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LINEが「ビジネスマネージャー」を提供

4 years 1ヶ月 ago

LINEが、データを広告主単位で統合して管理できるサービス「ビジネスマネージャー」を提供。LINE内外のデータを横断的に活用できるデータソリューション構想「LINE DATA SOLUTION」のデータ統合基盤。 LINEが利用者から許諾を得て取得したデータと、広告主が持つデータを統合して、LINE公式アカウントやLINE広告での配信に利用できる。

LINE、LINEのデータと広告主が持つ自社データなどを統合管理して広告配信に活用可能な「ビジネスマネージャー」の提供を開始
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2021/3970

noreply@blogger.com (Kenji)

「実店舗の在庫確認と取り置き」「自社ECとの在庫シェアリング」など実装、ZOZOのOMOプラットフォーム「ZOZOMO(ゾゾモ)」とは?

4 years 1ヶ月 ago

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、「ZOZOTOWN」とブランドの実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO(ゾゾモ)」を11月1日から始めた。「ZOZOTOWN」上で、「実店舗の在庫確認と取り置き」「販売サポートツール」「自社ECとの在庫シェアリング」という3つのサービスを提供する。

OMOプラットフォーム「ZOZOMO」とは

「ZOZOMO」は「ZOZOTOWN」とブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぎ、ブランドの売り上げを支援するプラットフォーム。「ZOZOTOWN」を通じて蓄積したファッション領域の膨大な知見、ファッション好きのZOZOスタッフならではの視点、年間購入者数989万人を誇る「ZOZOTOWN」の販売力を生かし、複数のサービスを展開する。

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム ZOZOMOが提供する販売の仕組み
「ZOZOMO」が提供する販売の仕組み

サービス開始時は次の3つのサービスを提供する。

①「ZOZOTOWN」上でのブランド実店舗の在庫確認、在庫取り置き

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム ブランド実店舗の在庫確認、取り置き
「ZOZOTOWN」上でのブランド実店舗の在庫確認、在庫取り置き方法

ブランドは「ZOZOTOWN」を訪れるユーザーに実店舗の在庫情報を知らせることで、実店舗への集客と実店舗における別商品のあわせ買いが期待できる。ファッション領域において、実店舗の在庫取り置き機能を用いてECモールから実店舗や商業施設へ送客を行うサービスは、「ZOZOTOWN」と同規模のECモールにおいては国内初となる。

11月1日から「ZOZOTOWN」上でユナイテッド・アローズ、シップス、F・Oインターナショナルなど大手セレクトショップなど複数ブランドの実店舗在庫の確認が可能となる。対応ショップ数は順次拡大予定。また、実店舗の在庫確認機能に対応したブランドから、在庫取り置き機能への対応も順次進めていくという。

在庫取り置きの対象商品であれば、ユーザーは「ZOZOTOWN」で在庫切れの商品でも実店舗の在庫を取り置きすることが可能で、希望のタイミングで商品を実店舗で購入、受け取りができる。実店舗で受け取る場合は送料がかからず、ショップスタッフによる接客を受けた上で、安心して商品の購入、受け取りができるメリットがある。

②ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS(ファーンズ)」

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム ショップスタッフ専用ツールFAANS
ZOZOが提供するショップスタッフ専用ツール「FAANS」

「FAANS」はECで買い物をするユーザーとショップスタッフの新たな接点を創出し、ショップスタッフの効率的な販売をサポートするショップススタッフ専用ツール。

ローンチ時は、「ZOZOTOWN」上で実店舗の在庫取り置きを希望したユーザーへの対応を、ショップスタッフが「FAANS」上の簡単操作で完結できる機能を導入する。この機能により、ショップスタッフは店舗での接客の隙間時間にスムーズに在庫取り置きの対応が可能となる。

ショップスタッフが「FAANS」を通じて対応することにより、ユーザーは実店舗在庫の取り置き依頼から取り置き完了の通知受領、店舗で在庫を購入し受け取る際に必要な二次元コードの発行まで、すべて「ZOZOTOWN」のオンライン上で完結させることができる。

今後、「コーディネート投稿機能」や、投稿コーディネート経由の売り上げなどを可視化する「成長確認機能」の正式リリースを予定している。「LIVE配信やオンライン接客機能」などの構想も検討中だという。

③ブランド自社ECと「ZOZOTOWN」の在庫シェアリング「Fulfilment by ZOZO(フルフィルメント バイ ゾゾ)」

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム Fulfillment by ZOZO
「ZOZOTOWN」の在庫と自社ECの在庫を一元管理できる「Fulfilment by ZOZO」

「Fulfilment by ZOZO」は、2019年5月からスタートした、「ZOZOTOWN」の在庫とブランド自社ECの在庫を一元管理することで、各チャネルにおける商品欠品による販売機会損失を最小化するサービス。

ZOZOが運営する「ZOZOBASE」がブランド自社ECの物流機能も担うため、ブランドは倉庫拡張に伴う設備投資、人件費、人員の採用、在庫保管料のコストがかからない。

「ZOZOTOWN」とブランド自社ECの在庫を一元管理するため、「ZOZOTOWN」と自社EC上で両サイト共通の在庫情報がまとめて表示される。ユーザーは、「ZOZOTOWN」または自社ECいずれかの在庫状況だけ見て「売り切れで購入を諦める」という購入機会損失を最小限に抑えられる。

藤田遥
藤田遥

【ZOZOの2021年4-9月期】取扱高は23.6%増の2295億円、営業利益20%増の237億円

4 years 1ヶ月 ago

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの2021年4-9月期(中間期)連結決算によると、商品取扱高は前年同期比23.6%増の2295億700万円だった。

売上高は同14.6%増の762億1200万円、営業利益は同19.5%増の237億9100万円。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 2021年4-9月期(中間期)連結
2021年4-9月期(中間期)連結業績の概要(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

事業別商品取扱高は、ZOZOTOWN事業が同6.8%増の1774億5400万円、PayPayモールが同119.1%増の191億5400万円、BtoB事業は同17.3%増の124億5800万円。

