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Google と考える Micro-Moments(3): Micro-Moments を活かしてコンバージョンを増やす

10 years 10ヶ月 ago
Posted by 水谷 嘉仁 - パフォーマンスソリューション エキスパート

1.  Micro-Moments を見極め、「最適なメッセージ」を「最適なタイミング」で届ける



世界中で 1 日に検索数は 30 億回を越え、日々検索される語句の 15% は今までに検索されたことがありません。*1

検索語句のレポートを分析していると、こんなのどうやって検索したの?と思うことが多々あります。コピペや音声検索でしょうか、特にモバイルの検索語句では、非常に長い住所であったり、まるで温泉の効能のような文章など予測することが難しいものが多くあります。おそらくどこか旅行先の温泉をさがしている Micro-Moments とも推測できます。

こうした多様化した生活者の Micro-Moments を柔軟に捉えるためには、従来のキーワードによるターゲティングでは限界があります。そこで、ターゲティングを自動化する「動的検索広告」を活用すると、自社のウェブサイトに関連する検索語句に対して自動で広告を配信することが可能になります。

その動的検索広告を国内で一番活用し、生活者の Micro-Moments を的確に捉えていらっしゃる楽天市場とリクルートライフスタイルに検索広告キャンペーンのデータを提供頂き、今年の 3 −4 月にかけての 1 日における時間帯別の Micro-Moments をそれぞれグラフ化してみました。


楽天市場のデータより


オンラインショッピングの Micro-Moments をデバイスごとに見てみると、モバイルのクリック数が終日においてパソコンを上回っています。生活者が「何か買いたい」と思ったときに、いかにモバイルで情報を検索しているか読み取ることができます。

ちなみに昨年のデータと比べると、昨年の同時期にはなんとパソコンのクリック数が終日においてモバイルを上回っていました。この 1 年で、モバイルのクリック数が 3 倍以上に伸びており、オンライン ショッピングはモバイルファーストになったと言えるでしょう。




リクルートライフスタイルのデータより


レストランでは、生活者が「何か食べたい」とレストラン情報を探すクリックは、お昼と夕方の食事時にピークを迎えます。特に夕方には、パソコンとモバイルのピークに時差があるのも特徴的です。やはり、モバイルでは外出先での直前の情報検索が多いことが想像され、まさにモバイルならではの Micro-Moments であると言えるでしょう。

また美容では、生活者が「髪を切りたい・ネイルをしたい」とモバイルで情報を探す時間帯には、1 日の中で大きく 4 つのピークがあるようです。察するに、学生であれば授業の合間の休み時間や、会社員であれば終業時間でしょうか。こと美容についての Micro-Moments は圧倒的にモバイルからになっています。




個々の生活者の Micro-Moments を継続的に捉える


ある調査によると、95% のサイト訪問者は初回訪問時にコンバージョンしないまま離脱し*2、また、49% のサイト訪問者はコンバージョンするまでに 2 −4 回再訪問するとも言われております*3。一方で、ターゲットを絞った広告は、その効果の度合いが 2 倍になるというデータも出ています*4。せっかく認知・検討段階でサイトを訪問した生活者を、コンバージョンまで落とし込めるかは、いかに「個々」の生活者の Micro-Moments を「継続的」に捉えられるかにかかってきます。

そのためには、サイト訪問者との接点をできるだけ多く把握する必要があります。まず最初に、ウェブサイトに訪れた生活者のサイト内での行動履歴を収集し、適切にセグメント化します。ここで、陥りがちな「策士策に溺れる」パターンに気をつけてください。より詳細に生活者をセグメント化しようと、リマーケティング リストを細分化し過ぎてしまい、実際の広告運用に活用できなくなるケースをよく見かけます。

そんな時は、Google アナリティクスのスマートリストをご活用ください。スマートリストは Google アナリティクスの 250 以上ものシグナルを使って、サイト訪問者の中からコンバージョンの可能性の高いパターンを分析し、リマーケティング リストを自動で作成します。

データ収集とセグメント化の準備ができたら次は、実際の広告運用です。検索広告・ディスプレイ広告ともにリマーケティングを活用して、個々のサイト訪問者が再度検索をしたりコンテンツを閲覧している、まさにその Micro-Moments を逃さず再びアピールします。

また、サイト未訪問者に対しても、Google ディスプレイ ネットワーク、YouTube, Gmail を通じて、生活者が購入を検討している Micro-Moments を見極め、積極的にサイト訪問を促すことが可能です。

主にディスプレイ広告は認知・検討からコンバージョン、検索広告は検討からコンバージョンにかけてよく機能します。たとえ検索広告・ディスプレイ広告のキャンペーンを別々に運用していても、広告を通してリーチする生活者は同じであると考えるべきでしょう。リマーケティング戦略としては、認知・検討・コンバージョン、そしてその後のリレーションシップの強化まで、個々の生活者の  Micro-Moments を検索・ディスプレイ ネットワークをまたいで包括的に捉える必要があります。


