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レッドブルの事例に学ぶ、顧客価値を高めるデジタルマーケ戦略

10 years 2ヶ月 ago
世界的大手メーカーがECプラットフォーム「Hybris(ハイブリス)」を採用する理由

デジタル化によって企業と消費者の関わり方が大きく変化する中、小売業やメーカーにとってオムニチャネル化は最重要施策の1つだ。オムニチャネル・コマース・プラットフォーム「SAP Hybris Commerce」を国内で販売しているSAPジャパンと、同製品をベースとしたオムニチャネルソリューションを提供しているNTTデータの担当者が、企業が取り組むべきデジタルマーケティング戦略やプラットフォームの活用法について、レッドブルの事例をあげて解説した。 写真◎Lab

セミナーのポイント
  • 流通は“顧客価値”を中心としたエコシステムに
  • レッドブルのデジタル戦略の目的は「顧客ニーズの把握」
  • システムだけで解決できない問題をどう乗り越えるか
SAPジャパン株式会社 SAP Hybris ソリューション事業本部 ソリューション エンジニアリング ディレクター 阿部 匠 氏
SAPジャパン株式会社 SAP Hybris ソリューション事業本部 ソリューション エンジニアリング ディレクター 阿部 匠 氏

流通は“顧客価値”を中心としたエコシステムに

オムニチャネルは小売業界にとどまらないビジネス革新の潮流だ。消費財、ファッション、家電など幅広い分野において企業と消費者の関係性が大きく変化し、流通は“顧客価値”を中心としたエコシステムへと再編が進んでいる

デジタル化によって流通は“顧客価値”を中心としたエコシステムへ再編されている
デジタル化によって流通は“顧客価値”を中心としたエコシステムへ再編されている

家電業界の価格交渉力を例に上げると、家電の価格交渉権はかつてメーカーが握っていたが、やがて小売りの力が強くなり、現在では消費者の価格交渉力が最も強くなっている

消費者の価格交渉力が高まった背景には、スマートフォンを使って商品の価格を調べ、他店と比較しながら店員と価格交渉をするような「デジタルネイティブ」の消費者が増えていることがある。

【デジタル化がもたらす消費行動の変化】
  • 買い物の際に商品についてオンラインで調べる
  • パソコンからモバイルへの急激なシフト
  • ソーシャルネットワーク上の評判やクチコミで判断
  • 情報が豊富なため企業やサービスを比較検討して乗り換えやすい

こうしたデジタル化がもたらした市場の変化について、SAPジャパンの阿部氏は次のように指摘した。

消費者を押えた企業が、このエコシステムの王になる。そして勝者と敗者の明暗がはっきりと分かれる。そうした変革をもたらす可能性をデジタル社会は秘めている(阿部氏)。

デジタル化は小売業とメーカーの関係性も大きく変えた。メーカーが直販サイトを持ったり、海外展開したりすることで、従来は限定的だった顧客への直接的な販路を拡大できるようになったのだ。

そして、メーカーと消費者が直接つながる時代のマーケティングにおいて強みを発揮するのが、SAPジャパンが提供している多彩なECソフトウェア機能を備えたオムニチャネル・コマース・プラットフォーム「SAP Hybris Commerce」だ。

レッドブルのデジタル戦略の目的は「顧客ニーズの把握」

「Hybris」は世界中の小売業者やメーカーなど多くの企業で活用されている。阿部氏は一例として、エナジードリンクメーカーであるレッドブルの事例を紹介した。

レッドブルは積極的にスポーツイベントへの投資を行っており、同社のロゴが入ったプロスポーツのユニフォームなどを直営ECサイトで販売している。ECサイトは売上獲得に加え、ブランドイメージの向上やデジタルマーケティングの役割も担っている

同社はデジタル媒体に広告を出稿し、アクセスした顧客のデバイスアドレスやIPアドレスなどを獲得。さらにFacebookやTwitterに出稿した広告のアクセスからSNS のアカウントIDも収集している。

これらのデータに加え、直販サイトでのユーザーの購入履歴や行動情報を蓄積、紐付けることで、顧客の人物像を解析し、一人一人に対して最適な販促施策を打てるようにしているという。

デジタルデータをリアルタイムで活用することで顧客の行動を把握し、顧客にとって意味のあるコンテンツを提示する
デジタルデータをリアルタイムで活用することで顧客の行動を把握し、顧客にとって意味のあるコンテンツを提示する

デジタル化が浸透する以前は、顧客の行動やニーズを細かく把握することが難しく、企業側の目線で「顧客は何に興味を持ち、購買を行っているのか」を考えてきた。

だが、デジタル化によって、消費者一人一人のさまざまな情報を取得できるようになり、そうしたデジタルデータをリアルタイムで活用することで顧客の行動を把握し、顧客にとって意味のあるコンテンツを提示し、購買につなげられるようになっている。

テクノロジーは揃ってきた。本格的なデジタルマーケティングに取り組むか、取り組まないかの判断が、今、企業に迫られている(阿部氏)。

システムだけで解決できない問題をどう乗り越えるか

企業がデジタルマーケティングに取り組む際のポイントとして、NTTデータの風間氏は、「ビジネス環境やマーケット、顧客動向の変化に合わせて変更すべき部分と、頻繁に変更すべきでない部分がある」と指摘した。

