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シニアの消費。その裏側にあるライフステージの変化を知り、ニーズを見極める | スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
「こだわりの大人女性」のライフイベントの影響をキャッチしよう

これまでになかった生活環境からのニーズ

2つめの「本人のライフステージの変化」も重要な視点だ。

現代人の平均寿命が延び続けていることで、仕事で定年を迎えたり子どもが手を離れてからの人生が20年以上あることが当たり前の時代となった。

このようなライフサイクルを経験する世代は、日本の歴史上これまでに例がない。つまり、そこから生まれる消費者のニーズも未知のものであり、その分、「こうであるべき」という決まりもないため、無限の可能性が秘められている。

このような点を意識しながらライフステージに注目すると、こだわりの大人女性の特徴がよりクリアに見えてくる。

ライフステージとは、就職、結婚、子どもの誕生、定年など人生における重要な出来事によって変化する生活段階のことだ。それまで何十年と続いてきたその人の役割が変化するため、意識や行動にも大きな影響を及ぼす。

男性の定年という典型例でいえば、職場での役割が終わり、代わって家庭内やご近所づきあいでの役割などが出てくる。特に「仕事人間」として人生の大半を職場で過ごしてきた人の場合、意識や行動を大きく変えることを余儀なくされるだろう。新しい役割に基づいた人間関係ができたり、行動範囲も変わる。そこには様々な不都合や問題が生じる。

女性の場合、定年に関して言うならば、本人が仕事を持っているか専業主婦かにかかわらず、「自由」がキーワードとなる。仕事をしていた女性なら、定年をきっかけに自由な時間ができるため、消費行動も外へと向かう。先に述べた、「解放段階」だ。専業主婦であった場合でも、夫の定年をきっかけに、主婦業から自由になって自分のために時間を使いたくなる傾向が強い。そこから生まれる消費行動は、おしゃれや美容、旅行などにつながっていくはずだ。

一方、3つめの「家族のライフステージの変化」は良いことばかりではない。大きな負担となるのが、親の介護だ。特に、女性にとっては自分の両親と夫の両親の、計4人の負担がのしかかる可能性もある。

子どもの進学や就職、結婚などは、良い影響を与える変化だ。子どもの結婚後は、「孫に関する消費」という行動も生まれてくる。少子化の昨今、子ども1人に4人の祖父母がつくため、消費される金額は高くなり、大きなマーケットとして期待が持てる。

こだわりの大人女性がまだ若く、自分の子育てをしていた頃は、自由になるお金は少なく、子どもを健康に育てること、新しい家族の生活を守ることで頭がいっぱいだったはずだ。しかし、孫に対しては、子育ての経験者として余裕をもって接することができ、また気楽に、ひたすら可愛がるだけでいい。そのため、自分の子どもに対してできなかったことを、孫に対してする「おばあちゃん」は少なくない。洋服に、玩具に、教育費にと、消費行動を起こす大人女性は多い。

シニア特有の変化を見極める

4つめの「世代の嗜好性の変化」は、団塊世代に特徴的に見られる。20歳前後の時代に、大きなインパクトを受けた世代体験があるためだ。

大きな影響を及ぼしたのが欧米の文化だ。青春時代にビートルズを聞き、ミニスカートやジーンズをはいた多感な時期に海外文化の洗礼を受け、その当時の高揚感を今も忘れていない。そのため、この世代は「新しもの好き」という傾向が強い。

かつての強烈な世代体験は、ノスタルジーにつながる。懐メロのCDや当時の名画DVDなどは、いまなお世代体験をくすぐる商品と言える。

5つめの「時代性の変化」は、流行の変化ともいえ、女性に顕著だ。

中高年女性の間では、つい最近までは韓国が大ブームだった。ドラマや映画、俳優、料理に旅行先など、韓国一色だった。しかし、いつの間にか当時ほどの勢いはなくなっている。

近頃では登山がブームで、カラフルなウェアに身を包んだ「山ガール」の中にたくさんの大人女性を見かけることが増えてきた。

また、おひとり様限定ツアーも彼女たちを中心に広がりつつあるブームだ。家事や育児から解放されて、あるいは両親や義両親の介護の息抜きとして、誰に気兼ねすることなく楽しめるひとり旅のツアーが人気を呼んでいるのだ。

以上、シニア特有の5つの変化から、こだわりの大人女性の消費行動を考えることは、単純に年齢のみから考えるよりもより深く彼女たちを理解することに役立つ。例えば定年というライフステージの変化は、豪華客船での世界一周旅行など、高額商品を購入するきっかけになる。加齢による身体の変化は、サプリメントや健康食品など、これまでとは異なる消費を生み出す。

ただし、これまでの人生や現在の状況により異なる面もあることは忘れてはならない。例えば、ライフイベントのひとつに引っ越しがある。リタイア後、都会からのんびりとした田舎へ、あるいは郊外の一軒家を売って利便性の高い都心のマンションに引っ越しをするケースなどだ。実際には親の介護の有無や、子どもが就職して自立しているか、退職金の額、そして夫婦関係が円満であるかなど、様々な要因によってどんな引っ越しを行うかは異なってくる。

シニアの消費は年齢で決まるのではなく、特有の変化で決まる。さらに、それぞれの状況に応じてニーズも変わる。こだわりの大人女性を攻略するにも、消費の裏側にある変化とニーズを見極めることが欠かせない。

▼ 続きは本で!▼

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スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト
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高山 隆司

株式会社スクロール

高山 隆司(たかやま・りゅうじ)

株式会社スクロール360 取締役

1981年株式会社スクロール(旧社名株式会社ムトウ)に入社後、新規通販事業の立上げ、販売企画、INET戦略策定を経て、2008年に株式会社スクロール360の設立に参画。以来、多くの企業の通販事業の立上げ、EC戦略策定、物流立上げを経験。現在、スクロール360では300社のEC通販企業のサポートを行なっている。

山下 幸弘

株式会社スクロール360

株式会社スクロール360 プロモーション課長

スクロール360設立当初より、通販企業の販促支援を統括。スクロールの通販ノウハウを生かした、コンサルティングから販売促進を含む実務支援において、100社を超える企業の売上拡大支援実績を持つ。

高山 隆司, 山下 幸弘

レコメンド精度だけがいいのは“ダメECサイト”。商品マッチングは「UIの一般化」が重要 | 検索とレコメンドで実現するEC時代の接客術 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
ユーザーニーズと商品をうまくマッチングするには、「UIの一般化」か「専門業者を利用する」が大切

「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」ってどうすれば実現できるのか。それは、UI(ユーザーインターフェース)を充実し、ニーズに対応したマッチングロジックを蓄積していけばなんとか実現できます。でも、それは長い道のりですが、まずここをクリアしなければECとしてスタートラインに立てません。さて、ユーザーのニーズと商品をうまくマッチングするには、どうすればいい?

