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小学館子会社、単行本のオンデマンド印刷サービスを開始。電子コミックの“受注印刷”を実現

2 years 3ヶ月 ago

小学館傘下の小学館集英社プロダクションはECサイト「マンガワンSHOP」内で、漫画を1冊から印刷・配達するサービス「マンガワンオンデマンドCOMICS」を始める。「電子でしか読めない」「書店でしか買えない」といった作品を印刷できるようになり、漫画ファンの「紙の単行本で手に入れたい」というニーズに応える。

小学館 小学館集英社プロダクション マンガワン マンガワンSHOP マンガワンオンデマンドCOMICS 漫画

印刷は、注文が入り次第1冊から印刷できるプリントオンデマンド方式を利用する。対象とする漫画は、小学館が運営する漫画配信アプリ「マンガワン」で配信している作品。顧客の注文に応じて1冊から印刷・製本し、完成した書籍を届ける。

サイズは書店で販売されている単行本と同じB6判(128mm×182mm)。カラーのカバーを付ける。

「マンガワンオンデマンドCOMICS」に対応する、第一弾の作品は「教え子がAV女優、監督はボク。」(著・村西てんが氏)の13巻~15巻。通常価格は各3300円(税込)で、発売日は3月19日。

同作品は、1巻から12巻までは全国の書店・ネット(電子書店)で販売してきた。紙の単行本を書店ではなくオンデマンド印刷とする13巻~15巻は、新たな試みとなる。なお、電子版のコミックスは既刊と同様に各電子書店で発売する。

「マンガワンオンデマンドCOMICS」の購入画面(画像は「マンガワンSHOP」から編集部がキャプチャ)
「マンガワンオンデマンドCOMICS」の購入画面(画像は「マンガワンSHOP」から編集部がキャプチャ)

対応する作品は今後、追加を予定している。

高野 真維

オウンドメディアのKPIには何を設定すべき? 設定手順や運用フェーズに応じた具体例も紹介! | 今日から試せるネットショップ運営ノウハウ powered by カラーミーショップ

2 years 3ヶ月 ago
オウンドメディアで設定すべきKPIとは? そもそもKPIって何? 何故必要なのか? 具体例を交えながら設定手順などを解説します

オウンドメディアを立ち上げたものの、うまくいっているのかいってないのか良くわからないと感じていませんか? そう感じるのは、KPIを設定していないことが原因かもしれません。この記事では、オウンドメディアでKPIを設定するメリットや設定手順などを紹介します。

よむよむカラーミー ツクルくん ツクルくん

オウンドメディアでもKPIを設定したほうが良いの? でも、どんなKPIの設定が最適なんだろう?

よむよむカラーミー カラミちゃん カラミちゃん

オウンドメディア運営を成功させるには適したKPIを設定することが重要です。これから、KPIの具体例もご紹介しますよ。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、自社が所有・管理するすべてのメディアのことです。
一般的には自社で発信した情報を掲載するWebサイトを指すことが多いですが、広い意味ではSNSアカウントやYouTube動画、メルマガ、パンフレットなどもオウンドメディアと捉えられています。

オウンドメディアを運営する主な目的として、自社の認知拡大やファン作り、採用活動につなげるといったことがあげられます。
独自コンテンツを作成することで自社のカラーを出し、他社と差別化するのにも有効です。

オウンドメディアには費用をかけずに集客できたり、オウンドメディア経由で得たユーザーデータを企画戦略に生かせたりなどのメリットもあります。
商品が売れる仕組みを作るためのマーケティング活動の一環が、オウンドメディアなのです。

KPIとは何? オウンドメディアになぜ必要?

KPIは、「Key Performance Indicator」の頭文字を取った言葉で、日本語では「重要業績評価指標」といいます。目標を達成するために必要な取り組みの、進捗具合を表す指標のことです。

たとえば「今月5件の契約を取る」という目標があった場合は、達成のために「30件の商談を行う」という行動目標がKPIになります。

商談数30件というKPIに対して実際に行った商談数を確認することで、「今月5件の契約を取る」という目標に対する達成度合いを把握できるのです。

では、そのKPIを設定する目的やオウンドメディアで設定する重要性を紹介していきます。

KPIを設定する目的とメリット

KPIを設定すると以下のようなメリットが得られると考えられます。

  • 目標達成のためにやるべきことが可視化される
  • やることが明確になりモチベーションが上がる
  • 社員の評価を客観的に行える
  • 目標に対する進捗の遅れに素早く対応できるようになる

KPIを設定していないと、最終的な目標達成のための行動が曖昧になりがちですが、KPIがあればプロセスが明確になるので何をやるべきかが可視化されます

やるべきことがはっきりすれば社員は「KPI達成のためにどんなアクションをすべきか」と仕事へ意欲的になれますし、KPIの数値を見ることで自分がどれだけ目標達成に貢献しているのかもわかり、モチベーションも上がるでしょう。
同時に、KPIがあれば社員の評価も客観的に行えるようになります。

また、KPIという数値を見れば、目標達成に対する進捗も把握できます。目標の数値に達していないKPIはアプローチを変えるなど、早目に対処できるようになることもメリットといえるでしょう。

オウンドメディア運用でKPIの設定は重要

さまざまな業務において設定することが重要だといわれているKPIは、オウンドメディアにおいてももちろん大切です。

その理由は、オウンドメディアが長期的に運営するものだからです。

ファン作りやブランディングなどを目的としているため、オウンドメディアは短期では結果が表れにくいとされています。

成果がなかなか見えないなか、「毎月○本の記事をリリースする」「オウンドメディアの訪問者を△人にする」といったKPIを設定することは、長期の目標達成に向けて何をすべきか明確にしたり、チームで目標を共有してモチベーションを上げたりするために重要といえるでしょう。

オウンドメディアでKPIを設定する手順

オウンドメディアにとってKPIが重要であるとわかったところで、これからKPI設定の手順を見ていきましょう。

まずはKGIを設定する

KGIとは、「Key Goal Indicator」のことで、日本語では「重要目標達成指標」といい、最終的なゴール(目標)のことです。

たとえば「オウンドメディア経由で30万円を売り上げる」が最終的なゴール(KGI)とすると、「アクセス数は●件」「商品ページへの遷移数が○回」といったようなKPIが自然と設定できるようになります。

このようにKPIはKGI達成のために必要な要素であるため、KPI設定のためにはまずはKGIの設定が必須なのです。

商品の販売やブランディング、リクルーティングなどそもそものオウンドメディアの目的を元に、どのようなことをKGIにするのかをまず考えてみましょう。

オウンドメディアでの主なKPIを確認する

いきなり「オウンドメディアのKPIを考えよう」といわれても、どう設定すればいいのかわからないと思います。
以下で、よく設定されやすいKPIを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

記事の本数

「毎週1本」や「月10本」など、公開記事の本数は、オウンドメディアを立ち上げたばかりの時期や自社発信のコンテンツに力を入れたい時期に重視される指標です。
記事を増やせば増やすほどサイトへのアクセス数アップが期待できるので、KPIとして設定されやすいでしょう。

また、オウンドメディアは成果が出るまで時間がかかり長期運用になるため、小さな目標(KPI)を設定してモチベーションを維持することが大切になります。

記事数が順調に増えていることは、記事制作のための体制が構築されているとも捉えられます。さらに、記事を蓄積していくことで、情報網羅性などが高まりコンテンツの価値も向上します。

CV数(申し込み・お問い合わせ・会員登録)

CV数とはコンバージョン数の略で、「サイト側の目標であるアクションを、ユーザーがWeb上で行った数」といえます。

具体的にはサービスの申し込みや問い合わせ、会員登録やメルマガ登録などがコンバージョン数として設定されます。

オウンドメディアのもともとの目的や、どのような事業を行っているのかによって何をCVとするのかが変わってきますので、自社のオウンドメディアは何が最適なのかを考えてから設定しましょう。

セッション・PV・UU数

セッション数、PV数、UU数はいずれもWebページの訪問に関する数値ですが、下記のような違いがあります。

セッション数オウンドメディアに訪問された数のこと。訪問数と同じ意味
PV(ページビュー)数ユーザーにページが閲覧された数のこと。同じサイト内でもページごとにカウントされる
UU(ユニークユーザー)数特定の期間に訪問したユーザー数のこと。同一人物であれば集計期間内に何度訪問しても1カウント

たとえばAさんが1週間のうち、あるオウンドメディアを3回訪問し、それぞれ2ページ閲覧したとしましょう。この場合、セッション数は「3」、PV数は「6(2ページ×3回)」、UU数は「1」となります。