株式会社NTTデータ クラウドコンピューティング事業部 課長 風間 昭男 氏
株式会社NTTデータ クラウドコンピューティング事業部 課長 風間 昭男 氏

変更すべき部分とは「CRM」「ECサイト」「キャンペーン」といったフロントエンド部分、頻繁に変更すべきでない部分は「受注から商品出荷までのプロセス」「在庫管理」「会計」といったバックエンド部分だという。そして、データハブとして、フロントエンドとバックエンドを取り持つ仕組みが必要となる

NTTデータは「BizXaaSオムニチャネル」を提供している。BizXaaSオムニチャネルは「SAP Hybris Commerce」を日本の企業が最大限活用できるようにするためのサービスである。高度なEC機能を備えているほか、顧客情報や商品情報、在庫情報、注文情報などを、あらゆるチャネルから集約して一元管理できるクラウドサービスだ。

こうしたソリューションを提供する一方で、風間氏は次のように強調する。

オムニチャネル化に取り組む上で、「どこへ向かうのか(目標設定)」「どうやって向かうのか(手段)」「何を使って向かうのか(ツール・システム)」を定めていくことが重要だ。これらはシステムだけでは解決できない。したがって、NTTデータではテクノロジーの提供だけでなく、目的や手段に関する情報提供も行っている(風間氏)。

目標設定については、社内の意見を受け止める枠組みを構築することが重要となるという。「経験・体験」「製品」「基本構造」といった自社のビジネスの構成要素の中から、どれを優先的にデジタル化していくかを洗い出し、自社にとってのデジタルビジネスとは何であるのかについて共通認識を築いていくというものである。

次に、デジタル化の手段については、社内のどの部門が中心となり、誰がリーダーを担うのかを明確に定めていくことが不可欠だ。オムニチャネル化の過程では過去の慣習を壊すような革新も必要となるため、当然軋轢も生じる。「したがって、役員や役員クラスの担当者など、上位レベルで合意を後押しする存在が不可欠となる」と風間氏は指摘する。また、関係者の意見をまとめ、論点のレベル感を統一するため、定期的に同じ土台で議論・点検・修正を行っていくことも必要だ。

そしてもう1つ重視すべきポイントは、オムニチャネル化を進めるために「何を使うのか」、つまりシステムやプラットフォームの選択だ。テクノロジーは今やビジネスをけん引しており、その選択がビジネスの成否を大きく分けるようになっている。デジタル化の時流に合ったテクノロジーやソリューションを選び、活用していくことがオムニチャネルを成功させる鍵となる。

関連リンク:

伊藤 秀樹

ライター

uchiya-m

「カゴ落ちメール」と「アフィリエイト」の連載が好評 | 週間人気記事ランキング

10 years 2ヶ月 ago
2016年2月26日~3月3日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

ナビプラスの井口隆智氏による「カゴ落ちメールが変えるECサイトの新しい“接客”のカタチ」と、鈴木珠世氏による「アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座」が好評です。

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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    フェイスブック、モバイルで全画面広告

    10 years 2ヶ月 ago
    フェイスブックが、モバイルでフルスクリーン広告を展開できる「キャンバス広告(Canvas)」を正式に提供。
    ------------------------------
    ブランドや製品の魅力をフルスクリーンで伝えるモバイル専用の「キャンバス広告」を正式リリース
    https://www.facebook.com/business/news/JA-introducing-canvas
    ------------------------------
    noreply@blogger.com (Kenji)

    AMP対応ページは、サブドメインや別ドメインでも公開可能

    10 years 2ヶ月 ago

    AMP対応したページは、サブドメイン、あるいは完全に別のドメインのサイトでさえも公開することができる。通常のページを公開しているサイトと同じドメイン名を使う必要はない。

    - AMP対応ページは、サブドメインや別ドメインでも公開可能 -

    Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

    Kenichi Suzuki

    Yahoo!ショッピング大賞に「家電と住設のイークローバー」、上新電機は6年連続総合1位

    10 years 2ヶ月 ago
    ヤフーは「Yahoo!ショッピング」の年間ベストストアを表彰する「Yahoo!ショッピング Best Store Awards2015」を開催

    Yahoo!ショッピング大賞に「家電と住設のイークローバー」、上新電機は6年連続総合1位

    2016年から新設した「Yahoo!ショッピング大賞」は「家電と住設のイークローバー」が受賞

    「Yahoo!ショッピング Best Store Awards2015」の「Yahoo!ショッピング大賞」(2016年から新設)は「家電と住設のイークローバー」(運営はクローバー)。総合グランプリは6年連続の「Joshin web」(運営は上新電機)――。

    ヤフーは3月3日、「Yahoo!ショッピング」の年間ベストストアを表彰する「Yahoo!ショッピング Best Store Awards2015」を開催。約35万店の中から、「Yahoo!ショッピング」の成長をけん引し、ECの発展に寄与した店舗を表彰する「Yahoo!ショッピング大賞」に「家電と住設のイークローバー」を選出した。