マッチング精度を上げるには「UIの一般化」か「専門業者を利用する」

結論は2つです。

  • 「知っている商品とのマッチング」を確実に達成し、検索精度を向上させる。検索精度を向上する方法には、UIの一般化(たとえば、入力ハードルを下げる、サジェスト機能やドリルダウンの搭載など)が必要。
  • ゼロスタートのような専門業者を利用する。

「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」を実現するには主にこの2つの方法があります。前者はコストが抑えられますが、時間と労力がかかります。後者は業務・システムを外部企業にアウトソースするので短期導入が可能です。

「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」になるために必要なこと

なぜ、「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」にする必要があるのかその理由や方法を解説します。

商品のマッチングは大きく「知っている商品とのマッチング」と「知らない商品とのマッチング」にわけられます。前者はそれを見付けられるかどうか、後者はそもそも知らないけれども知ったら買いたくなるであろう商品を提案できるかどうかです。

また後者はさらに細分化すると、「趣味・嗜好にあっている」「定番だけど商品知識が低いから知らない」というケースもあります。

マッチングにもさまざまなケースがありますが、「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」になるには、まずは「知っている商品とのマッチング」を確実に達成する必要があります。

知っている商品を見つけるのは難しいけど、いいオススメ(レコメンド)が表示されるECサイトは、はっきり言って“ダメなサイト”です。検索がダメでレコメンドを強化するというのは、意味がないとは言いませんが、やるべきことが前後しています

「マッチング」はキーワードによるヒットの改善がありますが、それよりも「ユーザーの操作の余地を増やす」ということが重要です。

実店舗であれば、「こういうのがいい」「予算は」「色は」「少し待てば入荷するなら待つ」といったニーズを店員に伝えることができますよね。でも、ECでキーワード検索ボックスしかない場合、消費者が感じている詳細なニーズってあまり入力されません。

では、どうやってマッチングの精度を上げればいいのか。マッチングには商品知識に加えてユーザー理解が重要ですが、そのためにはユーザーを理解するためのインターフェース、すなわちUIを強化する必要があるのです。

お客の話を聞かない店員より、聞く店員の方が良い接客ができるのと同じ理屈です。入力してもらった貴重なユーザーの情報について、それにマッチした商品が表示されるようにマッチングロジックを向上させる必要があるのですす。水と入れたら化粧水や撥水マットではなく、飲料水がきちんと表示させるようにする、といったロジックです。

簡単に「マッチングロジック」を向上させる方法を手順化すると……

  • ユーザーが自分の情報を伝えられるようにインターフェースを充実させる
  • そのインターフェースから入力された情報を正しく処理できるようにする

つまりUIとマッチングロジックの2つはどちらも重要だということ。良いUIなくしてはマッチングが成立しないんです。UIが良くてもロジックがダメならやはりダメですが。

しかし、ロジックはとにかく蓄積が重要なので、「こうすればOKです」というのは難しいです。でも、UIの一般化はECサイト側で十分にできる対策です。

UIの一般化に向けて、情報を入力してもらうためのハードルを下げる

ECではないWebやネットサービスのUIも通じるところで、そもそも情報を入力できないのは論外ですが、情報を入力させるためのハードルを下げるということは注意しておきましょう

商品マッチングの精度を上げるために重要なUIの一般化の方法
商品マッチングの精度を上げるために重要なUIの一般化の方法

マッチングの1つの方法としてわかりやすいのが「サジェスト」です。文字入力しただけで、“おそらくこれですか”と候補を表示してくれるのは、察しの良い店員のようなもの。ユーザーの負担やストレスは減るでしょう。

しかも、サジェスト内容にマッチングロジックが生かされてパーソナライズされているとしたら、それはとても良い商品検索の機能です。

またドリルダウンも同じです。たくさんある商品から選ぶのですから、価格、色、評価、発売時期、機能などいろいろな面から絞り込みするのは重要です。

ドリルダウンと近いですが、ソートの種類も同様です。もちろん色などの、ドリルダウンにはなるけれどソートにはならない、というものもあります。

こうした機能をそろえ、次にやるべきは、いわゆるお薦め商品を表示するレコメンドです。

次回はマッチングのなかでも、オススメ・レコメンドについて触れてみます。

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検索とレコメンドで実現するEC時代の接客術
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山崎 徳之

株式会社ゼロスタート

山崎 徳之(やまざき・のりゆき)
株式会社ゼロスタート 代表取締役社長

青山学院大学卒業後、アスキー、So-netなどでネットワーク・サーバエンジニアを経験。オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のデータホテルを構築・運営の後、海外においてVoIPベンチャーを創業。2006年6月に株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ(現株式会社ゼロスタート)を設立、代表取締役就任(現任)。ECソリューションの「ZERO ZONE」シリーズとして検索エンジンやレコメンドエンジンを開発・販売している。

山崎 徳之

無敵のAmazonに勝てる日本企業があった!? | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago

ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年5月18日〜24日のニュース

今週の要チェックはEC全般です。Amazonの優位は圧倒的で揺るがないものと思っていましたが、家電製品ではヨドバシが猛追しています。「ネットだろうが実店舗だろうが売れればいい」という考え方はオムニチャネルというかチャンネルレスとも言えるくらい柔軟です。

※記事の難易度を、低い難易度:低から高い難易度:高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • ヨドバシの通販がアマゾンを超える?「来店客にネットで買わせる」巧みな戦術で急成長 | ビジネスジャーナル
    http://biz-journal.jp/2015/05/post_9959.html

    記事によるとヨドバシは実店舗を持つ他のネットショップとも違いますし、Amazonと比較しても明確なアドバンテージがあるようです。まず、他のネットショップとの違いはコレ。

    リアルからバーチャルに誘導する、つまり「実店舗に来たお客さんに、ネットで買ってもらう」という戦略だ。売り場で見た商品をネットで買われたとしても、ヨドバシカメラ全体として売り上げが上がるのであれば、それでかまわないということである。

    逆転の発想でネットショップに誘導することにより客単価を上げようという考え方です。普通はこうはならなくて、売上がどこにつくのかという問題が出てきてしまいます。本当にここは難しい。そしてAmazonに勝っているのはここ。

    「ヨドバシ」の無料当日配送の人口カバー率は60%を超えている。11年の開始当時は東京都全域(島部を除く)と神奈川県、千葉県の一部だったが、現在は関東、関西はほぼカバーされ、北海道の旭川、江別、札幌、苫小牧の各市、宮城県、福島県、新潟県、山梨県、静岡県、愛知県、福岡県のほぼ全域に及んでいる。

    Amazon当日配送は有料ですからここが強み。「楽天やYahoo!ショッピングはなんとなく買いにくい」「Amazonは買いやすいけどやっぱり日本企業から買いたい」そんなユーザーが私の周りでも増えていますし、私もこの流れでヨドバシで買うことがあります。無敵と思われたAmazonに立ち向かうヨドバシは、なんとなく応援したくなりますね。

モール関連

  • 「Yahoo! JAPAN」のトップに「お買い物」タブを新設、ショッピングへの誘導を強化 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1680

    リニューアルしたスマホ版Yahoo!に「お買い物」ボタンがつきました。といっても、横幅によってはスクロールしないと見えないちょっと残念な仕様。全体的にニュースアプリのようなデザインになってるので、ここはなかなか押されないような気が……。

決済・カート関連

  • ソフトバンク、「Yahoo!ショッピング」のログインと決済を簡単に─ 携帯電話料金とまとめて請求 | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/18608/

    先週のAmazonログイン&ペイメントに続いてYahoo!さんも来ましたね。もうちょっとタイミングが早かったら、もっと話題になったかもしれません。

  • 対応通貨は130以上─ サイトに動画を埋め込むほど簡単に決済サービスを提供できる「Stripe」が日本に上陸 | THE BRIDGE
    http://thebridge.jp/2015/05/stripe-launches-in-japan

    簡単に決済サービスを追加できる「Stripe」も日本にやってきました。受注管理や会員管理が必要でなければこういったお手軽な決済とブログで簡単にショップを始めることができてしまいますね。

  • STORES.jp、購入ボタンをブログなどの外部サイトへ設置可能に | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/18675/

  • AutomatticがWooCommerceを買収─ WordPressサイトが簡単にオンラインショップになる人気プラグイン | TechCrunch Japan
    http://jp.techcrunch.com/2015/05/20/20150519automattic-buys-woocommerce-the-popular-plugin-for-turning-wordpress-into-a-store/

    ショップを始めるだけなら、今や何の障害もありません。そこから「どうやって売るのか?」「売れた時の管理をどうするのか?」が問題です。

リスティング広告関連

  • 審査非承認理由の「入稿規定違反」とは? [お客様サポート] | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル
    http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/blog/customersupport/150520.html

    これ以外にも非承認って起こります。広告入稿規定を読んでいても、落ちてみて初めて理解できることがあります。キャンペーンなどの開始時に非承認にならないよう、新しい取り組みは落ち着いている時に。

スマホ・タブレット関連

  • カオス過ぎ! フリマアプリ『メルカリ』のヤバイ出品商品まとめ | おすすめ情報をまとめる PLUS1WORLD.com
    http://plus1world.com/mercari-yabai