ZOZOTOWN事業の内訳は受託販売が同6.2%増の1705億5600万円、USED販売が同18.8%増の56億2700万円、買取・製造販売が同64.1%増となる12億9500万円だった。

ZOZOは今期から、ZOZOTOWN事業内の事業区分を変更している。従来の受託ショップは「受託販売」、ZOZOUSEDは「USED販売」、買通ショップ・PB事業・MSP事業は「買取・製造販売」となっている。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 商品取扱高の推移
商品取扱高の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

ZOZOTOWN事業の商品取扱高が増加したのは、ZOZOTOWNに新規出店したショップ数の増加、購入者数の増加が影響したようだ。

2021年7-9月期(純第2四半期)末時点の出店ショップ数は1502店舗、同会計期間内に出店したショップ数は38ショップで、14ショップの純増となった。主な新規出店ショップは世界的に有名なラグジュアリーブランド「CHANEL」、主に高品質なスーツケースを提供する「RIMOWA」、時計の専門店「SWATCH」など。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 「ZOZOTOWN」出店ショップ数の推移
「ZOZOTOWN」出店ショップ数の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

第2四半期末時点の年間購入者数は、前年同期末比12.3%増の989万784人。このうちアクティブ会員(過去1年以内に1回以上購入した会員)数は同14.4%増の850万7997人だった。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 年間購入者数
年間購入者数(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

第2四半期末時点のアクティブ会員1人あたりの年間購入金額は、前年同期4.5%減の4万2343円、年間購入点数は同2.0%減の11.5点。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 アクティブ会員1人あたりの年間購入金額
アクティブ会員1人あたりの年間購入金額(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

このうち、既存アクティブ会員(会員登録から1年以上経過しているアクティブ会員)の年間購入金額は同4.8%減の4万9037円、年間購入点数は同2.2%減の13.3点だった。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 既存アクティブ会員の年間購入金額
既存アクティブ会員の年間購入金額(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

アクティブ会員、既存アクティブ会員の年間購入金額が減少しているのは、新型コロナウイルス感染拡大以降、新規会員獲得の増加による全アクティブ会員、既存アクティブ会員において会員歴の浅い会員の構成比上昇、商品単価の下落が続いているためとしている。

第2四半期会計期間末の平均商品単価は、前年同期比3.5%減の3264円、平均出荷単価は同0.3%減の7346円、1注文当たりの購入点数は、同3.2%増の2.25点だった。出荷件数は同7.3%増となる1181万6663件となっている。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 平均商品単価の推移
平均商品単価の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)
ZOZOの2021年4-9月期連結業績 平均出荷単価の推移
平均出荷単価の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)
ZOZOの2021年4-9月期連結業績 出荷件数の推移
出荷件数の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

ZOZOの2022年3月期連結業績予想は、売上高が前期比10.3%増の16126億円、営業利益は同8.3%増の478億円、経常利益は同7.7%増の478億円、当期純利益も同7.7%増となる333億円を予想している。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 2021年4-9月期のアクティブ会員属性
2021年4-9月期のアクティブ会員属性(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

あえて「コンビニの近く」に出店するオリジン弁当の出店戦略3つの差別化 | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

4 years 1ヶ月 ago
地域に根ざした「家庭の台所代行業」として、顧客の健康に寄与したいという思いで始めたという弁当専門店「オリジン弁当」。コンビニエンスストアの近くに、あえて出店する戦略とは

オリジン東秀が運営する「オリジン弁当」は、1994年に1号店のオープンから、わずか10年で500店舗を突破。現在では、全国的にも多くの人が知る弁当業界の大手へと成長しました。

そんなオリジン弁当は、競合にもなりうるコンビニエンスストアの近くに、あえて出店しているといいます。

地域に根ざした「家庭の台所代行業」として、顧客の健康に寄与したいという思いで始めたという弁当専門店。たった10年で急成長を遂げる弁当専門店になった背景には、どんな戦略があったのでしょうか。

オリジン弁当の誕生と現在地

オリジン弁当の原点は、中華料理店「東秀」にあります。そこから弁当事業へとシフトし、1994年にオリジン弁当の1号店をオープン。事業を順調に成長させ、運営会社の「オリジン東秀」は2008年よりイオンリテールの傘下に入りました。

オリジン弁当が世の中に広まった背景の一つとして、手づくりの惣菜を均一価格で量り売りする手法が挙げられます。

およそ30年前の当時では斬新だった「量り売りの弁当屋」というモデルは、次第に世間にも浸透することとなりました。

オリジン弁当が「コンビニの近く」にある理由

量り売りという斬新なアイデアに加えて、オリジン弁当が取った戦略は、「意外な場所に出店する」ことでした。それは、「大手コンビニの近く」。

弁当も扱っているコンビニ、つまり競合となる店の近くに出店するというのは、一見すると奇妙にも思えますが、その理由はどこにあるのでしょうか。

市場調査のコストを最低限に

出店場所を失敗なく選ぶには、その立地周辺にどのような人が通って、どれほどの売上が見込めるのかといった市場調査が必要です。

しかし、これには、大きな費用がかかるリスクも生じ、事業者にとっては出店する以前の負担となります。

そこでオリジン弁当は、新店舗を軒並みコンビニの近くに出店することにしました。

大手コンビニは、しっかりとした交通量を始めとした市場調査を入念に実施し、出店場所を厳選してから出店をかけています。

その隣、もしくはできる限り近くに出店することで、コンビニが算出した同じ条件で入り込むこと店舗をオープンさせることができたのです。

「コンビニと差別化しなければならない」ハードルも

このオリジン弁当が取る出店戦略を取った場合、当たり前のことではありますが、コンビニが扱っている商品と「差別化」できなければ、結局顧客を取られてしまうでしょう。

そんな中でも、オリジン弁当はこのハードルをクリアしてきました。

競合に打ち勝つ、オリジン弁当3つの差別化

先述の通り、コンビニの近くに出店するという戦略を取っているオリジン弁当にとって、近くにいる巨大なライバルに打ち勝つ「差別化」が何よりも重要です。

この状況で戦うためにオリジン弁当が出した答えが、弁当専門店本来の特徴に独自の手法を取り入れることで生まれる「コンビニに勝る価値」でした。

1. 店内調理

コンビニの多くが、弁当工場で作った弁当を、配送センターを経由して各店舗へと届けるという手法を採用しています。店舗面積や物流上の問題で、店内調理は難しいのが一般的です。