    「Yahoo!ショッピング大賞」は2016年に新設したアワードで、「Yahoo!ショッピング」全体の成長をけん引し、ECのさらなる発展に寄与した店舗を表彰するもの。ヤフーの小澤隆生氏(執行役員 ショッピングカンパニー長)は次のように新設理由を説明した。

    大賞は一番成長した、「Yahoo!ショッピング大賞」に力を入れてくださった店舗を表彰するもの。売上規模、キャンセル率などさまざまな指標を踏まえ、成長率の高い、今年がんばった店舗を選んでいる。

    「家電と住設のイークローバー」は、2009年から6年連続で年間ベストストア賞を受賞している。

    総合グランプリを6年連続で獲得した「Joshin web」は、「スマホ、タブレット、パソコン部門」「テレビ、オーディオ、カメラ部門」「ゲーム、おもちゃ部門」でもそれぞれ1位を獲得。

    「Joshin web CDDVD Yahoo!店」として「ソフト部門」で3位、「家電部門」でも2位を受賞した。

    Best Store Awards 2015 受賞ストア
    Yahoo!ショッピング大賞家電と住設のイークローバー
    総合1位Joshin web
    総合2位コジマYahoo!店
    総合3位爽快ドラッグ
    総合4位ソフマップYahoo!店
    総合5位カメラのキタムラ

    ※順次、受賞店舗を追記していきます。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    takikawa

    多言語による AMP NewsLab オフィスアワーを実施します

    10 years 2ヶ月 ago

    Accelerated Mobile Pages (AMP) は、業界全体で推し進められているグローバルな取り組みです。大小あらゆる規模のパブリッシャーとともに、より高速化されたモバイル ウェブの実現を目指しています。

    これまで英語圏の皆さまに対しては、AMP オフィスアワーを実施し、大変ご好評をいただいてきましたが、一方で、英語が母国語でない皆さまがいることも、私たちは理解しています。

    そこで、今後 2 週間にわたり、新しいオフィスアワー シリーズを多言語にて実施していきます。これにより、皆さまはご自身の母国語で AMP について学ぶことができます。実施予定の言語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジリアン ポルトガル語、ロシア語、インドネシア語、そして日本語です。オフィスアワーでは、Google のプロダクト マネージャーやテクニカル マネージャー、そしてエンジニアが、それぞれの言語で皆さまからの AMP に関する質問にお答えします。

    AMP の技術的な仕様や様々なコンポーネントに関してもお話していきたいと思いますが、まずは、 AMP とは何かということや、どのように機能するのかについて改めて紹介していく予定です。ご質問をお持ちの方は、以下のイベント ページ上の Q&A アプリより投稿することができます。投稿された質問はオフィスアワーの中で私たちがお答えしていきます。また、イベント終了後は、 News Lab の YouTube ページで、それぞれのオフィスアワーを視聴することができます。

    下記のスケジュールをご確認の上、ぜひオフィスアワーへご参加ください。

    • フランス語
    • イタリア語
      • Introduction to AMP - 3月8日 15:00 CET
        Luca Forlin, Head of International Play Newsstand Partnerships
      • AMP Anatomy - 3月15日 15:00 CET
        Flavio Palandri Antonelli, AMP Software Engineer
    • ドイツ語
      • Introduction to AMP - 3月9日 17:00 CET
        Nadine Gerspacher, Partner Development Manager
      • AMP Anatomy - 3月18日 16:00 CET
        Paul Bakaus, Developer Advocate
    • スペイン語
      • Introduction to AMP - 3月9日 14:30 CET
        Demian Renzulli, Technical Solutions Consultant
      • AMP Anatomy - 3月16日 14:30 CET
        Julian Toledo, Developer Advocate
    • ブラジリアン ポルトガル語
    • インドネシア語

    2万人超の消費者意識などをまとめた「中小EC企業向け2016年EC戦略白書」を発表

    10 years 2ヶ月 ago
    ペイパルとジェシカが2万人の消費者と1000社超の中小EC企業を対象にECサイトの利用意識などについて調査

    PayPal Pte. Ltd.(ペイパル)と一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会(JECCICA、ジェシカ)は3月2日、2万人の消費者と1000社超の中小EC企業を対象にECサイトの利用意識などについて調査した「中小EC企業向け2016年EC戦略白書」を発表した。

    ▼「中小EC企業向け2016年EC戦略白書」について(ジェシカのHPからダウンロード可能、ジェシカのHPにジャンプします)

    ECサイト利用動向

    全国2万人のECサイト利用者のうち、87%が「楽天市場」「Amazon.co.jp」などのモールを利用。伊勢丹、ベルメゾンネット、ケンコーコムといった大手の自社ECサイトを利用したことがある人が45.2%、中小のECサイトの自社サイトを利用したことがある人は7.3%にとどまっている。

    モールや大手ECサイトで購入する理由は、「すでに会員登録をしている」「使い慣れている」といったことを上げるユーザーが多かったという。

    中小ECサイトで商品購入しない理由

    また、中小のECサイトで購入しない理由について聞いたところ、「その企業のことを知らないから」「新規で会員登録するのが面倒だから」といった理由が上位に入った。

    中小のECサイトへ会員登録するのに抵抗があると回答したユーザーは96%。会員登録しないと商品購入できない場合でも、メールアドレスや住所といった情報をわざと間違って入力するユーザーが相当数いるということも明らかになった。

