ネットショップ担当者フォーラム

チャットでユーザーの相談に対応する「チャットコンシェルジェ」を実施、ビームス | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
父の日のキャンペーンにあわせて実施

ビームスは6月1日から、ECサイト内で展開する父の日のギフトキャンペーンで、チャットを通じて利用者から相談を受ける「チャットコンシェルジュサービス」を始める。これまで、メールで相談に回答するサービスを展開し、多くの反響があったことから、リアルタイムにやり取りできるチャットを利用することにした。

ビームスでは2013年のクリスマス時期から、ギフトシーズンに贈り物選びのための各種サービスを展開するキャンペーンを実施。キャンペーンのサービスとして、ギフト相談を受け付ける「ギフトコンシェルジュサービス」を行ってきた。

2014年のクリスマスキャンペーン時には、2000件を超える相談が寄せられていた。利用者の利便性を高めるため、チャットでの対応を始めることにした。

実施期間は6月1日~19日。時間は平日の11時から17時まで。

中国のECサイトでは、チャットを使った問い合わせは標準機能として利用できるサイトが多いが、日本ではまだ少ない。

ただ、安価にチャットを導入できるシステムなども出てきている。顧客満足度を高め、1人あたりの購入金額を高める施策として、導入する企業が今後増えてきそうだ。

チャットを使ったやり取りのイメージ

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:チャットでユーザーの相談に対応する「チャットコンシェルジェ」を実施、ビームス | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
nakagawa-m

アライドがGoogle AdWordsとモニログをパッケージ化、中小通販の集客を支援 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
Google AdWordsに関心を持っているが、必要なノウハウや人的資源を持たない中小の通販会社の課題を解決

アライドアーキテクツは5月26日、約2000社の中小通販会社などが利用するブログマーケティング支援プラットフォーム「モニプラ ファンブログ(モニログ)」と、Google AdWordsを組み合わせたパッケージサービスの提供を始めた。

Google AdWordsに関心を持っているが、必要なノウハウや人的資源を持たない中小の通販会社の課題を解決。「検索連動型広告の最適化」と、モニログを使用した「ユーザーレビューの収集・活用」をワンストップで提供し、効率的な集客を支援する。

モニログを活用すると、ブロガーによるユーザーレビューを掲載したランディングページをWeb上やモニログサイト上に構築することが可能。広告のリンク先としての活用、A/Bテストなどの効果測定などに利用できる。

パッケージサービスは、Google AdWordsとモニログを1つのパッケージとして提供。、中小通販会社における効果的な購買促進を支援していく。

モニログは、企業がWeb上に自社の「ファンサイト」を作成し、ブロガーを中心としたソーシャルメディアユーザーを「ファン」として集めることができるプラットフォームサービス。メーカーや通販会社などを中心に、約2000社が導入している。

アライドアーキテクツはこのほど、Google AdWords Premier SME Partnerの認定を受けている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:アライドがGoogle AdWordsとモニログをパッケージ化、中小通販の集客を支援 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
takikawa

満足度を上げるコミュニケーション。まずはメールの「色」を見直すべし! | ネットショップの文章教室 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago

白と黒のバランスが良い、見やすいメールを目指しましょう(連載第8回)

ネットショップで使う文章には、大きく2種類あります。商品のアピールや売り込みに使う「セールスライティング」と、お客さんとのやりとりに使う「コミュニケーションライティング」です。

前者は言わずもがな、販促全般に関わる文章。後者は問い合せ対応、サンクスメール、フォローメールなどメールでのやり取りから、同梱チラシやQ&Aなど、幅広く使う文章です。

同じネットショップ運営に使う文章とはいえ、この2つの性質は大きく違います。今回から2回に渡って「コミュニケーションライティングについて」ご説明します。

今こそコミュニケーションを見直そう

特にネットショップ運営歴10年以上のベテランの方は、ここらで自店舗のコミュニケーションを見直してみることをお勧めします。創業当時とは随分状況が変わっているからです。

昔と比べてネットショップの数が増え、楽天市場では「スマイルサイクルプログラム」などの取り組みも始まり、以前よりもユーザー対応が重視され、検索結果にも影響すると言われています。

品揃えや価格だけでなく、お客さんの満足度向上やトラブル回避など、サービス面でも他店と明確に比べられることが増え、買い物情報の伝わりやすさ、分かりやすさはとても重要になってきています。

「コミュニケーションを見直す」と言うと、おもてなしや心地よい接客など「お客さんのために(自分が)してあげたいこと」が出てきがちですが、今回の見直しの目的はそこではありません。

今の状態でお客さんにとって必要な情報が伝わっているかどうか。あくまでも伝え方に絞って見直していきます。

一番手っ取り早いのはメールです。ここでは、問い合わせなどへの返信メールを例に見ていきましょう。

良いメールは白と黒のバランスが良い

まず、メールで一番重要なのは「見やすさ」です。見やすいメールは、白と黒のバランスが良いです。黒は文字、白は余白のことですが、見にくいメールは一目でわかります。黒いんです。余分なものが多いと重要なものがその中に埋もれてしまい、見にくく、当然伝わりにくくなってしまいます。

左:「何のメールか内容がわからない!読まなくていいや。」右:「配送日変更についての連絡ね、確認しなきゃ!」

こんな「余分」はありませんか? チェックしてみましょう

  1. 一文が長い……句読点で区切られないので文字が多く、黒い部分が増える。
  2. 改行が少ない……文字列が並んでいると、余白が少なくなり黒い部分が増える。
  3. 罫線などの文字修飾……内容と関係ない罫線での装飾は、親しみを込めたつもりでもメールを黒くするだけ。
  4. 過剰な敬語……お客さんへの敬意を示すにしても程度問題。「です」「ます」レベルの適切な丁寧語であれば失礼にはなりません。

これらはメールを黒くする元凶なので、できるだけ減らしましょう。減らすと見た目がすっきりするだけでなく、内容も伝わりやすくなるはずです。

スマホでの確認も忘れずに

また、メールをPCでなくスマホで読むことも増えていますよね。PCサイズのまま、署名や罫線を装飾しているメールは読みにくいだけでなく、表示も崩れてしまうので読む気も失せます

機種や文字サイズ設定によって違いはありますが、通常だと文字数は横1行が20文字程度。長文は折り返し表示されますから、改行しないとずっと文字で埋まることになります。

古き良きメルマガ時代(署名欄に凝ったり、顔文字を多用したりしてコミュニケーションを計っていた)のメールテンプレをそのまま使っている方は、ぜひ、自分のスマホに送って表示を確認しましょう

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:満足度を上げるコミュニケーション。まずはメールの「色」を見直すべし! | ネットショップの文章教室 | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ネットショップの文章教室
記事カテゴリー: 

川村トモエ

コマースデザイン

コマースデザイン株式会社 取締役 コピーライター/コンサルタント
ライターからEC業界に転身。商品コンセプト立案やキャッチコピーなど「売れないオリジナル商品」の立て直しを得意とし、ヒット商品を多数企画。中小規模の店に対してわかりやすいコンサルティングを提供しつつ、講演や寄稿も行う。買い物の8割以上をネット通販が占める

川村トモエ

ECサイトで注文した商品の店舗受取サービスを開始、紀伊國屋書店 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
「紀伊國屋書店ウェブストア」で注文した商品を紀伊國屋書店のリアル店舗で受け取ることが可能

紀伊國屋書店は5月27日、書籍のECサイト「紀伊國屋書店ウェブストア」で注文した商品を紀伊國屋書店のリアル店舗で購入できる「店舗受取サービス」を開始した。

新宿本店と新宿南店の2店で開始。近日中には全国65店舗で受取可能になる予定としている。店頭受け取りサービスを始めることで、ユーザーの利便性を高め、店舗への来店を促進する。

「店頭受け取りサービス」を利用して注文された商品は、ウェブストアの倉庫の在庫から指定された店舗に発送するサービス。店舗の在庫は利用しない。

そのため、受け取り可能になるまでの時間は、店舗に在庫があっても各商品ページに記載された内容に準ずる形式となっている。店舗に商品が入荷した際にはメールで通知される。

送料などの手数料はかからない。決済は店舗で行う。図書カードや電子マネーなど、ウェブストアでは対応していない決済方法も利用可能となっている。

リアルの書店とECサイトの連動は進んでおり、丸善や文教堂では書籍ECサイト「honto」と連携。店舗、ECサイトの両方で利用できるポイントカードの提供を始めている。

また、店舗で購入した書籍の電子版を割安で購入できるサービスを提供するなど、新たなサービスを開始。書店からの利用者離れの防止につなげている。

紀伊國屋書店は店頭受け取りサービスを開始

紀伊國屋書店ウェブストア

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECサイトで注文した商品の店舗受取サービスを開始、紀伊國屋書店 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
nakagawa-m

1日6時間勤務や子連れ出社など、社員の“やる気”アップに注力する通販企業の施策 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
オークローンマーケティング、千趣会、ベガコーポレーション、Hamee、モーハウスといった通販企業の“やる気”アップ方法

勢いのある企業ほどそこで働く従業員のモチベーションは総じて高い。社員の“やる気”は当該企業の業績に直結するため、「従業員のやる気をいかに引き出せるか」は企業にとって極めて重要な経営課題の1つとも言える。とは言え、“やる気”を引き出すためには、叱咤激励で済むというものではなく、従業員の多様化する要望ややりがいを汲み取りつつ、適切な制度や支援体制を用意、「働きやすい環境」を整える必要があるようだ。注目すべき取り組みを行う通販実施企業の試みについて見ていく。