一方、弁当の専門店であるオリジン弁当は店内調理が基本となっています。作ったばかりの商品だけでなく、オーダーが入ってから調理を始め完成させる、できたての提供にも対応しています。

パン粉づけからおこなう揚げ物、パテから焼くハンバーグなどをはじめ、多くの惣菜、弁当のおかずの多くを店内で調理することで、大きく差別化しているのです。

時間も5分ほどで顧客に渡せるようにしているため、提供スピードにおいてもコンビニと比較したタイムリミットを独自に設けるなど、マイナスとなる要素を極限まで抑えてあります。

2. 豊富なラインナップ

オリジン弁当の店舗では、毎日40種類以上のお惣菜が店内に並びます。

お弁当でも30種類を超えるラインナップとなっており、圧倒的な品揃えを誇ります。

3.ボリュームへの配慮

ご飯やおかずなどのボリュームの増減が不可能なコンビニの弁当や総菜に対し、オリジン弁当では、ボリュームのあるお弁当、小さめのお弁当、おにぎりで対抗。

野菜をたくさん使ったお惣菜やサラダなど、顧客が総菜の種類はもちろん、その量も自由に選べることでも老若男女に対応し、毎日飽きないラインナップを実現しています。

また、惣菜を均一価格で量り売りする独自のスタイルの確立は、コンビニに対抗するという観点からも有効で、好きなものをより好きな量で食べたい需要に応え、食事に一品付け足したい時にも重宝されるようになりました。

さらに容器にも着目し、大小のパッケージの使用や仕切りのあるトレーを利用するなど工夫を凝らすことで、分量もより自由自在に選びやすくするなど、細かな点でも工夫しています。

移り変わる時代の中、オリジン弁当の業態も変化へ

しかし昨今、コンビニの商品開発に関する成長は著しく、そのクオリティは弁当専門店にも勝るとも劣らないレベルへと進化しました。

そうした中で、オリジン弁当も既存店をイートインも可能な形態に変化させたり、定食屋スタイルの店舗を展開するなど、新業態へと移行する動きがうかがえます。

あえて競合の近くに出店するという戦略を取り、成長してきたオリジン弁当。今後いかにして事業をさらなる成長へと導いていくのか、今後の動向に注目です。

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ
口コミラボ

ECサイトの集客施策で重要な「SEO」とは? メリットやデメリット、コンテンツSEOのコツを解説 | 今日から試せるネットショップ運営ノウハウ powered by カラーミーショップ

4 years 1ヶ月 ago
ECサイトを運営する上で、多くのショップが課題としてあげる「集客」。そのなかでも重要な「SEO」についてメリット、デメリットなどを解説します

ネットショップ・ECサイトを運営する上で、悩みの1つとして多くあげられるのが「集客」です。特に始めたばかりのショップは、流入経路がほとんどないため、まず最大の課題と言っても過言ではありません。

その集客の中でもポピュラーな手法として知られているのが「SEO」と呼ばれる集客方法です。ですが、実際にSEOとはどんなものなのか? 具体的に何をすればいいのか? と疑問をお持ちの方も多いでしょう。

よむよむカラーミー カラミちゃん カラミちゃん

そこで今回は、ネットショップ運営者必見のSEO施策の解説と、オススメの方法「コンテンツSEO」についてご紹介します!

そもそもSEOって何?

SEOとは「Search Engine Optimize(サーチエンジンオプティマイゼーション)」の略称で、検索エンジン最適化とも呼ばれます。

「SEO施策」とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果で、自分のサイトを上位に表示させるために行う施策を指します。

数あるWeb集客手法の中でも最も主流な方法として知られています。

SEOのメリット

  • 広告費をかけなくても流入を獲得できる無料の施策
  • うまくいけば他の施策よりも集客力が高い
  • KW(キーワード)によっては購買意欲の高いユーザーを集客できる
  • リソースを資産として残すことができる
  • 中長期的に継続した流入が見込める
  • ブランディング効果を高めることができる

SEOのデメリット

  • 成果が出るまでに時間がかかる
  • 検索エンジン(Google)のアルゴリズム変動によって順位が変わる可能性があるのでこまめにチェックする必要がある
  • SEO施策をしても必ず効果が出るわけではない

ネットショップ・ECサイトでSEOは難しい?

キーワードにもよりますが、ネットショップのTOPページやカテゴリーページ、商品ページにおいては、よほどニッチなジャンルでない限りSEO施策で検索上位をとるのは非常に難易度が高いのが現状です。

なぜなら、購入につながるキーワードは楽天市場やYahoo!、Amazonといった有名ショッピングモールやサイトが上位を占めているほか、ネットショップのTOPページやカテゴリーページではSEO施策も限られます。その他さまざまな要因により、有名どころを抑えて検索上位に食い込むのはとても難しいのです。

※ただし、ニッチなジャンルで競合がほとんどいない場合や、自社ブランド名・商品名が固有名詞で検索されることが多い場合は、ショップや商品ページも検索上位にのる場合があります。

よむよむカラーミー カラミちゃん カラミちゃん

ネットショップがSEO施策で集客をするのは本当に難しいのでしょうか? そこで、ネットショップにオススメのSEO施策「コンテンツSEO」をご紹介します。

ショップやECサイトに独自の記事コンテンツを作る「コンテンツSEO」

基本的にネットショップ・ECサイトでは、商品ページが主なコンテンツになりますが、それとは別に「検索キーワード」を狙った記事・コラム風のコンテンツページを作ってSEO施策を行う、通称「コンテンツSEO」がオススメです。

コンテンツSEOって何?