    中小EC企業の意識

    一方、中小EC企業に消費者行動について聞いたところ、「消費者は会員登録を嫌がっていない」と考えている企業は約半数にのぼる。消費者との意識の差が大きいことも明らかになった。

    日本と米国での会員登録施策

    米国でも会員登録を嫌がる消費者が増えており、ECサイトはこうした状況に対して2年ほど前から対応を始めているという。日本の売上TOP100社のサイトの内、70社が強制的な会員登録を必須にしているのに対し、米国では26社のみ。TOP25に絞ると日本は21社、米国では2社。

    こうした状況を踏まえ白書では、「今後は日本でも強制的な会員登録から脱却し、ゲスト購入を起点とする新しいEC戦略を立てる必要がある」と解説。まずは1回目の購入はゲスト購入で買ってもらい、その後、会員登録を任意で促し、会員登録をした消費者に対して各種販促を行っていくことが重要なのではないかとしている。

    さらに、モバイルへのシフトが加速している現状では、さまざまな情報を打ち込むことはユーザーへの負担が多いと指摘。すでに登録している情報を利用して買い物ができるID決済の導入が重要になってくるとしている。

    記者会見を行ったジェシカの川連一豊代表は次のように話した。

    実際、調査を実施してみて、驚いた数字がいくつもあった。ECサイトに対して消費者は思った以上にシビアに見ているので、ECサイトとしてはできるだけ早くそのギャップを埋めることが重要だ。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    nakagawa-m

    ユーザー行動分析に効く! シーケンスの使い方②――特定の参照元の順番で訪問した人を調べよう(セグメント100選 第89回)

    10 years 2ヶ月 ago
    Web担当者Forumの2016/3/3の記事をどうぞ。
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/03/03/22244

    今回は「シーケンス」分類で「ユーザーベース」のフィルタを利用した場合についての解説。

    下記について。
    ・「ユーザーベース」のシーケンスの基本形の設定方法
    ・「シーケンスの開始」と「次のステップ」の指定について
    実際のシーケンス条件の設定例


    関連リンク:
    【Googleアナリティクス セグメント100選 コーナーの記事一覧
    noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

    ユーザー行動分析に効く! シーケンスの使い方①――特定の順番でページを見た人を調べよう(セグメント100選 第88回)

    10 years 2ヶ月 ago
    Web担当者Forumの2016/2/25の記事をどうぞ。
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/02/25/22206

    今回は「シーケンス」分類で「セッションベース」のフィルタを利用した場合についての解説。

    下記について。
    ・「セッションベース」のシーケンスの基本形の設定方法
    ・「シーケンスの開始」とは何か
    ・ページ閲覧以外のヒットを指定するシーケンス条件の例


    関連リンク:
    【Googleアナリティクス セグメント100選 コーナーの記事一覧
    noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

    「ZOZOフリマ」の販売手数料を無料化、「フリマSALE」開始でユーザーの獲得狙う

    10 years 2ヶ月 ago
    「ZOZOフリマ」の公式アカウントがセール品を毎日100点以上販売

    スタートトゥデイの子会社でECサイト構築パッケージを提供するブラケットは3月2日、 ファッションフリマアプリ「ZOZOフリマ(ゾゾフリマ)」で売り主に発生する販売手数料を期間限定で無料にすると発表した。終了時期は未定。まずはユーザー獲得につなげていく。

    これまで、売買が成立した場合、販売者側に販売価格の10%の手数料が発生していたが、これを無料化した。

    加えて、アプリ内で「フリマSALE」を3月3日から開始する。「ZOZOフリマ」の公式アカウントがセール品を毎日100点以上販売。セール品を運営側から出すことで、ファッションアイテムに興味を持つ消費者を取り込んでいく考え。

    「ZOZOフリマ」は2015年12月に開始したファッションに特化したフリマサービス。競合となる「メルカリ」や「FRIL」では、ユーザー獲得のために手数料を無料化していた(現在は両サービスとも手数料を10%)。

    「ZOZOフリマ」は「ZOZOTOWN」や「WEAR」との連携で、ファッションに興味のあるユーザーを誘導するとして、開始当初から先行するサービスと同等の手数料としてきた。開始から3か月で、まずはユーザー獲得のため、手数料を無料化するように変更した。

    販売手数料を無料化

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    nakagawa-m

    セブンと京急がタッグ、駅ナカ売店で「オムニ7」の商品受取をスタート

    10 years 2ヶ月 ago
    京急線の駅ナカ売店「セブン-イレブン京急ST」19駅21店舗で受け取ることができる

    セブン-イレブン・ジャパンと京急ウグループの京急ステーションコマースは業務提携し、京急線の駅ナカ売店「セブン-イレブン京急ST」でセブン&アイグループの「オムニ7」で扱う商品の受け取りサービスを始めた。対象は19駅21店舗。

    ネット通販の市場急拡大で、自宅だけではなく店舗などで商品を受け取りたいというニーズが増えている。利便性の高い「駅ナカ」での受け取りサービスで、こうした消費者ニーズに応える。

    「オムニ7」で買い物をする際、受け取りたい店舗(19駅の21店舗が対象)を指定すると、駅ナカ店舗で受け取ることができる。送料や手数料は基本的に無料。代金は「セブン-イレブン」の店頭レジで支払うことができる。