オーガニック(自然検索)流入数

オーガニック流入数は、自然検索流入数ともいいます。
広告を介さず、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで検索した結果から自然にサイトへ訪れた数のことです。

オウンドメディアの名前をユーザーが直接入力し、サイトを訪れてくれることはほとんどないため、オーガニック検索での流入数を稼ぐには、SEO施策を行い検索結果で自社サイトを上位表示させることがポイントでしょう。

遷移数

サービスサイトへの流入を目的として、オウンドメディアの運営を始めるということはよくあります。そのため、オウンドメディアからサービスサイトへ訪問した数、つまり遷移した数もオウンドメディアのKPIとして設定されることが多いです。

遷移先としては、LPや申し込みページ、サービス・商品の詳細ページなどがあげられるでしょう。

SNSでのリアクション数(シェア・いいね・保存など)

SNS(X、Instagram、YouTube、Yahoo!知恵袋など)のシェア数、いいねの数、保存の数などのリアクション数もオウンドメディアの代表的なKPIです。

オウンドメディアのコンテンツをSNSに投稿して話題になれば、ブランドを知ってもらえたり、ファンになってもらえたりするきっかけが作れます

また、もし商品やサービスがさまざまな人に興味を持ってもらえれば、売り上げにも直結するでしょう。

SNSで話題になることは企業にとって多くのメリットがあるため、KPIの設定で必須といえるかもしれません。

ですが、リアクション数を稼ごうとすると炎上行動につながることもあるため注意が必要です。炎上リスクも踏まえた企業の行動が求められます。

資料ダウンロード数

オウンドメディア経由で、資料がユーザーにダウンロードされた数のことです。

企業向け(BtoB)のサービスや商品の場合、個人と異なり担当者が独断で決めることはほとんどなく、契約や購入に至るまで社内で検討される傾向にあるので、「製品やサービス資料のダウンロード数」がKPIとして設定されることが多いでしょう。

またBtoCの場合でも、他社と比較検討されやすい金融や保険などのサービスでは、資料ダウンロード数は重要なKPIとされやすいです。

KPIツリーを作成する

KPIツリーは、以下のようにKGIとKPIの関係をツリー状にして視覚的にわかりやすくした図です。

KGIを頂点に置き、KGIを達成するためのKPI、さらにそのKPIを達成するためのKPIを追加してツリーを完成させていきます。

KPIツリーを作成することで、KGI達成のためにはどのような要素が必要なのか、達成のために何が不足しているのかがビジュアルで把握しやすくなるでしょう。

部署内やチーム内でのKPIに対する認識がずれないようにするためにも、KPIツリーを作成して可視化しておくことをおすすめします。

正しいKPIかどうかチェックする(SMART原則)

手順に従ってひとまずKPIの設定ができたら、本当にそのKPIが適切かどうかチェックしましょう。KPIが正しいかどうかの検証に活用できるのが、以下のSMARTの原則です。

SMARTは、「Specific(明確な)」「Measurable(測定可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限)」の頭文字をとった言葉です。

SMARTの原則に「達成可能か」「期限」などとあるように、設定したKPIが実際の数字や状況とかけ離れていないかどうかを確認しています。

設定したとしても到底追いかけられないような数字だったら、形だけで意味のないものになってしまいます。SMARTの原則と照らし合わせて不可能そうな数値のときは、KPIを設定し直しましょう。

オウンドメディアの成長段階別! KPI設定の具体例

一口にオウンドメディアのKPIといっても、どのような段階なのかによって目標とすべきことは変わってきます。そのため、フェーズに合わせて適切なKPIを設定することが大切です。

ここでは、オウンドメディアの成長段階(フェーズ)ごとにどのようなKPIを設定したらいいのか、具体例を紹介します。

【フェーズ1】立ち上げ直後~1年後(立ち上げ初期)

オウンドメディアを立ち上げたばかりの初期段階は、メディアの下地(地盤)作りの時期です。

記事数が少ないため可能な範囲で充実させて、より多くのユーザーにコンテンツを見てもらうことが最優先になります。そのため、以下のようなKPIを設定するのがおすすめです。

  • 公開する記事数
  • SNSのリアクション数(シェア数、いいね、保存など)

どのくらいの記事を公開するのかといった目標は、自社でコントロールしやすいので目標にしやすいです。

また立ち上げ初期は知名度があまりないので一定のPV数やUU数の獲得ではなく、記事を良いと感じてもらい「いいね」や「シェア」といった記事に対して好意的なリアクションをもらうことをめざしましょう。

SNSでリアクションをもらえるような(ユーザーにとって有益な情報が含まれている)記事を、できる限り発信していくことが立ち上げ初期のKPIでは大切です。

【フェーズ2】1~1年半後(立ち上げ中期)

メディア内のコンテンツが増えて下地はできているので、集客に力を入れてより多くのユーザーをオウンドメディアへ流入させることをめざすのが、立ち上げ中期です。

サイトへの集客力を把握できるのは、以下のようなKPIです。

  • UU数
  • PV数
  • セッション数
  • オーガニック検索流入数
  • 検索順位

どれくらいの人が流入して閲覧したのかを表す数値以外にも、オーガニック検索流入数を増やす要因である検索順位をKPIとして設定しても良いでしょう。

また、この時期はただ集客するだけではなく、訪れた人にコンテンツを見てもらい満足度を高めることも大切です。

なぜならオウンドメディアの主な役割は「自社のファン作り」「サービスや商品の購入」などなので、1回訪れてすぐに離脱されていては当初の目的がなかなか達成できません。

記事を見たユーザーの満足度を確認するには、以下のようなKPIを設定すると良いでしょう。

  • 再訪問回数
  • ページあたりのスクロール率
  • ページあたりの熟読率
  • 記事間の回遊率(同サイトの複数ページを訪問する割合)

立ち上げ中期は、集客とともにユーザーを自社のオウンドメディアに惹きつけることをめざします。

【フェーズ3】1年半~2年後(立ち上げ後期)

立ち上げ後期はオウンドメディアの認知も進み、潤沢なコンテンツにより一定のセッションや流入などが維持できている状態でしょう。

そのため本来のオウンドメディアの目標である、サービスや商品の購入につながるようなアクションをKPIとします。

成果につながるようなKPIの例としては、以下のようなものがあります。

  • 申込数・購入数・成約数(CV数)
  • 資料ダウンロード数
  • 遷移率

すぐに購入に結びつかなくても、サービスの紹介ページへの遷移数や資料のダウンロードといった、最終的なコンバージョンにつながる行動もKPIとして考えられます。

オウンドメディアのKPI設定を成功させるポイント

せっかくKPIを設定するなら、ただ形だけ取り組むのではなくきちんと機能させたいですよね。
最後に、オウンドメディアのKPI設定を成功させて、KGIを達成するための4つのポイントをご紹介します。

現実的な目標を設定する

SMARTの原則にもあったように、KPIは現実的な目標であることが重要です。
明らかに達成不可能な目標をしてしまうと、メンバーがそもそもめざすことを諦めてしまう可能性があります。

また、目標が高すぎるとメンバーへの負担が大きくなり、オウンドメディア運営に対するモチベーションを削いでしまうことにもつながるでしょう。

だからとって、何もせずとも達成できてしまうような簡単な目標では、オウンドメディアが成長していきません。
運営体制や自社の状況と照らし合わせながら、現実的な目標を具体的な数値で設定するのがポイントです。

KPIを多く設定し過ぎない

オウンドメディアを成長させたいという想いからKPIを増やし過ぎると、優先順位がわからなくなったり、力を入れるべき部分が曖昧になったりしてしまいます。

先ほど紹介したフェーズごとのおすすめのKPIを参考にしながら、自社のオウンドメディアの成長段階に合わせたKPIのみ設定しましょう。
その際、KPIツリーを作成して、図として見たときに多すぎないか確認するのもおすすめです。

すべてのKPI管理を1人に託さない

KPIの管理を担当者1人に集中しすぎないことも大切です。
複数のKPIをすべて1人に託してしまうと、それぞれのKPI達成のための施策立案や決定に時間がかかってしまい、効率が悪くなってしまいます。

設定したKPIごとに担当を分けたほうが進捗の確認や効果測定、改善などに取り組みやすくなるでしょう。

KPIの評価はこまめに行う

長期的なKPIのみ設定してしまうと、オウンドメディアがうまくいっているのかどうなのかの現状がわからず、今の課題が見えにくくなってしまいます。

オウンドメディア自体は長期的な目線で取り組むものですが、現状を適切に把握して早期の改善や見直しを図るためには「週に○本の記事を公開する」「今月の目標CVは××件」など、短期的なKPIを設定してこまめに評価しましょう。