OLMのケース:1日の勤務時間は個人の裁量で

1日6時間勤務や子連れ出社。社員の“やる気”アップに注力する通販企業の施策①
社員個人の裁量で労働時間を決めて地震の生活にあわせて働ける(OLMの東京オフィスの様子

テレビ通販大手のオークローンマーケティング(OLM)は今夏にも、社員自らが1日の労働時間を決めることができる「スーパーフレックス」を導入する。同社では昨夏から全社員を対象に1日6時間勤務制度を導入したが、これを一歩進めたもの。勤務体制の自由度を高め、社員それぞれが自身に合致する働き方をして、生活の充実やモチベーションのアップなどにつなげたい狙いだ。

OLMでは昨年6月から「1日6時間」の勤務形態を導入した。従来までの勤務時間は8時間という一般的なものだったが、「個人の成長なくして会社の成長はない。社員には仕事だけでなくプライベートも充実させ、個人として成長して欲しい。それがひいては会社の成長につながる」(バックオフィス本部・河村佳朗本部長)という考えのもと、するべき業務を完了し、また、今後の業務のスケジュールに支障が出ない範囲であれば、個人の裁量で午後3時に退社することができるようにした。

この6時間勤務を導入して1年。狙い通り、社員のモチベーションアップに貢献するなどの成果が見える一方で、所属部署によっては6時間勤務がままならなかったり、連携する部署の社員が帰宅したことで他の部署の業務が進めにくくなる場合も出てくるなどの課題も見え始めたという。そこで1日単位で考えるのではなく、1カ月単位で労働時間を調整することにした。「例えば経理の部署は月末が非常に忙しかったりするわけだが、それ以外の時期は早く仕事を終えられる日もある。部署による業務繁忙のバラツキを考え、もう少し自由度のある設定にすることにした」(同)という。

現状、詳細を詰めている段階だが、昼帯にコアタイムを設定したり、全社員参加の会議を開催する特定曜日の特定時間は全員出勤とするなどのいくつかの条件は設ける模様だが、「1日6時間×20日=120時間」という月の労働時間をクリアすれば、当該月の中で社員の裁量で1日の労働時間を決め、自由な働き方ができるようにする。年内をメドに「在宅勤務」のテストなども始める模様で、さらに勤務形態を充実させ、社員のモチベーションアップと多様な働き方が可能となる体制を整え、様々な背景を持った人材の確保と当該人材の能力のレベルアップを図りたい考えだ。

千趣会のケース:手厚い内容の大手の育児制度

“ウーマンスマイルカンパニー”を掲げる千趣会では、とくに女性社員の「仕事」と「家庭(育児)」の両立を目指した取り組みが充実している。育児両立の制度では育児休業期間が2歳まで、育児短時間勤務、時差出勤勤務の期間が小学3年生末日までで、他社に比べると手厚い内容だ。

サービス・サポートなどの面では、出産時のお祝い金(ベルメゾン商品券、社長からのメッセージ)や、両立支援マニュアルによる情報提供、女性活躍推進委員会「ハナメゾン」の設置などが挙げられる。中でも、ハナメゾン委員会は女性の活躍推進を目的に10年も前から委員会として取り組んでいる会社は少なく、歴史も実績もあるという意味で先進的な取り組みと言えそう。

ハナメゾン委員会では現在、「子育て両立の実態を知る!両立ママに聞く会」などのテーマで女性ランチミーティングを開催したり、外部講師による社内セミナーでは今年4月にNPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表理事を招いて「イクボス(※従業員の育児参加に理解のある経営者や上司のこと)」セミナーを開催するなど、両立支援の啓発に向け積極的に活動している。

千趣会では、一連の活動の成果として、2014年度の社員の育児休暇復帰率は100%を達成している。

モーハウス:子連れ勤務で育児と両立

1日6時間勤務や子連れ出社。社員の“やる気”アップに注力する通販企業の施策②
子連れ勤務を導入、幼子を抱える母親でも無理なく働ける(モーハウス)

授乳服の企画・販売を手がけるモーハウスでは、子連れ勤務や時短出勤を導入して、幼い子供を抱える母親でも無理なく働ける環境を整えている

現在、本社には15人ほどのスタッフがおり、その内約2割が同制度を活用。育児中の母親が多いということで4時間や6時間の勤務など働き手のニーズに合わせた時短出勤も取り入れている

オフィスの一角にはキッズ用スペースも設けているが、基本的には抱っこ紐などを使って胸に抱えながら仕事をしている場合が多い。子供も母親のそばにいられることで安心して落ち着けるようで、デスクワークに大きな支障はなく、時には会議の場に子供が一緒にいることも珍しくない育児中の母親が多いということで4時間や6時間の勤務など働き手のニーズに合わせた時短出勤も取り入れている。実店舗の場合には店員による“子連れ接客”が来店客から好感を得ることもあるようだ。

また、商品が授乳服ということもあって、子連れスタッフはそのまま商品モニターにも置き換えることができる。開発段階から多くのスタッフが試用してアイデアを出し合えるのでサンプリング作業がすべて社内で完結できることも多い。

そのほかにも採用活動でアドバンテージをとれる面もあるようで、幼い子連れの母親を中心に同社への求人希望は多く、人手不足を感じることは少ないという。「通販こそ場所を選ばずに仕事ができると思う。特に人材が限られているような地方で人手を集める時は、幼い子連れの母親は手つかずのマーケットになる」(光畑社長)という。

同社では短時間勤務の枠で募集した時ほど優秀な人材が集まるようで、これまでもコンサルタント、建築監督、編集者、アナウンサーなど特殊技能を持って実務経験が豊富ながらも、家庭の事情によってフルタイムで働けない女性が数多く集まってきた。「元々、フルタイムができるような優秀な人材はすでに大手企業に囲い込まれている。そこ以上の待遇を提示することはできないが、子連れで短時間勤務ができるとなればまた違った角度から優秀な人が来る」(同)という。多彩な技能や異なる価値観を持った人材が集まることで、商品開発や売場に新しいアイデアを注入できることにもつながるようだ。

ベガコーポレーションのケース:社員全員参加で商品開発を

1日6時間勤務や子連れ出社。社員の“やる気”アップに注力する通販企業の施策③
アルバイトからも商品の意見を求める(ベガコーポレーション)

家具のネット販売を手がけるベガコーポレーションは、商品開発について正社員に限らず契約社員、派遣社員、アルバイトなどからも広く意見を求める制度がある。全スタッフに発言機会を設けることで積極的に開発業務に参加する土壌をつくり、仕事への意欲を上げている

これまでの実績としては、店舗運営所属のスタッフが「階段付木製ロフトベット」を企画し、月の売り上げが1500万円以上を超える商品になったことがあった。さらに、人気ソファの色柄について新色を提案したケースでは、その色だけで月の売り上げが1100万円を超えて社内でも一番売れる商品になったことがあったという。

商品開発以外でも、ボトムアップで意見を吸い上げて上長にアイデアが認められればそのプロジェクトリーダーに任命していくなど、若手社員のモチベーションアップにつながる取り組みを実践している。3年目の社員が取り組んだ事例では、商品ページの刷新プロジェクトがあり、他社に真似されることを防ぐために、従来からの安さだけでなくデザインにも焦点をあてた商品ページを作成したという。実際に変更する商品の選定や撮影スタジオとの調整、モデルの選定などをすべてプロジェクトリーダーとしてこなし、結果的に売上アップにつなげることができた。

そのほかにも、残業廃止や連続で休暇を取得できる制度などは以前から取り入れており、社員が勤務以外の時間を有効に過ごせるように配慮。リフレッシュ効果にもつながるため、日々の業務効率の向上に大きく寄与しているようだ。

Hameeのケース:同じ釜の飯を食べ仲間意識を醸成

1日6時間勤務や子連れ出社。社員の“やる気”アップに注力する通販企業の施策④
ごはんを炊いてみなで食べkみゅにケーションのきっかけに(Hamee)

Hameeではユニークなコミュニケーション制度を設けている。「よこづなランチ」は、毎週金曜日に、ランダムで選ばれた社員同士でランチに行くという制度

部署や性別、年齢に関係なく横の繋がりを大切にしてほしいという想いから始まったもので、会社からは1人1000円がランチ代として支給される。「他部署と交流する機会があまりないので、フランクな形で会話ができる時間が欲しいという意見が社員から出た」(総務・人事・広報チーム)のが制定のきっかけという。

また、「おなかまPJ(同じ釜の飯を食べるプロジェクト)」は、毎日持ち回り制で米を研ぎ、炊飯器でごはんを炊いてみんなで食べるという制度。米は会社から支給される。おかずだけ持ってきて炊いたごはんと一緒に食べるといった社員も多いという。

ランチルームに人が集まり、食事をする中でコミュニケーションが生まれ、例えば「『通販システムのボタンが使いにくい』『検索はもっとこんな感じにしたほうがいいのでは』といった意見が出るなど業務改善につながることもある」(総務・人事・広報チーム)という。

 

通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
社員のやる気、引き出すには? 「働きやすさ」をサポート 従業員の気持ち、汲み取る施策を(2015/05/21)

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:1日6時間勤務や子連れ出社など、社員の“やる気”アップに注力する通販企業の施策 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

通販新聞ダイジェスト
記事カテゴリー: 
通販新聞

イードが絵本関連グッズECなどの絵本ナビを連結子会社化、子供世帯への情報発信を強化 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
連結子会社化で、0歳から18歳までの子供を持つ家庭に対しての情報発信を強化