    1円玉が300円でしかも着払いで売られていたり、ただの石が500円で売られていたりとフリマならでは(?)のヘンテコ商品が売られています。ネタとしては面白いですが取り締まっていかないと危うそうな……。

売上アップのヒント

  • 会社が発信するすべてのものが「販促物」になる─ 言葉に注意を向ける | マーケティングコンサルタント藤村正宏のブログ
    http://www.ex-ma.com/blog/archives/2823

    あなたが日々使っている「名刺」や「会社案内」、「看板」「パンフレット」、「ニュースレター」、「社有車」、「制服」、「請求書」、「領収書」・・・
    これらもすべて言葉がはいっています。
    ですから、言葉に注意をはらうことで、こういうツールも売上に貢献するようになるのです。

    これはどういうことかというと、会社が外に出すものはすべて

    「販促物」

    になり得るってこと。

    「販促物」と書かれていますが「ブランド」と言い換えてもいいですよね。自分の一挙手一投足が会社や自分のブランドになっていきます。自分が思っている以上に世の中の人は見ていますので、気をつけるとともに活用していきましょう。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

脱サラしてモールに出店、スイーツ通販に挑む男の行く末は? | ネットショップ担当者フォーラム2015年5月15日~21日の週間人気記事ランキング

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ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

ハンドメイドマーケットプレイス業界3位の「tetote」運営会社を買収、GMOペパボ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
「tetote」を運営するOCアイランドの株式90.0%を9900万円で取得し、子会社化する

GMOペパボは5月25日、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランドの株式90.0%を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は9900万円。6月をめどに実施する予定。

GMOペパボは、ハンドメイドマーケットプレイス事業「minne」に力を入れている。競合企業の買収でマーケティングやオペレーション手法、商品開発ノウハウを共有。ハンドメイドマーケットの拡大につなげる。

買収後も当面の間「minne」と「tetote」の両サービスは両立。サービス内容や利用料に変更はないとしている。両社共同でハンドメイドイベント開催し市場の拡大を図るほか、決済や物流面で連携することで効率化を進めていく。

GMOペパボは2012年1月にハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」を開設。後発ながらネットショップ構築サービス「カラーミーショップ」で得たユーザビリティなどのノウハウなどを活用することで、利用者を伸ばしている。

最近はテレビCMの放送で認知などを拡大、現在は登録作品数110万点で国内最大規模のハンドメイドマーケットプレイスに成長している。GMOペパボはハンドメイドマーケット市場は拡大すると予想し、今期は「minne」に経営資源を集中させるとしている。

OCアイランドは、2011年6月にハンドメイドマーケット「tetote」を開始。出品されている作品数は約79万点で、登録作品数は業界3番手(2位はKDDIが資本参加している「Creema(クリーマ)」)。「tetote」のほかに、ハンドメイドに関するコミュニティサイト「レシパ」も運営している。

2014年9月期の売上高は7857万円、純損失は1001万円で、3年連続で赤字となっている。

「tetote」

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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オールアバウトがCtoCのデジタルコンテンツ販売に参入へ、ディー・エル・マーケットを買収 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
シーズネットが会社分割により新設する予定の「ディー・エル・マーケット」の株式を100%取得する

オールアバウトは5月25日に開催した取締役会で、デジタルコンテンツのCtoCマーケットプレイス運営のシーズネットが会社分割により新設する予定の「ディー・エル・マーケット」の株式を100%取得し、子会社化することを決議したと発表した。

シーズネットは、デジタルコンテンツに特化したダウンロード販売専門のマーケットプレイス「DLmarket」を2006年11月から運営。電子書籍をはじめ、イラスト素材やソフトウェア、楽譜・スコアなど20万点以上の商品を取り扱っている。会員は、個人・法人を合わせて約47万人。

新設する「ディー・エル・マーケット」は、「DLmarket」の運営をシーズネットから引き継ぐ。オールアバウトは「ディー・エル・マーケット」を子会社化することで、デジタルコンテンツの販売事業に進出する。

シーズネットが運営するCtoCのデジタルコンテンツ販売サイト「DLmarket」

シーズネットが運営する「DLmarket」(画像は編集部がキャプチャ)

オールアバウトは2014年12月、無料でECサイトを運営できるシステムを提供するINDETAIL(旧アイテック北海道、インディテール)に、北海道銀行、SMBCベンチャーキャピタルと共同で出資。生活情報サイト「All About」の専門家がピックアップした商品や個人などがキュレーション・販売する商材が購入できるアプリなどの開発を検討している。

INDETAILへの出資を含め、オールアバウトはCtoC事業の強化を注力領域にあげている。新設するディー・エル・マーケットの子会社化は、専門家ネットワークを活用したデジタルコンテンツの販売で収益を拡大するのが目的。

メディア力を活用して「DLmarket」の利用者拡大を図り、日本最大級のデジタルコンテンツのCtoCマーケットプレイスをめざすとしている。

オールアバウトが運営する総合情報サイト「All About」の専門家が執筆する電子書籍コンテンツや、生涯学習事業を運営するオールアバウトライフワークスによる教材動画などを、法人向けに販売強化。商品ラインナップの強化と販売先の拡充を推進するという。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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takikawa

Google、スマホ専用のインデックスを依然として開発中

10 years 6ヶ月 ago

GoogleのMaile Oyhe氏がSMX Londonの基調講演でモバイル検索について語った。スマートフォン専用のインデックスやモバイルフレンドリー以外のラベルについて言及。

- Google、スマホ専用のインデックスを依然として開発中 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

2015年度春季HCD研究発表会の予稿集の入手方法のご案内

10 years 6ヶ月 ago

 

5月31日のフォーラム2015で開催される2015年度春季HCD研究発表会の予稿集についてお知らせいたします。

 

 

参加者は、予稿集(5.4MB)を下記よりダウンロードしてください。

2015proceedings_spring.pdf

 

 

【注意事項】

※パスワードがかかっています。

※パスワードは別途、参加者へ事務局からメールでお知らせしてあります。

※ブラウザで表示した場合フォーマットが崩れる場合があります。

その場合はダウンロードしたファイルからご覧ください。

※ダウンロード期限:6月16日(火)

Fujikawa

突き抜ける《キーワード戦略》。 加速しろ、もう誰も追いつけはしない

10 years 6ヶ月 ago

突き抜けるキーワード戦略

1.ある日突然流入が下がったんです
─戦え新入社員─

─五月雨が街をぬらす午後、とあるオフィスの会議室─

M:「こんにちは!ジャストシステムのMです。」

S社の担当A:「あっ!こ、こんにちは。お電話差し上げたS社のAと申します。お忙しいところありがとうございます。こちらにどうぞ・・・」



S社の担当A:「す、すみません、わざわざお越し頂いて・・・」

M:「いえいえ!こちらこそありがとうございます。それで、お電話でも少しお聞きしたんですが、急にリスティングの効果が下がりはじめたということですが・・・」

S社の担当A:「そ、そうなんです。弊社はダイエット食品などを主に取り扱っておりまして、主な集客はリスティング広告で行っています。私の方でもう3年ほど運用していて、軌道にも乗っていたのですが、1ヶ月ぐらい前から急に流入が落ちてしまったんです・・・。」

流入減少

M:「なるほど・・・。ちなみにご出稿されているキーワードや広告文を少し拝見してもよろしいですか?」

S社の担当A:「あ、は、はい。こちらになります。キーワードは800ワードほどです。」

タイトル説明文 ダイエットにおすすめ
話題沸騰!大人気の○○○!
今なら無料お試しセットあります!
キーワード例 ダイエット
ダイエット方法
酵素ダイエット

S社の担当A:「こちらで、以前は月間23,000クリックほどあったのですが、今は12,000クリックまで下がってしまっていて。」

M:「ふむふむ、じゃあちょっと他社の出稿状況など合わせてくわしく見てみましょうか。」

S社の担当A:「お、お願いします。」



M:「・・・!こ、これは・・・」

S社の担当A:「な、何か分かったんですか?」

M:「はい・・・まだ確信したわけではないですが、僕に少し心当たりがあります。ただ、事態は思った以上に深刻かもしれません・・・」

S社の担当A:「え・・・」



2.しのびよる魔の手

悪の組織

─新宿、とあるオフィス─

謎の男Z:「・・・計画の進み具合はどうだ・・・」

謎の男J:「は・・・。すべて順調に進んでおります。リスティングでの集客がメインだったS社のサイトへの流入は激減、売上げもかなり落ちております。もはや時間の問題かと。」