    セブン-イレブン・ジャパンと京急ウグループの京急ステーションコマースは業務提携、駅ナカ売店で「オムニ7」の商品受取をスタート

    京急グループは次のようにコメントしている。

    インターネットショッピングの本格的な普及を背景に、駅でのお受け取りサービスを本格的に展開することで、沿線のお客さまの生活利便性、および沿線価値の向上を図ってまいります。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    takikawa

    半年で1.5倍と急増中。「カゴ落ちメール」国内外の普及状況 | カゴ落ちメールが変えるECサイトの新しい“接客”のカタチ

    10 years 2ヶ月 ago
    国内EC売上トップ500サイトへの独自調査から読み取る、カゴ落ちメールの現状(連載第2回)

    前回、製菓・製パンの材料販売サイト「cotta」がサイト離脱者に対して行った「カゴ落ちメール」の事例を紹介した。カゴ落ちメール1通あたりの獲得売上が、通常のメルマガの50倍にもなったという効果に、驚いた方は多かったのではないだろうか。

    何かしらの理由で離脱した、“購入意欲が高かったかもしれない”ユーザーにタイムリーにアプローチできる「カゴ落ちメール」の有効性は、すでに証明されていると言っても過言ではないが、一般的な手法として日本国内のEC事業者が取り組んでいるかというと、まだまだそういう段階ではない。

    そこで今回は、日本国内における「カゴ落ちメール」の普及状況や取組み内容、「カゴ落ちメール」が日本よりも先行して普及している欧米の状況について、ナビプラスが独自に行った調査を紹介する。

    日本国内での導入は「これから」

    ナビプラスが国内EC売上トップ500サイトを独自に調査した結果、カゴ落ちメールを配信していたECサイトは、2016年1月で50サイト(10%)だった。普及率としてはまだ少ないものの、この半年間で約1.5倍に伸びている

    かご落ちメールの例
    国内EC売上トップ500サイトのカゴ落ちメール導入状況(N=500/ナビプラス2016年調べ)

    また50サイトを業種別にすると、普及率が高い順にアパレルが12サイトと24%を占め、続いて総合通販(8サイト/16%)、化粧品・健康食品(7サイト/14%)、家電・PC(6サイト/12%)、スポーツ用品(5サイト/10%)となった。

    かご落ちメールの例
    業種別・カゴ落ちメール配信状況(N=500/ナビプラス2016年調べ)

    まだまだ導入は始まったばかりではあるが、確実に導入率は増えており、数年以内には一般的な取組みとして普及していくことが予想される。

    調査方法

    • 調査対象:2015年夏通販EC売上上位500サイト(参照:日本ネット経済新聞社公表)
    • 調査期間:①2015年8月1日〜8月31日、②2015年12月24日~2016年1月20日
    • 調査手法:該当500サイトにてメール会員登録を行った上でサイトに訪問。買い物カゴに商品を投入後にサイトを離脱後、届いたメールの「件名」「内容」「配信タイミング」などから、どのような目的のメールをどのような意図を持って配信しているかを独自調査。

    配信タイミングの理想と現実

    昨今のスマートフォンの普及やインターネットサービスの利便性向上などにより、ユーザーの購入体験は劇的に変化している。

    その結果、移動中にスマートフォンで商品をピックアップしてから帰宅後PCで購入したり、購入する際は複数のサイトを短時間で横断し、情報収集と検討を重ねて最安値商品を購入したりといった流れが一般的になっている。

    そのため、サイトを訪れるユーザーはちょっとしたことで離脱してしまう上に、早急にフォローしないと別のサイトで購入してしまう可能性が高くなる。EC事業者はうかうかしていられないのだ。離脱する訪問者の袖をつかむくらいのことをしないと売上を逃してしまう

    実際に、カゴ落ちメールの配信タイミングとコンバージョン率については、カート離脱後1時間以内に配信した場合の購入率が14%と最も高く、1日以内が6%、1日後が5%というデータがある(SeeWhy社2013年調べ)。購入意欲が高いうちに自社サイトで購入させないと、コンバージョン率が下がるのは一目瞭然だ。

    では、国内でカゴ落ちメールを導入しているECサイトは、離脱後どれくらいの時間が経過してからメールを配信しているのだろうか。

    1通目のリターゲティングメールの配信タイミング
    配信タイミングシェア
    1時間以内16.1%
    1日以内9.7%
    1日後50.0%
    1週間以内19.4%
    1週間後3.2%
    2週間後1.6%

    現状では、最も開封率が高まるとされる1時間以内が16.1%にとどまるのに対して、1日経ってからの配信が50%、1日以上経過してからの配信の合計は75.8%と、タイムリーに送られていないケースが多い状況だ。

    カゴ落ちから1週間経過したタイミングでは、もう別のサイトで購入してしまっているかもしれない。まだだとしても、そのサイトの記憶や魅力が薄れ、せっかくのメールは未読のまま終わることも十分に考えられる。