自動化の活用


Micro-Moments を捉えるベストプラクティスとしては、ターゲティング、広告、入札単価を自動化することが効果的です。検索ネットワークでは、動的検索広告と検索広告向けリマーケティング リストと自動入札の目標 CPA を併せて活用することで、インデックスされたウェブページを活用し、訪問歴がある生活者に向けメッセージと入札単価を最適化することが可能になります。

一休レストランでは、ターゲティング・広告・入札単価の調整のすべてを自動化することで、モバイルのコンバージョン数を昨年対比で+136% に倍増することに成功しました。また、動的検索広告の検索語句レポートより、鉄板焼きやアフタヌーンティーの需要の変化をタイムリーに捉えて特集ページを開設し、それらをディスプレイ広告として運用することで新規顧客の獲得にも取り組むことができました。



ディスプレイ ネットワークで Micro-Moments を捉えるには、ぜひ、動的リマーケティングと自動入札の目標 ROAS を併せて活用してみてください。そうすることで、訪問歴がある生活者に向けメッセージと入札単価を最適化することが可能になります。

楽天市場では、動的リマーケティングで手動入札と自動入札をテストしたところ、自動入札において販売数では +12%、売上では +14% の増加が確認できました。その後、予算の拡張や目標  ROAS を調整しながら販売数を 2.6 倍、売上を 2.9 倍に成長させるまでになりました。まだ手動で入札単価を調整されているキャンペーンがあれば、ぜひ、活用してみてください。




モバイルサイトのユーザー エクスペリエンス


「最適なメッセージ」を届けるということは、広告だけではありません。広告を通して生活者がたどり着くウェブサイトも重要な役割を占めます。せっかくモバイルでの Micro-Moments を見極めても、モバイルサイトでのユーザー エクスペリエンスが良くないと簡単にはコンバージョンには結びつきません。

ユーザー エクスペリエンスの悪いモバイルサイトで広告を運用することは、野球で例えるなら打率の悪いバッターをひたすら打席に送るようなものでしょう。基本的なモバイルフレンドリー施策を抑えた上で、モバイルサイトのユーザー エクスペリエンスを高めるための 25 の設計指針も併せてご確認下さい。

LIVESENSE では、ユーザー エクスペリエンス改善の結果、コンバージョン率(応募率)は 16.7 ポイントも改善され、モバイルからの応募数が昨対比で +40% も増加しました。


2. Micro-Moments を活かせたか効果を測定する


多くの方はオンラインでのラスト クリックのコンバージョンを効果測定の指標にされていることでしょう。現時点では弊社の自動入札機能もラスト クリックのコンバージョンを基準にしているのでこれは仕方がないかもしれません。

ただし、デバイスをまたいだコンバージョンは統計的に 95% の信頼がないとレポートに表示されません。つまり、この数字がレポートされているキャンペーンについては確実にデバイスをまたいでコンバージョンしている生活者がいるといえます。生活者のモバイルでの  Micro-Moments を的確により多く捉えるためには、まずは、オンラインでのラスト クリックのコンバージョンを超えて、推定合計コンバージョンのレポートを見ることから始めてください。


3. Key Takeaways


まずは可能な限りの自動化をしてください。ターゲット、広告、入札単価のすべてを自動化することが、Micro-Moments を効率的に活かすポイントになります。

そして、モバイル UX の最適化をしてください。素晴らしいユーザー エクスペリエンスを提供することが、Micro-Moments を最大限に活かすポイントになります。

最後に、アトリビューションを活用しはじめてください。ラスト クリックを超えたコンバージョンを考慮することが、これまで以上に Micro-Moments を適切に捉えるポイントになります。


連載中:「Google と考える Micro-Moments」


第 1 回: マーケターにとって見逃せない瞬間「Micro-Moments」とその活かし方
第 2 回: Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す
第 4 回: 次回は "Micro-Moments を活かしてリレーションシップを強化する" というテーマで、弊社パフォーマンスソリューション エキスパートの緑川から投稿します。


*1 Google 調べ
*2 Understanding Shopping Cart Abandonment(ショッピング カートの放棄に関する分析)、Forrester Research、2010 年 5 月
*3 Google/Compete によるスポーツ用品に関する調査:(2011 年 9 月~2012 年 9 月)クリックストリーム BF02(アクセスしたブランドの数)
*4 Media Economy Report, Magna Global, 2014 年
noreply@blogger.com (Google Blog)

キラキラネームはNG?売れるショップ名の共通点とは。 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年8月24日~30日のニュース

今週の要チェックはモール関連です。ショップ名って後から変更できませんので、検索されることを考えておきましょう。梱包材などにも必要なので見た目のわかりやすさも大切です。忘れがちなのは声に出してみること。他社と聞き間違えいやすいのも避けましょうね。

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 2014年度の通販市場規模は6兆1500億円で伸び率は4.9%増。JADMA調査 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2058

    増収は16年連続で、直近10年の平均成長率は7.3%。ただ、2013年度は8.3%の成長率だったが、2014年度は4%台まで落ち込んでいる。伸び率はここ10年間で2番目に低い数値。