謎の男Z:「フフフ・・・。脆いものだ。この世の中はすべて競争だ。他者をいかに出し抜くか、それだけを考えていれば良いのだ。・・・さらに計画を進めよ。S社に思い知らせてやれ。」



M:「・・・というワケなんです。」

Mの上司K:「なるほど・・・。この1ヶ月で急激に流入が落ち込んだ・・・か。どうだいT、何かわかったかい?」

T:「・・・もう少しで結果が出る。Mの言うとおりなら少しやっかいなことになるな。」

─Tがキーボードを叩く。彼の手の動きは肉眼では追えない─

T:「・・・リサーチ完了。シグナルパターン《レッド》。間違いない。《デスゲート》が絡んでいる。」

M:「《デスゲート》!」

Mの上司K:「Mには少ししか話をしていなかったが、我々はとある組織のことを秘密裏に追っている。それが《デスゲート》だ。彼らはリスティング広告の代理店でもなんでもない。あらゆる手段を用いて狙った獲物の市場を奪い、その見返りとして法外な報酬を請求する組織だ。」

M:「はっ!もしかしてS社はその《デスゲート》に狙われて・・・」

Mの上司K:「そう考えて間違いないだろう。急いで手を打つ必要がある。T、彼らの今回の《戦略》を分析してくれ!」

T:「・・・お安いご用だ。」



オペレーションルーム

─ジャストシステムの緊急オペレーションルーム。そこにはいくつもの特殊な機器が並べられている─

T:「・・・《デスゲート》の戦略を分析した。彼らの常套手段だ。かれらはまず、狙ったターゲットのキーワードと広告文を奪う。独自のクローラーでリサーチし、まったく同じキーワード、同じ広告文で単価をつり上げて入札する。」

M:「そ、そんなこと・・・」

T:「それだけではない、さらに同じテーマでサテライトサイトを作成、そのサイトを使って同じキーワードで入札する。結果として、《デスゲート》関連のサイトが上位を占めることになり、閉め出された企業は大打撃を食らう。」

M:「!」

Mの上司K:「ビンゴ。予想通りだな。」

M:「ど、どうすればいいんですか!このままじゃS社は・・・!」

Mの上司K:「相手の手の内が分かれば恐れることはない。YとそれからNのやつを呼んでくれ!」



3.《広告文の魔術師》と《炎のゴッドハンド》

仲間

─S社の会議室─

M:「・・・というのが今の御社の現状です。」

S社の担当A:「デ、デスゲート・・・わ、私どうしたら・・・」

M:「ご安心ください。そのために今日は強力なメンバーを連れてきました!」

N:「ハーイ!ワタシはNと申しマース!Aさん、ご安心くだサーイ。それではまずは《キーワード》から見直していきまSHOW!」

M:「リスティングのキーワード選定はなかなか大変です。代表的なキーワード選定方法としては・・・」

  1. 思いつく限りのキーワードを人力で洗い出す
  2. 抽出したメインキーワードからさらに関連キーワードを抽出
    (キーワードプランナーの他、Ferret+など複数のツールを使うのもOK)
  3. 抽出したすべてのキーワードから有効なものを取捨選択する

M:「とくに、最初のキーワードの抽出はなかなか大変です。リスティング オートフライトは優れた自然言語処理技術を持っており、膨大な言語データベースと出稿の傾向から人力では見落とされがちなキーワード、つまり《ブルーオーシャンワード》ももれなく拾うことができます。Nさん、お願いします。」

N:「任せなサーイ!」

─Nの手が赤い炎に包まれたようにまぶしく輝く!ゴオオオオオオオオ─

S社の担当A:「あ、熱い、熱いわ!」

N:「ふう・・・。終わりまシタ!」

─新しく出力されたキーワード例─

ボディライン 12,100
成功者 4,400
本気ダイエット 3,600
美ボディ 2,900
健康美人 2,900


お腹周り 1,300

S社の担当A:「すごい・・・まだまだこんなにキーワードがあったなんて」

N:「これはほんの一部デース!リスティング オートフライトは運用を進めていくことでさらなるキーワードの発見を24時間365日続けていきます!」

M:「次は広告文です!Yさん、お願いします!」

Y:「・・・しょうがないわね・・・。いくわよ。」

─Yの姿が一瞬、ゆらぐ。人間の目にはまるで残像のように幾重にも重なって見える─

Y:「できたわ。これが新しい広告文よ・・・。」

タイトル説明文A 話題の酵素ダイエット
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S社の担当A:「わ、わかりやすくて訴求力があるわ・・・。」

M:「広告文もキーワード同様、24時間365日改善し続けます。つまり、キーワードをマネされようが、広告文をマネされようが、それを上回る広告文とキーワードを高速に回し続けることが可能です。僕たちのスピードに《デスゲート》は決して追いつくことはできません!いや、させません!」



4.エピローグ

会議室からの眺め

─S社の会議室─

S社の担当A:「Mさん、ありがとうございます!あれから1ヶ月、流入も劇的に回復して、今まで私たちの会社の広告文をマネしていたアカウントも出稿をやめたみたいです!特に、新たに追加いただいたキーワードがすごく貢献してくれています!」

追加キーワードの貢献

M:「お役に立ててうれしいです!これからもよろしくお願いします!」



─新宿・デスゲート本社─

デスゲート社長Z:「ぬううう・・・。なぜだ!なぜ、打ち手のスピードが驚異的に上がった・・・?」

デスゲート幹部J:「申し訳ありません。調査したところ、どうやらまたKのチームが絡んでいるようです。」

デスゲート社長Z:「何ぃ!・・・そうか。Kのチームか・・・。良かろう。今日のところは引き下がっておいてやろう。だがいずれ近いうちに・・・。フフ・・・フハハハハハハハ・・・」

5.ブルーオーシャンワードでどれくらい有効な流入増加が見込めるのか?

M:「《ブルーオーシャンワード》ってほんとうに流入増加に貢献するんですね!」

Mの上司K:「そうだね。とは言ってもやはり人力で常に新しいキーワードを探すことには限界があるんだ。Googleも《1日に使用される検索キーワードの20%は、過去90日間で1度も使われたことがないキーワード》と発表しているように、日々生まれる膨大な検索クエリの中からニーズを拾うのは人の手ではまず不可能なんだ。」

M:「リスティング オートフライトではそれが可能なんですか?」

Mの上司K:「もちろん、すべてを拾うのは難しいかもしれない。ただ、人の手でやるよりももっとずっと簡単に、確実に、効率良くニーズのあるキーワードを抽出することは可能だ。」

M:「なるほど~」

Mの上司K:「リスティング オートフライトでは実際に使用しているコアエンジン:SLATを使用した流入シミュレーションを無料で受け付けている。今の流入からどれくらい有効な流入増加が見込めるのか、以下のボタンからぜひ試してみてほしい。」

流入増加を試算する
InsideLAF

基調パネルディスカッション1:「これからのHCD/UX: デザインとイノベーション」 講師プロフィール

10 years 6ヶ月 ago

ファシリテーター:山崎和彦氏(HCD-Net副理事長)

 

「情報の視覚化のデザイン」

隈元章次氏(株式会社サイトフォーディー 代表)