まとめ

KPIを設定することで目的の達成度合いを把握できるようになるため、オウンドメディアでも設定することをおすすめします。

ただし、オウンドメディアは立ち上げ時期(成長段階)によって設定すべきKPIが変わってきますので、フェーズに合わせて最適なKPIを選びましょう。

また、達成できないような無謀な数値ではなく、現実的にめざせるレベルで設定することが重要です。

この記事はカラーミーショップの公式Webメディア『よむよむカラーミー by GMOペパボ』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

よむよむカラーミー

消費者の8割、有料化より広告が増えることを希望

2 years 3ヶ月 ago

IABが調査したところ、消費者の約8割は、ウェブサイトやアプリに費用を支払うことの代わりに、より多くの広告を受け取ることを選ぶと回答した。インターネットの利用を1年間中止するために必要な代金を質問すると、平均的な世帯収入の半分以上に相当する38,000ドルだった。ベビーブーマーは29,000ドル、Z世代は54,000ドルだったので、若年層の方がインターネットの価値を高く評価していることになる。

Nearly 8 in 10 Consumers Would Rather Receive More Ads Than Pay for Digital Content and Services, According to IAB Research
https://www.iab.com/news/consumer-privacy-research/

noreply@blogger.com (Kenji)

Amazonの2023年売上高は5747億ドルで約12%増、日本円換算では約81兆円

2 years 3ヶ月 ago

米Amazonが2月1日(現地時間)に発表した2023年度(2023年1-12月)連結業績によると、売上高は前期比11.8%増の5747億8500万ドルだった。

営業利益は同約3倍の368億5200万ドル。当期純損益は2022年度の損失(27億2200万ドル)から304億2500万ドルの黒字にV字回復した。

日本銀行が参考計数として公表している「東京外為市場における取引状況(2023年中)の2023年平均レート「1ドル=140.59」を参考に、1ドル=141円で換算した場合、日本円ベースの売上高は約81兆446億円。

セグメント別売上高では、直販にあたるオンラインストア売上は2318億7200万ドルで同5.4増。第三者販売サービス売上(マーケットプレイスを通じた第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)は1400億5300万ドルで同19.0%増えた。

ホールフーズ店舗が大部分を占める実店舗売上は200億3000万ドルで同5.6%増だった。

サブスクリプションサービス売上(「Amazonプライム」の会員費、デジタルビデオ、オーディオブック、デジタル音楽、電子書籍などのサブスクリプションサービス)は、同14.2%増の402億900万ドル。

広告サービスの売上高は469億600万ドルで同24.3%増。AWS(アマゾンウェブサービス)は907億5700万ドルで同13.3%増。その他は49億5800万ドル。

瀧川 正実

売れるネット広告社がECモール向け支援事業。Amazon販売事業者向けのコンサルティング+広告運用事業をスタート

2 years 3ヶ月 ago

売れるネット広告社は、Amazon販売事業者の悩みや課題解決をサポートする「Amazonコンサルティング事業」「Amazon広告運用事業」を開始する。新事業によって「Amazon領域のサービス提供による事業の多角化」「モール事業のノウハウ拡充」をめざす。

Amazonコンサルティング事業では、「Amazonにおけるアカウントの立ち上げ」「商品ページの最適化」「レビュー対策」「転売対策」「SEO対策」などの総合的な支援を手がける。

Amazon広告運用事業では、AIを用いたAmazon広告自動運用ツールを活用しながら、Amazon内での最適な広告運用に取り組む。

現在、Amazonの販売事業者は約14万社。Amazon全体の2022年の年間広告売上高は前年比21.1%増の377億3900万ドル(約5兆円)となっており、出品企業の広告出稿需要が伸びている。Amazonの販売事業者によるコンサルティングニーズも高まっているため、新事業に乗り出した。

売れるネット広告社はモール向けの支援にも事業領域を拡大する
売れるネット広告社はモール向けの支援にも事業領域を拡大する

「すでに自社ECサイト専用のカートシステムやランディングページを利用しているが、Amazonにも出店して売り上げを拡大したい」「D2C(ネット通販)事業の開始にあたって、まずはAmazonへの出店から始めたい」といったニーズが高まっている一方、Amazonにおける適切な打ち手がわからない事業者も多い。

「売れるノウハウ」の蓄積を自負する売れるネット広告社は、Amazon販売事業者向けのコンサルティング、広告運用においても自社の強みを生かせると考えている。

高野 真維

「マキヤ」が「ユージュアル」グループを買収/ヤマト運輸の法人向け投函サービス「クロネコゆうメール」とは【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years 3ヶ月 ago
2024年1月26日~2024年2月1日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
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    マキヤは静岡県富士市に本社を置く東証スタンダード市場に上場。総合ディスカウント店「エスポット」、食品スーパー「ポテト」「mammy」のほか、「業務スーパー」「ハードオフ・オフハウス」「ダイソー」などのフランチャイズ店を、静岡県、神奈川県、埼玉県、山梨県で合計103店舗を展開している

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  2. ヤマト運輸が始める法人向け投函サービス「クロネコゆうメール」とは? ヤマトが集荷し、日本郵便が配送

    メール便領域についてヤマト運輸は「クロネコDM便」(カタログやパンフレット、チラシを全国へ送ることができる投函サービス)を1月31日に終了。配送を日本郵便へ委託する

    2024/1/29
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    2024/1/30
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    「ひとりEC」の三浦卓也氏がEC運営のノウハウを凝縮! 書籍「月商100万円を達成する 最強のEC運営術」とは

    2 years 3ヶ月 ago

    インプレスホールディングス傘下のインプレスは、2024年2月6日に書籍「月商100万円を達成する 最強のEC運営術」を発行する。著者は「ひとりEC」を標榜し、たったひとりで年商1億円を稼ぎ出し、ECコンサルやサロンを運営する三浦卓也氏。書籍発売に当たり、事前予約した人を対象に特典を贈呈するキャンペーンも実施している。

    ひとりEC 「月商100万円を達成する 最強のEC運営術」 書籍 発売 特典

    個人で達成できるECの実践ノウハウを徹底解説

    本書では、ネットショップ運営において、個人や小規模事業者が高いハードルと感じている「売上の壁」を突破するための考え方や施策を解説する。

    三浦卓也氏がここ数年間で築き上げてきた、小規模事業者が売り上げを伸ばすための考え方や手法を、あますところなく伝授。「月商10万円の壁」「月商30万円の壁」「月商100万円の壁」をそれぞれ段階的に突破していくためのノウハウを詳しく伝える。目次は次の通り。

    「月商100万円を達成する 最強のEC運営術」目次
    第1章:2年間で起きたEC環境の変化
    第2章:売るために押さえるべき根本的な考え方
    第3章:月商10万円の壁を突破するための施策
    第4章:月商30万円の壁を突破するための施策
    第5章:月商100万円の壁を突破するための施策
    第6章:売れる3要素を強化するその他の施策

    事前予約者に特典をプレゼント

    インプレスでは、発売に先駆けて書籍の事前予約キャンペーンを実施している。

    事前予約者を対象に、特典として著者のセミナー動画を贈呈。動画では、著者が書籍では語りきれなかった考え方や施策を解説する。動画のブラウザ視聴およびMP4ファイルのダウンロード権を提供する。事前予約は2024年2月5日まで。

    書籍を事前予約した人を対象に著者のセミナー動画を贈呈する
    書籍を事前予約した人を対象に著者のセミナー動画を贈呈する

    特典の対象者

    申し込みの流れ

    1. 「月商100万円を達成する 最強のEC運営術」をAmazon.co.jpや楽天ブックスなどのオンライン書店で予約し、注文確認メールなどに記載されている「注文番号」を控える。
    2. 予約キャンペーンページの申し込みフォームにて必要事項を入力し、申し込み。※予約キャンペーン告知前に書籍を予約した方も申し込み可能です
    注文番号はオンライン書店から届く「ご注文の確認」メールなどに記載されている
    注文番号はオンライン書店から届く「ご注文の確認」メールなどに記載されている

    書籍の概要

    • 品種名:書籍
    • 発売日:2024年2月6日
    • ページ数:288ページ
    • サイズ:四六判
    • 著者:三浦卓也氏
    • 価格:税込1760円
    • ISBN:9784295018421
    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ニトリグループと富士通、配送最適化技術を活用した配送ルート作成の運用を開始

    2 years 3ヶ月 ago

    ニトリホールディングス(HD)とニトリHDの100%子会社で物流業務を手がけるホームロジスティクス、富士通の3社は、ホームロジスティクスが運営する全国80か所の配送センターの配送システムに、富士通の配送最適化技術を導入、運用を開始した。