Webメディア運営などのイードは5月26日、絵本の試し読みや通販サービスを提供するメディアサイト「絵本ナビ」を運営する絵本ナビを連結子会社化すると発表した。議決権ベースで50.1%の株式を5月29日付で取得する。買収金額は合計で3億4400万円。

絵本ナビは、市販の絵本が試し読みできる絵本・児童書のメディアサイト「絵本ナビ」を運営。掲載作品数は5万7000冊超で、年間利用者数(UU)は864万人という。主な収益の方法はオンラインショップでの作品販売など。

絵本ナビは2001年10月の設立。2014年1月に、それまで運営していたECサイト「絵本ナビShop」を情報サイト「絵本ナビ」に統合。絵本・児童書・絵本関連グッズの情報ECサイトとしてリニューアルしている。

イードは絵本ナビを買収し、連結子会社に

絵本関連グッズのECなどを手がける「絵本ナビ」

イードは、保護者や教育関係者向けニュースサイト「リセマム」を運営しており、「絵本ナビ」を連結子会社化することで、0歳から18歳までの子供を持つ家庭に対しての情報発信を強化する。

イードは自社でECサイト構築ASPサービスを販売。子会社のエンファクトリーではインテリアなどのECサイト「スタイル」といった物販事業を展開し、EC次号の領域にも力を入れている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:イードが絵本関連グッズECなどの絵本ナビを連結子会社化、子供世帯への情報発信を強化 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
takikawa

商品卸サイト「DeNA BtoB market」を12.5億で買収、オークファン | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
価格比較サイトや商品データ分析事業と「DeNA BtoB Market」を連携、相乗効果を高める

オークファンは5月26日、ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営している商品卸サイト「DeNA BtoB Market」を買収すると発表した。DeNAが「DeNA BtoB Market」の事業承継会社である「NEATSEA株式会社」を設立。同社の全株式をオークファンが取得する形で事業を譲り受ける。取得額は12億5500万円(アドバイザリー費用500万円を含む)。

オークファンは価格比較サイトや商品データ分析事業と「DeNA BtoB Market」を連携、相乗効果を高め事業拡大につなげていく考え。

「DeNA BtoB Market」は2006年11月に「NETSEA(ネッシー)」の名称で事業を開始。2013年に現在の名称に変更したが、いまだに「ネッシー」と呼ぶ利用者が多い。認知度も高いことから、事業承継会社を「NEATSEA株式会社」とした。

買収後にはサイト名も「NETSEA」に戻す予定。現在の登録のバイヤー数は約25万人で、年間流通総額は卸売価格ベースで60億円となっている。2015年3月期の売上高は5億2000万円、営業利益は2億5000万円。

オークファンは今回の買収で、自社サービス間の相互誘導を図りユーザー拡大につなげていく。「NETSEA」ユーザーに対し、マーケティングデータの提供なども行っていく。

具体的には、Aというワンピースに対して、似た商品の販売状況や売れ筋価格などの情報を提供し、仕入れた場合にどれだけ売れるのかといった予測情報としてサービス提供するといったことを検討していくとしている。

オークファンでは市場の商品情報をマーケティングに生かしていくビックデータカンパニーをめざしており、今回の買収はその一環。

既存事業との連携イメージ

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:商品卸サイト「DeNA BtoB market」を12.5億で買収、オークファン | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
nakagawa-m

中小EC向けの簡易版不正注文検知サービス「O-PLUX LIGHT」の提供開始、かっこ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
中小ECサイトから不正検知サービスを利用したいというニーズに対応、月額3万円から利用できる

通販企業向けに不正検知システムを提供するかっこは5月26日、中小規模のEC事業者向けに、不正注文検知サービス「O-PLUX」の簡易版「O-PLUX LIGHT」の提供を開始した。中小ECサイトから不正検知サービスを利用したいというニーズに対応、月額3万円から利用できるようにした。

「O-PLUX」は、個人情報保護に留意した消費者の氏名などを判別できない取引データとして導入企業から取得。過去の不正取引の手口、未回収となった取引、企業の枠を超えたネガティブ情報との類似性をリアルタイムに解析し、企業が目視審査や未回収の処理に掛けているコストの削減と、審査精度および審査速度の向上を実現させるサービス。

後払い決済の未回収やクレジットカードのチャージバック、代引きの受け取り拒否といった決済時の事故のほか、不正広告クリックや不正な書き込みなどにも対応している。現在2000以上のサイトで利用されているという。

今回提供を始める「O-PLUX LIGHT」は、「O-PLUX」の同様の機能を搭載。中小規模のEC事業者が利用しやすいように、月間審査件数1000件までで月額3万円、月間審査件数3000件までは月額5万円で導入できるようにした。

「O-PLUX」では導入するサイトごとに適切なチューニングを行うが、「O-PLUX LIGHT」では導入サイトごとのチューニングは行わないとしている。

導入企業は注文データをCSV形式のファイルでアップロードするだけ。数分後に審査結果が確認でき、商品の出荷前に本人確認を行うなどの対策を講じることができる。

不正注文検知サービス「O-PLUX」の簡易版「O-PLUX LIGHT」の概要

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:中小EC向けの簡易版不正注文検知サービス「O-PLUX LIGHT」の提供開始、かっこ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
nakagawa-m

サマンサタバサが海外ECに進出、アリババグループの「天猫」へ6/16に出店 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
アリババグループの日本法人アリババが提供する中国EC出店支援サービス「チャイナパスポート」を利用する

サマンサタバサジャパンリミテッドは6月16日、アリババグループが運営する中国最大のBtoCオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」に出店し、「サマンサタバサ旗艦店」の運営を始める。サマンサタバサによるECでの海外展開は初めて。

日本で展開しているサマンサタバサのブランドのうち、「Samantha Thavasa(サ
マンサタバサ)」から展開。順次、その他のブランドをECサイトで販売できるようにする。

これまでサマンサタバサのECサイト運営は国内対応に限定していた。「Tmall」出店を機に、旺盛な中国の消費市場を開拓。ブランド認知や購買利便性の向上、日本でのインバウンド集客の増加などにつなげる。

「Tmall」への出店については、アリババグループの日本法人、アリババが提供する中国EC出店支援サービス「チャイナパスポート」を利用する。中国での現地法人設立、小売権や販売ライセンスの取得といった手続きを、アリババが代行。サイトの構築・運用、顧客対応、物流までをワンストップでサポートする。

サマンサタバサが中国ECを展開するために出店した、アリババグループの「天猫」

サマンサタバサが出店するアリババグループの「天猫」(画像は編集部がキャプチャ)

サマンサタバサジャパンリミテッドは2012年7月から自社ECの運営を開始。2015年2月期でEC化率は約7%まで増えている。ECチャネル売上のうち、4割強が自社ECという。今期(2016年2月期)は、Eコマースの強化・成長として海外EC進出を掲げていた。

なお、サマンサタバサによると「Tmall」へのブランド旗艦店の出店は、2015年3月から、「Tmall」側から招待を受けたグローバルブランドのみが許可される仕組みに変更されたという。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:サマンサタバサが海外ECに進出、アリババグループの「天猫」へ6/16に出店 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
takikawa

5人中4人が「アマゾン」を過去半年間に利用。ECで最も使う端末はスマホが6割 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
MMD研究所などが実施した「2015年5月ネットショッピングに関する調査」の調査結果

MMD研究所と、コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」は5月26日、スマートフォンを所有する15歳以上の男女1953人を対象に「2015年5月ネットショッピングに関する調査」を共同で実施、6か月以内にネットショッピングを利用した人が使ったECサイトは、「アマゾン」が最も多いことがわかった。

6か月以内にネットショッピングを利用した1541人を対象に、利用したショッピングサイトを複数回答で聞いたところ、全体では「Amazon」が80.3%でトップ。「楽天」は44.5%にとどまった。3位は「Yahoo!ショッピング」。

属性別では、会社員と専業主婦の75%以上、学生の約88%が「Amazon」でネットショッピングを利用している。「楽天」は会社員、専業主婦でそれぞれ、約54%、約61%だったが、学生では20%を切る19.6%だった。

MMD研究所などが実施した「2015年5月ネットショッピングに関する調査」①

スマートフォンを所有する1953人を対象に6か月のネットショッピング利用について聞いたところ、78.9%がECを利用。そのうち、1541人を対象にネットショッピングを利用する際に最も使う端末を訪ねると、全体で60.3%と「スマートフォン」が最も多かった。

会社員は52.2%、専業主婦は68.4%、学生の67.7%がスマートフォンでネットショッピングを利用している実態が浮き彫りになった。

MMD研究所などが実施した「2015年5月ネットショッピングに関する調査」②

6か月以内にネットショッピングを利用した1541人を対象に、ネットショッピングをする時に口コミ・レビューを参照することがあるか聞いた。「よくある」が53.5%、「たまにある」が34.1%。あわせて87.6%の人が口コミ・レビューを参照している。

MMD研究所などが実施した「2015年5月ネットショッピングに関する調査」③

商品購入後の口コミ・レビューの書き込みしたことがあるかという質問では、37.1%の人が「よくある」もしくは「たまにある」と回答。属性別で見てみると、会社員が39.1%、専業主婦が56.3%、学生が23.3%。専業主婦が商品購入後に口コミ・レビューを書き込む傾向が高いことがわかる。

MMD研究所などが実施した「2015年5月ネットショッピングに関する調査」④

口コミ・レビューの書き込み経験者(1014人)を対象に、購入した商品・サービスの書き込みをする時はどんなケースか聞いたところ、「満足している時」が25.2%、「やや満足している時」が20.1%で、あわせて45.3%の人が満足しているときに書き込みをしたと回答した。