SITE4D(株式会社サイトフォーディー)代表取締役&クリエイティブディレクター。大学在学中からSony本社にてWebサイトやソフトウェアのUIデザイン制作などに携わる。2000年にSITE4D設立。音楽や金融などの幅広い産業に向けたUIデザインのディレクションを数多く手がけ、最近ではプロ野球やJリーグなど、スポーツ分野のビジュアライゼーションを積極的に展開している。また、その活動領域はソフトウェアだけでなく、ハードウェアのデザインにまで及ぶ。

 

「融けるデザイン」

渡邊恵太氏(明治大学総合数理学部 専任講師)

1981年東京生まれ。博士(政策・メディア)。インタラクションの研究者。知覚や身体性を活かしたインターフェイスデザインやネットを前提としたインタラクション手法の研究に従事。2009年慶應義塾大学政策メディア研究科博士課程修了。2010年よりJST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト研究員。東京藝術大学非常勤講師兼任を経て2013年4月より明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科専任講師。Cidre Interaction Design株式会社 代表取締役社長。

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基調パネルディスカッション2:「これからのHCD/UX: サービスとイノベーション」 講師プロフィール

10 years 6ヶ月 ago

ファシリテーター:長谷川敦(HCD-Net理事)

 

「ISO国際標準:Human Centred Organisation」

持丸正明氏(産業技術総合研究所サービス工学研究センター センター長)

1993年、慶應義塾大学大学院 博士課程 生体医工学専攻修了。博士(工学)。同年、工業技術院生命工学工業技術研究所入所。2001年、改組により産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究ラボ。2010年、デジタルヒューマン工学研究センター長。サービス工学研究センター長(兼務)。2015年より現職。専門は人間工学、バイオメカニクス、サービス工学。ISO TC159/SC3国際議長。

 

「サービスデザインのこれから」

武山政直氏(應義塾大学経済学部教授)

1994年 カリフォルニア大学サンタバーバラ校大学院博士課程修了。Ph.D.取得。慶應義塾大学環境情報学部助手、東京都市大学准教授を経て2003年より慶應義塾大学経済学部准教授に就任。2008年より同教授。都市メディア論を背景に近年はサービスデザインの研究に従事。サービスイノベーションの方法論開発を中心に、実践的な産学共同研究を推進。Service Design Network日本支部共同代表。内閣府経済財政諮問会議専門委員。

 

「UXDの職能要件とキャリアパスについて」

竹部陽司氏(株式会社リクルートテクノロジーズ ITマネジメント統括部 サイトプランニング部 UXD-RLSグループ)

幾つかのWeb制作プロダクションを経て、2004年楽天株式会社 入社。EC、電子書籍、ネットスーパー、旅行等のサービス改善や新規立ち上げ、RIA推進プロジェクトに参画。また、UX専門部署を立ち上げ、全社UCD推進を担当。2013年株式会社ディー・エヌ・エーに入社し、遺伝子検査サービス立ち上げに参画。2015年株式会社リクルートテクノロジーズに入社、現在UXDとしてAirレジプロジェクトに参画中。

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2015年度春季研究発表会のプログラムのご案内

10 years 6ヶ月 ago

フォーラム2015の一環として開催されます2015年度春季研究発表会のプログラムが決まりました。

 

5月31日(日) 13:00~17:00 研究発表会

東海大学高輪キャンパス 4号館2階4201教室、4203教室、4204教室

http://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/takanawa/

 

一般発表+特集テーマ「使いやすさ、わかりやすさを測る」(評価と指標化)

・口頭発表、ポスター発表(HCD-Net研究事業部SIG活動、HCDベストプラクティスアワード受賞事例を含む)

・優秀論文賞、奨励賞の表彰

 

2015年度春季研究発表会のプログラムは下記を参照ください。

Program_meetingforpapers_Spring2015.pdf

 

フォーラム2015の詳細は下記を参照ください。

http://www.hcdnet.org/event/forum/hcd-net2015.php

 

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サービスデザイン方法論:戦略編(全4回)開催のお知らせ

10 years 6ヶ月 ago

一昨年、昨年度と好評のうちに幕を閉じました、HCDプロセスを通じてサービスデザインを学ぶ「サービスデザイン方法論(全6回)の連続セミナーを、今年度更に体系的に学べるように再構成致しました。

上級者には戦略編、中級者には実践編、初心者には基礎編「人間中心設計の基礎」シリーズを用意し、講師は当機構理事やそれぞれの分野の第1人者が担当します。

本講座は最上級の戦略編にあたり受講者は、企業でMBA、デザインマネージメント担当や企画部門、またはUXリサーチャー、デザイナー、人間中心設計専門家など中級レベル以上の方を対象としています。

是非この機会に、体系立てられた知識と実践を身に着けてUXデザインとビジネスの融合に役立てて頂きたいと思います。

 

■講座名:サービスデザイン方法論:戦略編(全4回)

 

■テーマ:UXデザインとビジネスの融合

 

■スケジュールと講師

第1回セミナー:「ビジネスとサービスデザイン戦略」

日時:6月27日(土)12:00~18:00

講師:篠原 稔和氏(HCD-Net理事・ソシオメディア株式会社)

会場:株式会社ヤフー(東京ミッドタウンタワー)

懇親会:有(希望者のみ・費用4000円・定員30名)

 

第2回セミナー:「エスノグラフィとサービスデザイン戦略」

日時:6月28日(日)12:00~18:00

講師:安藤 昌也氏(HCD-Net理事・千葉工大)

会場:株式会社ヤフー(東京ミッドタウンタワー)

懇親会:有(希望者のみ・費用4000円・定員30名)

 

第3回セミナー:「デザイン思考とサービスデザイン戦略」

日時:7月4日(土)12:00~18:00

講師:山崎 和彦氏(HCD-Net副理事長・千葉工大)

会場:株式会社ヤフー(東京ミッドタウンタワー)

懇親会:有(希望者のみ・費用4000円・定員30名)

 

第4回セミナー:「インタラクションデザインとサービスデザイン戦略」

日時:7月5日(日)12:00~18:00

講師:長谷川 敦士氏(HCD-Net理事・株式会社コンセント)

会場:株式会社ヤフー(東京ミッドタウンタワー)

懇親会:有(希望者のみ・費用4000円・定員30名)

 

■定員:30名(先着順)

※見学者の募集は行いません。

 

■参加資格:原則申し込んだ本人が全セミナーに参加してください。

 

■参加費(全4回分):会員:6万円・一般8万円

※一括納入(返金は致しません)

 

■履修証明証:

サービスデザイン方法論(戦略編)は短期のため履修証明証は出ません。

 

■参加申込方法:

タイトルを「サービスデザイン方法論:戦略編参加希望」として以下の内容を

hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。

---------------------------------------------------

氏名:

所属先名:

会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生

電話番号:

メールアドレス:

 

【懇親会への参加】下記より該当するものを残してください。

①6月27日

②6月28日

③7月4日

④7月5日

⑤何れも参加しない

※参加希望の開催日を残してください。

----------------------------------------------------

受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。

Fujikawa

ユーザビリティ評価(名古屋 全4回)開催のお知らせ

10 years 6ヶ月 ago

HCDの基本であるユーザーによる評価の技術を学ぶシリーズセミナーを開催します。本セミナーでは理論・計画立案・実査・分析まで、体系的・体験的に学ぶことが出来ます。4、5名でチームを組んでいただき、チームメンバーのどなたかの実際のプロダクト/サービスを評価対象にご提案いただく形で、実務としてリアリティのある演習をご体験いただけます。

今年度は昨年度から内容を再編して金・土の開催で、密度を高めて行います。デザイナー、エンジニア、企画、広報など様々な分野の方の参加をお待ちしています。今回は名古屋開催となります。近県の方など、是非この機会をご活用ください。

 

■会場:ブラザー コミュニケーションスペース

名古屋市瑞穂区塩入町5番15号

(最寄り駅 名鉄/地下鉄名城線 堀田)

http://www.brother.co.jp/bcs/guide/index.htm

 

■スケジュールと講師

第1回セミナー:「ユーザビリティ評価基礎講座とチーム編成」

日時:6月26日(金)13:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)

懇親会:無

 

