ネットショップ担当者フォーラム

丸紅、リユース事業を実店舗やECで展開するイオシスに出資

2 years ago

丸紅は4月1日、スマートフォンやモバイル機器などの販売・買い取り、レンタル事業を手がけるイオシスホールディングス(HD)と資本業務提携を締結、イオシスHDを持分法適用会社とした。

丸紅は今回の出資により、イオシスの販売・仕入れのチャネル拡大、取扱商品の拡充を進める。また、コーポレート機能を強化して、より強固な経営基盤を構築する。

イオシスHDは子会社のイオシスを通じて、都内の秋葉原や新宿のほか、大阪、兵庫、名古屋、福岡などの実店舗、ECサイトを通じてリユースIT機器(スマートフォン、タブレットのモバイル機器やパソコンなど)の販売・買い取り、レンタル事業を展開。また、子会社のアレスタを通じて、リユースIT機器の検品や再生業務を行っている。

丸紅は子会社のモバイルケアテクノロジーズを通じて、スマートフォン・PCなどのリユース事業を展開してきた。リユースモバイル・PCを取り巻く事業環境は急速に変化しており、イオシスHDとの資本業務提携で多様化する顧客ニーズに対応していく。

松原 沙甫

通販・EC事業者の経営者・役員105人に聞いたOMO施策の実施状況+重要性、半数がOMOを「すでに実施」

2 years ago

東通メディアが通販・EC事業者(経営者・役員)105人に対して実施した「OMO施策に関する実態調査」によると、OMOへの取り組みについて「継続的な取り組みを行っている」と回答した割合は38.6%だった。

「取り組んでいないが、今後取り組む予定がある」が16.8%、「取り組みを開始したばかり」が15.8%。

OMOの実施状況

「継続的な取り組みを行っている」「取り組みを開始したばかり」と回答した経営者・役員に取り組みの内容を聞いたところ、「実店舗とオンラインショップの在庫連携」が63.6%、「オンライン購入品の実店舗受け取りサービス」が63.6%、「実店舗とECサイトの顧客データベースを統合」が52.7%だった。

OMOの取り組み内容

「今後、通販・EC事業者においてOMOの重要性が高まってくるか」という質問には、「非常にそう思う」が49.5%、「ややそう思う」が28.7%。約8割近くがOMOの重要性は高まってくると回答した。

OMOの重要性の高まりについて、「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した経営者・役員にその理由を聞いたころ、「デジタルコミュニケーションの重要性が高まっているから」が57.0%、「手軽に購入できるなど付加価値を求める顧客が増えているから」が53.2%、「ECサイトへの支出が増加しているから」が51.9%だった。

OMOの重要性が高まる理由

調査概要

  • 調査名称:OMO施策に関する実態調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年3月11〜14日
  • 有効回答:OMOという言葉を理解している、通販・EC事業を行う経営者・役員105人
松原 沙甫

EC売上100億円をめざすナルミヤ・インターナショナル、少子化+消費の多様化+デジタル化に対応する中期経営計画とは

2 years ago

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定した。

2024年2月期に前期比3.8%増の85億5800万円だったEC事業の売上高は、2027年2月期に101億1200万円まで拡大させる。全社売上高は2024年2月期比約100億円増の474億円を計画する。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
数値目標について(画像はIR資料からキャプチャ)

アパレル業界は現在、仕入価格や物流費、物価の上昇による消費者の節約志向が響き、厳しい経営環境が続いている。ベビー・子供服業界は少子化でマーケットは縮小しているものの、1人ひとりの子供に対する消費支出額は増加傾向にあるが、競争環境は厳しくなっているという。

こうした事業環境下における戦略として、2025年2月期からの3か年成長戦略方針を明確・強固にするため、2025年2月期から2027年2月期までの中計を策定した。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
中計のまとめ(画像はIR資料からキャプチャ)

既存事業の強化では、「マルチ・ブランドの進化」としてブランドポートフォリオ経営、「マルチ・チャネルの深化」としてチャネル間の融合・新ロケーションの開拓、「CRMの強化」として単一ブランドから複数ブランドへのファン拡大・LTVの最大化をめざす。

百貨店・ショッピングセンター(SC)、ECの各チャネルと顧客との連携を強化(OMOの推進)し、さらにナルミヤブランドとの接点を強める。ECにおいては、自社サイトのバージョンアップ、子供カテゴリーのモール化を推進する。