    ではなぜ、1日以上経過してから配信するサイトが多いのだろうか。そこには、マーケティング担当者をいつも悩ませる“システム”という現実の壁が存在する。

    リターゲティングメールを実装するには、

    1. 配信対象となるカゴ落ちユーザーの抽出
    2. メールの配信

    という大きく2つの工程があり、多くの場合は両者のシステムがバラバラで連携されていないため、タイムリーに配信するにはハードルが高いのだ。

    現在はカゴ落ちメールの普及が始まった段階。効果の高い配信タイミングやコンテンツについてはこれから各社が試行錯誤を重ねるだろう。今回ご紹介した調査レポートの詳しい内容はこちらでも紹介しているの、でぜひチェックしていただきたい。

    欧米では、すでに複数のサービスが普及している

    欧米では、すでに10社を超える「カゴ落ちメール」の専門業者が登場し、積極的にECシステムやメールシステム向けのプラグイン開発を進めている。2014年には、ERP世界最大手のSAPが「カゴ落ちメール」最大手のSeewhyを傘下に収めるなど、メガプレイヤーも動きをみせており、「カゴ落ちメール」マーケットに対する期待も高まりつつある。

    また、北米トップ1,000サイトのうち35.2%が導入しているといった調査レポート※1や、主要小売業者100社における導入サイト数が2013年から2015年の2年で3倍、全体の41%が導入しているというレポートも出ている※2

    グローバルブランドでは、Ralph LaurenやPaul Smith、OAKLEY、Forever21、SONYといったサイトがカゴ落ちメールを配信しており、欧米のECサイトにおいてカゴ落ちメールはなくてはならない機能のひとつになりつつあると言える。

    ※1 マーケティングオートメーションのベンダーLISTRAK社、2015年調べ
    ※2 Bronto社とDemandware社、2015年調べ

    ◇◇◇

    今回はカゴ落ちメールの国内外の普及状況についてお話ししたが、次回は、そもそもカゴ落ちメールが期待されるようになった背景にどんなものがあったのか、現在における「メールマーケティングの取組みと課題」について迫ってみたい。

    ナビプラス株式会社 井口 隆智

    井口 隆智

    ナビプラス株式会社

    大手決済代行会社SBIベリトランスにてウェブマスターやマーケティング、営業、事業開発までと幅広い業務に従事。2006年よりASP型商品レコメンドエンジンの事業を立ち上げ責任者を務め、2010年には事業を子会社化し旧SBIナビ設立(現ナビプラス)、現在は新サービスの事業責任者としてコンセプトの企画立案から開発プロジェクトの運営・サービス立ち上げに取り組んでいる。

    uchiya-m

    ヤフー、インドアアトラスと提携

    10 years 2ヶ月 ago
    ヤフーが、屋内向け位置情報サービスを提供するインドアアトラスと提携。インドアアトラスは、ビーコンなどを設置する必要なく、スマートフォンの磁気センサーで地磁気の状況から屋内の位置を特定する技術を持つ。
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    IndoorAtlas
    https://www.indooratlas.com/
    Yahoo! JAPAN Signs Contract with IndoorAtlas for Indoor Positioning Services
    http://www.businesswire.com/news/home/20160223007119/en/Yahoo!-JAPAN-Signs-Contract-IndoorAtlas-Indoor-Positioning
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    インドアアトラスについては、次の記事が詳しい。
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    磁場データから屋内の正確な位置情報を割り出す「IndoorAtlas」
    http://www.gizmodo.jp/2014/05/indooratlas.html
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    noreply@blogger.com (Kenji)

    21社の通販・EC会社が語る新卒採用のいま。優秀な学生を獲得するためのポイントは? | 通販新聞ダイジェスト

    10 years 2ヶ月 ago
    通販新聞が2016年度の「主要通販各社の新卒採用状況」を実施、今春の新卒採用者数が前年比で増加したところは少ない

    本紙が調査した「主要通販各社の新卒採用状況」によると、今春の新卒採用者数が前年比で増加したところは少なく、前年割れや横ばいの企業が多数を占めた。採用市場については学生側が有利とする「売り手市場」との見方が大半を占め、前年に引き続き優秀な人材を獲得することの難しさが伺えた。また、今春から政府指針による採用スケジュールの変更を受けたこともあり、混乱が生じた現場も少なからずあったもよう。主要通販各社の新卒採用の詳しい状況を見てみる。

    人材争奪戦は今年も加熱

    本紙が主要な通販実施企業約30社を対象に調査を行ない、有効回答を得られた各社の今春の新卒採用状況はの通り。採用人数の前年比較については「減少」との回答が多い結果になった。増減幅を見てみると、12人減と最も減少幅の大きかったスタートトゥデイは「目標数が少なかったため」と説明。10人減だったファンケルは、中期経営計画や第二研究所設立のための増員など即戦力を求める中途採用を強化したことを理由に挙げている。そのほかQVCジャパンが9人減だった。

    21社の通販・EC会社が語る2016年の人材争奪戦、優秀な学生を獲得するためのポイントは?①
     

    増加幅の大きかったのがベルーナで60人増。ユーグレナは事業拡大を理由に8人増。ジュピターショップチャンネルは新卒社員の戦力化の評価とニーズの高まりを受けて4人増、ケンコーコムでも4人増となった。