MMD研究所などが実施した「2015年5月ネットショッピングに関する調査」⑤

「2015年5月ネットショッピングに関する調査」の調査概要は次の通り。

  • 調査期間:2015年5月20日~5月21日
  • 有効回答:1953人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:スマートフォンを所有する15歳以上の社会人、専業主婦(主夫)、学生
  • 販売価格:49,800円(税抜)
  • 申込方法https://mmdlabo.jp/contact/

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:5人中4人が「アマゾン」を過去半年間に利用。ECで最も使う端末はスマホが6割 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
タグ: 
takikawa

注目集まるキュレーション型EC、BASEは15万店の紹介記事を集めるサービスに手応え | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
プロなどが目利きした品やサービスを提案する「キュレーション」型の情報サイトが注目を集めている。こ……

プロなどが目利きした品やサービスを提案する「キュレーション」型の情報サイトが注目を集めている。こうしたサイトからネット販売へとつなげるケースも多く、楽天では楽天市場の商品をユーザーが自分専用ページに収集し、紹介できるキュレーションサービス「ROOM(ルーム)」を展開。また、今年中にキュレーションメディアを10サービスに増やすことを目標としているDeNAも、サイトからネット販売への誘導を計画している。

サイトに情報を掲載するのは、一般ユーザーの場合もあれば商品・サービスに通じたプロの場合もある。前者の情報は玉石混交であり、後者は運営社が記事に報酬を支払うのが一般的だ。

無料で通販サイトが開設できるサービス「BASE」を運営するBASEでは、同社サービスを利用する企業が書いた商品紹介をサイトに集め、消費者に提案するサイト「BASE Mag.」を4月にオープンした。

「BASE」の拡張機能「ブログApps」を使って書かれた商品紹介記事の中から同社が選んで掲載しており、掲載されるブログには、商品の販売につながるよう、商品購入ページへの導線を用意した。

仮想モールともキュレーションサイトともやや趣旨が異なる同サイト。「BASE」利用サイトの中にはコアなファンが付いているケースも多く、こうした人たちから「『BASE』を使っている他のショップも知りたい」という声が挙がっていたのがサイト開設のきっかけだ。

同社の鶴岡裕太CEOは「コンテンツを増やしたいと思ったら何らかの形でライターを抱えるのが普通だが、『BASE』の場合は15万ショップがコンテンツを作っている。メディアとして非常に面白いのでは」と話す。他の情報サイトと違い、「ストーリー」を生産者が直接つづっているのが最大の特徴。むろん、仮想モールなどの販売ページにこうした情報を記載しているケースも多々あるが、より読みやすい形で、たくさんのサイトの情報を1カ所にまとめるという取り組みはこれまでにないものといえる。

BASE」の拡張機能「ブログApps」を使って書かれた商品紹介記事の中から同社が選んで掲載される「BASE Mag.」
「BASE Mag.」でヒット商品となった「フクロウアイスキャンドル」

鶴岡CEOは「サイトのアクセス数はまだまだだが、初動としてはいい感じなのでは」と手応えを口にする。すでに、フクロウにソフトクリームを乗せたキャンドル「フクロウアイスキャンドル」といったヒット商品も生まれている。

 

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
BASE 仮想モール好感触、商品紹介記事を集合、ヒット商品も(2015/05/15)

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:注目集まるキュレーション型EC、BASEは15万店の紹介記事を集めるサービスに手応え | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

通販新聞ダイジェスト
記事カテゴリー: 
通販新聞

SEOの肝はキーワードの選定。まずは使うべきツールを知ろう | ネットショップのためのSEO施策ゼミナール | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago

「キーワードプランナー」と「キーワードウォッチャー」について解説します。(連載第9回)

今回から具体的な施策に入っていきたいと思います。SEOの肝といえば「キーワード」。キーワードを理解せず、やみくもに最適化してもまったく効果はありません。今回はキーワードの重要性と主要なツールの使い方について解説していきたいと思います!

キーワードの選定にはツールを使おう

「キーワード」とは実際にユーザーが検索している言葉のことです。

例えば、あなたがスイーツをネットで売っているとしましょう。プリンが自慢です。新鮮な卵が特徴なので「新鮮卵プリン」と命名します。良い名前ですし、実際美味しいです。ページを作ってリンクも貼って、ついに検索結果の1位に表示されました! これでたくさん人が来てくれるかなぁ……って期待しますよね? ところが予想に反してアクセス数は芳しくありません。

なぜなら「新鮮卵プリン」「新鮮プリン」の検索数は0回。誰も検索していないからです。つまり、検索されていないワードで上位表示されても、人は来ないのです。

もし「うちのプリンはリピーターだけに売れればいい」というのであれば、どんなワードでも構いません。でも「検索エンジンからプリン好きの人を集めたいな」、そう思うのであればツールを使って「実際にユーザーが検索しているワード=キーワード」を選ぶべきです。

「キーワード選定には必ずツールを使う」これがとても大切なことなのです。

国内でキーワードを調べられるツールはいくつかあります。今回は主要なツールを2つ紹介します。

用途に応じて使い分けるといいでしょう。まずはキーワードプランナーから使い方を簡単にご説明します。

キーワードプランナーとは

キーワードプランナーはGoogleがAdwordsの広告主用に提供しているツール。SEOのリサーチにも使用できる。使用するにはAdwordsアカウントが必要だが、Googleアカウントがあれば登録可能。

キーワードプランナー 何から始めますか?
https://adwords.google.com/KeywordPlannerにログインし、「新しいキーワードを見つける」の「新しいキーワードと広告グループの候補を検索」をクリック。

 

フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを検索
①調べたい単語を入れ、②商品カテゴリを指定し、③「キーワードオプション」で「入力した語句を含む検索のみを表示」をオンにして「候補を取得」を押します。

 

プランに候補を追加
タブを「キーワード候補」に切り替えて、「月間平均検索ボリューム」をクリックし、検索ボリュームの降順に並べ替えます。

 

月間検索ボリューム
検索ボリューム順に表示されました。グラフアイコンにマウスオーバーすると年間推移が表示されます。「結婚式 ワンピース」は、やはり秋のニーズが高いことがわかります。

 

月間検索数の平均を表示する期間
期間の変更は左ナビの「期間」から設定できます。シーズンワードであれば月を指定したり比較したりも可能。

キーワードプランナーのメリット

1. 商品カテゴリが指定できるので「ワンピース」など、同音異義語キーワードの調査に便利。

2. キーワードウォッチャーより検索数の少ない言葉も表示されるので細かい言葉の調査が可能。

3. 多言語調査も可能でスマホの検索数も含まれている(ただしスマホのみの調査はできない)。

キーワードプランナーのデメリット

1. 全派生語が出てこない(特に新しい言葉や広告が購入されにくい言葉は出てこない印象)。

「ドローン」の検索結果
2015年4月の結果。話題の「ドローン」の派生語がほとんどない。
キーワードウォッチャーのドローンの検索結果
こちらはキーワードウォッチャーの結果。様々な派生語が検索されている。

 

2. 部分一致でヒットしない。

「ファンデ」で「ファンデーション」が出てこない
例えば、「ファンデ」で「ファンデーション」が出てこない。
表記ゆれも個別に調べなければならない
「プリンタ」と「プリンター」など、表記のゆれも個別に調べなければならない。

キーワードウォッチャーとは

クロスリスティングの提供するツール。クロスリスティングが提携している大手ポータルサイト(goo、nifty、エキサイトなど)の検索数データをもとに、日本国内のインターネットユーザーの検索数を推計しているとのこと。

キーワードウォッチャーの検索画面
①自分で年月を入れる。今が5月なら2014年の4月から13か月分の調査が可能。前月データの更新は当月10日ごろ。 ②ここでは1ワードしか入れられない。 ③デフォルトは上位100件だが、下位のワードも絞り込んで見られる(ゴールドプランのみ)

 

カテゴリでは絞れないのでアニメとアパレル両方の「ワンピース」が出てきてしまう
「ワンピ」で「ワンピース」も出てくるが、カテゴリでは絞れないのでアニメとアパレル両方の「ワンピース」が出てきてしまう。

 

複数キーワードをまとめて出力
複数ワードをまとめて調査することも可能(有料版のみ)。左下に
ワンピース
スカート
というように改行して入力する。大量のワードでも割とすぐにcsvファイルがダウンロードできる。

キーワードウォッチャーのメリット

1. 生データを使用していると思われるので全派生語が出てくる。

2. 部分一致でヒットするので「ワンピ」で「ワンピース」も出てくる。

3. スペースの有無、語順なども正確に調べられる。

キーワードウォッチャーのデメリット

1. 検索数がすごく少ないマイナーワードは出てこない

2. PCのみの検索データなのでスマホのデータが入っていない(そのためここ数年、検索数が減少傾向)。

3. カテゴリで絞れないので同音異義語があるワードの調査が困難。

どちらのツールも一長一短……

どちらのツールも一長一短ですね。私はずっとキーワードウォッチャーを愛用していました。部分一致で全派生語が調査できるので、ある程度の検索数があるワードであれば漏れなく調べられていたからです。

ただ、スマホの検索数が入っていないというのが最大のネックで残念なところです。ここ数年はスマホでの検索増加に比例して、キーワードウォッチャーの数値が少なくなってきています。同じワードでも3年前と比べると半減していることもあります。また、上位100件しか調べられないので、ロングテールの調査には向きません。しかし、PCユーザーが多いサイトであればおすすめです。