ファンの拡大とLTVの最大化を図るため、CRMも強化する。新生児からハイティーンを対象に、ブランディング・セールPRの役割を明確化。ナルミヤグループの特定ブランドのファンを複数ブランドのファンへと拡大し、最終的にはナルミヤ・インターナショナルのファンへと育成する。こうした複数ブランドへのファン化を進めながら、LTVの最大化を図っていく。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
既存事業について(画像はIR資料からキャプチャ)

EC事業における戦略、施策のポイントでは、SNSやWeb広告など、ブランド想起率向上に向けて積極的に投資。自社ECサイト「ナルミヤ・オンライン」の価値向上を図るため、顧客ステージに応じた売り場の変化、それに伴う体験・サービスを拡充。さらに、外部ブランドの取り扱い促進、OMOの促進の強化、アジア市場進出に向けた越境ECや出店も計画している。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
EC事業について(画像はIR資料からキャプチャ)

新規事業開発では、キッズライフスタイルの提案(フォトスタジオなど)、新カテゴリーの提案(遊び×ファッション・未来の家族×ファッションなど)、保有IP(知的財産)の活性化を掲げる。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
新規事業について(画像はIR資料からキャプチャ)

 

松原 沙甫

小林製薬「紅麹」関連製品は全国3.3万社に流通した可能性/メルカリが新配送サービス「エコメルカリ便」を提供開始【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years ago
2024年3月29日~2024年4月4日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 小林製薬「紅麹」の影響、関連製品は全国3.3万社に流通した可能性

    調査を実施した帝国データバンクによると、国内では最大約3万3000社において小林製薬製の紅麹原料を使用した製品が流通している可能性があるとしている

    2024/4/1
  2. メルカリが新配送サービス「エコメルカリ便」を提供開始。宅配便100サイズまで送料一律730円で発送できる

    1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)が対象で、発送は非対面配送サービス「SMARI(スマリ)」を使用し「置き配」で商品を受け取る。配達員の負荷軽減、CO2削減、ユーザーの商品出品時の課題解決などにつなげる

    2024/4/1
  3. 三井物産、日本郵便+佐川急便+ヤマト運輸とデータ連携した「Shopify」向け配送アプリ「プラスシッピング」を本格展開

    Shopify Japanと提携し提供している「Shopify」向け配送アプリにヤマト運輸が連携。配送のデジタルトランスフォーメーションサービスを本格展開する

    2024/4/2
  4. 小林製薬の「紅麹」問題に厳しい声。事業や業界への影響+厚労省や消費者庁の対応+今後の見通しまとめ

    「紅麹」は小林製薬の原料としてだけでなく、さまざまな食品や飲料に使われていることから波紋が広がり続けている。一連の経過と懸念をまとめる

    2024/3/29
     
  5. キャッシュレス決済サービス「PayPay」の2023年オンライン決済金額、前年比1.4倍超

    「PayPay」は、「Amazon.co.jp」「App Store」「Google Play」など大手のオンラインサービスにも導入が広がっている

    2024/4/1
     
  6. リクルートがECモール運営から撤退、「ポンパレモール」を6月末で終了

    11年間のECモール運営を終了。ECモール運営からの撤退は、「ここ数年間のさまざまな環境変化」「『ポンパレモール』のサービスの利用状況」などを総合的に判断したという

    2024/4/1
     
  7. これで最終回!「ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ」の10年を振り返ります【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき「ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ」の10年間を振り返る

    2024/4/2
     
  8. キャッシュレス決済サービス「PayPay」を中国の越境ECサイト「Temu」に導入

    「Temu」における「PayPay」の導入は、国内コード決済サービスとしては初という

    2024/4/1
     
  9. EC売上100億円を突破した自転車販売の「あさひ」、EC化率15%をめざす成長戦略とは

    2024年2月期におけるEC売上高は前期比24.3%増の103億2100万円。2025年2月期のEC売上高は112億4000万円(同8.9%増)、EC化率は15%を計画する

    2024/4/3
     
  10. 10年間でEC業界はどのように変化したのか? 運営堂の森野さんと振り返る業界の変化+注目トピック+長期間コンテンツを続けるコツ

    ネッ担で毎週火曜日に更新していた「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」が2024年3月末をもって連載終了となります。10年という長い期間連載を続けられたコツや印象に残っているトピックなどを運営堂の森野誠之さんに聞きました

    2024/4/3
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    パナソニック、自社製品10万円分の購入補助を導入。2024年新卒採用者から制度開始、「ウェルビーイング向上」を狙う