    エントリー数については数百から数千規模との回答が目立った。多かったところではファンケルが約1万5000(前年比150%)、ジュピターショップチャンネルが約9000(同120%)、オルビスが約7000となった。

    また、採用告知のために利用したものでは、合同説明会・学内セミナーなどのイベントを活用したケースが最も多く、次いで自社サイトとなった。前年に引き続き大手就活サイトやSNSの利用もあったが、近年は人材紹介サービスを活用する企業も目立っている。なお、採用コストの総額については回答企業中、最も高額だったのが750万円。おおむね500万円という回答が多く見られた。例年よりも増額したケースでは、説明会への参加回数や人材紹介サービスの利用を増やしていることなどが理由にあった。

    次にエントリー後の選考過程について見てみる。ほぼすべての企業が書類選考、筆記試験、適性検査、面接の組み合わせによるスタンダードな形式を採用。面接は2~3回に設定しているところが多かった。選考過程での特徴的な取り組みとしては、ファンケルが今回は総合職について「No.1採用」、「ファンケル大好き採用」を実施したほか、募集職種により各職種に求められる資質を見極める選考方法も行った。また、ルクサでは企画の疑似体験として「グループワーク」を実施。EC業界への理解を深めるとともに、若くして自分独自の企画が世の中に出るというやりがいを疑似体験させている。

    21社の通販・EC会社が語る2016年の人材争奪戦、優秀な学生を獲得するためのポイントは?②
     

    “後ろ倒し”で選考が長期化

    政府の要請などにより就職・採用活動の開始時期が後ろ倒しされたことで、各社とも選考スケジュールに大幅な変更が生じている。

    ディノス・セシールでは、会社説明会・選考を前年の2~3カ月遅れで実施したことで選考が9月までかかるなど長期化を余儀なくされた。会社説明会や選考の時期が特定できず、母数形成には時間と労力を要したという。結果的には早期に動く学生が多かった印象で17年度についてはさらに学生の動きが早まることを予想し、早期の直接接触を行う方針。3月から採用広報を始めたファンケルでは、母集団形成~面接までは例年以上に多く集まり学生の質も高く感じたとする一方で、辞退者が例年よりも多く出るなどのデメリットがあったという。これを受けて17年度の採用セミナーなどでは採用担当のみならず、先輩社員も参加して社内での活躍・仕事のイメージを発信し、応募意欲・入社意欲を醸成。内定後のフォローも強化していく考え。ケンコーコムでも選考スケジュールを8月からにしていたが、終盤まで学生の動きが読み切れなかったという。「学生も手探りだったかもしれないが企業も手探りだった。後倒しが良かったかどうかは分からない」とした。アスクルでは採用広報活動を3月から開始。「学生との接触期間が短くなった。辞退率増加が予想されるため、内定者フォローに力を入れることが17年度のポイント」とした。山田養蜂場ではインターンシップの開催が出来るメリットがあった一方、年度替わりの多忙期と採用活動が完全に重なったことなどがデメリットに感じたとしている。

    また、今回は例年通り12月からのスケジュールで行ったスタートトゥデイは、他社の多くが3月から行っていたため就職活動への意欲が上がり切っていない学生が多く来るなど選考が難航。17年度は後ろ倒しに合わせるという。同じくスケジュールなどで変更の無かったHameeでは大手の採用開始を学生が待つため、内定を出すタイミングが難しいとしている。ランクアップも「大手が採用を始める前に先手を打つことができる」と回答した一方で、内定後に大手の採用が始まるため辞退につながらないよう内定者フォローを強化していくという。

    【新卒採用市場各社の見方】8割以上が「売り手」実感

    今春の新卒採用市場について通販企業の受け止め方はどうか。アンケートでは実に8割以上が学生有利の「売り手市場」であると回答。「どちらでもない」、「買い手市場(企業側有利)だった」との認識は少数にとどまった。景気回復に伴い、他業種を含めて企業の採用数が拡大していることから学生側の選択肢が広がっていることが伺える。

    21社の通販・EC会社が語る2016年の人材争奪戦、優秀な学生を獲得するためのポイントは?③
     

    「売り手市場」とした主な回答では、「学生の最終就職先を決めきれない様子を見て」(オルビス)、「当社で内定を出したすべての学生が複数の内定を取得。当社の内定承諾後に他社から誘われたという相談を多々受けた」(ルクサ)、「内定を複数社から受けている学生が多数おり、学生側に選択権があった」(スクロール)、「エントリー数、説明会出席率などから学生側が企業を選んでいる印象が例年に比べ非常に強かった。また経団連の採用解禁時期の変更に伴い、中小企業は内定辞退の懸念から、また大手企業はリクルーターなどを駆使することで、多くの企業が優秀な学生に内定を出していたと感じる(実際に選考解禁前から、複数内定を保有している学生が多かった)」(ディノス・セシール)、「学生側の危機感が薄かった。2次募集を設ける会社や内定承諾までに時間の猶予を設けるやり方で学生を引き止める動きが他社に多く見られた」(スタートトゥデイ)、「エンジニア職は売り手。開発経験がある学生を採用したい企業が増えているにも関わらず、学生の量が少ないため」(Hamee)といった声があった。