というわけで最近はプランナーツールを使うことが多いのですが、やはり、全派生語が出てこない点がネック……。キーワードウォッチャーでは足切りされて出てこないようなニッチワードも調べられますが、抜けがある可能性がありますので個別に確認しなければなりません。商材がさほど多くなく、かつ、ニッチワードが多いサイトは向いているかもしれません。ただし、抜けがないかキーワードウォッチャーで補完調査した方がいいでしょう。また部分一致ではありませんので、略語や音引きの有無、表記ゆれには注意しましょう

プランナーツール&キーワードウォッチャー機能まとめ

プランナーツール キーワードウォッチャー
無料
年間推移 ※ゴールドプランのみ
全派生語 × ※足切りあり
ニッチワード ×
ダウンロード機能
複数語同時調査 ※有料版のみ
全件 ※ただし抜けあり × ※上位100件
多言語 ×
スマホ ※スマホのみの調査は不可 ×

Yahoo! キーワードアドバイスツール

もう1つ、Yahoo!が提供するキーワードアドバイスツールもあります。Yahoo! JAPANビジネスIDがないと使えませんが、こちらのメリットは「キーワード単位でデバイス別の検索数が見られる」点です。これはGoogleのプランナーツールにはないメリットです。

スカートのキーワード候補
「スカート」の検索結果

上記のようにワードごとに、PCやスマホなどの検索数がわかるので、スマホサイトの調査には向いているといえます。ただしこちらのツールも少々癖がありまして……。まず、向こう3か月の予測値しかわかりません。「去年の秋のワードを調べてみよう」といった過去の調査ができないのです。

また、「スカート」はいいのですが、ワードによってはその言葉を含まないワードまで候補として出てきてしまいます。例えば「電気自動車」と調べると「トヨタ」と出てきてしまうのです(汗)。SEOの場合「電気自動車」の派生語が知りたいわけですが、ちょっと広がりすぎてしまいますね。

超ロングテールにはサジェストを活用

ニッチな商材やサービスを扱っていて、プランナーツールでも出てこない場合は、Googleのサジェストキーワードの活用がおすすめです。これは皆さんがGoogleで検索しようとすると自動的に候補として出るワードです。

サジェスト

その言葉に対してよく検索されている言葉をGoogleが候補として出してくれるものなので、これも一種のキーワードと言えます。

ただし、場合によってはかなりニッチ、検索数は少ないものが予想されます。

プランナーツールやウォッチャーで出てこない、もしくは記事などを書く際に幅広くロングテールキーワードを含めたい場合に使ってみてください。

このサジェストワードを一括ダウンロードできるツールがあります。いくつかありますが、使いやすいグーグルサジェスト キーワード一括DLツールを紹介します。

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール①

 

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール②
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールで「レインコート」を検索

 

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール③
「レインコート」の検索結果

「レインコート」だけで879個のサジェストキーワードが見つかりました。結果画面ではサジェストキーワードが50音に分類されており、csv形式でダウンロードできます。

◇◇◇

さて、今回はいくつかのツールを紹介してみました。ツールには癖がありますし、使ってみないとわからない部分も多いです。ぜひ、今回ご紹介したツールで自身のサイトのキーワードをいろいろ調べてみてください。次回は、調べたキーワードをどのように使っていくか、どのような点に注意するかを説明していきたいと思います!

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:SEOの肝はキーワードの選定。まずは使うべきツールを知ろう | ネットショップのためのSEO施策ゼミナール | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ネットショップのためのSEO施策ゼミナール
記事カテゴリー: 
タグ: 

江沢 真紀

アユダンテ株式会社

江沢 真紀(えざわ まき)
アユダンテ株式会社 SEOコンサルタント。2001年よりイージャパンにてJeff Rootに師事。
検索キーワードからユーザー心理を読み解くSEOで数々の成果を上げ、大手通販サイトを中心にいままでに手掛けたSEOは100サイト以上。「できる100ワザ SEO&SEM」「いちばんやさしい新しいSEOの教本」(共にインプレスジャパン刊)を執筆。

江沢 真紀

ネット通販売上の9割がAmazon経由。ECで販路拡大を実現した楽器店の事例に学ぶ | ネットショップサクセスストーリー 私たちがAmazon.co.jpで売れている理由 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
AmazonマーケットプレイスマンスリーニュースレターVol.11より転載

楽器のほか、メトロノームや調律器、楽譜など音楽に関わるさまざまな用品を販売している矢木楽器店では、10年前からネット通販を開始。約4年前に始めたAmazon店での売り上げがネット通販売り上げの9割を占めているという。どのようにAmazon店の売り上げを伸ばしているのか。EC販売グループの丹羽昭一郎主任に話を聞いた。

すぐに使いたいアマゾンユーザーの要望に対応することで売上拡大

矢木楽器店 EC販売グループ 丹羽昭一郎 主任

――インターネット販売を始めた経緯をお聞かせください

名古屋市内の小・中学校に学校用教育楽器の販売として創業し、実店舗での楽器類の販売と、音楽教室なども展開してきました。しかし、少子高齢化が進み、学校教材の販売が大幅に減少してきたため、販路拡大の取り組みの1つとして、約10年前から自社サイトのほか、インターネットモールで販売を始めました。

――Amazonで販売しようと思ったのはなぜですか?

自社サイトとインターネットモールで販売を開始後、しばらくすると売り上げが伸び悩み、リスティング広告やSEO対策などで集客を試みましたが、なかなか売り上げを伸ばせずにいました。そんな時にAmazonは集客力があると聞き、販路を広げられるのではないかと思い、2011年から始めました。

Amazonは初期費用が不要で、販売にかかる費用は月間登録料の4900円と販売手数料のみなので、始めやすかったですね。自動のレコメンド機能がありますし、SEO対策も自動で対応してもらえ、広告費をかけなくても集客できるのもうれしいですね。

――実際にAmazonで販売を始めた感想は?

販売開始当初はそれほど売り上げが伸びなかったのですが、売り上げのビジネスレポートを見ていて、売れ行きが良い商品の傾向に気付きました。分析をして、そうした商品の品ぞろえや在庫数を増やした結果、売り上げを大きく伸ばすことができました。また、商品の発送やお問い合わせにも素早く丁寧に対応し、お客さまから信頼していただけるように努めています。

いまでは目標売り上げを毎月超えるようになり、予想以上の伸びに驚いています。「すぐに商品を使いたい」というお客さまが多いので、早く届くイメージのあるAmazonで注文するユーザーが多いのでしょう。いまではインターネット販売での売り上げの約9割がAmazonでの売り上げになりました。

――実店舗との両立はどのようにしていますか?

Amazonでの販売の多くは、商品管理から発送までをAmazonにアウトソーシングできるフルフィルメント by Amazon(FBA)を活用しているため、Amazonでの売上規模が大きくなっても、スタッフを増やすことなく対応できています。

インターネットで当店を知り、実店舗に足を運ぶお客さまもいます。実店舗とインターネット販売という選択肢を増やすことで、全国に向けて販路を広げながら、地元のお客さまの利便性も高めることができているのではないかと考えています。

――今後の展開をお聞かせください。

この秋に中古ピアノの展示場を増やしたことから、Amazonでも中古ピアノの販売を開始しました。インターネットでも安心してお買い求めいただけるように、新品同様に調整した状態で販売しています。まだ販売に注力できていない商品も多いので、これからまだまだAmazonでの売り上げを伸ばしていけると考えています。

愛知県内限定で中古ピアノも販売する

事業者概要

販売サイト名:矢木楽器店 http://amzn.to/12memzF
本社所在地:愛知県名古屋市
Amazonでの販売開始時期: 2011年8月
販売カテゴリー:楽器、ミュージック
利用サービス:Amazon出品サービス/フルフィルメントby Amazon (FBA)

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ネット通販売上の9割がAmazon経由。ECで販路拡大を実現した楽器店の事例に学ぶ | ネットショップサクセスストーリー 私たちがAmazon.co.jpで売れている理由 | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ネットショップサクセスストーリー 私たちがAmazon.co.jpで売れている理由
記事カテゴリー: 
タグ: 
nakagawa-m

お客様の声は常にチェックして社内にも共有しよう | マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
コツ52:お客様の声は常にチェックして社内にも共有しよう

登場キャラクター

とりにわ君

とりにわ君 新鮮な有機野菜の通販サイトを運営している。

ひよこいわ君

ひよこいわ君 とりにわ君の通販サイトのスタッフ。

ひよこいわ君「店長は有機野菜って言ってるけど野菜なんてどこのスーパーでも買えるのになぁ ネットショップの意味あるのかな?」
とりにわ君「──と思うだろ?」
ひよこいわ君「ててて店長っ!!」
とりにわ君「まぁちょっとコレを見てみろってんだ」
ひよこいわ君「は、はい、すみません パソコンの向こうに笑顔を作ってるんだ……大切な仕事をやってたんだなぁ」
とりにわ君「わかっただろ?うちの商品はいろんな人に必要とされているんだよ」
ひよこいわ君「……ところで店長右あごに小松菜ついてますけどまさかまた―」
とりにわ君「オ……、いや、その試食だよ、商品の」

「お客様の声」でスタッフの意識を高められる

スタッフが増えてくると、店長や経営者、初期メンバーとほかのスタッフとの間にギャップが生じはじめます。店舗運営が安定してから入ったスタッフは、「はじめての注文が入ったときの感動」「注文が予想以外に多く入って、徹夜で受注対応をした大変な1日」など、初期の苦楽を体験していないので、「仕事=作業」と考えてしまいがちです。複数のスタッフで店舗運営をする場合は、チームワークがものを言います。チームワークを高めるためには、理念や目的意識を共有できていることが重要ですよね。しかし、ネットショップは非対面なので、接客のやりがいなどを実感しにくいものです。