    数ある組み合わせからトラックの積載量やドライバーの作業時間、走行距離を考慮した最適な配送ルートが導き出せるという。ドライバーの労働時間の短縮を実現し、CO2排出量の削減による地球温暖化や大気汚染などの環境負荷軽減にも貢献するとしている。

    ニトリグループが導入したシステムは、富士通の量子インスパイアード技術「デジタルアニーラ」を中心としたソリューションを活用した配送最適化技術。「デジタルアニーラ」は、現在の汎用コンピュータでは解くことが難しい「組合せ最適化問題」を高速で解くコンピューティング技術。

    ニトリグループは、顧客に直接荷物を届けるラストワンマイルのサービスを追求し、物流品質の向上に取り組んでいる。配送ルートの作成における作業時間の短縮、今後も増え続ける取扱個数に対する配送効率の向上が課題となっていた。

    松原 沙甫

    わかさ生活、「能登半島地震」支援で石川県輪島市など5市町に計5000万円を寄付

    2 years 3ヶ月 ago

    わかさ生活は2月1日、「令和6年能登半島地震」の被災者支援として義援金5000万円を寄付したと発表した。

    石川県の穴水町、珠洲市、七尾市、能登町、輪島市に1000万円ずつ、計5000万円を寄付した。

    今回の義援金の寄付は「令和6年能登半島地震」の被災者支援の追加支援。わかさ生活は1月、ブルーベリー サプリメント(ブルーベリーアイ)を3万3000袋、グルコサミン サプリメント(グルコサミン&ロコモPRO)3000袋を被災者支援として提供している。

    わかさ生活は社会貢献活動に力を入れており、東日本大震災の際は3億円の義援金、サプリメント10万袋を提供。2014年の京都府福知山市・兵庫県丹波市の豪雨、2019年10月の「台風19号」など、自然災害による被災者への支援を積極的に行っている。

    健康をサポートする企業として「一縁のeye基金」を設立。商品1袋につき1円、チャリティグッズの収益金や寄付金を基金として積み立て、盲導犬協会への寄付、児童養護施設の支援などに充てている。

    瀧川 正実

    「楽天ラクマ」がコメ兵と提携、「ラクマ鑑定サービス」の本格提供をスタート

    2 years 3ヶ月 ago

    楽天グループ(楽天)は1月29日、フリマアプリ「楽天ラクマ」でコメ兵と共同テスト展開していた商品検品サービス「ラクマ鑑定サービス」の本格提供を開始した。

    「ラクマ鑑定サービス」は、「楽天ラクマ」で対象商品を購入した商品が到着した後、ユーザーが鑑定を希望する場合に鑑定依頼ボタンを押して指定場所に発送し、鑑定を利用できるサービス。商品の検品・鑑定は楽天の依頼を受けたコメ兵が実施する。

    鑑定結果が基準内の場合、コメ兵が購入者へ商品を発送し、受取後に受け取り通知をすることで取引が完了となる。基準外だった場合は取引をキャンセルし、売上金は購入者に返金、商品は出品者に返品する。

    「ラクマ鑑定サービス」は2023年9月から、二次流通における偽造品撲滅を目的に楽天とコメ兵が共同で「楽天ラクマ」ユーザーに無料でテスト提供してきた。約4か月間のテスト運用を経て、鑑定対象品に表示されるバッジや申し込みボタンのUI/UXを改善。二次流通の偽造品撲滅に貢献するため、意見ページも開設した。

    「ラクマ鑑定サービス」の本格提供は、「楽天ラクマ」における個人間取引を安心して楽しんでもらい、中古市場のさらなる活性化を図りたい楽天グループの考えと、商品の目利きと精度の高いAIを活用し中古品市場の偽造品排除につなげる新たなビジネスモデルを構築したいコメ兵の考えが一致、実現したとしている。

    松原 沙甫

    みずほ銀行、サイバーエージェントらとマーケティング基盤構築で提携

    2 years 3ヶ月 ago

    みずほ銀行、サイバーエージェント、フライウィールが、マーケティングプラットフォームの構築に向けて業務提携。広告事業の創出、プラットフォームサービスの提供、データサイエンスの取り組みを通じた分析の高度化などに取り組む。

    https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=29728

    noreply@blogger.com (Kenji)

    【アマゾンのFBA改定まとめ】低在庫+過剰在庫に手数料。長期在庫は手数料を引き上げ、1000円以下の商品は一律66円引き下げなど

    2 years 3ヶ月 ago

    アマゾンジャパンは3月以降、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」の手数料や仕組みを改定する。

    コスト管理と最適化に取り組む一環として、FBAの仕組みや手数料の変更、新たな手数料を徴収する仕組みを導入する。配送コストが増加するなか、多くの手数料を変更なく維持するために、手数料の仕組みを細かく見直すことにしたという。

    FBAの仕組みや手数料の変更

    FBA新商品特典プログラムの対象拡大(2024年3月1日~)

    複数のバリーエーションを持つ商品グループを表す親ASIN(商品識別のためのAmazonの独自コード)を初めてFBAに出品する場合、売り上げに対して5%のリベートを受けることができる仕組みを提供している。これまで、ブランド登録済みの親ASINが対象だったが、ブランド登録のない親ASINも対象にする。

    FBA配送代行手数料のサイズ区分変更(2024年4月1日~)

    商品1点あたり434円の現行の標準2Aサイズ(3辺の合計が40センチ以下)を、以下の3つのサイズに分割する。

    • 標準20サイズ(同20センチ以下)同413円
    • 標準30サイズ(同30センチ以下)同434円
    • 標準40サイズ(同40センチ以下)同455円

    1000円以下の商品のFBA配送代行手数料改定(2024年4月1日~)

    重量が1キログラム以下など一定の条件を満たす商品のFBA配送代行手数料が割引になるFBA小型軽量商品プログラムを終了。価格が1000円以下の全商品についてはサイズや重量を問わず、FBA配送代行手数料を一律66円引き下げる。

    FBA長期在庫追加手数料の改定(2024年4月15日~)

    在庫保管期間が271~365日または365日以上の在庫について、FBA長期在庫手数料を引き上げる。4月15日時点の保管中の在庫に基づき、4月22日付の請求から適用する。

    新たな手数料を徴収する仕組みの導入

    特定の条件に当てはまる商品に追加でかかるコストを反映させたという。在庫の適正管理によって適用を避けることも可能で、全体としてコスト削減を図ることも可能になるとしている。

    低在庫レベル手数料の導入(2024年5月1日~)

    小型・標準サイズの商品に低在庫レベル手数料を導入する。在庫レベル(販売数に対し、フルフィルメントセンターに十分な在庫量があるかを示す指標)が継続して一定基準を下回る商品に適用。十分な在庫量を維持することで、Amazonの物流拠点間で商品を適切に分配し、配送スピードや配送コスト、FBA配送代行手数料を適正に保つためという。

    関連指標、販売している商品が対象か否かはセラーセントラルで確認できる。なお、追加納品などを実施することで、事前に手数料の適用を避けることが可能としている。

    FBA在庫保管追加手数料の導入(2024年6月1日~)

    販売数に対して過剰な在庫数をフルフィルメントセンターに保管している販売事業者に対し、月額の在庫保管手数料に加え、FBA在庫保管追加手数料を新たに徴収する。服・ファッション小物、シューズ・バッグの全サイズの商品と、それ以外のカテゴリーの小型・標準サイズの商品に適用する。

    関連指標、販売している商品が対象か否かはセラーセントラルで2月をメドに確認できるようにする。なお、在庫を適正に管理することで、事前に手数料の適用を避けることが可能としている。

    松原 沙甫

    ロイヤルティ向上につながるAI活用+「TikTok」コミュニティの活用法を米国の大手EC企業の事例に学ぶ | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    2 years 3ヶ月 ago
    オンライン書店を運営する米国大手事業者のAI活用法など成功事例を紹介します

    生成AI(人工知能)を積極的に活用するEC事業者が増えています。オンライン書店の米ThriftBooks(スリフトブックス)はその1社で、生成AIと大規模言語モデルを使った新技術を取り入れて売上高を伸ばしています。リフトブックスによるAIや大規模言語モデルの活用方法、ソーシャルメディアを活用した顧客との関係性強化の具体例を解説します。

    前年比20%売上アップの理由とは?