ユーザーの悩みを解決する情報・ノウハウなどを紹介した有益な記事コンテンツを作成し、検索エンジン上位を狙って集客をする方法ですコンテンツマーケティングの1つとも言われ、現在ネットショップをはじめとした多くの会社において、王道のWeb集客方法として活用されています。

また、読み物や写真を使ったコンテンツを通じ、ユーザーと複数回コミュニケーションをとることで、商品の購入イメージを膨らませて購買へつなげられるといったメリットもあります。

ショッピング機能だけでなく記事コンテンツも取り扱っているネットショップは「メディアEC」とも呼ばれています。

コンテンツページってどんなものを作ればいいの?

  • ショップのジャンルに関連する、お役立ち情報を載せた記事・コラムコンテンツ
  • ショップの情報を発信するブログコンテンツ

などが主になります。ユーザーにとって有益なコンテンツを作ることはSEO施策的にも効果があるだけでなく、ショップのブランディングやファン作りにも有効です。

また、コンテンツ作成には価格のインパクトや商品の話題性に関わらず

  • 独自のコンテンツを通してショップや商品の魅力を伝えられる
  • 読者(来訪者)をそのままファン(購入者)にできる
  • コンテンツを起点としてショップに興味・愛着を持ってもらえる

といったメリットがあげられます。

一方で、コンテンツ作りや情報発信といった業務により、スタッフのリソースが奪われるデメリットもあります。コンテンツを発信し続けるためには多くの時間と労力が必要になるため、取り組むショップさんが多い反面、途中で挫折してしまうショップさんも多いのです。

どこにコンテンツページを作ればいいのか

ショップの環境や状況によってコンテンツページを作る場所は変わってきます。さまざまなパターンで紹介していきましょう。

ショップ内に記事コンテンツページを作れる機能がある場合

この場合、特別な作業の必要はなく、ショップ内にコンテンツを作ることができます。商品ページとは違うカテゴリーを作り、そこに記事・コラムコンテンツを作成していきましょう。

ですが機能によっては、HTMLや記事のデザインを作成するノウハウが求められる場合があります。

カラーミーショップ よむよむカラーミー SEO ネットショップがショップ内の記事コンテンツでSEO集客をするイメージ
ネットショップがショップ内の記事コンテンツでSEO集客をするイメージ

ショップにコンテンツページを作る機能がない場合

この場合は、コンテンツページを作るための環境を用意する必要があります。少々手間がかかりますが、下記の手段で環境を作るパターンが多いです。

  1. ショップのドメイン内(サブディレクトリ)にブログ作成機能を持ったツール(WordPressなど)をインストールし、ブログを作って運用する。
  2. ショップのサブドメインまたは別ドメインを取得し、ブログ作成機能を持ったツール(WordPressなど)を使ってショップのオウンドメディア(ブログサイト)を作り、そこで記事・コラムコンテンツを作成。オウンドメディア(ブログサイト)からショップに流入を促す。

1の場合、そのままネットショップと同じドメインでの運用となるため、ショップとしての認知がしやすいですが、2の場合はドメインが少し変わるため、厳密にはショップとは別サイトでの運用になります。

また、2に関してはオウンドメディア(ブログサイト)でコンテンツSEOを行って集客し、ショップに流入をさせることになるため、少し遠回りになってしまいます。

カラーミーショップ よむよむカラーミー SEO ネットショップがオウンドメディアの記事コンテンツでSEO集客をするイメージ
ネットショップがオウンドメディアの記事コンテンツでSEO集客をするイメージ

コンテンツSEOを行う上で、大切な4つのポイント

1. 自分のショップのジャンルに絞ってコンテンツを作ることが大切

コンテンツSEOを行う際は、必ず自分のショップで扱っている商材ジャンルに沿ったコンテンツを作成しましょう。なぜならサイトの専門性や網羅性も、SEOの評価のポイントになっているからです。

例えば、もしあなたがメンズファッションのセレクトショップを運営しているとします。その場合、作るコンテンツの内容は

  • 取り扱っている商材(シャツやジャケット)の着こなし方
  • コーディネートの仕方
  • アイテムのお手入れの仕方

などを解説したものが「商材ジャンルに沿ったコンテンツ」と言えます。

もちろん、自社で扱っている商材のジャンルなら、コンテンツを作りやすいというメリットもあります。

コンテンツを作る際、どんなものを作っていくべきか迷う方も多く、中には好きなことだけを書いてしまうケースも見られますが、まずは自社の商材ジャンルに絞ってコンテンツを作っていきましょう

2. ロングテールキーワードを狙っていこう(キーワード選びは大切)

SEOを行う上では、キーワード選びがとても大切です。キーワードには種類があり、「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」「ロングテールキーワード」といった検索ボリューム(検索される数)に応じたキーワードの種類が存在します。

ネットショップでコンテンツSEOを行う際は、まずはロングテールキーワードを選んでコンテンツを作ってみましょう。

ロングテールキーワードとは「メンズ チェックシャツ ボトムス 組み合わせ」などのように、複数の単語を組み合わせて検索されるキーワードのことを指します。

複数の単語を組み合わせたキーワードは、月間の検索数が少なく、検索の意図が明確なものが多いという特徴があります。また、競合が少なくSEO的な難易度が低いことから、成約(ネットショップの場合は購入)に結びつく可能性も高いです。

逆に1つの単語のみで検索される「ビッグキーワード」は、月間の検索数が非常に多く、このキーワードで検索上位をとれると大きな集客が見込めます

集客だけを考えるなら、検索されるボリュームの多いビッグキーワードを狙ってコンテンツを作るほうが一見よさそうですが、狙うライバルの多さから激戦区になりやすい特徴があります。そのため難易度が非常に高く、上位をとれたとしても膨大な時間がかかってしまう可能性があるなどの問題があります。

そこで、競合が少なく難易度もそこまで高くないロングテールキーワードを狙うことで、SEOの成果が出やすくなるうえ、上位をとればそこから継続的に集客をすることができるのです。

こういったコンテンツSEO戦略は、ロングテールSEOとも呼ばれています。

3. お客さまのためになる良質なコンテンツを作ることを意識しよう

ジャンルやキーワード選びは非常に重要であることを解説しましたが、それだけではコンテンツSEOは成功しません。狙ったキーワードの検索順位で上位をとることができなければ、サイトへの流入は発生しないからです。

では、どんなコンテンツが検索上位をとれるのかというと、それは「良質なコンテンツ」に尽きます。Googleでは、下記のサイトで良質なコンテンツに関するヒントを出していますので、ぜひチェックしてみてください。

上記のサイトでも説明されていますが、良質なコンテンツとは、要約すると「検索ユーザーのニーズを満たしたコンテンツ」です

Googleウェブマスター向け公式ブログの「Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと」ではこのように書かれています。

  • コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を十分に提供しているか
  • コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか
  • 見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか
  • ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
  • コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか
  • 検索結果の他のページと比較した場合、コンテンツは十分な価値を提供しているか
  • コンテンツは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているように思えるか? あるいは、検索エンジンで上位に表示するためだけを狙って作成されたように思えるか?