    市場自体は伸びているものの伸びは鈍化、といったところでしょうか。これ以上伸びると配送面がパンクしてしまうような気もしますので、こことのバランスを見ながらですね。

配送関連

  • ニッセン、「セブン-イレブン」店頭でECや通販カタログの商品受け取りを9月末に開始 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2053

  • LINE MALL、ヤマト運輸と連携した配送サービスを開始 | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/21609/

  • 楽天市場、ローソン店舗での「コンビニ受取り」サービスを開始 | Shopping Tribe
    https://netshop.impress.co.jp/node/2015

    EC全般の記事と関連しますが、各社とも再配送の手間を省こうと努力しています。コンビニ受け取りは、受け取る側にもメリットがあるのでどんどん普及していきそうです。

モール関連

  • かっこよさより売りにつながる名前を 三大モールで検索にも影響する賢い店舗名のつけかた | ECzine(イーシージン)
    http://eczine.jp/article/detail/2052

    売りにつながるネットショップ店舗名のつけかた

    • 読みの難しい漢字は使わない
    • 検索するうえで重要な屋号を明確にする
    • 覚えやすい店舗名にする
    • 英文字は避ける
    • 可能な限り店舗名の文字数は少なくする

    これからショップを立ち上げる人には必ず意識してほしいことです。一発で変換できなかったり既に似たようなショップ名があるのも避けましょう。思いついたらまずは検索を。他社と聞き間違えいやすいのも避けたいので声に出してみることも忘れずに。

リスティング広告関連

  • 初心者でも怖くない!リスティング広告のCPAが高騰してしまったときの基本的なフレームワーク | アナグラム株式会社
    http://anagrams.jp/blog/the-measure-way-when-cpa-deteriorated/

    数学的に感じる記事かも知れませんが、読んでみればものすごくシンプルな考え方です。複雑に考え過ぎるのではなく、目の前の事象を素直にとらえていきましょう。外部に委託している時もこの考えを共有していれば楽です。

  • キーワード管理がいらない動的検索広告 - AdWords ヘルプ
    https://support.google.com/adwords/answer/6274794

    この広告では、Google のオーガニック検索のインデックスを使用して広告主様のサイトをクロールし、ページごとに最も関連性の高い語句を見つけることで、効率的にユーザーにアプローチできます。

    商品点数が多くてしっかり説明文が書かれていたり、ブログ記事が充実している場合は試してみる価値があります。自分では思いつかないようなキーワードで売れていく可能性がありますよ。

アクセス解析関連

売上アップのヒント

  • バナー広告の指標と作り方は今のままでいいのか? デジタル広告の詐欺の実態とは? 本間充氏が語った | Web担当者Forum
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/08/24/20691

    ディスプレイ広告の作り方といった少し前の指南書には、「クリックができることがわかるように3Dにする」とか「ディスプレイ広告自体のメッセージ性を減らし、押させることに注視する」といったことを推奨してきた経緯がある。

    その結果、何が起こったかというと、「記事内でのディスプレイ広告は異物だ」とユーザーが学んでしまい、ディスプレイ広告のエリアを見ない、スルーする能力が発達してしまった。

    ショップ内のバナーにも同じことが言えますよね。見せたい押させたいという意識が強すぎるとスルーされるようになって、効果を出ないからさらに押させるように……という悪循環が最悪です。使う側に優しいショップ作りを。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

Google マーチャントセンターの仕様変更は大丈夫?/キーワードから考えるSEO実践編 | ネットショップ担当者フォーラム2015年8月21日~8月27日の週間人気記事ランキング

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

通販・ECがうまくいかないのは組織のせい? 事例に学ぶ“通販力”高める組織作り | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
スパイスライフ、ハーバー研究所、メガネスーパーが行っている通販力を高めるための組織作りとは

通販ビジネスでの成功条件は様々あるが、なかでも必須の条件となるのは“組織力”だ。知名度も資金もある有店舗小売業者やメーカーが行う通販事業がなかなか軌道に乗らないケースが少なくないのもこのあたりに理由がありそうだ。優秀な人材を引き抜いたり、優れた通販システムやツールを導入しても、それだけでは通販はうまく行かない。ある目標に向かって社員ひとりひとりがなすべきことを行い、それらが有機的に機能することで初めて成功が見えてくるはずだ。では、通販力を高めるための組織作りとはどのようなものなのか。組織作りに力を入れる通販各社の取り組みを見ていく。

花粉症で〝遠隔勤務〟導入

オリジナルTシャツのネット販売事業などを手がけるスパイスライフは、2月から「リモートライフ」制度を導入して、社員の効率的な働き方を支援している。同制度は期間限定で東京の本社オフィスに通うことなく、社員が希望する遠隔地から業務に参加するというもの。エンジニアやデザイナー、企画ディレクターといった裁量労働型の社員が対象で、1年に1回(2週間程度)利用することができる。