    大手オンライン書店のスリフトブックスは、AIとLLM(膨大なデータ学習に基づいて単語や文章のつながりを適切に予測し、高精度なテキスト生成などができる機能)を使って1900万冊の書籍の要約を作成し、本の内容を顧客向けにわかりやすく提示しています。

    スリフトブックスの販売・マーケティング担当副社長を務めるバーバラ・ハーゲン氏は「2023年のホリデーシーズンは大成功だった」と説明。米国の祝日の1つである「感謝祭」から「サイバー5」(翌週の月曜日に行われるECの大規模セール“サイバーマンデー”までの5日間)の期間、値引きはしませんでしたがホリデーシーズンの売上高は前年比20%増となりました。

    売り上げがアップしたのは、スリフトブックスが生成AIなどの新技術を取り入れたことが理由です。(ハーゲン氏)

    スリフトブックスが運営するオンライン書店(画像はThriftBooks.comから編集部がキャプチャ)
    スリフトブックスが運営するオンライン書店(画像はThriftBooks.comから編集部がキャプチャ)

    2024年の注力ポイントは顧客体験価値の向上

    生成AIとLLMを活用して、運営するオンライン書店の体験価値を向上させることが2024年の最優先事項だとハーゲン氏は言います。

    顧客体験価値の向上には、生成AIの活用は欠かせません。また、LLMの活用によって、潜在顧客と書籍を結び付ける新たな切り口を見い出すことも重要です。(ハーゲン氏)

    ハーゲン氏によると、スリフトブックスはAIを使い、顧客1人ひとりに適切な本を推薦しています。たとえば、近年のベストセラーを読んだ顧客は、類似ジャンルの本も購入する傾向にあることを独自の技術で学習し、類似ジャンルの本を顧客に薦めることができます。

    スリフトブックスが運営するECサイトで商品を購入する顧客が増えれば増えるほど、より多くのデータを活用できるようになるため、レコメンデーションの精度はより優れたものになります。

    レコメンドに基づくアプローチは、より大きな感動につながる顧客体験を生み出すのに役立ちます。ひいては、顧客エンゲージメントと顧客維持率の向上につながります。(ハーゲン氏)

    レコメンデーションを助けるLLM

    スリフトブックスは1900万タイトルもの膨大な書籍の在庫を持つため、顧客に合わせたレコメンデーションはとても重要です。

    人間が処理するには膨大な情報です。しかし、LLMを使えば、システムにコストをかけることなく、データをより簡潔で管理しやすいものにすることができます。(ハーゲン氏)

    LLMは商品説明、著者の略歴、レビューに基づいて書籍の要約を作成、消費者にわかりやすいテキスト情報を提供します。「LLMによる要約は、絶版本などあまり人気のない本にも特に役立っています」(ハーゲン氏)

    スリフトブックスは2023年初頭から、オープンソースの機械学習ライブラリーを使用し、さまざまなLLMを実験し始めており、2024年もその検証を続ける計画です。

    満足度向上につながる会員向けプログラム

    スリフトブックスには顧客との結び付きを強くするためのプログラムが他にもいくつかあります。ハーゲン氏は、会員向けプログラム「ReadingRewards」も顧客を引き付けている要素だと説明します。このプログラムは顧客を次の3つのランクに分けて構成しています。

    • “読書家”:入会無料の会員ランク
    • “本の虫”:年間利用額75ドルの会員ランク
    • “文学者”:年間利用額150ドルの会員ランク
    スリフトブックスの会員向けプログラム「ReadingRewards」の会員ランク(画像はThriftBooks.comから編集部がキャプチャ)
    スリフトブックスの会員向けプログラム「ReadingRewards」の会員ランク(画像はThriftBooks.comから編集部がキャプチャ)

    無料特典の書籍が果たす2つの役割

    会員はオンライン書店「ThriftBooks」で買い物をするとポイントを得ることができ、上位レイヤーの会員にランクアップすると、利用額1ドルにつき、さらに多くのポイントを獲得することができます。

    この会員向けプログラムの最も優れている点は、書籍を無料で配布する特典を付けていることです。単純にポイントを値引きに交換するのとは異なります。この特典によってスリフトブックスから無料で贈呈する本をお客さまはとても好んでおり、自宅に本が郵送されてくるのを楽しみにしていただいています。(ハーゲン氏)

    無料書籍の贈呈は、こうしたロイヤルティ向上のほか、AIが薦める本が顧客の実際のニーズに合っているかどうかを低リスクで試すための検証にも役立っています。

    LLMを使用することのメリットの1つは、顧客がその存在を知らないままでいたかもしれない本に出会う手助けができることです。顧客にとって目新しい本に出会い、それを読んでみて、楽しんでもらえることを願っています。(ハーゲン氏)

    「ReadingRewards」の会員は、スリフトブックスのオンライン書店を繰り返し利用する可能性が高いとハーゲン氏は言います。実際2023年、「文学者」ランクの会員数は前年比30%増、「本の虫」ランクの会員数は同20%増となりました。

    消費者コンテンツを生かすSNS運用

    ハーゲン氏によると、スリフトブックスはソーシャルメディアを積極的に活用することで、年齢の若い消費者とのタッチポイントを増やしています。

    TikTokでは近年、さまざまな本を紹介したり、本のレビューをする“BookTok”コンテンツが大きく成長しており、若い世代や若い消費者の共感を生み出すのに大いに役立っています。(ハーゲン氏)

    TikTok上で本を紹介したり本のレビューをするコミュニティは“Booktok”と呼ばれており、出版社は2021年、Booktok経由で2000万部の本が売れたそうです。

    スリフトブックスはTikTokで書籍を直接販売しなくても、ソーシャルメディアから利益を得ています。(ハーゲン氏)

    スリフトブックスは、TikTokのなかで商品を購入・販売できるEC機能「TikTok Shop」での販売は行っていませんし、今後販売する予定もありません。その代わりに、顧客が作成した動画を活用しています。たとえば、顧客による本の開封動画を再投稿しています。

    @thriftbooks The best deals on books and DVDs starts NOW. Shop ThriftBooks’ Bigger Deals Days now through 10/11 and score on these exclusive prices with Double Bonus points. Your shelves will thank us later. #thriftbooks #booktok #booklover #readersgonnaread #readerlife #readersgonnaread #bookdeals #booksavingtips #booksale #alihazelwood #leighbardugo #kateerobert #fourthwing #stephenking #bookworm #readertok ♬ оригинальный звук - allishkkr
    エンドユーザーによるスリフトブックス紹介動画の一例(編集部が追加)

    スリフトブックスがインフルエンサーマーケティングにあまりコストをかけない理由は、すでに16万6000人超にのぼるフォロワーがいるからです。エンドユーザーが自分でスリフトブックスに関する動画を作成したり、関連する動画に参加したりすることで、スリフトブックスはコストをかけずとも十分なオーガニックコンテンツを得られています。(ハーゲン氏)

    このように、インフルエンサーマーケティングに手間をかけないスリフトブックスですが、例外もあります。2023年の、スリフトブックスの20周年記念では、BookTokのインフルエンサーを招待して物流センターの1つを見学してもらい、その動画をフォロワーと共有してもらいました。ハーゲン氏は「この施策は特に好評でした」と振り返っています。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    エアークローゼット、宅配ボックスを活用した非対面型交換配送の実証実験を開始

    2 years 3ヶ月 ago

    エアークローゼットは、三菱商事、パナソニック ハウジングソリューションズ、SBS即配サポートの計4社で、宅配ボックスを活用した非対面型交換配送の実証実験を2月1日から開始した。

    レンタルサービスの利便性向上、再配達削減をめざす

    実証実験は、エアークローゼットが展開する月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」の利便性向上、「物流2024年問題」の課題の1つである再配達削減につなげる目的があるという。

    実証実験の概要は次の通り。

    • 対象:戸建て住宅30世帯(一都三県で募集)
    • 検証期間:2024年2月1日~2月29日
    • 検証方法:月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」サービス利用者の個人宅に、戸建て住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)スマリ対応タイプ」を設置し、利用状況・利便性などを比較・検証。本実証実験の結果に基づき、今後の導入是非を検討していく予定
    エアークローゼット airCloset 宅配ボックスを活用した非対面での受取・返却を同時に行う実証実験 利便性向上と再配達削減につなげる
    宅配ボックスを活用した実証実験を行う

    非対面での受取、返却の同時対応を実現

    「airCloset」はレンタルする洋服をシェアリングする仕組みのため、ユーザーへの商品配送だけでなく返却が必要となる。加えて、返却を確認してから次の配達を行うため、ユーザーの手元に次の洋服が届くまでにタイムラグが発生する。

    実証実験では、宅配ボックスを活用して洋服の受け取りと返却を同時かつ非対面で行うことで、洋服の受け取りと返却に要する手間、次の洋服の到着を待つ時間を解消し、レンタルサービスの利便性向上を図る。