参考:Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきことより一部抜粋

これらの問いかけは、チェックリストとしても使えますので、コンテンツを作る際の参考にしてみてください。

4. 認知・集客・ファン作りの役割が強いので、あくまで売り込みすぎはNG!

自分のショップに関わるジャンルとなると、コンテンツを作る際には自社商品をついつい紹介してしまいがち。

ですが、コンテンツSEOは、あくまでキーワードを狙ってコンテンツを作る手法にすぎません。SEOで流入してくるユーザーは、基本的にあなたのショップの商品を買いたくて訪れるというより、悩みの解決方法を知りたくて検索し、コンテンツを見に来ている方がほとんどです。

そのため自社商品をたくさん紹介してしまうと、強引に売り込まれていると捉えられ、不信感を与えてしまうだけでなく、サイトからの離脱につながってしまいます

売り込むことが一概にNGとは言えませんが、紹介の頻度を減らす、売り込みを感じさせないような見せ方をしてみるなど、工夫することが大切です。

まとめ:ネットショップ・ECサイトでSEO施策を行うなら、コンテンツSEOがオススメ

今回は、ネットショップのSEO施策としてオススメな「コンテンツSEO」について解説しました。

ネットショップを運営していくうえで、SEO施策がうまく働けば集客面での大きな助けになります。

また、商材ジャンルに関連したコンテンツは、SEO施策だけでなく、サイト上に出しておくだけでも独自のコンテンツとしてお客さまに楽しんでもらえたり、メルマガ施策などに流用できたりと、多くのメリットを持っています。

打ち手の1つとしてぜひコンテンツを作ってみましょう。

この記事はカラーミーショップの公式Webメディア『よむよむカラーミー by GMOペパボ』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

よむよむカラーミー
よむよむカラーミー

コネクシオ株式会社 × 動画でリード獲得効率UP

4 years 1ヶ月 ago

「人をつなぐ、価値をつなぐ」の理念のもと、携帯電話の卸売・販売および携帯電話を利用したソリューションサービスを提供している『コネクシオ株式会社』。同社法人事業部において、スマートデバイスの提供とモバイル端末管理運用サービス、ソリューションサービスの提供を通して、お客さまのビジネス上の課題解決に取り組んでいるマーケティング担当の山添純基さん、齋藤莉奈さんに、複数の多彩な動画を制作した経緯について伺いしました。

アニメーションなら、自社商品やサービスをわかりやすく伝えられる

その他の動画はこちら  

-まずは、「Smart Ready IoTソリューションセット」の動画制作の経緯について教えてください。

齊藤様:私は、マーケティング課でIoTのソリューションを取り扱っているのですが、IoT自体がわかりやすいものではないので、お客さまに構成図をお見せしても理解していただくのが難しいと感じることがありました。そこで考えたのが、アニメーションを活用することです。『Smart Ready IoT』を簡単に説明したアニメーション動画があれば、弊社がお客さまへのご説明に活用できるだけでなく、パートナー様がエンドユーザー様に説明する際の営業活動用ツールとしても役立つと考えたんです。作りたかった動画は合計4本。『Smart Ready IoT』には、『装置機器の遠隔監視』『ポンプ設備の安心パック』など4種類のテンプレートがあるので、テンプレートごとに短い動画でわかりやすく説明することが目的でした。

スピーディな対応と価格面に満足。完成動画は社内もパートナー企業にも好評だった

-動画制作をCrevoに依頼しようと思ったきっかけを教えてください。

齊藤様:自社で簡単な動画を作ったことはあったのですが、アニメーションとなると技術がなかったので、対応している会社数社を比較検討するところからスタートしました。その結果、費用面と納品スピードに納得できたのがCrevoさんでした。そもそも、1か月で4本という短納期なのに、大丈夫ですとご回答くださったのはCrevoさんだけ。実際に制作を開始してからも、対応がスピーディ。制作中には、画面内の適量な文字数などのご意見もいただくと同時に、こちらの要望に対しても迅速に対応してくれました。動画は、社内の営業の意見も入れつつ制作を進めましたが、完成動画に対する評価は社内でも上々で、『これなら社員も営業しやすいし、パートナー企業の理解も深まるね』との感想でした。

-その後、御社のサービスを導入した企業様のインタビュー動画の作成もご依頼くださっていますね。

齊藤様:インタビュー動画の制作に着手したのは2021年春なのですが、緊急事態宣言が出たことで取材日が半月くらい遅れてしまい、こちらもかなりの短納期になったのですが早急にご対応いただきました。導入事例のインタビュー動画はウェビナーで使ったのですが、導入を検討中の企業のみなさまからも『わかりやすい』と好評でした

制作管理ツールがあればコミュニケーションにロスが出にくい

-山添さんからは、ユーザーの状況ごとに適したモバイル端末とネットワーク環境を提供する「Mobile WorkPlace」のホワイトペーパー動画作成をご依頼くださいました。

山添様:はい。アニメーションとインタビュー事例の動画納品後で安心感もあったので、私のほうでは他社と比較検討することもなくCrevoさんに依頼させていただきました。『Mobile WorkPlace』の認知向上を目的に動画を作りたいと考えたのですが、最初のお披露目となる展示会まで1か月しかなく、eBookとしてのホワイトペーパーができたのは打ち合わせの2日前。事前に十分な情報を共有することができなかったにも関わらず、円滑に進めていただけました。疑問点や修正してほしい箇所があればCrevoオリジナルの『制作管理ツール』を使って適宜連絡できたし、逆にCrevoさんからの質問に対してもスムーズに対応できたので、コミュニケーションにロスを感じることがありませんでした

動画詳細ページはこちら

-制作中にどんなやりとりをされたのですか?