そこで、当事者意識を持って仕事をしてもらうためには、「お客様の声」を共有するのが一番です。ネットショップは、レビューやメールで、面と向かっては言わないようなお礼や感動のメッセージをいただきやすい側面もあるので、日ごろから「お客様の声」をチェックして共有することで、生の声を通して「社会に必要とされている仕事だ」という意識が芽生え、同時に自分の仕事に対するやりがいも実感できるものです。

ひよこいわ君「パソコンの向こうに笑顔を作ってるんだ……大切な仕事をやってたんだなぁ」
とりにわ君「わかっただろ?うちの商品はいろんな人に必要とされているんだよ」
「作業」になってしまっていた仕事も、「お客様の声」でやりがいを実感できる。

レビューはテーマ別にグルーピングする

楽天市場やAmazonなどのショッピングモールには、ユーザーのレビュー(感想)がたまる機能があります。さまざまな感想や意見が並んでいるので、ただチェックするだけでは、「何かほめられてるみたい」とか、「これは悪い評価だな」といった、良し悪しばかりを見てしまいがちです。

そして、悪いレビューは耳が痛いので、いいレビューばかりを見て、「うちのお客さんはこんなに喜んでくれている」と満足し、それ以外は「相性がよくなかったお客さんなんだ」と見て見ぬ振りをしてしまうケースも少なくありません。それでは本末転倒です。

そこで、まずレビューを分類します。分け方は、評価の良し悪しだけではなく、まずテーマごとにグループ分けするといいでしょう。「配送について」「商品の品質について」「店の対応について」など各作業や分担ごとのテーマに分類してから、いいレビューと悪いレビューにさらに分けます

このようにグループ分けしてからコメントを共有すれば、よりわかりやすく「生の声」を活用できます。例えば、「店の対応について」「問い合わせに丁寧に答えてくれて助かった」などのいい意見は、担当スタッフにとって自分の仕事が役に立っている、と実感できるいい機会です。また、「返信まで長く待たされて困った」などネガティブなコメントも、抱えている問題が浮き彫りになり、見直すべき課題として、業務改善につなげることができます。

レビューのグループ分けの例 レ客層について 商品(量)について 商品(味)について 発送について 配送について 商品(価格)について
ビューをテーマごとに分解してグループ分けすれば、より共有しやすくなる。

店舗レビューと商品レビューの両方をチェックする

楽天市場では、「店舗レビュー」と「商品レビュー」の2種類のレビューがあります。「店舗レビュー」は、店の対応、品揃え、梱包・配送など、店の対応や商品力、価格など接客全般への評価で、「商品レビュー」は、ユーザーが購入した商品自体に対する評価と考えるといいでしょう。

もちろん、重複する内容もありますが、商品レビューだけに記載されている情報も多いものです。例えば、輸入商材の場合、「内袋が破れていた」「接着剤のニオイがきつい」など、店舗レビューだけを見ていては気付かないことも書かれているもの。いくら丁寧で迅速な接客を徹底しても、商品が足を引っ張っていては本末転倒です。

両方のレビューを漏れなくチェックしましょう。

グルーピング例
・発送はどうか?
いい評価「すぐに届いて助かりました!」
悪い評価「届くのが遅い……」
・商品の品質はどうか?
いい評価「画像どおりでとってもいい色でした!」
悪い評価「裁縫が悪くて何だか安っぽいです」
・問い合わせの対応はどうか?
いい評価「サイズについてメールで確認したらすぐに返事がきました!」
悪い評価「いつ入荷するかメールしたのに返事がありませんでした……」
レビューのグループ分けの例 レビューをテーマごとに分解してグループ分けすれば、より共有しやすくなる。

 

悪いレビューもちゃんと見ることが大切だよ

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:お客様の声は常にチェックして社内にも共有しよう | マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営 | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営
記事カテゴリー: 
川村トモエ, 湯鳥ひよ+トレンド・プロ(マンガ)

ハミィのネクストエンジンとeBayをAPI連携、海外ECの受注管理業務を自動化へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
海外向けECと国内ECの同時展開を可能にする支援サービスの第2弾として、「eBay用 自動連携」アプリの提供を開始

スマートフォン向けグッズのネット通販や、EC事業者向けのプラットフォームを提供するHamee(ハミィ)は5月26日、海外向けECと国内ECの同時展開を可能にする支援サービスの第2弾として、「eBay用 自動連携」アプリの提供を始めた。

ECプラットフォームサービス「ネクストエンジン」に追加したアプリで、世界最大級のオンラインマーケットプレイス「eBay」の受注管理業務を自動化する。

「eBay」は世界約190か国で展開する世界最大級のオンラインマーケットプレイス。ハミィは2014年に在庫・受注連携はAPIで連携していた。

今回のアプリ提供で、API連携による受注情報の取り込み、出荷通知反映を自動化。日々手動で行う作業の業務量が軽減できるようになる。

自動化機能と国内ECとの一元管理で、「ネクストエンジン」を導入したEC事業者は受注管理業務から解放され、海外販売に必要な翻訳やページ作成などにリソースを集中できる。

なお同機能はハミィの海外向けECを手がける事業部ですでに導入。システム改善など知見をためた上でリリースしたとしている。

ハミィは米国の総合オンラインストア米アマゾン(Amazon.com)と在庫・受注情報の連携をスタートしており、国内ECに加え、米アマゾンとeBayでの受注管理を一元管理できるようにした。

利用料金は、売り上げ(ネクストエンジン上での出荷確定分)の2%の料率が必要。月額固定費は0円。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ハミィのネクストエンジンとeBayをAPI連携、海外ECの受注管理業務を自動化へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
takikawa

カタログ廃止でネット注文率が上昇。増収&5年ぶりの経常黒字を達成したエンジェリーベ | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
2014年秋にマタニティーカタログーを廃止し、ネット販売に特化。売り上げが伸びて粗利が増えたほか、経費削減が奏功

マタニティー通販のエンジェリーベの2015年3月期業績は、5期ぶりに経常黒字に転換した。昨年秋にマタニティーカタログーを廃止し、ネット販売に特化。売り上げが伸びて粗利が増えたほか、経費削減が奏功した格好だ。一方、店舗閉鎖で特別損失を計上したことで、当期損益は赤字となっている。

売上高は前期比約16%増だった。主力のマタニティー事業では、カタログを廃止しているが、これまでカタログを閲覧して通販サイトで購入していた消費者が、直接ネットで買うようになったことで注文率が向上。また、通販サイト刷新や楽天市場店の強化などが奏功し好調に推移した。中間期までは約30%増で推移していたものの、第4四半期(1~3月)に円安の影響による原価高を受け、平均6%の値上げを実施したことで受注がやや落ち込んだ。

今期はベビー用品事業の強化を進める。カタログを廃止し、浮いたコストをウェブでのプロモーションに使う。現在は赤ちゃんの生後半年までの商品しか提供しておらず、ライフタイムバリュー(LTV)の観点から、2歳までを対象とするために商品数を拡大。主力のマタニティー事業では、少子化による妊婦減少が逆風となっており、LTV向上で売り上げ拡大につなげる狙いだ。また、出産直後の母親向け授乳服などが好調なことから、引き続き産後のケア商品を強化する。

円安への対応策としては、秋冬商品から中国におけるメーカーを変更する予定。生産コストを下げることで粗利確保や値下げにつなげたい考えだ。

また、スマートフォン経由の購入が急拡大し、全体の注文の半数を超える一方で、購入点数が減少していることから、スマホ向けサイトの使い勝手を向上することで客単価を回復する。

親会社の健康コーポレーションでは、2月に夢展望を買収。エンジェリーベの岩本社長も夢展望の取締役に就任している。5月14日には、北海道千歳市のアウトレットモール「千歳アウトレットモール・レラ」にエンジェリーベと夢展望の共同店舗を出店。在庫処分に活用する考えで、今後もアウトレット店を出店したい考えだ。

健康コーポレーショングループでアパレル事業を手掛ける馬里邑とアンティローザでは、前期試験的に交通広告を実施した。ただ、エンジェリーベはターゲット層が狭いことから、こうした大々的な販促は行わず、ウェブでのプロモーションを中心とする。

今期も増収を計画しており、「最低でも二桁増、できれば50%増を達成したい」(岩本眞二社長)としている。早期に同社の最盛期の売上高である60億円に戻すことを目標とする。

また、岩本氏が副社長を務める馬里邑では、文化学園文化出版局の「ミセス通販」にカタログを同封することで50~70代女性向けに通販を展開している。「客単価は高く、反応もまずまず」(同)であることから、今後は提携先の拡大も視野に入れる。

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
エンジェリーベ 前期業績、5期ぶりに経常黒字(2015/05/21)

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:カタログ廃止でネット注文率が上昇。増収&5年ぶりの経常黒字を達成したエンジェリーベ | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

通販新聞ダイジェスト
記事カテゴリー: 
通販新聞

シニアの消費。その裏側にあるライフステージの変化を知り、ニーズを見極める | スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
「こだわりの大人女性」のライフイベントの影響をキャッチしよう

これまでになかった生活環境からのニーズ

2つめの「本人のライフステージの変化」も重要な視点だ。

現代人の平均寿命が延び続けていることで、仕事で定年を迎えたり子どもが手を離れてからの人生が20年以上あることが当たり前の時代となった。

このようなライフサイクルを経験する世代は、日本の歴史上これまでに例がない。つまり、そこから生まれる消費者のニーズも未知のものであり、その分、「こうであるべき」という決まりもないため、無限の可能性が秘められている。