    また、受け取りと返却を同時に行う配送は従来も行われているが、ほとんどが対面だったため、不在時の再配達が発生し、配送業者の負担につながっている。今回の取り組みでは宅配ボックスを使用することで非対面で受取・返却が完結するため、不在時でも配達ができるようになる。

    再配達削減で、「物流2024年問題」課題解決につなげる

    実証実験では、非対面でEC商品・レンタル商品を発送できる「スマリサービス」を提供する三菱商事、スマリサービスに対応する戸建て住宅向け宅配ボックスを開発したパナソニック ハウジングソリューションズ、即配に強みを持つSBS即配サポートと連携し、配達の確実性を高め、不在時の再配達をなくすことをめざす。

    さらに、これまで別々に行われていた配達と集荷を一度で済ませることで、配送回数自体を減らし運送業者の負担軽減に寄与する考えだ。

    実証実験で使用する、戸建て住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)」
    実証実験で使用する、戸建て住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)」
    藤田遥

    オウンドメディアはどうやって作ればよい? 作成手順や必要な機能、注意点などを詳しく解説! | 今日から試せるネットショップ運営ノウハウ powered by カラーミーショップ

    2 years 3ヶ月 ago
    幅広く多くの人に情報を届けることのできるオウンドメディア。有効なオウンドメディアを作成するための手順や重要ポイントなどを紹介します

    「企業やブランドについて多くの人に知ってもらいたい」「他社と差別化したい」などの理由から、オウンドメディアの作成を検討している企業も多いでしょう。では、オウンドメディアはどのように作ればいいのでしょうか。この記事では作成手順や作成のポイントを紹介します。

    よむよむカラーミー ツクルくん ツクルくん

    集客のためにオウンドメディアを作りたいと思っているんだけれど、どうすればいいのかな?

    よむよむカラーミー カラミちゃん カラミちゃん

    オウンドメディアはサービスが充実したことで、誰でも作成しやすくなってきています。今回は、作成手順やポイントを解説しますね。

    オウンドメディアとは何? なぜ重要か

    オウンドメディアとは、企業の所有するあらゆる情報媒体のことです。
    企業が情報発信をするWebサイトやブログだけがオウンドメディアと捉えられがちですが、広い意味ではメルマガや公式SNS、企業が開催するセミナーなどもオウンドメディアに含まれます。

    オウンドメディアを運営することで、他社との差別化や自社の認知拡大、ファン獲得に役立つといわれています。

    オウンドメディアを運営するメリットとは

    オウンドメディアで自社から情報を発信していくことは、さまざまなメリットがあります。以下はオウンドメディア運営の主なメリットです。

    • 幅広い層に情報を届けられる
    • コストをかけずに集客できる
    • 自社発信の正しい情報を届けられる

    商品の宣伝色が強い広告は興味を持ってくれる人が限られますが、オウンドメディアのコンテンツはユーザーに役立つ情報が中心であるため、まだ購買意欲の高くない漠然とした悩みや不安を抱えている潜在層も情報を受け取ってくれる可能性があります

    広告よりも幅広い人に情報が届けられるので、多くの人に自社や自社ブランドを知ってもらうきっかけが作れるといえます。
    ブランドや商品の魅力を知ってもらうことで「購入してみたい」と思う人も出てくるでしょう。

    また、広告は出稿を止めてしまうと一切の露出がなくなりますが、オウンドメディアの場合は積み上げてきたコンテンツがあるので、費用をかけずに集客できます。

    自社からきちんと情報を発信することで、間違った情報や偽りの情報が広まってしまうのを防げるのもオウンドメディアを運営するメリットでしょう。

    【作成手順1】オウンドメディアを作成するための事前準備を行う

    オウンドメディアを作成するためには、どのようなメディアにするか決めるなどの事前準備が必要です。 ここから、オウンドメディア作成前の4つの事前準備を紹介します。

    オウンドメディアの目的を定める

    まずは、なぜオウンドメディアを運営するのか目的を明確にしておくことが重要です。
    目的がないまま何となく始めてしまうと、オウンドメディアに統一感が出ず一体何のサイトなのか、わからなくなってしまいます。
    その結果、情報を届けたい層に届かないなどの問題が生じてしまうかもしれません。

    オウンドメディア運営を始める前に、まずは目的を設定しましょう。下記は、オウンドメディア運営の目的の一例です。

    • 企業のブランディングを強化したい
    • 自社サービスや商品の認知度を高めたい
    • オウンドメディアを通じて採用につなげたい など

    オウンドメディアを始めようという話が出たということは、自社で何かしら解決したい課題を抱えていると考えられるので、現在の自社の状況を確認しながら目的を定めましょう。

    ターゲットやペルソナを決める

    オウンドメディアでは、どのような層に情報を届けたいのか想定しておくことも重要です。人物像によって、発信する内容も変わってくるでしょう。

    まず、「30代女性」「50代男性」など情報を届けたい大まかなターゲットを決め、その後ペルソナを考えていきます。

    ペルソナとは、事細かに設定した人物像のイメージです。
    年齢や性別だけでなく、職業や家族構成、居住地、趣味、年収、1日の行動パターンなど、特定の誰かを作り上げるように細かく設定していきます。

    ターゲット層やペルソナを設定することで、オウンドメディアで発信する情報やメディア(文章、写真、動画)とユーザーニーズにずれが生じるのを防げるでしょう。

    KPIを設定する

    KPIとは、目標達成するために必要な複数の小さな目標(数値)のことです。

    たとえば、売上100万円という目標があった際の「契約数△件獲得」「商談数を●件設定」といった目標がKPIになります。

    オウンドメディアの場合、目に見えた成果が現れるまで時間がかかることから、長期の運営が見込まれます。
    ですが、最終的な目標を「数か月後」「1年後」などにしてしまうと、メンバーのモチベーションも保ちにくいですし、今何をすべきかがわからなくなってしまいます。

    最終目標につながるKPIを短い期間ごとに設定することで、目標達成のためのプロセスが明確になりますし、スタッフも今自分は何をめざせばいいのかがクリアになるでしょう。

    オウンドメディアでは、たとえば以下のようなKPIが考えられます。

    • 公開記事数
    • PV数(ページ閲覧数)
    • セッション数(オウンドメディアの訪問回数)
    • オーガニック流入数(検索からの流入数)
    • 検索順位
    • SNSのリアクション数(いいねや保存などの数)
    • ページあたりのスクロール数
    • 再訪問回数
    • CV数(成約や購入など成果につながった数のこと) など

    オウンドメディアのKPIは、立ち上げ時期によって変えていくことがポイントです。
    立ち上げ初期はオウンドメディアの下地作りの時期なので、毎月(毎週)の公開記事本数がKPIとしておすすめですが、コンテンツが充実したらPV数やCV数などを設定する必要があるでしょう。

    内製か外注するか考える

    内製はオウンドメディアの運営を社内で完結させること、外注はオウンドメディア運営の一部または全部を外部の専門会社へ委託することです。

    オウンドメディアの運営は長期になるため、社内の体制を確認しながら内製にするか外注にするのか一度検討してみることをおすすめします。

    なお、内製と外注には以下のようなメリットやデメリットがあります。

     メリットデメリット
    内製・コストを抑えられる
    ・柔軟でスピーディーに対応できる
    ・オウンドメディア運用のノウハウが社内に蓄積される
    ・体制構築に時間がかかる
    ・人材育成に時間がかかる
    ・運営に関して社内への負担が大きい
    外注・記事やサイトのクオリティを担保できる
    ・社内リソースを抑えられる
    ・大量の記事を短期間で作れる
    ・コストがかかる
    ・外注先とのコミュニケーションが必要
    ・ノウハウが溜まらず人材育成ができない

    規模が小さめのオウンドメディアであればまずは社内での内製で始めるのが可能ですが、リリース日が決まっているにもかかわらずリソースが無い場合は外注に頼らざるを得ません。
    また、すべての業務でなくても「記事作成だけ外部に委託する」という手もあります。

    自社のリソースや予算を考慮して、最適な方法を選択しましょう。

    【作成手順2】オウンドメディアの制作方法を選ぶ

    オウンドメディアのサイトを立ち上げるにあたり、実はいくつかの方法があります。主に以下の3つの方法が考えられるでしょう。

    • 「WordPress」などCMSを利用する
    • オウンドメディア構築サービスを活用する
    • 利用中のシステムの機能を使う

    それぞれの方法について、概要を解説していきます。

    「WordPress」などCMSを利用する

    CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、プログラミングなど専門的な知識が無くてもWebサイトを作成できるツールです。テキストや画像、レイアウトなどのWebコンテンツを一元管理できます。
    またさまざまなプラグイン(拡張機能)があるので、インストールすれば必要な機能をサイトに追加することが可能です。