    一方、「買い手市場」との回答では「多くの優秀な学生たちに応募してもらえた」(オークローンマーケティング)という意見。また、「他社との情報交換では売り手市場との声が聞かれたが、当社においては影響はごく軽微だった」(フェリシモ)という意見もあった。

    その上で、求める学生を獲得できた自社のアピールポイントとしては、「若いうちから様々な仕事を体験できる点」(世田谷自然食品)、「成長市場の通販業界で自社に幅広いフィールドがある。若手時代から裁量権を持って仕事に取り組める」(ディノス・セシール)、「ジョブローテーションにより多彩な職種を経験できる可能性がある」(ジュピターショップチャンネル)、「メディア業界と小売業界が重なったところに当社のビジネスがあるため、経験可能な職種が多岐に渡る」(QVCジャパン)など、社内で多く職種の中から選択できるメリットを押し出したところが数多く見られた。そのほかにも、「オムニチャネルや広報戦略でメディア露出の機会が多くあり、ビジネスにおける成長とダイバーシティ推進企業としての認知ができた」(オークローンマーケティング)、「『ZOZOTOWN』の知名度、社風」(スタートトゥデイ)のように会社やサービスの社会的な知名度を武器にしているところもある。

    21社の通販・EC会社が語る2016年の人材争奪戦、優秀な学生を獲得するためのポイントは?④
     

    また、「説明会ではトップが事業や自身の経験について語るので、学生がフラットな組織に魅力を持ち、裁量を持って仕事ができる環境だと感じられる」(ロコンド)、「不の解消という経営理念が学生にも分かりやすく、全従業員に浸透し事業展開に直結していること」(ファンケル)、「説明会や選考を通じて、人事だけでなく先輩社員との関わりの中で会社理解促進と入社への動機付けができた」(アスクル)という回答もあった。

    通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
    【主要通販各社の2016年新卒採用】 採用数「前年割れ」が多数(2016/02/25)

    takikawa

    35,000件のスパムレポートを1か月間にGoogleは受領、うち65%に手動対策

    10 years 2ヶ月 ago

    GoogleのJuan Felipe Rincon氏によれば、Googleが毎月受け取るスパムレポートは約35,000件。そのうち80%が実際にスパムサイトで、65%に手動で対策しているそうだ。また、間違いなく確実にスパムだと判断されるスパムレポートをたくさん送ってくるユーザーからのレポートを優先的に処理することがある。

    - 35,000件のスパムレポートを1か月間にGoogleは受領、うち65%に手動対策 -

    Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

    Kenichi Suzuki

    3/14にAdobe Analytics分析ワークスペースのセミナー開催

    10 years 2ヶ月 ago
    3/14にAdobe Analyticsの新機能「分析ワークスペース(Analysis Workspace)」に関するハンズオントレーニングを開催します。 「分析ワークスペース」は、2015年にリリースされ、従来のReports & AnalyticsやGoogleアナリティクスとは全く異なる柔軟でインタラクティブなレポート機能です。 Ad Hoc Analysis(旧Discover)よりもサクサク便利さえ超え、さらに毎月のように進化しているこの新レポーティング機能については、英語のヘルプや動画はあるものの、日本語による情報がまだ少なく、使い方や活用方法がよくわからない、と躊躇している方も多いハズ。 そこで、実際に手を動かすハンズオントレーニングを企画しました。 日程 2016年3月14日(月)19:00~21:00(開場時間18:30) 会場 株式会社インテリジェンス 新宿オフィス セミナールームB・C 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング51F 主催 株式会社インテリジェンス...

    ECサイトの開示データから学ぶLTVの最大化など最新のEC接客術 セミナーを3/10開催

    10 years 2ヶ月 ago
    「ファッションブランド『ミコアメリ』の実例大公開!LTVを上げる為のEC接客術」と題したセミナー

    「ファッションブランドがどのように顧客とのコンタクトポイントを増やし、LTV(顧客生涯価値)を最大化しているのかを数値データの開示などで解説し、最新のEC接客術が学べるセミナーを開催――。

    Socket、ラクス、テクマトリックスの3社は3月10日、「ファッションブランド『ミコアメリ』の実例大公開!LTVを上げる為のEC接客術」と題したセミナーを開催する。

    ファッションブランド「ミコアメリ」を企画、運営している五反田電子商事が登壇。コンタクトポイントを増やしてLTVを最大化している状況などを、数値データなど開示しながら紹介する。

    ECサイトの開示データから学ぶLTVの最大化など最新のEC接客術 セミナーを3/10開催、Socket、ラクス、テクマトリックスの3社

    プログラムは次の通り。

    • 【基調講演】:前年比でEC売上5倍! ファッションブランド「ミコアメリ」の秘密を大公開! LTVを上げるためのEC接客術(五反田電子商事)
    • 第2部:レコメンド表示でCVR130%改善達成! ~お客様が自分で商品を見つけるのではなく、接客によって出会いを創出する~(Socket)
    • 第3部:顧客をファン化する「メール接客術」(ラクス)
    • 第4部:接客を支えるバックオフィスの在り方とは? 複数店舗展開における受注業務効率化のポイント(テクマトリックス)
    • 第5部:4社によるトークセッション~顧客接点拡大のためのInstagram、LINEの積極活用ポイント~

    開催概要

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    takikawa

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