    2 years ago

    パナソニックは、新卒採用入社者を対象に、くらしの質向上、パナソニック製品・ブランドへの愛着醸成を目的とし、パナソニック製品の購入に対して10万円分を補助する制度「Panasonic Welcome Gift」を導入する。制度は、消費者物価上昇への対策も含めている。

    住宅制度についても、選択肢と対象者の拡大を実施。若年層一人ひとりの住環境について、多様な価値観とワークライフバランスに配慮した制度に拡充する。

    ブランドへの誇りを持つきっかけを新卒採用者に提供

    「Panasonic Welcome Gift」制度は2024年度の新卒採用入社者から導入。パナソニック製品の購入に対して、会社が10万円分の費用補助を行う。購入先は、社員が個々のニーズに応じて選択可能とする。

    • 地域電器専門店(パナソニックの店舗)
    • 家電量販店・ホームセンター
    • 「Panasonic Store Plus」(パナソニックの公式通販サイト)
    • 各種ECサイト など

    新社会人としてスタートを切る新入社員がパナソニック製品をいち早く愛用し、製品を通じて生活の質を高める体験価値を提供する。ひいては、より良い未来のくらしに貢献する志や、ブランドへの誇りを持つきっかけになることを期待する取り組みとなる。

    住宅制度は独身者だけでなく、希望者全てに拡充

    若年層向け住宅制度については、通勤圏外の独身者のみを対象とした従来の制度から、住居を希望する全ての若年層社員へ対象を拡大する。住居は、会社が提供する「独身寮」に加え、「一般物件」への入居希望者についても住宅補助の対象とするなど選択肢を拡充する。

    多様な価値観やワークライフバランスに配慮した選択肢のある住宅施策により、社員のウェルビーイング向上を図る。

    これらの新制度や既存制度の改善は、2017年から2023年に入社した若手人事社員のプロジェクトにより検討、提言された内容を制度化した。

    パナソニックは、人への投資は、個人の成長を促し、会社が将来にわたり社会に役立つための重要課題と捉えている。「社員のウェルビーイング向上」と「人が活(い)きるカルチャーの醸成」を行い、顧客価値の最大化をめざす。

    高野 真維

    フューチャーショップがAIレコメンド・画像検索サービス「ViSenze(ヴィセンズ)」と連携

    2 years ago

    フューチャーショップは、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」がViSenze Pte. Ltd(ヴィセンズ)のAIレコメンド・画像検索システム「ViSenze(ヴィセンズ)」と連携したと発表した。「futureshop」「futureshop omni-channel」を利用しているEC事業者は、AIが選定した商品レコメンドと画像検索サービスを利用できる。

    「ViSenze(ヴィセンズ)」の機能と特長

    「ヴィセンズ」は、AI を活用した検索およびディスカバリープラットフォーム。特徴および機能は次の通り。

    ①ユーザー1人ひとりにAIが商品をレコメンデーション

    パーソナライズした4種類のレコメンデーションをAIが提供する。商品だけでなくスタイリングなどもレコメンドし、コンバージョンや客単価を向上につなげる。閲覧中の商品に合わせてリアルタイムでレコメンドを提供するため、買い物のあらゆる段階で適切な商品をユーザーに提供できるという。

    フューチャーショップ futureshop ViSenze ヴィセンズ AIが商品をレコメンデーション
    AIがユーザーに適した商品をレコメンデーションする
    (画像は「フューチャーショップ」サイトからキャプチャ)

    ②AIを活用した画像検索で、関連性の高い商品を表示

    サイト訪問者は、スクリーンショットや画像をアップロードするだけで、関連商品を素早く見つけることができる。言語化しにくい色や柄なども、AIが画像を認識して関連商品を自動的に表示するため、「こんな商品がほしい」を説明するためのキーワードを見つける必要がない。

    フューチャーショップ futureshop ViSenze ヴィセンズ AIを活用した画像検索で、関連性の高い商品を表示
    AIによる画像検索で、関連性の高い商品を表示(画像は「フューチャーショップ」サイトからキャプチャ)

    大手ファッション系、ラグジュアリー系など300以上のECサイトが導入している。「futureshop」利用企業のなかには、「ヴィセンズ」導入後1か月で40倍のROIと600万円の追加売り上げを達成した事例もあるという。

    利用にあたり「ヴィセンズ」連携オプション利用料金として、初期費用2万5000円、月額費用1万円、「ヴィセンズ」本体利用料金として初期費用2万5000円、従量制による月額費用が発生する(価格はいずれも税抜)。

    フューチャーショップ futureshop ViSenze ヴィセンズ 利用費用
    「ヴィセンズ」利用費用(画像は「フューチャーショップ」サイトからキャプチャ)
    藤田遥