第2回セミナー:「対象プロダクト理解とインスペクション評価」

日時:6月27日(土)10:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)

懇親会:有(希望者のみ・費用3500円)

 

第3回セミナー:「タスク設計とプレテスト」

日時:7月24日(金)13:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)、奥泉 直子氏

懇親会:無

 

第4回セミナー:「演習本番と分析、まとめ」

日時:7月25日(土)10:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)、奥泉 直子氏

懇親会:有(希望者のみ・費用3500円)

 

■履修証明証:全4回履修された方には「履修証明証」を交付致します。

 

■定員:30名(先着順)

※見学者の募集は行いません。

 

■参加資格:原則申し込んだ本人が全セミナーに参加してください。

 

■参加費:会員:2万円、一般:3万円

※一括納入(返金は致しません)

 

■参加申込方法:

タイトルを「「ユーザビリティ評価」参加希望」として以下の内容を

hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。

---------------------------------------------------

氏名:

所属先名:

会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生

電話番号:

メールアドレス:

 

【懇親会への参加】下記より該当するものを残してください。

①6月27日の懇親会に参加します。

②6月27日の懇親会に参加しません。

※7月25日の懇親会への参加受付は7月初旬より開始します。

----------------------------------------------------

受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。

Fujikawa

ユーザビリティ評価(名古屋 全4回)開催のお知らせ

10 years 6ヶ月 ago

HCDの基本であるユーザーによる評価の技術を学ぶシリーズセミナーを開催します。本セミナーでは理論・計画立案・実査・分析まで、体系的・体験的に学ぶことが出来ます。4、5名でチームを組んでいただき、チームメンバーのどなたかの実際のプロダクト/サービスを評価対象にご提案いただく形で、実務としてリアリティのある演習をご体験いただけます。

今年度は昨年度から内容を再編して金・土の開催で、密度を高めて行います。デザイナー、エンジニア、企画、広報など様々な分野の方の参加をお待ちしています。今回は名古屋開催となります。近県の方など、是非この機会をご活用ください。

 

■会場:ブラザー コミュニケーションスペース

名古屋市瑞穂区塩入町5番15号

(最寄り駅 名鉄/地下鉄名城線 堀田)

http://www.brother.co.jp/bcs/guide/index.htm

 

■スケジュールと講師

第1回セミナー:「ユーザビリティ評価基礎講座とチーム編成」

日時:6月26日(金)13:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)

懇親会:無

 

第2回セミナー:「対象プロダクト理解とインスペクション評価」

日時:6月27日(土)10:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)

懇親会:有(希望者のみ・費用3500円)

 

第3回セミナー:「タスク設計とプレテスト」

日時:7月24日(金)13:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)、奥泉 直子氏

懇親会:無

 

第4回セミナー:「演習本番と分析、まとめ」

日時:7月25日(土)10:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)、奥泉 直子氏

懇親会:有(希望者のみ・費用3500円)

 

■履修証明証:全4回履修された方には「履修証明証」を交付致します。

 

■定員:30名(先着順)

※見学者の募集は行いません。

 

■参加資格:原則申し込んだ本人が全セミナーに参加してください。

 

■参加費:会員:2万円、一般:3万円

※一括納入(返金は致しません)

 

■参加申込方法:

タイトルを「「ユーザビリティ評価」参加希望」」として以下の内容を

hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。

---------------------------------------------------

氏名:

所属先名:

会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生

電話番号:

メールアドレス:

 

【懇親会への参加】下記より該当するものを残してください。

①6月27日の懇親会に参加します。

②6月27日の懇親会に参加しません。

※7月25日の懇親会への参加受付は7月初旬より開始します。

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受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。

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テレビ局はオーディエンス分析をしているのか。

10 years 6ヶ月 ago

DMPやデータマーケティングの効用はユーザー視点でマーケティングすることにある。商品視点ではなくて、顧客ユーザー視点でものを考えるということでは、以前にIBMさんのイベントでローソンの玉塚さんが説明された下記の話が実に分かりやすい。

「ローソンのID-POSデータ分析で、ある店お客さんは最寄りのコンビニが別の系列にも関わらずローソンに来てくれる。そして必ず買ってくれる商品がひとつあるという。この商品は週売としては棚落ちを余儀なくされるレベルだが、この商品が棚からなくなると大事なお客さまをひとり失う可能性があるため、この店ではしっかり置いてある。」という。

リテーラーらしい顧客視点の話だが、こういうことはメーカーであろうと、サービス業であろうと同じことが言える。日本は人口減少社会だ。LTVを上げること、クロスセル、アップセルを向上されること、またターゲットセグメントが年齢による構成になっているブランドのラインナップをもっている企業であれば、ブランドAからブランドBへ顧客を橋渡しして、引き継いでいかなければならない。こうしたことは事業部のブランドマネージャーでは出来ない。彼らは当然商品視点でマーケティングせざるを得ないのであって、ブランド横断型のデータマーケティング部門をつくってやらなければならない。

さて、「ユーザー視点でマーケティングせよ」という話だが、今日はこれをテレビの視聴者に当てはめてみよう。つまりテレビのオーディエンスをマーケティングするというテレビ局がやらなければならないことだ。番組が商品としたら、視聴者が顧客(ユーザー)ですよね。

最近私はテレビ視聴データを丹念に見ている。テレビの視聴が番組によってその専念視聴度合いがかなり違うこと、ひとつの番組の中でも視聴者はひどく入れ替わっていること、箱番組などはロイヤル視聴者(例えば1クールに一定以上回数を視聴するTV端末)がかなり少ないことなどに気づく。店に例えると、常連客は少なく、たま~に来るお客と一見さんがほとんどというお店だ。これが話題の高視聴率ドラマになると定着率と専念視聴度合いが大きく伸びるというわけだ。

そうするとテレビ局はまずは番組の常連さんとはどういう人かを分析しなければならない。視聴率に右往左往しているが、視聴率を上げるには、まず視聴質を分析しなければならない。視聴質とは、「誰が観ているか」と「どの程度専念して観ているか」のおもに2つの要素だ。これをコンテンツのメタデータと紐付けてみないといけない。

この番組に定着率の高いロイヤル視聴者(つまり常連さん)はどういう人で、この人たちは他にはどんな番組の常連さんなのか・・・。テレビを観る人たちとはどういうペルソナでどういうセグメントに分けられるのか・・・。こういう分析をしないとオーディエンスをマーケティングすることにはならないのだが、テレビ局の人、ちゃんとやってる?そもそも番組ごとの視聴率(つまり商品が何個売れたか)ばかりに一喜一憂していて、視聴者(誰が買ってくれたか)を全然分析してないんじゃないの? せっかくひとつのドラマを当てても、次の企画で獲得した視聴者をまったく違うセグメント向けのドラマにしてない? 同じ枠での視聴者の流入や流出ちゃんと分かってる?