利用に当たっては上限10万円を交通費や宿泊費などの必要経費として会社が負担する仕組み。「開発合宿を行っているのでその延長線。開発効率の向上や個人・会社の成長、採用への好影響を考えると費用対効果が高い取り組みだと思う」(吉川保男社長)とする。

同制度が始まったきっかけは、開発部の五十嵐邦明部長がこぼした花粉症の悩みだった。今年の春先は例年より花粉の飛散量が増える予測があったことから、飛散ピークの2~3月に仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことを懸念し、花粉からの“疎開”を提案。それを受けて社員が万全な体調で仕事をできるようにと同制度が始まったという。実際に五十嵐部長は2月中の2週間を使って、花粉の飛散量が少ないとされる沖縄で宿泊施設を使いながら業務を実施

現地での業務は主にシステム開発(プログラミング)で、他の開発者との会議はビデオ会議(Google Hangouts)、チャットツール(Idobata)、情報共有ツール(esa.io)などを活用。毎日10分程度で、チームでの進捗報告やインタラクティブなコミュニケーションを必要に応じて行っていた。

結果的に最初の1週間は東京勤務時の約2倍、2週目は約5倍のタスク量をこなすまで作業効率が向上。花粉症に悩まされずに済んだだけではなく、開発に集中できる環境に身を置けたことや、前述のツールを使ってコミュニケーションがリモートでも密に取れたことなどが大きな要因となったようだ。加えて休日は離島などに小旅行してリフレッシュできたことも影響したという。

スパイスライフでは「リモートライフ」制度を働き方に導入している①
沖縄では作業効率が大幅にアップ

ネット環境の活用が必須に

職種などの問題から、すべての従業員を同制度の対象にすることは難しいものの、ネットに接続できる環境があって必要ツールでコミュニケーションをとることさえ出来れば、例え遠隔地であっても業務が可能なため同制度の導入ハードルはそこまで高くないという。同社では会議用のマイクを購入して多人数対応もできるようにするなど対策を図っている。

同社では組織づくりを強化するために「職種に関係なく事業のビジョンを理解し、目標に向かってチームでパフォーマンスを出す」(吉川社長)ということを重視しており、花粉症のケースだけでなく育児中の社員にもリモート勤務のノウハウを取り入れるなど、様々な形で社員の力を引き出す工夫を図っている。

スパイスライフでは「リモートライフ」制度を働き方に導入している②
本社との連絡にはビデオ会議などを活用

部門間の連携を加速

化粧品通販を行うハーバー研究所は、役割の見直しを行い、連携しやすい組織作りを進める。あわせて、情報をリアルタイムで共有できるようにし、ユーチューブを使った動画配信や、社内のシステムのクラウド化を進めている。

同社はこれまで、各部門が独立して実務を行っていたため、1部門だけで行う施策についてはスピード感を持って実行できていた。一方で、組織的な相乗効果は弱く、部門間を連携した施策を行うには、部門間の調整が必要になっていた。

また、通販の実務がそれぞれ独立していたことで、責任の所在があいまいになっていたことも課題のひとつだった。以前は新規客の獲得は「宣伝PR」の部門が行い、継続客の育成は「通信販売」の部門が手掛けていた。「宣伝PR」は目標の新規客獲得数を達成すれば良く、顧客の転換率には関心が低くなりがちだった

これまで同社の売り上げが伸び悩んでいた原因については、継続客の育成に課題があったとみられる。だが、組織が分かれていたことで問題の原因について、顧客層にあるのか、オファーの内容にあるのかを検証することが難しかったようだ。

このため、まずは組織を見直し、「宣伝PR」の役割を、ブランドや企業価値を発信するコーポレートコミュニケーションに定めた。「通信販売」部門が新規客の獲得から継続客の育成までをトータルで行えるように再編成した

これにより、新規客獲得に対する評価基準が変更。ウェブ広告を中心に美容オイル「スクワラン」を1000円で訴求するキャンペーンを実施する中で、継続客の引き上げの効率を踏まえて出稿する媒体を判断できるようになった。

組織の見直しの効果はすでに出ているもようで、今期の新規客獲得は好調に推移している。「出稿できる媒体が増え、効率が良いところが分かるようになった。これにより、良いメディアに広告費を絞ることが可能になり広告の効率化につながった」(末広栄二社長)という。

リアルタイムの情報共有へ

ハーバー研究所はユーチューブを活用し情報共有スピードを速めている
ユーチューブを活用して情報を共有

これと同時に、ユーチューブの活用やシステムの見直しを進め、社内の情報共有スピードを加速している。末広社長は「スピード感のある施策の実行は、会社の事業成長の加速につながると考えている」と指摘している。

ユーチューブでは社内セミナーや会議の動画を、配信する試みを開始した。新商品の説明や、スキンケアのセミナーの動画などをアップし、社員がいつでも閲覧できるように工夫している。また、会議の様子なども動画で配信し、全ての拠点で同時に方針を共有できるようにした。