    「WordPress」や「Drupal」などの代表的なCMSも無料で利用できるため、コストを押さえてオウンドメディアを立ち上げたい人にもおすすめです。

    ただし、レンタルサーバーや独自ドメインなどの費用はかかりますので、事前に確認しておきましょう。

    オウンドメディア構築サービスを活用する

    簡単にECサイトを構築できるサービスがあるように、オウンドメディアを手軽に立ちあげられるサービスもあります。
    主なサービスとして、「はてなブログメディア」「Ameba Ownd」などがあげられるでしょう。

    オウンドメディア構築サービスを利用するメリットは、CMSのように別途でサーバーを契約したり、セキュリティ対策したりなど、自分で行わなければいけない手続きや管理をサービス会社が一括で行ってくれることです。

    サービスによって、SEOに強いもの、人材採用に強みがあるもの、効果測定がしやすいものなど特色があります。

    デザインもテンプレートを利用できることが多いため、Web関連の知識が少ない人は構築サービスを利用するとスムーズにオウンドメディアを立ち上げられるでしょう。

    利用中のシステムの機能を使う

    もしECサイトを運営していてオウンドメディアを作成する場合、利用中のサービスに備わっている機能を利用するという方法もあります。

    ECサイトを作成できるサービスは「ブログ機能」など、自社ブログを簡単に始められる機能が付いていることも多いです。
    そのブログ機能を利用すれば、複雑な手続きや別途契約は不要でオウンドメディアを立ち上げられます。

    ですが最低限の簡易的なものであることがほとんどなので、デザインをアレンジしたり、SEO施策のためにフォーマットを変更したりといったカスタマイズは難しいでしょう。

    本格的にECサイトのオウンドメディアを始めるなら、CMSや構築サービスの利用がおすすめです。

    【作成手順3】オウンドメディアに載せる記事を作成する

    いずれかの方法でオウンドメディアのサイト側が完成したら、次に中身であるコンテンツ(記事)を作っていきます。
    効果的な記事を作成するにはどうすればよいのか、基本的な手順を見ていきましょう。

    キーワードを選定する

    オウンドメディアで配信するコンテンツは基本的に、検索結果からサイトへ流入してくることを見込んで作成します。
    そのためユーザーに記事を閲覧してもらうには、「○○ おすすめ」など、ターゲットとなるユーザーが検索するであろうキーワードを軸にして記事を作っていきます。

    キーワードの選定は、「Googleキーワードプランナー」や「ラッコキーワード」のようなツールを利用すると、自社の商材に関連のあるキーワード候補が把握できます。

    検索ボリュームの大きい(多くの人が検索している)人気キーワードの検索結果で1位を取れればその分サイトへの流入も期待できますが、競争も激しいので、そこまで検索数は多くないもののユーザーのニーズを満たせそうなキーワードを選ぶことをおすすめします。

    構成案を作成する

    キーワードを選択したら、構成案を作っていきます。
    構成案を作らずに文章を書くと、本来予定していた内容とずれてしまったり、まとまりのない記事になってしまったりする恐れがあります。

    記事の格子となる構成案を作成し、ユーザーに有益な情報がつまった記事になっているか、矛盾はないかなどを確認した上で、記事を書き始めましょう。

    構成案を作る際は先ほど決めたキーワードを検索し、現時点で上位になっている記事を参考にします。
    ただし、まったぃ同じ内容にしてしまうと他社の記事のコピーになってしまうので、自社オリジナルの情報や要素を加えて独自性を出します。

    また、見出しには可能な範囲でキーワードを盛り込むのがポイントです。

    タイトルを決めて執筆する

    構成案がおおよそ固まったら、記事にふさわしいタイトルを付けます。
    タイトルは検索結果に表示されることから、SEOを意識してキーワードを含めつつ、ユーザーが気になるタイトルに設定するのがコツです。

    その際、引きのあるタイトルを付けようとするあまり、構成案に存在しない内容をタイトルに含めないように注意してください。

    タイトルを決めたら、構成案をもとに記事を執筆していきます。
    導入、本文、まとめ、の3ブロックに分けて書くと記事がうまくまとまり、ユーザーに情報を伝えやすくなります。

    また、結論を述べてから書くことを心がけましょう。
    ユーザーニーズの高い情報を先に伝え、写真や表、箇条書きをうまく活用して読みやすくするのがコツです。

    記事が書きあがったら、誤字脱字やおかしな部分はないかなどを必ずチェックしてから記事を公開します。

    【作成手順4】公開後は定期的に分析する

    記事公開したらそこで完了ではなく、一定期間経ったら記事の分析(効果測定)を行います。

    分析をすることでどのようなキーワードの記事でサイトを訪れる人が多いのか、記事のどの部分が読まれているのかなどを把握できるので、今後のコンテンツ改善につながります。

    オウンドメディアの分析で見るべきポイント

    オウンドメディア分析において見るべきポイントは、すでにKPIになっているかもしれません。設定したKIPを確認しながら、重要ポイントも見ていきましょう。

    記事の検索順位

    記事の検索順位とは、検索結果にサイトが表示される順位のことです。
    ある調査によると、検索結果の1位と10位では記事のクリック率が10倍違うということから、できるだけ上位に入っておきたいものです。

    多くのユーザーは、検索結果の1ページ目しか見ないためあまりに順位が低いと記事を公開していても流入はほとんど望めません。

    順位が低ければ、上位の記事と比較して何が足りないのか研究し、リライトを行って上位をめざしましょう。

    PV数・セッション数

    PV数とは、ページの閲覧数のことです。あるユーザーがサイト内のさまざまなページを見て回った場合、ページごとにカウントされます。

    セッション数は、ユーザーがサイトに訪問した回数のことなので、サイト内で何ページ見たとしても1セッションとしてカウントされます。

    PV数もセッション数も低い時は、サイトを訪問するユーザー自体が少ないといえるので集客対策が必要です。

    一方、セッション数に変化がないのにPV数だけが落ちているときは、ユーザーのサイト離脱が早く(サイトの回遊が少ない)、コンテンツへの満足度が低いといえるので内容の見直しをしたほうがいいということです。

    サイトの平均滞在時間

    訪れたユーザーがサイトを閲覧していた時間の平均が、サイトの平均滞在時間です。

    平均滞在時間が短い場合、思っていたような内容ではなかった、探していた情報が見つからなかったという理由からユーザーが早期に離脱してしまっている可能性があります。

    記事のタイトルと内容がずれていないか、文字ばかりで記事全体が見にくくなっていないかを確認したり、関連コンテンツを表示させて他の記事をおすすめしたりしてユーザーに満足してもらえるよう改善する必要があります。

    直帰率

    直帰率とは、ユーザーが訪れたページ(1ページ)のみを閲覧して、サイトを離れてしまった割合のことです。

    たとえばあるサイトを4人訪れて、そのうち1人が1ページのみ見て離脱してしまった場合、直帰率は25%になります。

    直帰率が低く、訪問したページだけでなく他のページも見てもらえたということは、ユーザーが興味を持つようなコンテンツが多く、サイト自体への満足度が高い状態といえます。

    もし直帰率が高い場合は記事内に関連する他の記事へのリンクを貼ったり、記事自体のクオリティが上がるよう修正したりなど、せっかく集客したユーザーがオウンドメディアに好印象を抱くように、何かしらの対策をしましょう。

    オウンドメディアの分析に使えるツール

    上記で解説したような数値などを確認するため、分析専用ツールというものがあります。無料で利用できるものもあるので、以下であげるツールをぜひ試してみてください。

    Google Analytics

    「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」は、Googleの提供する無料の分析ツールです。
    自社サイトに訪れたユーザーの訪問経路やサイト上でユーザーがどのような行動を取ったのかなどコンテンツの分析に使えます。

    ユーザーの行動を確認してどの記事が一番読まれているのかがわかれば、その記事に関連する記事を増やすことで、ユーザーのニーズに合った有益なオウンドメディアへと改善が図れるでしょう。