山添様:Crevoさんからは、『展示会場で使うなら、ナレーションには女性を起用したほうが聴き取りやすいですよ』『テロップも入れたほうが記憶に残りやすくなりますよ』などのアドバイスをいただきました。もちろんこちらの修正依頼にも随時ご対応いただき、結果として思った以上のものに仕上がりました。低予算だったにも関わらず、アニメーションには躍動感を感じられたし、当初の目的であった展示会以外のチャネルでも活用していきたいなと思っています。

-Crevoを利用してみて、制作フェーズにおいて一番よかったのはどんなことですか?

齊藤様:一番の魅力は制作管理ツールだと感じました。他社に何かを依頼するとなると、動画制作に限らず、メールでのやりとりが基本ですが、メールだと、どこをどう直してほしいかが伝わりづらいことが多々あります。でも、この制作管理ツールがあれば、たとえば動画の何分何秒のコメントを修正してほしいというときも的確に伝えることができる。非常にスムーズなやりとりにつながったと思います。

山添様:また今回同じ会社・課ではあるものの異なる担当者から異なる動画をCrevoさんに頼んでいたので、課内で事前にどのような動画を作るかが共有できたことや、それを踏まえて連絡・意思疎通がスムーズにできたことは大きいと思っております。

動画を活用することでB2Bマーケの効率化が図れる

-ホワイトペーパーから導入事例まで、潜在層〜顕在層までさまざまなフェーズのお客さまに対応した動画を制作することのメリットを教えてください。

山添様:効率的にマーケティングをしてセールスにリードを渡せる点が考えられます
例えば、初めに興味をわかせる広告の段階で、まず動画を活用してイメージがしやすいようにします。その後ホワイトペーパーをダウンロードしてもらった際に課題に応じた動画を見せ、そのリード顧客に対してメールでマーケティングをします。その際にも課題に応じた事例動画だったり、また違うホワイトペーパーの動画や、動画を掲載したブログなどを見せて、潜在層~顕在層へと温度感を高めて効率的に営業にリードを渡せるような施策が今後は考えられます。現在はまだ入り口部分の施策として広告しか行っていませんが、効果としては、広告に関しては静止画と比較して動画を活用した方がCTRの改善がされて早速反応がよくなったので非常によかったと思っています。

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crevoAdmin

2020年度のインターネット広告市場は7.4%増の2.1兆円、2021年度はEC市場の成長などで2.4兆円まで拡大すると予測

4 years 1ヶ月 ago

矢野経済研究所が発表したインターネット広告市場に関する調査によると、2020年度のインターネット広告市場規模は前年度比7.4%増の2兆1290億円と推計した。

2021年度のインターネット広告市場は前年度比14.5%増の2兆4370億円、2024年度には3兆2740億円まで拡大すると予測している。

矢野経済研究所が発表したインターネット広告市場に関する調査
インターネット広告市場の推移

2020年度は新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛、店舗の休業・営業時間短縮の影響などから一時的に広告出稿が抑制。ただ、下期以降は消費の回復や企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が急速に進み、市場の伸長率は鈍化したものの最終的にはプラス成長になった。

コロナ禍における動画視聴者数の増加から、広告メディア(フォーマット)において動画広告が増加傾向にある。YouTubeやTikTokといった動画配信プラットフォームの急成長、動画広告の媒体が増えていることがあげられる。

5G(第5世代移動体通信システム)など通信環境の進化で、動画コンテンツの提供速度やクオリティも充実。企業やサービスのブランド向上を目的とするブランド系広告主の出稿が増えていると推測する。

最近のトレンドとしてあげたのは、TVerなどのコネクテッドTV(インターネットに接続されたテレビ)広告市場の伸長。この1年、TVerは巣ごもり需要を捉え、ユーザー数が約2倍に伸長したという。

また、テレビCMからインターネットの動画広告にシフトする広告も増加。今後はデバイスを跨ぐユーザー(視聴者)が増え、動画広告市場はさらに成長する見通しとした。

2021年度は巣ごもり需要など景気回復を背景としたEC市場の成長やユーザーのネット通販利用の増加などで、広告主企業のインターネット広告へのシフトが進むとしている。

瀧川 正実
瀧川 正実

越境ECに日本刀で挑む/表示スピード計測ツールの最新情報【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years 1ヶ月 ago
2021年10月22日~28日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?<
  1. ハリウッドスターも某国王子も顧客。日本刀の越境EC成功に成功したお店の話【ネッ担まとめ】

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    2021/10/26

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    メルカリが自社集荷+仕分けの物流子会社「メルロジ」設立、将来的には集荷物流網を外部開放する方針

    4 years 1ヶ月 ago

    メルカリは10月28日、物流サービスの企画・開発・運営を行うことを目的とした100%子会社「株式会社メルロジ」を設立、新規事業を始める。

    メルロジは、メルカリのタッチポイントを基盤にデータとテクノロジーを活用した新たな集荷物流網を構築する。集荷・仕分けの集荷物流網を構築、配送はパートナーとの連携。トラック・倉庫など自社アセットを持たない形で事業を展開する。

    メルカリは10月28日、物流サービスの企画・開発・運営を行うことを目的とした100%子会社「株式会社メルロジ」を設立、新規事業を始める
    メルロジが展開する集荷物流網

    メルカリが持つ月間利用者2000万人の取引データをベースに、荷量が多い場所を特定。集荷の精度を上げて効率的な集荷物流網を構築していく。

    現在全国約1000か所で展開している「メルカリポスト」を2024年までに全国8000か所に拡大。メルカリの利用方法が学べる「メルカリステーション」と合わせて自社のタッチポイントとして活用、集荷効率を最大化する。