今後はコールセンターの基幹システムを刷新し、クラウド化を進める。コールセンターに寄せられた顧客の声を全社員でリアルタイムに共有することを目指したもの。

これまでは、顧客の声が集約され共有化できるまでに一定の時間がかかっていたため、情報の鮮度落ちていたという。通販の担当者はオファーの設計やウェブの制作などを行っており、業務の中で顧客に直接触れないため、実店舗やコールセンターのスタッフとの意識のギャップが生じがちだった。

顧客の声をリアルタイムで閲覧し、把握できれば、オファーやCRMを設計する通販部門のスタッフの顧客に対する意識改革につながると期待しているという。

店舗向けにパソコン講習会

全国に眼鏡チェーンを展開しているメガネスーパーは、ネット販売やウェブ関連の業務を行うメンバーによるパソコンの講習会を社内向けに行っている。

受講するのはブロック長やエリアリーダー、店舗スタッフなど。もともとは実店舗のスタッフからエクセルなどパソコン操作を教えてほしいという声が挙がったのがきっかけだ。

店やネットなどあらゆる売り場をつなぐ“オムニチャネル化”を進めている同社にとっては、店舗スタッフであってもパソコンやネットに馴れるということは重要になってくる。

講習会を行っている同社EC・WEBグループの彦坂祐次シニアマネジャーも「ITは投資することができるが、それを広めるのは現場の人たち」という思いがあり、今年3月から有志による講習会が始まった。

月に5~8回程度の頻度で実施し、20~30人が参加。ミーティングの後や、閉店後の夜間に実施することもある。パソコンやエクセルの操作、あるいはパワーポイントを使ったプレゼンの方法、メールの打ち方など基本的な操作方法を1時間半から2時間かけて学ぶ。教える側は普段のミーティング時や参加者の反応を見ながら、悩んでいるポイントを見つけて、実務に役立つスキルなどを伝授する。

講習会の前段で理由や狙い説明

メガネスーパーではオムニチャネル推進のためにパソコン講習会を社内向けに実施
パソコンを学ぶ理由などを説明(画像はメガネスーパーの資料)

講習会では毎回、冒頭に話すことがある。同グループの川添隆ジェネラルマネジャーによると、「なぜEC担当の我々が講習会をやるのかを説明する。つまり店があってECがある。店が売れていくほど、ECも売り上げが上がる。お客様側がオムニチャネルを求めているので、当社でもそれをやろうと前段で話す」と説明する。

オムニチャネルが普及していない理由として、パソコンを身近なものとして活用してこなかったことが一因になっていると指摘、参加者に対してパソコンをもっと活用していこうと訴える。そして少しずつ段階を踏み、パソコンやウェブ関連の様々なツールが使えるようになることを目指す。

こうした講習会を続けて行うことで一定の成果も見えてきた。複数回参加しているメンバーには問題意識が芽生え、パソコンを使って「こういう風にしたい」「こういうものを作りたい」など具体的な要望や質問が増えた。また、ホームページ経由の来店客が多いということに気付いた店舗側から、コーポレートサイトへの改善要望が入るようにもなってきた。講習会を開くEC・WEBグループでは「店舗スタッフの感度が上がってきた」(彦坂氏)と取り組みに手応えを感じている。

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
〝通販力〟高める組織作りとは?(2015/08/27)

イケアがEC市場進出などを視野に、「マルチチャンネル・リテーラー」を宣言 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
「将来的にはオンラインでのオーダーも可能になる予定」(イケア・ジャパン)としている

イケアの日本法人イケア・ジャパンはこのほど行った2016年度(2015年9月1日から)の事業戦略発表会で、事業形態を「マルチチャンネル・リテーラー」へ拡大すると宣言、将来的にネット通販を展開していくことを改めて明らかにした。

イケア・ジャパンによると、マルチチャンネル・リテーラーは「多様な流通チャンネルを持つ事業」を意味している。その1つとして、将来的なネット通販の展開について言及。「将来的にはオンラインでのオーダーも可能になる予定」(イケア・ジャパン)とした。

ただ、ネット通販の具体的なスタート時期については明らかにしていないが、一部報道では、2016年までにオンライン事業をスタートする予定とされている。

海外のイケアではすでにECが展開されている(画像は編集部がキャプチャ)

今回発表した「マルチチャンネル・リテーラー」への事業拡大の柱は、熊本市に10月オープン予定の店舗展開と、愛知県長久手市への進出だ。

イケア・ジャパンは現在、国内に8つの大型店舗を中心としたビジネスを展開しているが、これを拡充する。熊本市に開設予定の店舗は従来ストアの1/10の規模で、あらかじめオーダーした商品を店舗で受け取ることができるようにする。

デジタルツールなどさまざまな媒体から商品を見ることができる環境を用意。「将来的にはオンラインからでも注文でき、店舗からお持ち帰りいただくことも可能。後日ご自宅に配送することもできる」(同)という。

東海地方初のイケアストアとなる長久手の店舗は、2016年3月31日までに土地の取得が完了する予定。大型店として展開し、約9500種類の商品を取り扱う予定としている。