このような点を意識しながらライフステージに注目すると、こだわりの大人女性の特徴がよりクリアに見えてくる。

ライフステージとは、就職、結婚、子どもの誕生、定年など人生における重要な出来事によって変化する生活段階のことだ。それまで何十年と続いてきたその人の役割が変化するため、意識や行動にも大きな影響を及ぼす。

男性の定年という典型例でいえば、職場での役割が終わり、代わって家庭内やご近所づきあいでの役割などが出てくる。特に「仕事人間」として人生の大半を職場で過ごしてきた人の場合、意識や行動を大きく変えることを余儀なくされるだろう。新しい役割に基づいた人間関係ができたり、行動範囲も変わる。そこには様々な不都合や問題が生じる。

女性の場合、定年に関して言うならば、本人が仕事を持っているか専業主婦かにかかわらず、「自由」がキーワードとなる。仕事をしていた女性なら、定年をきっかけに自由な時間ができるため、消費行動も外へと向かう。先に述べた、「解放段階」だ。専業主婦であった場合でも、夫の定年をきっかけに、主婦業から自由になって自分のために時間を使いたくなる傾向が強い。そこから生まれる消費行動は、おしゃれや美容、旅行などにつながっていくはずだ。

一方、3つめの「家族のライフステージの変化」は良いことばかりではない。大きな負担となるのが、親の介護だ。特に、女性にとっては自分の両親と夫の両親の、計4人の負担がのしかかる可能性もある。

子どもの進学や就職、結婚などは、良い影響を与える変化だ。子どもの結婚後は、「孫に関する消費」という行動も生まれてくる。少子化の昨今、子ども1人に4人の祖父母がつくため、消費される金額は高くなり、大きなマーケットとして期待が持てる。

こだわりの大人女性がまだ若く、自分の子育てをしていた頃は、自由になるお金は少なく、子どもを健康に育てること、新しい家族の生活を守ることで頭がいっぱいだったはずだ。しかし、孫に対しては、子育ての経験者として余裕をもって接することができ、また気楽に、ひたすら可愛がるだけでいい。そのため、自分の子どもに対してできなかったことを、孫に対してする「おばあちゃん」は少なくない。洋服に、玩具に、教育費にと、消費行動を起こす大人女性は多い。

シニア特有の変化を見極める

4つめの「世代の嗜好性の変化」は、団塊世代に特徴的に見られる。20歳前後の時代に、大きなインパクトを受けた世代体験があるためだ。

大きな影響を及ぼしたのが欧米の文化だ。青春時代にビートルズを聞き、ミニスカートやジーンズをはいた多感な時期に海外文化の洗礼を受け、その当時の高揚感を今も忘れていない。そのため、この世代は「新しもの好き」という傾向が強い。

かつての強烈な世代体験は、ノスタルジーにつながる。懐メロのCDや当時の名画DVDなどは、いまなお世代体験をくすぐる商品と言える。

5つめの「時代性の変化」は、流行の変化ともいえ、女性に顕著だ。

中高年女性の間では、つい最近までは韓国が大ブームだった。ドラマや映画、俳優、料理に旅行先など、韓国一色だった。しかし、いつの間にか当時ほどの勢いはなくなっている。

近頃では登山がブームで、カラフルなウェアに身を包んだ「山ガール」の中にたくさんの大人女性を見かけることが増えてきた。

また、おひとり様限定ツアーも彼女たちを中心に広がりつつあるブームだ。家事や育児から解放されて、あるいは両親や義両親の介護の息抜きとして、誰に気兼ねすることなく楽しめるひとり旅のツアーが人気を呼んでいるのだ。

以上、シニア特有の5つの変化から、こだわりの大人女性の消費行動を考えることは、単純に年齢のみから考えるよりもより深く彼女たちを理解することに役立つ。例えば定年というライフステージの変化は、豪華客船での世界一周旅行など、高額商品を購入するきっかけになる。加齢による身体の変化は、サプリメントや健康食品など、これまでとは異なる消費を生み出す。

ただし、これまでの人生や現在の状況により異なる面もあることは忘れてはならない。例えば、ライフイベントのひとつに引っ越しがある。リタイア後、都会からのんびりとした田舎へ、あるいは郊外の一軒家を売って利便性の高い都心のマンションに引っ越しをするケースなどだ。実際には親の介護の有無や、子どもが就職して自立しているか、退職金の額、そして夫婦関係が円満であるかなど、様々な要因によってどんな引っ越しを行うかは異なってくる。

シニアの消費は年齢で決まるのではなく、特有の変化で決まる。さらに、それぞれの状況に応じてニーズも変わる。こだわりの大人女性を攻略するにも、消費の裏側にある変化とニーズを見極めることが欠かせない。

▼ 続きは本で!▼

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:シニアの消費。その裏側にあるライフステージの変化を知り、ニーズを見極める | スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト
記事カテゴリー: 

高山 隆司

株式会社スクロール

高山 隆司(たかやま・りゅうじ)

株式会社スクロール360 取締役

1981年株式会社スクロール(旧社名株式会社ムトウ)に入社後、新規通販事業の立上げ、販売企画、INET戦略策定を経て、2008年に株式会社スクロール360の設立に参画。以来、多くの企業の通販事業の立上げ、EC戦略策定、物流立上げを経験。現在、スクロール360では300社のEC通販企業のサポートを行なっている。

山下 幸弘

株式会社スクロール360

株式会社スクロール360 プロモーション課長

スクロール360設立当初より、通販企業の販促支援を統括。スクロールの通販ノウハウを生かした、コンサルティングから販売促進を含む実務支援において、100社を超える企業の売上拡大支援実績を持つ。

高山 隆司, 山下 幸弘

レコメンド精度だけがいいのは“ダメECサイト”。商品マッチングは「UIの一般化」が重要 | 検索とレコメンドで実現するEC時代の接客術 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
ユーザーニーズと商品をうまくマッチングするには、「UIの一般化」か「専門業者を利用する」が大切

「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」ってどうすれば実現できるのか。それは、UI(ユーザーインターフェース)を充実し、ニーズに対応したマッチングロジックを蓄積していけばなんとか実現できます。でも、それは長い道のりですが、まずここをクリアしなければECとしてスタートラインに立てません。さて、ユーザーのニーズと商品をうまくマッチングするには、どうすればいい?

マッチング精度を上げるには「UIの一般化」か「専門業者を利用する」

結論は2つです。

  • 「知っている商品とのマッチング」を確実に達成し、検索精度を向上させる。検索精度を向上する方法には、UIの一般化(たとえば、入力ハードルを下げる、サジェスト機能やドリルダウンの搭載など)が必要。
  • ゼロスタートのような専門業者を利用する。

「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」を実現するには主にこの2つの方法があります。前者はコストが抑えられますが、時間と労力がかかります。後者は業務・システムを外部企業にアウトソースするので短期導入が可能です。

「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」になるために必要なこと

なぜ、「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」にする必要があるのかその理由や方法を解説します。

商品のマッチングは大きく「知っている商品とのマッチング」と「知らない商品とのマッチング」にわけられます。前者はそれを見付けられるかどうか、後者はそもそも知らないけれども知ったら買いたくなるであろう商品を提案できるかどうかです。

また後者はさらに細分化すると、「趣味・嗜好にあっている」「定番だけど商品知識が低いから知らない」というケースもあります。

マッチングにもさまざまなケースがありますが、「見つけたい商品が確実に見つかるECサイト」になるには、まずは「知っている商品とのマッチング」を確実に達成する必要があります。

知っている商品を見つけるのは難しいけど、いいオススメ(レコメンド)が表示されるECサイトは、はっきり言って“ダメなサイト”です。検索がダメでレコメンドを強化するというのは、意味がないとは言いませんが、やるべきことが前後しています

「マッチング」はキーワードによるヒットの改善がありますが、それよりも「ユーザーの操作の余地を増やす」ということが重要です。

実店舗であれば、「こういうのがいい」「予算は」「色は」「少し待てば入荷するなら待つ」といったニーズを店員に伝えることができますよね。でも、ECでキーワード検索ボックスしかない場合、消費者が感じている詳細なニーズってあまり入力されません。

では、どうやってマッチングの精度を上げればいいのか。マッチングには商品知識に加えてユーザー理解が重要ですが、そのためにはユーザーを理解するためのインターフェース、すなわちUIを強化する必要があるのです。

お客の話を聞かない店員より、聞く店員の方が良い接客ができるのと同じ理屈です。入力してもらった貴重なユーザーの情報について、それにマッチした商品が表示されるようにマッチングロジックを向上させる必要があるのですす。水と入れたら化粧水や撥水マットではなく、飲料水がきちんと表示させるようにする、といったロジックです。

簡単に「マッチングロジック」を向上させる方法を手順化すると……

  • ユーザーが自分の情報を伝えられるようにインターフェースを充実させる
  • そのインターフェースから入力された情報を正しく処理できるようにする

つまりUIとマッチングロジックの2つはどちらも重要だということ。良いUIなくしてはマッチングが成立しないんです。UIが良くてもロジックがダメならやはりダメですが。

しかし、ロジックはとにかく蓄積が重要なので、「こうすればOKです」というのは難しいです。でも、UIの一般化はECサイト側で十分にできる対策です。

UIの一般化に向けて、情報を入力してもらうためのハードルを下げる

ECではないWebやネットサービスのUIも通じるところで、そもそも情報を入力できないのは論外ですが、情報を入力させるためのハードルを下げるということは注意しておきましょう