    集荷物流網を通じ、売れた商品を持ち込むだけで発送が完了する梱包レス発送、発送前の商品クリーニング、リペアといった付加価値サービスも提供。メルカリ利用者の体験をさらに向上させていく。

    メルロジは中長期的に、メルカリグループ内の物流領域のさらなる効率化や自社集荷物流網を外部に開放する方針。グループ会社のソウゾウが展開するECプラットフォーム「メルカリShops」の出店者向けに、出品・梱包・発送代行を担うサービスを提供する。

    メルカリグループが手がける他事業とのシナジー創出、外部企業にメルロジの集荷物流網を広く開放し、「メルカリポスト」を活用した他社ECの商品返品・発送対応、メルカリグループ以外のサービスを使ったネットショップ出店者にも、保管・発送サービスを提供していく。

    メルロジの概要

    • 設立日:2021年10月28日
    • 資本金:1億5000万円(メルカリ100%子会社)
    • 事業内容:物流サービスの企画・開発・運営
    • 代表取締役CEO:野辺 一也氏
    • 代表取締役COO:進藤 智之氏
    石居 岳
    石居 岳

    【2020年度】化粧品市場は15%減の2.2兆円。コロナ禍でインバウンド需要が消失、テレワークや外出自粛で国内需要減

    4 years 1ヶ月 ago

    矢野経済研究所が10月27日に発表した2020年度の国内化粧品市場規模は、前年度比15.6%減の2兆2350億円だった。

    新型コロナウイルス感染拡大の影響でインバウンド(訪日外国人客)需要がほぼ消失。テレワークの拡大や外出自粛などで国内需要が落ち込んだことが影響した。

    国内の化粧品市場規模推移と予測
    国内の化粧品市場規模推移と予測

    化粧品市場をカテゴリー別に見ると、スキンケア市場が構成比47.9%(1兆700億円)と最も高く、メイクアップ市場が同17.9%(3990億円)、ヘアケア市場は同19.5%(4350億円)、男性用化粧品市場は同5.4%(1210億円)、フレグランス化粧品市場が同1.2%(260億円)と続いている。

    1997年のアジア通貨危機と2008年のリーマン・ショックという経済危機後の化粧品業界の変遷を見た矢野経済研究所の分析によると、「市場構造の変革」と「新市場の創出」が起こった点がいずれも共通しているという。

    1998~1999年にはドクターズコスメの台頭やM&A(合併・買収)の活発化、大手化粧品メーカーを中心に海外戦略が進展。また、通信販売などネットビジネスが台頭し、卸の大型合併なども起こった。

    2009~2010年では異業種からの市場参入が活発化し、エシカルな消費ブームの高まりで自然派・オーガニック化粧品が本格的に市場を拡大。テレビ通販の台頭や業界全体での中国市場への進出が加速した。

    今回も経済危機を契機として「市場構造の変革」や「新市場の創出」など化粧品産業に大きな変革が起きると分析している。

    2021年度後半からコロナ禍が徐々に沈静化、国内の化粧品需要も徐々に回復し始めているという。そのため、2021年度の化粧品市場規模は前年度比1.6%増の2兆2700億円と予測する。

    数年遅れで訪日外国人客も徐々に増加することが見込まれ、インバウンド需要もゆるやかに回復していくとしている。

    石居 岳
    石居 岳

    フューチャーショップが移動型店舗サービス「ショップモビリティ」の実証実験に参加。リアルとECの相互送客を実現

    4 years 1ヶ月 ago

    SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは、住友商事が提供する移動型店舗サービス「ショップモビリティ」の実証実験に参加する。実証実験の第1弾として、「futureshop」を利用しているノース物産が、東京・丸井吉祥寺店にて11月1日~7日までイベントを実施する。

    「ショップモビリティ」とは

    移動型店舗「ショップモビリティ」は小売とモビリティの融合により、新たなシナジー効果の創出をめざす、住友商事の新事業。人気商業施設、オフィス、マンション、公園などの公共施設の空きスペースにさまざまな業態の移動型店舗サービスを開発し、EC事業者の事業成長を支援する。

    今回行う実証実験において、次の効果が期待できるという。

    話題性がありプロモーションに有効

    「ショップモビリティ」では、顧客が実際に商品を手に取ったり、展示物を見たりできる。そのため、ECサイトを中心に運営している、出店数が少なく顧客との接点が少ない店舗にとって、ブランドの認知向上に効果的な手段になる。

    オンラインの集客に加え、店舗ディスプレイなどの世界観を顧客が体験することで、ブランディング向上、プロモーション強化が期待できる。期間限定で出店するため話題性があり、SNSなどで店舗の写真や感想が発信、拡散されることで更なる認知度向上が望める。

    顧客との関係を構築

    「ショップモビリティ」によるリアル店舗での販売では、販売スタッフと顧客とのコミュニケーションを取りやすく、対面接客を介して商品の特徴や使用方法を伝えやすいというメリットがある。来店した顧客に対し、その後オンラインでのコミュニケーションに展開することで、リピーター顧客の獲得にもつながる。

    実店舗出店に向けたテストマーケティング、効果測定が可能

    期間限定という特徴を持つ「ショップモビリティ」は、常設店舗と比べて効果測定を行いやすいというメリットがある。来店数、SNSでの反響、店舗名の検索数などのデータを実施期間とそれ以外の期間で比較することで、実施による販売促進効果を測定できる。

    今後、事業成長に伴いリアルの常設店舗を検討するEC事業者にとって、リアル店舗出店のテストマーケティングを低リスクで実施できるという。

    「futureshop」利用店舗が参加

    「futureshop」を利用しているノース物産が東京・丸井吉祥寺店1階店頭イベントスペースにて、「最北の海鮮市場~モビリティ編~」を11月1日(月)~11月7日(日)に実施。オンラインで10万食を販売した北海道スープカレーを販売する。

    フューチャーショップ 住友商事 ショップモビリティ ノース物産
    ノース物産が運営するECサイト「最北の海鮮市場」(画像は「最北の海鮮市場」サイトからキャプチャ)
    藤田遥
    藤田遥