イケアのネット通販を巡っては、海外で事業展開されている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

Fetch as Googleは長いページを最後までレンダリングできない

10 years 10ヶ月 ago

非常に長いページを、Search ConsoleのFetch as Googleを使ってレンダリング検証した場合に、ページの最後までレンダリング結果が表示されないことがある。これはレンダリング処理できるデータのサイズに上限があるため。途中で切れていたとしても、Googlebotが必ずしもそのページを完全にレンダリングできていないということではない。

- Fetch as Googleは長いページを最後までレンダリングできない -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

メルマガを読む動機は“お得情報”があるから。「件名」で5割の人が閲覧を判断する | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
「クーポン等割引情報が送られてくるから」が39%でトップで、「おすすめ情報が送られてくるから」が36%

メールマガジンの制作代行などを手がけるライトアップが8月18日に公表した「メールマガジンのユーザ利用状況調査」によると、企業やECサイトから情報を取得する方法で、メールが96.2%で断トツのトップだった。

「企業やショッピングサイトからのお知らせをどのように受信していますか?」という問いで、メールが96.2%でトップ。

続いて、LINE(11.8%)、FacebookとTwitterが7.6%だった。

メルマガを受信するきっかけを聞いてみたところ、「クーポン等割引情報が送られてくるから」が39%でトップ。「おすすめ情報が送られてくるから」(36%)「新製品情報が送られてくるから」(8%)と続いた。

消費者がECサイトなどで情報を取得するのは、何かしらの“お得情報”を得られることが動機となっているようだ。

メルマガを取得する理由について/ライトアップ調査

メルマガを受信する理由について

受信したメルマガを読むか読まないかの判断は、「件名で判断する」が50%。冒頭の内容で判断するが21%だった。

メルマガには件名もしくは冒頭部分で、消費者に対して“お得情報”を提供する必要がありそうだ。

メルマガを読む読まないの判断基準について/ライトアップ調査

メルマガを読む読まないの判断基準について

メルマガを読む端末を調べたところ、トップは76%でパソコン。スマートフォンは23%だった。

今回の調査概要は次の通り。

  • 調査対象:「予測市場」利用ユーザ
  • 調査期間:2015年6月26日から2015年7月23日
  • 調査方法:「予測市場」サイト内回答フォーム

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

コンビが約12万台のチャイルドシートをリコール、ベルトの不具合などが原因 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
ダイレクトメールや電話のほか、販売店での店頭告知などでリコールを告知する

ベビー用品の製造・販売などを手がけるコンビは8月31日、店頭や通販サイトなどで販売しているチャイルドシートの一部に不具合があったとして、国土交通省にリコール(無料の回収・修理)を届け出た。国交省への届出によると、リコール対象は11万9897台。

コンビや国交省によると、子供を固定するためのベルトが外れたり、チャイルドシートの回転が固定できないおそれがある不具合があった。不具合の件数は全部で899件。

リコールの対象は、2013年10月~2015年2月に生産した「ネルーム」「ネセルターン」、2014年4月~2015年2月生産の「ネルーム ISOFIX」「ネセルターン ISOFIX」、2014年6月~2015年7月生産の「ママロン」。

コンビのECサイトでは「リコール」のお知らせが掲載されている(画像は編集部がキャプチャ)

コンビではダイレクトメールや電話のほか、販売店での店頭告知、自社ホームページへの社告などでリコールを周知する。

コンビはベビー用品の製造などの大手企業。自社によるネット通販、子会社によるベビーウェアなどの通販・ECを展開している。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

関連団体からのお知らせ及びイベント

10 years 10ヶ月 ago

■ユニヴァーサルデザイン検定(UD検定)

国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)

初級検定日:9月11日(金)

http://www.iaud.net/exam/

 

■別府現代芸術フェスティバル2015

(2015/7/18-9/27@大分県別府市内各所)

http://mixedbathingworld.com/

 

■ル・コルビュジエ×日本 国立西洋美術館を建てた3人の弟子たちを中心に

(2015/07/21-11/08@国立近現代建築資料館)

http://nama.bunka.go.jp/kikak/kikak/1507/

 

■20世紀琳派 田中一光展

(2015/08/18-10/29@京都dddギャラリー)

http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

 

■第17回日本感性工学会大会

(2015/9/1-3@文化学園大学 新都心キャンパス)

http://www.jske.org/taikai/jske17/

 

■技術者塾「エスノグラフィック・インタビュー」

(2015/9/14 @Learning Square新橋 (東京・新橋))

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/SEMINAR/20150320/410221/

 

■第14回情報科学技術フォーラム

(2015/9/15-17@愛媛大学 城北キャンパス)

http://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2015/index.html

 

■日本心理学会第79回大会

(2015/9/22-24@名古屋国際会議場)

http://jpa2015.com/

 

■デザイン・シンキング実践ワークショップ

(2015/10/6 @秋葉原UDX)

http://business.nikkeibp.co.jp/nds/semi_20151006/

 