商品マッチングの精度を上げるために重要なUIの一般化の方法
商品マッチングの精度を上げるために重要なUIの一般化の方法

マッチングの1つの方法としてわかりやすいのが「サジェスト」です。文字入力しただけで、“おそらくこれですか”と候補を表示してくれるのは、察しの良い店員のようなもの。ユーザーの負担やストレスは減るでしょう。

しかも、サジェスト内容にマッチングロジックが生かされてパーソナライズされているとしたら、それはとても良い商品検索の機能です。

またドリルダウンも同じです。たくさんある商品から選ぶのですから、価格、色、評価、発売時期、機能などいろいろな面から絞り込みするのは重要です。

ドリルダウンと近いですが、ソートの種類も同様です。もちろん色などの、ドリルダウンにはなるけれどソートにはならない、というものもあります。

こうした機能をそろえ、次にやるべきは、いわゆるお薦め商品を表示するレコメンドです。

次回はマッチングのなかでも、オススメ・レコメンドについて触れてみます。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:レコメンド精度だけがいいのは“ダメECサイト”。商品マッチングは「UIの一般化」が重要 | 検索とレコメンドで実現するEC時代の接客術 | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

検索とレコメンドで実現するEC時代の接客術
記事カテゴリー: 

山崎 徳之

株式会社ゼロスタート

山崎 徳之(やまざき・のりゆき)
株式会社ゼロスタート 代表取締役社長

青山学院大学卒業後、アスキー、So-netなどでネットワーク・サーバエンジニアを経験。オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のデータホテルを構築・運営の後、海外においてVoIPベンチャーを創業。2006年6月に株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ(現株式会社ゼロスタート)を設立、代表取締役就任(現任)。ECソリューションの「ZERO ZONE」シリーズとして検索エンジンやレコメンドエンジンを開発・販売している。

山崎 徳之

無敵のAmazonに勝てる日本企業があった!? | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago

ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年5月18日〜24日のニュース

今週の要チェックはEC全般です。Amazonの優位は圧倒的で揺るがないものと思っていましたが、家電製品ではヨドバシが猛追しています。「ネットだろうが実店舗だろうが売れればいい」という考え方はオムニチャネルというかチャンネルレスとも言えるくらい柔軟です。

※記事の難易度を、低い難易度:低から高い難易度:高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • ヨドバシの通販がアマゾンを超える?「来店客にネットで買わせる」巧みな戦術で急成長 | ビジネスジャーナル
    http://biz-journal.jp/2015/05/post_9959.html

    記事によるとヨドバシは実店舗を持つ他のネットショップとも違いますし、Amazonと比較しても明確なアドバンテージがあるようです。まず、他のネットショップとの違いはコレ。

    リアルからバーチャルに誘導する、つまり「実店舗に来たお客さんに、ネットで買ってもらう」という戦略だ。売り場で見た商品をネットで買われたとしても、ヨドバシカメラ全体として売り上げが上がるのであれば、それでかまわないということである。

    逆転の発想でネットショップに誘導することにより客単価を上げようという考え方です。普通はこうはならなくて、売上がどこにつくのかという問題が出てきてしまいます。本当にここは難しい。そしてAmazonに勝っているのはここ。

    「ヨドバシ」の無料当日配送の人口カバー率は60%を超えている。11年の開始当時は東京都全域(島部を除く)と神奈川県、千葉県の一部だったが、現在は関東、関西はほぼカバーされ、北海道の旭川、江別、札幌、苫小牧の各市、宮城県、福島県、新潟県、山梨県、静岡県、愛知県、福岡県のほぼ全域に及んでいる。

    Amazon当日配送は有料ですからここが強み。「楽天やYahoo!ショッピングはなんとなく買いにくい」「Amazonは買いやすいけどやっぱり日本企業から買いたい」そんなユーザーが私の周りでも増えていますし、私もこの流れでヨドバシで買うことがあります。無敵と思われたAmazonに立ち向かうヨドバシは、なんとなく応援したくなりますね。

モール関連

  • 「Yahoo! JAPAN」のトップに「お買い物」タブを新設、ショッピングへの誘導を強化 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1680

    リニューアルしたスマホ版Yahoo!に「お買い物」ボタンがつきました。といっても、横幅によってはスクロールしないと見えないちょっと残念な仕様。全体的にニュースアプリのようなデザインになってるので、ここはなかなか押されないような気が……。

決済・カート関連

  • ソフトバンク、「Yahoo!ショッピング」のログインと決済を簡単に─ 携帯電話料金とまとめて請求 | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/18608/

    先週のAmazonログイン&ペイメントに続いてYahoo!さんも来ましたね。もうちょっとタイミングが早かったら、もっと話題になったかもしれません。

  • 対応通貨は130以上─ サイトに動画を埋め込むほど簡単に決済サービスを提供できる「Stripe」が日本に上陸 | THE BRIDGE
    http://thebridge.jp/2015/05/stripe-launches-in-japan

    簡単に決済サービスを追加できる「Stripe」も日本にやってきました。受注管理や会員管理が必要でなければこういったお手軽な決済とブログで簡単にショップを始めることができてしまいますね。

  • STORES.jp、購入ボタンをブログなどの外部サイトへ設置可能に | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/18675/

  • AutomatticがWooCommerceを買収─ WordPressサイトが簡単にオンラインショップになる人気プラグイン | TechCrunch Japan
    http://jp.techcrunch.com/2015/05/20/20150519automattic-buys-woocommerce-the-popular-plugin-for-turning-wordpress-into-a-store/

    ショップを始めるだけなら、今や何の障害もありません。そこから「どうやって売るのか?」「売れた時の管理をどうするのか?」が問題です。

リスティング広告関連

  • 審査非承認理由の「入稿規定違反」とは? [お客様サポート] | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル
    http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/blog/customersupport/150520.html

    これ以外にも非承認って起こります。広告入稿規定を読んでいても、落ちてみて初めて理解できることがあります。キャンペーンなどの開始時に非承認にならないよう、新しい取り組みは落ち着いている時に。

スマホ・タブレット関連

  • カオス過ぎ! フリマアプリ『メルカリ』のヤバイ出品商品まとめ | おすすめ情報をまとめる PLUS1WORLD.com
    http://plus1world.com/mercari-yabai

    1円玉が300円でしかも着払いで売られていたり、ただの石が500円で売られていたりとフリマならでは(?)のヘンテコ商品が売られています。ネタとしては面白いですが取り締まっていかないと危うそうな……。

売上アップのヒント

  • 会社が発信するすべてのものが「販促物」になる─ 言葉に注意を向ける | マーケティングコンサルタント藤村正宏のブログ
    http://www.ex-ma.com/blog/archives/2823

    あなたが日々使っている「名刺」や「会社案内」、「看板」「パンフレット」、「ニュースレター」、「社有車」、「制服」、「請求書」、「領収書」・・・
    これらもすべて言葉がはいっています。
    ですから、言葉に注意をはらうことで、こういうツールも売上に貢献するようになるのです。

    これはどういうことかというと、会社が外に出すものはすべて

    「販促物」

    になり得るってこと。

    「販促物」と書かれていますが「ブランド」と言い換えてもいいですよね。自分の一挙手一投足が会社や自分のブランドになっていきます。自分が思っている以上に世の中の人は見ていますので、気をつけるとともに活用していきましょう。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

脱サラしてモールに出店、スイーツ通販に挑む男の行く末は? | ネットショップ担当者フォーラム2015年5月15日~21日の週間人気記事ランキング

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:無敵のAmazonに勝てる日本企業があった!? | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
記事カテゴリー: 

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

ハンドメイドマーケットプレイス業界3位の「tetote」運営会社を買収、GMOペパボ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 6ヶ月 ago
「tetote」を運営するOCアイランドの株式90.0%を9900万円で取得し、子会社化する

GMOペパボは5月25日、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランドの株式90.0%を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は9900万円。6月をめどに実施する予定。

GMOペパボは、ハンドメイドマーケットプレイス事業「minne」に力を入れている。競合企業の買収でマーケティングやオペレーション手法、商品開発ノウハウを共有。ハンドメイドマーケットの拡大につなげる。

買収後も当面の間「minne」と「tetote」の両サービスは両立。サービス内容や利用料に変更はないとしている。両社共同でハンドメイドイベント開催し市場の拡大を図るほか、決済や物流面で連携することで効率化を進めていく。

GMOペパボは2012年1月にハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」を開設。後発ながらネットショップ構築サービス「カラーミーショップ」で得たユーザビリティなどのノウハウなどを活用することで、利用者を伸ばしている。

最近はテレビCMの放送で認知などを拡大、現在は登録作品数110万点で国内最大規模のハンドメイドマーケットプレイスに成長している。GMOペパボはハンドメイドマーケット市場は拡大すると予想し、今期は「minne」に経営資源を集中させるとしている。

OCアイランドは、2011年6月にハンドメイドマーケット「tetote」を開始。出品されている作品数は約79万点で、登録作品数は業界3番手(2位はKDDIが資本参加している「Creema(クリーマ)」)。「tetote」のほかに、ハンドメイドに関するコミュニティサイト「レシパ」も運営している。

2014年9月期の売上高は7857万円、純損失は1001万円で、3年連続で赤字となっている。

「tetote」

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ハンドメイドマーケットプレイス業界3位の「tetote」運営会社を買収、GMOペパボ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
タグ: 
nakagawa-m
確認済み
8 分 10 秒 ago
ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る