    年末商戦に向けて準備しておきたいメールマーケティングの戦略と対策7つのポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    4 years 1ヶ月 ago
    消費者にどのようにアプローチし、エンゲージメントを図るのか、最適化できるようにメールマーケティングの戦略と実践を洗練しましょう

    多くのブランドが11月初旬にホリデーシーズン(編注:主に米国やカナダで多くの人が休暇を取得する期間)のプロモーションを開始します。今のうちに、メールマーケティングの戦略と対策をブラッシュアップしましょう。

    メールマーケティング戦略とサポート体制の準備はお早めに

    ホリデーシーズンが近づいてきましたが、メールマーケティング戦略とサポート体制の準備はできていますか?夏の間は、11月や12月はまだ先のことのように思えたかもしれません。まだ準備を始めていなかった多くのeコマースブランドは、ちょうど今から準備を始めます。

    準備を始めるタイミングは、早い方が良いです。なぜなら、ビジネスの成長がその準備にかかっているからです。

    2021年の米国のホリデーシーズンのeコマースの売上高は11.3%増の2068億8000万ドルになると予想されています。ホリデーシーズンの小売売上高に占めるeコマースの割合は18.9%となり、記録的な伸びを示すと予想されます。

    効果的なメールマーケティングは、件名、コピー、画像、オファーなどに大きく依存しますが、消費者のエンゲージメント、ロイヤリティ、売り上げを確保するためには、他にも考慮すべき要素があります

    1. 到達率の最適化

    ブランドのメールが受信箱に届かなければ、消費者の関心を引くことはできません。適切なデータ収集方法、メール認証の設定、ブラックリストに載らないようにドメインをクリーンに保つことは、時期に関わらず効果的なメールマーケティングの基礎です。

    しかし、ブランドにとって重要な年末商戦の売り上げがメールの到達率にかかっている場合、適切な対策は非常に重要です。

    2. 国ごとの対策

    多くのeコマースブランドは自国以外でも販売を行っているため、各国のホリデーシーズンの時期や習慣の違いを認識することが重要です。

    たとえば、米国では感謝祭とその翌日から始まるブラックフライデーというセールがあります。しかし、カナダでは感謝祭は11月ではなく10月に行われ、ブラックフライデーのプロモーションも最近になってようやく浸透してきました。

    国を越えて販売を行っているeコマースの小売事業者は、適切な時期に、適切な消費者に向けて、適切なホリデープロモーションを行うために、メールマガジン購読者のデータベースをセグメント化する必要があります

    3. インタラクティブなメール

    eメールにAMP(Accelerated Mobile Pages)を導入することで、消費者がよりインタラクティブな体験をできるようになります

    たとえば、消費者はプロモーション商品をメールからWebウェブサイトのショッピングカートに直接入れ、最終的にECウェブサイトに遷移して支払いを済ませることができます。また、商品を回転させて表示する画像や、動画を埋め込むことで、購入までのステップを短縮しながら、消費者を惹きつけることも可能です。

    4. プッシュ通知機能の利用

    エンゲージメントを高める方法の1つは、特定の商品の発売日や在庫の復活を、消費者がプッシュ通知で受け取れるようにすることです。このようなプッシュ通知は、Ticketmaster(編注:米国のチケット販売会社)が購読者に、興味のある特定のコンサートのチケットが発売されたことをメールで知らせるようなものです。

    このような通知で、顧客は一般の人よりも早く情報を得られたと感じ、顧客ロイヤルティの向上にもつながります。

    5. 起こりうる問題の報告

    コロナ禍の影響で、これまで以上に多くの消費者がオンラインで買い物をするようになり、特にホリデーシーズンには、配送業者に負担がかかります。

    現在も発生しているサプライチェーンの混乱と相まって、多忙なホリデーシーズンに消費者が求める商品を時間通りに届けるのは難しいかもしれません。特にギフトに関しては、商品の欠品や発送の遅れなどのトラブルを好む人はいません。不満を持つ消費者が増えないように、メールでのプロモーションには数量制限や発送予定の情報を含めましょう

    6. メールボリュームのコントロール

    もしホリデーシーズンにメールの量を大幅に増やそうと計画しているなら、メールベンダーやサービスプロバイダーを巻き込んで、増加分の配信を計画できるようにしておくと良いでしょう。他のブランドのメールボリュームも増加していると考えられるからです。

    すべての小売事業者が一斉に送信ボタンを押すと、到達率、送信速度、正しい受信箱への配信率が低下する可能性があります。サービスプロバイダーは、誰がいつ何を送信しているかを把握していることが多いので、ブランド側が最適な送信時間を特定するのに役立つでしょう。

    たとえば、複数のブランドが月曜日の午前9時に大量のメールを送信していることをプロバイダーが知っている場合、混雑を避けるために午前8時45分に送信することを提案してくれるかもしれません。

    7. マーケティングチャネルの調整

    最近ではマルチチャネル・マーケティングが盛んに行われていますが、そのためには、すべてのチャネルで、シームレスに、同じタイミングで、同じ内容のオファーを出すことが重要です。

    もし、ブランドがすべてのメールマガジン購読者にホリデーシーズンのプロモーションをメールで送ったにもかかわらず、ソーシャルメディアでの投稿が数日後になってしまった場合、新規の買い物客が購入する機会を得られない可能性があります(その時点で一部の商品は在庫切れになっているため)。

    つまり、ブランドは既存顧客に販売しただけで、新しい買い物客を獲得する機会を失ったことになります。ホリデーシーズン中の消費者は特に忙しく、注目を集める方法は多ければ多いほど良いので、ブランドはあらゆるチャネルを利用するようにしてください

    ◇◇◇

    多くのブランドは11月初旬にホリデーシーズンのプロモーションを開始しますが、メールマーケティングの戦略と実践を洗練させるために、もう少し時間があります。コロナ禍の影響がまだ残っているため、ホリデーシーズンのeコマースの売上は予測通り好調に推移すると考えられます。

    ブランドは、ホリデーショッピングシーズン中に消費者にどのようにアプローチし、エンゲージメントを図るのか、最適化できるように対策を始めるべきです。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

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