89億円(2021年3月期)、コロナ禍の影響が響く
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まとめると、
GoogleのEC強化がより鮮明になってきました。すでに提携しているShopifyとより強固に提携すると発表するくらいですから。そして、Googleでのあらゆる検索行動と商品を結び付け、YouTubeと商品の接続も進んでいます。すでに広告収入で利益が出ているために他とは違い手数料を取らなくても良いのが強み。EC事業者の皆さんは御存じの通りで、わずかな手数料でもいろいろなサービスを利用するとその積み重ねはばかになりませんからね。
とはいっても、日本の場合は価格の比較ならカカクコムが普及していますし、買うものが決まっていれば、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのどこかでほぼ買えますので、そこにどうやってGoogleが食い込んでくるのかは見ものです。
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https://jp.techcrunch.com/2021/05/19/2021-05-18-google-partners-with-shopify-on-online-shopping-expansion/