Netflixはやってるよね、こんなことくらい。それどころかもっと内容、シナリオ(データによるコンテンツマーケティング)にまで踏み込んでいる。

クリティカルなのは、日本のテレビ局がデータによるコンテンツマーケティングとは未だほど遠いところにいることだ。Netflixが脅威かどうか以前に向こうは当たり前のことをやっていてこちらは当たり前のことをやっていないということに気づきましょう。

編成権はとっくの昔にテレビ局の編成から視聴者に移っている。みんなもうどこの局のドラマかなんてほとんど気にしてはいないのよね。

「見逃し視聴」とかいうけど、そもそも「見逃し」という言葉を使う時点で、「あらっ?見逃しちゃったの?」という未だ「〇曜日の〇時は、お茶の間で座って待ってなさい。」という感覚でないのかな。編成権が視聴者にあるということが理解できていない証拠のようなものだと思うけど・・・。

 オンデマンドでニーズのあるコンテンツは、必ずしも放送で視聴率の高い番組ではないはずだ。ユーザーが少ない可処分時間からアクティブな視聴行動を選択するコンテンツは、習慣的にテレビが点いている時間に流れているものを観るという行動とは同じではないのだ。また放送とオンラインのオーディエンスは同じコンテンツでもどの程度オーバーラップするのか、しないのか、そういう分析も必要だろう。


ちょっとばかり厳しいことを言いましたが、私はテレビが好きです。テレビで育った世代です。「鉄腕アトム」から日本のアニメをリアルタイムで観てきましたし、仕事で「Dr.スランプ」や「ドラえもん」や「ドラゴンボール」などたくさんの番組やスポットを売ってましたし、洋楽特番も制作してました。クライアントさんからナイターもらって(SG戦なので)雨降って中止にならないようにてるてる坊主つくってたような広告マンでした。テレビCMも10数本つくりました。ですからテレビがやるべきことをやらずに弱体化するのを見過ごせない思いがあります。

今のところテレビは強力なプッシュ力をもつ唯一の広告メディアです。

昔マス4媒体といいましたが、今や新聞も雑誌もラジオもマスと呼べるプッシュ力はありません。

マスと言えるのはテレビだけです。


そのテレビが若い視聴者にはそっぽを向かれつつあります。高齢層と若年層の到達効率の差は歴然とあります。

アメリカの若者なんか、そもそもテレビ番組を録画するという行動様式がほとんどありません。彼氏の家に行ったらテレビが置いてあって、「ダサい」と思って別れたと言ってる女の子もおります。w

そのトレンドは、きっと贖うことが出来ないことでもあるでしょう。しかし、コンテンツプロバイダーとしては、テレビ局が視聴者(オーディエンス)をしっかり分析して、今後放送だけでなく、オンラインも含めたコンテンツディストリビューションの最適化を図るという思考を始める時期に来ていると思います。

 しっかり分析してテレビ広告の価値を再発見すれば、実はもっと広告単価を上げられるかもしれないですよね。実際24時間しかないなか在庫を簡単に増やすわけにはいかないですし、全体で持ちGRPを上げる努力もさることながら、オーディエンス分析でターゲット効率の良い枠開発をして価値を上げる努力もされた方がいい。

 私は基本1業種1社のコンサルなので、局さん1社だけならコンサルします。(笑)

「ライザップ」の「30日間全額返金保証制度」は誇大広告? 消費者団体が広告表現削除要求 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
適格消費者団体は5月18日、景品表示法の有利誤認にあたるとして削除を要請した

健康コーポレーショングループのRIZAP(ライザップ)が行う「全額返金保証」広告に適格消費者団体が待ったをかけた。同団体は5月18日、景品表示法の有利誤認にあたるとして削除を要請。「差止請求訴訟の提起も視野に入れた申し入れであり、『広告』『会則』のいずれかが改善されない場合は検討する」とコメント。対するライザップは、「法的根拠を欠く申し入れ」と、削除しない意向を表明、両者の言い分は真っ向から対立する

指摘を受けたのは、返金保証に関する広告表現。ライザップは広告で「30日間全額返金保証制度有」と告知する。一方、「※」マークを使った、いわゆる“打消し表示”で「(返金は)内容にご納得頂けない場合」「詳しくは会則をご確認ください」と例外規定を含むことを示している。

会則では、返金に「会社の承認」が必要であると規定。一方、返金を認めない理由として、利用者の「転勤」や「引っ越し」「仕事の都合」「妊娠」などを挙げる。また、この間の物品購入は返金の対象外と規定する。この規定に対し、両者の見解が分かれる。

ライザップ「削除の必要性ない」

ひょうご消費者ネットは、「会社の承認」が必要なのは「恣意的に決められることも考えられ、また、『転勤』など退会が正当と考えられる場合も返金されないのは、確実な返金を意味する『返金保証』の広告と矛盾する」と指摘。物品が対象外なのも全額保証と言えず、有利誤認とする。

一方、ライザップは、「会社の承認」は、「内容に納得しない」ことを理由にするものか、「入退会により全額返金を繰り返す悪質行為」でないかを確認するためと説明。「内容に納得しない」ことを理由に全額返金を申し出たケースで拒否した例は一切ないとする(物品購入額を除く)。過去に「痩せない、納得する目標に達しないなど顧客満足度に関する部分」(同社)を理由に、登録会員の数%は返金制度を適用して退会しているという。

また、「転勤」による返金を認めないのも、「(サービス)内容に納得しない」ことを返金要件としているためであり、物品を対象外とすることも「広告表現から役務に関するものであることが明らか」として広告表現と矛盾しないと主張する。

「今回の件に限らず、消費者の目に触れる広告を分かりやすくする努力を惜しまない」(同)とするが、今回は「現段階で、法的観点、(法的解釈を超えた)消費者目線からも削除の必要性を認識していない」(同)との見解だ。

“打消し表示”解釈変わる可能性も

申し入れを巡り、行政関係筋も「消費者団体の主張も理解でき、“もっと分かりやすく表示すべき”といった指導なら可能かもしれないが、ぎりぎりセーフ」と判断に迷う。背景に08年に示された“打消し表示”に関する行政見解がある。

「返金保証」のようなインパクトのある“強調表示”に対し、その例外を示す打消し表示の適切性は、2つの表示の配置箇所や文字の大きさのバランスで決まる行政が望ましいとするのは、「両表示の併記」「打消し表示の8ポイント(1ポイント=約0.35ミリ)以上の大きさでの表記」だ。ライザップの広告はいずれも満たすとみられる。

ただ、行政見解では8ポイント以上でも「併記しない」「強調表示と文字の大きさが『同一でない』『著しく異なる』」場合は、問題となる可能性があることに言及。ほかに行間や背景色など総合的観点から見やすさが重要になり、実際、過去に「8ポイントの打消し表示」を行う新聞広告に警告を行った例もある。これを踏まえると判断は微妙だ。

◇◇◇

行政は法的解釈の“前例”をつくることに慎重だが、景表法を使った適格消費者団体の差止請求が活発になってからというもの、解釈が微妙な広告表現を問題視する動きが増えた。サン・クロレラ販売の広告を巡る差止請求訴訟と同様、仮に裁判に発展すれば、打消し表示の解釈に影響を及ぼす可能性がある。

 

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
適格消費者団体、ライザップ広告削除要請、返金保証を「有利誤認」と指摘(2015/05/21)

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:「ライザップ」の「30日間全額返金保証制度」は誇大広告? 消費者団体が広告表現削除要求 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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通販新聞ダイジェスト
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LINEを利用しネット通販を成功に導いた事例&九州ECミーティング・トークバトル ―― 6/11@福岡 ネットショップ担当者フォーラム2015 開催 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
顧客とのコミュニケーションに学ぶ、通販、eコマース、企業マーケティングに役立つ最新情報が福岡に集結。

    ネットショップ担当者フォーラム2015 in 福岡/Web担当者Forumミーティング2015 in 福岡 2015年6月11日(木)11:30~18:00(受付開始11:00)レソラNTT夢天神ホール
顧客とのコミュニケーションに学ぶ、通販、eコマース、企業マーケティングに役立つ最新情報が集結。

ネットショップ担当者フォーラム、Web担当者Forumでは、地域におけるeコマース市場の現状と課題を把握し、その方策を導くため、「ネットショップ担当者フォーラム2015/Web担当者Forumミーティング2015 in 福岡」を開催します。

B2C・B2BのWebサイトを運営する方が、今押さえておくべき最新の業界動向や関連技術などを把握できるセミナーです。あなたも、お知り合いをお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

今回の注目セッションは、次の2つ。

  • 基調講演
    LINE Business Partners株式会社
    ネット通販こそLINE@
    ~顧客コミュニケーションを活性化しネット通販を成功に導いた事例を一挙ご紹介!~
    (LINE Business Partners株式会社 代表取締役社長 長福 久弘 氏)
  • パネルディスカッション
    九州ECトークバトル

基調講演では、日本国内5,800万人に使われているスマートフォンアプリ「LINE」。最近では個人間コミュニケーションに止まらず、企業でのLINE利用が増えてきており、新たな顧客コミュニケーションツールとしてEC事業者、通販事業者からも注目されています。