■技術者塾「技術者こそ知っておきたい「UXデザイン」の基礎」

(2015/10/7 @Learning Square新橋 (東京・新橋))

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/SEMINAR/20150609/422383/

 

■CEATEC JAPAN 2015

(2015/10/7-10 @幕張メッセ)

http://www.ceatec.com/ja/

 

■デジタルコンテンツEXPO

(2015/10/22-25 @日本科学未来館)

http://www.dcexpo.jp/

 

■第44回東京モーターショー2015

(2015/10/29-11/8 @東京ビッグサイト)

http://www.tokyo-motorshow.com/

 

■村上隆の五百羅漢図展

(2015/10/31-2016/03/06@森美術館)

http://www.mori.art.museum/jp/exhibition/murakami_takashi.html

 

■SIGGRAPH ASIA 2015

(2015/11/2-5 @神戸国際会議場・神戸国際展示場)

http://sa2015.siggraph.org/jp/

 

■UIST 2015

(2015/11/8-11 @Charlotte, NC, USA)

http://uist.acm.org/uist2015/about

Fujikawa

HCD-Net主催、共催、協賛イベント予告

10 years 10ヶ月 ago

■ヒューマンインタフェースシンポジウム2015(HCD-Net協賛)

開催日:2015年9月1日(火)~4日(金)

場所:はこだて未来大学

http://www.his.gr.jp/sympo/his2015.html

※HCD-Net会員は、人間工学会会員価格が適用されます。

 

■ビジネス支援事業部発足イベント「経営から見たHCD/UXDへの期待」~産業界への幅広い普及に向けて~

開催日:2015年9月10日(木)

場所:芝浦工業大学 芝浦キャンパス

http://www.hcdnet.org/event/hcduxd.php

※参加者を募集しています。

 

■第56回HCD-Netサロン「コンテキストサイエンスとHCD」

開催日:2015年9月18日(金)

場所:東京工科大 蒲田キヤノンパス

http://www.hcdnet.org/event/56hcd-nethcd.php

※参加者を募集しています。

 

■HCD-Net台湾ツアー

開催日:2015年9月19日(土)~23日(水)

場所:台湾

http://www.hcdnet.org/news/hcd-net_27.php

※参加者を募集しています。

 

■第3回利用品質メトリクスSIG ワークショップ

開催日:2015年9月28日(月)

場所:芝浦工業大学 芝浦キャンパス

http://www.hcdnet.org/event/sig_1.php

※参加者を募集しています。

 

■ユーザーエクスペリエンスデザインセミナー(HCD-Net後援)

開催日:2015年10月8日(木)、23日(金)、11月19日(木)、30日(月)場所:アーバンネット神田カンファレンス2A

〒101-0047 東京都千代田区内神田三丁目6番2号 アーバンネット神田ビル2階、他

主催:NTTデータ経営研究所

http://www.keieiken.co.jp/can/uxdesign/index.html

 

■Embedded Technology/IoT Technology2015(HCD-Net特別協力)

開催日:2015年11月18日(水)~20日(金)

場所:パシフィコ横浜

http://www.jasa.or.jp/expo/

Fujikawa

追加料金なしで映像作品見放題、Amazonプライムの特典を拡充 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
「プライム・ビデオ」をAmazonプライムに追加するが、年会費3900円は据え置いている

アマゾンジャパンは9月から「Amazonプライム」会員向けのサービスを拡充し、追加料金なしで国内外の映画、ドラマ、アニメなどの映像作品をマルチデバイス環境で見放題で楽しめるようになる「プライム・ビデオ」の提供を開始すると発表した。年会費3900円で動画の見放題サービスが加わることで、「Amazonプライム」のお得感が高まることは必至。会員増加、EC売り上げのさらなる拡大につながりそうだ。

「Amazonプライム」は、「Amazon.co.jp」で購入した商品を配送する際、通常は商品配送1回あたり360~514円の手数料がかかる「お急ぎ便」を無料で回数制限なく利用できるサービス。

最近はサービス拡充を進めており、タイムセールへの先行参加、プライム会員限定のセールなどを実施している。アマゾンは「プライム・ビデオ」を、「Amazonプライム」会員向けの新サービスとして追加料金なしで提供する。

「プライム・ビデオ」は、iOS/Android対応のスマートフォンやタブレットのほか、AmazonのFireタブレット、ゲーム機、スマートテレビなどで視聴可能。作品ラインナップは「日本やアメリカの映画やテレビ番組、人気アニメ、ファン必見のミュージック・ライブ、バラエティ番組やアワードを受賞したAmazonオリジナル作品」としている。

プライム・ビデオのロゴ
担当編集者のコメント: 