    GRC

    検索順位チェックに使えるインストール型の有料ツールです。自社の記事が、検索結果で何位なのかが把握できます。

    起動時にチェックを開始する設定にしていれば、起動するだけで検索エンジン別の検索順位や直近の順位変化がわかります。

    自社サイトだけでなく、検索結果上位100サイトすべての順位履歴がわかり競合サイトの順位も追えるので、検索順位を詳細にチェックしたい人におすすめです。

    オウンドメディアを作る際に必要な機能

    オウンドメディアを運営していく上で欠かせなかったり、備わっていると便利だったりする機能があります。
    以下はオウンドメディアに必要とされている機能です。

    投稿機能設定した時間に自動で投稿する予約投稿の機能があるとさらに便利
    プレビュー機能公開時の画面を確認できるプレビュー機能は、公開前の最終チェックをする際に必須
    管理機能人ごとに可能な操作を変えられるよう権限の付与ができると、複数人でも管理しやすくなる
    連携機能ソーシャルボタンなどSNSとの連携機能があると記事が拡散されやすい
    環境最適化機能数閲覧するデバイスごとに自動で最適な画面に調整する機能がないと、ユーザーがすぐに離脱しまう恐れも
    サイト内検索機能コンテンツが蓄積されるオウンドメディアでは検索機能があると、ユーザーが目的の記事を探しやすくなり、回遊率も上がる
    問い合わせフォーム使いやすい問い合わせフォームはコンバージョンを獲得しやすくなる
    会員登録機能会員限定コンテンツを配信するなど、会員を優遇してコアなファンが作りやすくなる

    オウンドメディア作成サービスではある程度必要な機能がすでに用意されていますが、CMSなどで自作する場合は自分で機能を追加しなければならないでしょう。

    オウンドメディアの作り方のポイントや注意点

    最後に、オウンドメディアを作る際のポイントや注意点をいくつかご紹介します。ぜひ作る際の参考にしてください。

    サイト内にもSEO施策を施す

    キーワードを選定してユーザーニーズを満たしたコンテンツを公開しても、人気のキーワードだと検索上位に食い込めない場合があります。

    検索順位を上げるにはオウンドメディアサイト自体にもSEO施策を行い、評価されやすい構造に変えていくことが重要です。
    基本的には、ユーザービリティを意識したサイトにするのがポイントで、たとえば以下のような方法があります。

    • リンクや画像を最適化して表示速度を上げる
    • ユーザーニーズに合う内部リンクを設置する
    • モバイル対策で読みやすくする
    • 目的の記事にたどりつきやすくする

    表示速度もSEO施策に含まれることからもわかるように、検索順位を上げるにはユーザーにとっての使いやすさを意識して、サイト全体に対策を行うことが大切です。

    運用におけるルール決め・マニュアル化をする

    オウンドメディアの運用を1人で行っている場合は不要かもしれませんが、複数人が記事を書くようになると記事のテイストが人によって変わってきてしまいます。

    そこでルールやマニュアルを作れば、記事の統一感が失われることを防げます。設定するルールには、たとえば以下のようなものがあります。

    • タイトルの付け方
    • 記事の文体
    • 表記ルール(漢字と平仮名の使い分け)
    • 箇条書きや表の入れ方
    • リンクの書き方
    • 写真やイラストのテイスト など

    リンクの入れ方1つでも、ルールがないとそれぞれの書き手が自分の思うように入れてしまい統一感がなくなってしまいます。

    あまりにルールが多すぎると実際は活用されなくなってしまいますが、肝心な部分はルールを設定してマニュアル化しましょう。

    まとめ

    オウンドメディアの作り方をステップごとに解説してきました。

    いきなりオウンドメディアを作り始めるのではなく、まずはさまざまな下準備が必要です。
    また、作り方もいくつかありますので自社の規模感やリソースに合った方法でオウンドメディアを作成しましょう。

    記事を公開したら終わりではなく公開後に記事の分析をすることで、よりよいオウンドメディアへと成長していくはずです。

    この記事はカラーミーショップの公式Webメディア『よむよむカラーミー by GMOペパボ』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

    よむよむカラーミー

    【2024年バレンタイン調査】約半数が「ネット通販で購入」。物価高による購入額の影響は? 自家需要は?

    2 years 3ヶ月 ago

    「おとりよせネット」を運営するアイランドが実施した2024年のバレンタインに関するアンケート調査によると、プレゼントの購入経路は「ネット通販」が「百貨店」に次いで多く、回答者の約半数を占めた。有効回答は、「おとりよせネット」ユーザーなど449人。

    約半数がネット通販で購入

    バレンタインで贈るプレゼントの購入先は、1位が「百貨店やデパート」(61%)、2位が「ネット通販」(49%)だった。ネット通販を選ぶ理由の上位には、ラインアップの豊富さや利便性があがった。

    ネット通販で購入する理由

    • 店舗では購入できないものを売っているから (45%)
    • いろいろなものから選べるから(27%)
    • 店舗が遠いから(21%)
    • 店舗などで購入するのが面倒だから(15%)
    • 直接配送できるから(12%)
    2024年のバレンタインのプレゼント購入先
    2024年のバレンタインのプレゼント購入先

    アンケート回答者のうち、バレンタインで「贈る予定がある」と回答した割合は38%。「贈る予定がない」人は40%、「まだ決めていない」人は22%。

    バレンタインにプレゼントを贈る予定の有無
    バレンタインにプレゼントを贈る予定の有無

    物価高騰、消費者心理への影響は?

    物価高騰の影響については、63%が購入金額は「変わらない」と回答。一方で「金額を減らす予定」(9%)と回答した人も見られた。

    物価高騰による購入金額への影響
    物価高騰による購入金額への影響

    減らす予定の意見

    • 物価高なので、本当に贈りたい相手だけに絞る予定(50代女性)
    • 値上げについていけない(40代女性)

    変わらない予定の意見

    • イベントなので価格は気にしない(50代女性)
    • 贈り物なので価格を下げたくないので(40代女性)
    • 年に一度のご褒美感覚だから(30代女性)
    • 価格よりも、味、パッケージを優先的に購入するから(40代男性)

    増やす予定の意見

    • 今まで我慢してきたので、イベントでは奮発したいから(30代男性)
    • 納得いくものを購入したいから(40代男性)

    自家需要は3割弱

    贈る予定のモノは「チョコレート」(72%)が最多。チョコレートを使ったスイーツ(ケーキやアイスクリームなど)が36%。

    バレンタインに贈る予定のもの
    バレンタインに贈る予定のもの

    送り先は「配偶者」(60%)が最も多く、次いで「自分自身」(26%)となっている。

    バレンタインにプレゼントを贈る相手
    バレンタインにプレゼントを贈る相手

    バレンタインに関するアンケート詳細

    • 調査方法:「おとりよせネット」にてアンケートを実施
    • 回答者詳細
      【性別】男性40%、女性59%、回答しない2%
      【年代】~20代:4%/30代:14%/40代:28%/50代:28%/60代以上:26%
    • 有効回答:449人※設問による回答数は異なる
    • 実施期間:2023年12月16日~2024年1月9日
    高野 真維

    日本郵便が「ゆうパック」サービスの見直し、配送日数を半日~1日後ろ倒し+「20-21時」の配達希望時間帯を廃止

    2 years 3ヶ月 ago

    日本郵便は2024年4月以降、一部地域で引き受ける「ゆうパック」「速達郵便物」の配達時間を現行より半日から1日程度後ろ倒しにする。10月1日以降、「ゆうパック」における時間指定配達のうち「20~21時」の時間帯を廃止する。

    「ゆうパック」「速達郵便物」(レターパック含む)に関する配達日数の見直しは、法令改正などに対応するため、1人運行を前提としたきた長距離運送便(トラック)を中継輸送などに切り替える。これに伴い到着時間が後ろ倒しになることから配達日数を見直す。

    たとえば、東京から山口県に送っていた午前引き受けの「ゆうパック」は、従来の翌日午後から、翌々日午前のお届けに変更となる。

    日本郵便は2024年4月以降、一部地域で引き受ける「ゆうパック」「速達郵便物」の配達時間を現行より半日から1日程度後ろ倒しにする
    「ゆうパック」のお届けについて(画像は日本郵便のリリースからキャプチャ)

    「速達郵便物」などについて、航空輸送を活用することで可能な限り現行の配達日数を維持するという。

    普通扱いの「郵便物」「ゆうパケット」「クリックポスト」「レタックス」「書留」「簡易書留」などについては、配達日数に変更はない。

    「ゆうパック」における「20~21時」の配達時間帯廃止は、配達担当社員の業務負荷を軽減するため10月1日から実施する。これにより時間帯指定配達は現行の7区分から6区分となる。

    配達日数の後ろ倒しは、「物流2024年問題」「改善基準告示」の改正などを踏まえた措置。トラックドライバーの時間外労働時間の上限規制などの改正法令(2024年4月に施行)によって、トラックドライバーが不足し物が運べなくなる「物流の2024年問題」のほか、トラックドライバーの運転時間や拘束時間を定める労働省告示「改善基準告示」では、1日あたりの拘束時間や連続運転時間の規定が変更となる。

    松原 沙甫

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