今回はなぜ「通販・EC」と相性が良いかを事例を交えて紹介いたします。

パネルディスカッションでは、九州ECミーティングの方々をお招きし、「モール出店か自社サイトか」「集客」「システム選定」「物流裏事情」「EC人材」……さまざまな課題にどう対応するか、してきたかを語ります。

開催概要

イベント名
ネットショップ担当者フォーラム2015 in 福岡/
Web担当者Forumミーティング2015 in 福岡
日時
2015年6月11日(木)11:30~18:00(受付開始 11:00)
場所
福岡県福岡市中央区天神2丁目5−55 アーバンネット天神ビル 5F(地図
  • 西鉄福岡(天神)駅から徒歩2分
  • 地下鉄空港線天神駅から徒歩5分
  • 地下鉄七隈線天神南駅から徒歩5分
  • JR博多駅から天神まで地下鉄で5分
  • 福岡空港から天神まで地下鉄で11分
  • 天神バスセンターから徒歩3分
主催
株式会社インプレス
協賛企業
  • 株式会社インターファクトリー
  • ビートレンド株式会社
  • 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
  • 株式会社ユーザーローカル
特別協力
  • 九州ECミーティング
  • 一般社団法人ウェブ解析士協会
  • 一般社団法人通販エキスパート協会
  • 一般財団法人ネットショップ能力認定機構
  • 独立行政法人中小企業基盤整備機構
来場者層
  • 企業経営者
  • ネットショップ担当者
  • ウェブ担当者
  • 製作者
  • マーケティング担当者
参加費
無料(事前登録制)
定員
120名
詳細URL
https://netshop.impress.co.jp/event/201506fukuoka
お問い合わせ先
株式会社インプレス イベント事務局
TEL:050-3356-0787
FAX:045-680-2122
受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

タイムテーブル

11:30~12:20
基調講演
ネット通販こそLINE@
~顧客コミュニケーションを活性化しネット通販を成功に導いた事例を一挙ご紹介!~
LINE Business Partners株式会社 代表取締役社長 長福 久弘 氏
LINE Business Partners株式会社
LINE Business Partners株式会社
代表取締役社長
長福 久弘
講師プロフィール
講師プロフィール
1982年東京生まれ。大学を卒業後、不動産ベンチャー会社に就職。その後、飲食のフランチャイズビジネス立ち上げ業務を担当。全国25店舗まで成長。
現在は、LINEの100%子会社であるLINE Busiess Partnersにて代表を務める。自身の経験を元に、LINE@の営業、審査、サポート、マーケティングを担当。
講演概要
日本国内5,800万人に使われているスマートフォンアプリ「LINE」。
個人間コミュニケーションに止まらず、企業でのLINE利用が増えてきており、そんな企業向け販促ツール「LINE@」を使った新たな顧客コミュニケーションとEC事業者での事例を紹介させていただきます。
12:30~13:10
ランチセッション ※軽食をご用意しています。
成長している100サイト分析して分かったコンバージョンが増えるサイトのつくり力
株式会社ユーザーローカル 取締役COO 渡邊 和行 氏
株式会社ユーザーローカル
取締役COO
渡邊 和行
講師プロフィール
講師プロフィール
楽天株式会社を経て2008年12月より現職。大手企業を中心にアクセス解析を用いたウェブサイト内の改善のみならず、効果測定、レポート業務の定型化などインターネットマーケティング全般の支援を行っている。
講演概要
13:20~14:00
講演1
未定
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 見える化イノベーション推進部 取締役 鈴村 賢治 氏
株式会社プラスアルファ・コンサルティング
見える化イノベーション推進部 取締役
鈴村 賢治
講師プロフィール
講師プロフィール
先進企業におけるデータマイニングやテキストマイニング、各種マーケティング分析プロジェクトを多数経験。そのコンサルティング経験から、顧客の声の全社活用や、“顧客の見える化”を実現するCRM戦略をテーマに、現場で使える新しいシステムの企画から推進を行い、導入企業数は1000社にも及ぶ。
講演や執筆活動を通した市場啓もう活動や、データマイニング/テキストマイニングを活用した新しいビジネスの創造に向け、日々全国を駆け回っている。
講演概要
14:10~14:50
講演2
多くの流通小売業者が直面する“壁”とその“解決法”とは?
~4年間で導入数300サイトを突破したSaaS型ECプラットフォームの最新事例大公開~
株式会社インターファクトリー マネジメントプランニング部 取締役 三石 祐輔 氏
株式会社インターファクトリー
マネジメントプランニング部 取締役
三石 祐輔
講師プロフィール
講師プロフィール
2011年9月、株式会社インターファクトリーに入社。「えびすマート」の広報・マーケティングとアライアンス推進業務を担当。2013年1月、株式会社インターファクトリー取締役に就任。えびすマートの事業戦略・アライアンス推進・広報マーケティングの責任者として従事。現職。
講演概要
近年、EC運営企業は売上拡大のため、スマートフォン活用による「O2O」や、実店舗との連携をはかる「オムニチャネル」の実践が求められております。本講演では、システムが陳腐化せずカスタマイズ性の高い、SaaS型ECプラットフォーム『えびすマート』が解決してきたEC運営企業の様々なニーズや課題を、事例を交えてご紹介いたします。
15:00~15:40
講演3
最前線、テレフォンコマースの可能性と取り組み
ビートレンド株式会社 代表取締役社長 井上 英昭 氏
ビートレンド株式会社
代表取締役社長
井上 英昭
講師プロフィール
講師プロフィール
1984年日本ディジタルイクイップメント株式会社(日本DEC)入社。1995年日本オラクル株式会社入社。ビジネスアライアンス事業本部営業部長。サプライチェーンマネジメント兼ハイテク産業営業部長。日本担当ディレクター。2000年ビートレンド株式会社創業、代表取締役に就任~現在に至る。著書に『モバイルコマース&プロモーション(宣伝会議)』。
講演概要
現在普及している“オペレータによる電話受付”に加えて、“SMSを活用した電話からECサイトへの誘導”や、“IVR(自動音声応答)による受注自動化”など、電話番号を入り口としたテレフォンコマースの最前線を、弊社の取り組みとともにご紹介します。個人情報不要なテレフォンコマース実現へのアイデアなど、従来にない新しい手法の可能性を探ります。
15:50~17:00
パネルディスカッション
九州ECトークバトル
講演概要
九州ECミーティングの方々をお招きし、「モール出店か自社サイトか」「集客」「システム選定」「物流裏事情」「EC人材」……さまざまな課題にどう対応するか、してきたかを語ります。
モデレーター
一般財団法人ネットショップ能力認定機構 理事 事務局長 森戸 裕一 氏
一般財団法人ネットショップ能力認定機構
理事 事務局長
森戸 裕一
講師プロフィール
講師プロフィール
「ビジネス」と「人材育成」に「IT」を組み合わせるという切り口で、数多くの企業を「お客様に選ばれる企業」へと導く。中小・中堅企業の経営者向け情報化戦略に関する講演は、全国47都道府県で1500回以上の実績を持ち、その受講者は3万人を超える。
パネリスト
九州ECミーティング(株式会社ケイエムテクノス) 会長(代表取締役) 室水 房子 氏
九州ECミーティング 会長
株式会社ケイエムテクノス 代表取締役
室水 房子
九州ECミーティング(株式会社KMJ) 幹事(代表取締役) 荒瀬 健 氏
九州ECミーティング 幹事
株式会社KMJ 代表取締役
荒瀬 健
17:00~18:00
情報交換会
情報交換会
会場にお越しになる全ての方と情報共有をさせていただくため、来場者、講演者、主催者、プログラム委員とお名刺交換、情報交換を会場内で行っていただけます。お時間の許す限りご参加ください。
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※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:LINEを利用しネット通販を成功に導いた事例&九州ECミーティング・トークバトル ―― 6/11@福岡 ネットショップ担当者フォーラム2015 開催 | ネットショップ担当者フォーラム
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himawari

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