アマゾンが「Amazonプライム」に動画を組み合わせてきたことで、今後、日本国内でもECサービスと他のサービスを組み合わせて提供する事例が増えてきそうだ。

特に、さまざまなサービスを展開している楽天、ヤフー、NTTドコモなどは、このまま動画市場のシェアをアマゾンにとられてしまうわけにはいかないだろう。対抗サービスを打ち出すことも考えられる。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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手間暇かけない効率運営をAmazonで実現。親の介護しながら事業を拡大する家電EC店 | ネットショップサクセスストーリー 私たちがAmazon.co.jpで売れている理由 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
AmazonマーケットプレイスマンスリーニュースレターVol.14より転載

家電のECサイト「サンダンスネット」を運営するサンダンスの久田朝代社長は、2001年に家電のネット通販で事業をスタートした。だが、その後両親の介護のために事業を縮小。そんなとき、Amazonは手間をかけずに販売できると知り、2011年にAmazonでの販売を開始した。そんな自らの介護経験を活かして介護用品の販売も始めている。久田社長にAmazonでの販売状況と今後の展開などを聞いた。

Amazonレンディングで短期融資を受け、季節家電などの仕入れもしやすくなった

久田朝代社長

――ご両親の介護をされながら、販路としてAmazonを選んだ理由は?

以前からインターネット販売を行っていましたが、両親の介護に追われ、販売にかけられる時間が少なくなり、売り上げも縮小傾向にありました。そんな時にAmazonは、初期費用はかからず月額登録料だけで販売できると知りました。

販売を始めてみると、商品ページなどを作る必要がなく、Amazonで販売されている商品であれば販売価格などの設定だけで簡単に販売ができるようになるので、「これなら時間をそれほどかけなくても続けられる」と感じました

Amazonの倉庫に商品を置き、発送業務をAmazonにアウトソーシングする「フルフィルメント by Amazon(FBA)」もあります。時間がなくても販売ができるのはとても助かります。

売り上げも縮小傾向でしたが、Amazonで販売を始めたことで順調に拡大してきています。

――Amazonの融資サービス「Amazonレンディング」も利用されているということですが。

家電製品は単価が高く、仕入れでは現金での取引も多いので、Amazonレンディングで短期融資を利用しています。おかげで、季節商品などの仕入れもしやすくなりました。銀行融資のように、わざわざ窓口まで出向く必要もありませんし、最初に登録を済ませておけば、再び利用する時は書類提出の手間は必要ありません。

返済もAmazonの売り上げから引き落とされるので、すべての手続きが自宅に居ながらできるので助かります。金利は銀行に比べて少し高いですが、短期間の借り入れなので、融資までの手間を考えたらメリットは大きいと考えています。

――Amazonを利用してみた感想は。

Amazonのシステムは、全体的に手間がかからないのがいい。今では販売のほとんどをAmazonで行っています。FBAの倉庫への納品時に配送料が安く利用できるFBAパートナーキャリアサービスなど、「あったらいいな」と考えていたサービスが実現されるなど、年々便利に進化していくのもうれしいです。

――今後の展開は。

先日から「マケプレお急ぎ便」の利用を開始しました。介護用品はすぐに利用したいという消費者が多いので、今後の需要増加に期待しています。時間を有効的に使いながら、お客さまに便利に購入いただけるように努めたいと思います。

介護経験を活かし、介護食などの取り扱いも行っている

事業者概要

  • 販売サイト名:サンダンスネット http://amzn.to/1AnFOXy
  • 本社所在地:東京都練馬区
  • Amazonでの販売開始時期: 2011年4月
  • 販売カテゴリー:ヘルス&ビューティー、家電
  • 利用サービス:Amazon出品サービス/フルフィルメント by Amazon(FBA)/Amazonレンディング

nakagawa-m

HTTPSに適応していないコンテンツを掲載しているサイトは、将来的には、ランキングにおける恩恵にあずかれなくなるかもしれない。

10 years 10ヶ月 ago
少々長い記事タイトルになってしまいましたが、先日行われたGoogleハングアウトからの話題です。HTTPSに対応していない画像を掲載している場合などは、今後HTTPSに対応しているサイトとしてみなされなくなる可能性がある … 続きを読む

「DHOLIC」の商品を扱う常設店をルミネエスト新宿に開設、ZIPIA | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 10ヶ月 ago
既存顧客に対するサービスの拡充と、新たなユーザー獲得につなげる

韓国発の女性向けファストファッションのECサイト「DHOLIC(ディーホリック)」を運営するZIPIAは9月4日、初のリアル店舗をルミネエスト新宿B1にオープンする。リアルな顧客接点を作ることで、既存顧客に対するサービスを充実させるとともに、新たなユーザー獲得につなげる。

「DHOLIC」は、韓国発のファッション通販サイト。シンプルで安価ながら、おしゃれな着こなしを提案するサイトとして日本でも人気を集めている。

ルミネエスト新宿にオープンする店舗では、ECサイトで販売するアイテムのほか、リアルショップ限定アイテムの販売も行う。

2015年6月に期間限定で開設したリアル店舗ではビキニやビーチウェアを中心に販売していたが、今回開設する常設店では「DHOLIC」のメインであるリアルクローズを展開する。

ルミネエスト新宿店のイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

nakagawa-m

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