    KDDIグループのECモール「au PAY マーケット」、最大35%のポイント還元セール「ポイント超超祭」を4/5スタート

    2 years ago

    auコマース&ライフは4月5日から、KDDIグループの総合ECモール「au PAY マーケット」で「ポイント超超祭」を開催する。

    さらに、「au PAY マーケット」に出店するエクスプライスの「XPRICE au PAY マーケット店」では、抽選で当たったユーザーに50%割引クーポンの配布などを行う「春の家電祭」を実施する。開催日時はいずれも4月5日10:00から4月11日9:59まで。

    4月5日から11日まで開催される「ポイント超超祭」(左)と「春の家電祭」((画像はauコマース&ライフのニュースリリースから編集部がキャプチャ)
    4月5日から11日まで開催される「ポイント超超祭」(左)と「春の家電祭」(画像はauコマース&ライフのニュースリリースから編集部がキャプチャ)

    「ポイント超超祭」と「春の家電祭」の特典は次の通り。

    • 「au PAY マーケット」特典

      • 「ポイント超超祭」
        キャンペーンページからエントリーし、「au PAY マーケット」で商品を購入すると、購入金額や条件に応じて最大7%の「Pontaポイント(au PAY マーケット限定)」を還元する。「Pontaポイント」は、「au PAY マーケット」などで1ポイントあたり1円として利用できるポイント。
        購入金額に応じて「Pontaポイント」や割引クーポンを配布する「買い得メンバーズ」の特典と、店舗からのポイント還元を合わせると、最大35%のポイント還元となる。
      • 「春の家電祭」
        「XPRICE au PAY マーケット店」で実施する企画。期間中に、特設サイトから希望する商品の専用エントリークーポンを取得の上、5000円以上の買い物をした顧客を対象に、抽選で合計12人に目玉商品の買い物で利用できる50%割引クーポンを贈呈する。目玉商品は、ゲーム機器「PlayStation 5」、液晶テレビなど。
        このほか、対象商品の購入で最大20%の「Pontaポイント」を還元する特典や、条件を満たせば誰でも取得できる特別割引クーポンの配布も予定している。
    • 「au PAY ふるさと納税」の特典

      • 「au PAY ふるさと納税」で最大2%還元
        キャンページよりエントリーかつ、「au PAY ふるさと納税」で1万円以上寄附した「auスマートパスプレミアム会員(有料)」を対象に、最大2%の「Pontaポイント」を還元する。実施中の各キャンペーンや特典とあわせると最大18%のポイント還元となる。
    高野 真維

    インターファクトリー、ECサイトの表示高速化を支援する機能「画像WebP変換」を「ebisumart」に搭載

    2 years ago

    インターファクトリーは、画像を次世代画像フォーマット「WebP」へ変換してECサイトの表示高速化をサポートする機能「画像WebP変換」をリリースした。

    クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」、中小規模EC事業者向けのECサイト構築サービス「ebisumart zero」のオプション機能として提供する。

    「WebP」は、画質を担保したまま画像サイズを軽量化することができるGoogleが開発した画像フォーマット。Googleは、非可逆圧縮の場合で同等画質のJPEGファイルより25%~34%、可逆圧縮の場合もPNGファイルより26%、サイズを小さくできると公表している。

    「画像WebP変換」を利用すると、ECサイトの表示速度を高速化し、SEOやCVRの改善が期待できるという。

    ECサイトでは、商品画像などが多いため表示に時間がかかり、ユーザーが購入をあきらめて離脱してしまう可能性があります。

    表示速度を高速化すれば、より良いUX(ユーザー体験)を提供でき、CVRの向上が期待できます。また、Googleは検索結果でのランキングを決定する際に「Core Web Vitals(コア・ウェブ・バイタル)」という表示速度に関する要素を考慮すると発表しており、表示速度の改善はSEOにも一定の影響を及ぼすと考えられます。(インターファクトリー)

    なお、従来形式の画像からの変換手続は不要。JPG・PNGなどの画像をアップロードする運用で、ECサイトに表示させる画像を自動で「WebP」へ変換する。WebP非対応のブラウザへは従来形式の画像を自動で表示できる。

    「画像WebP変換」は、ドクターマーチン・エアウエア ジャパンの公式ECサイト「ドクターマーチン公式オンラインショップ」、ヤマハの「ヤマハ ゴルフオンラインストア」などがすでに導入している。

    瀧川 正実

    eBay Japanの通販モール「Qoo10」、春の「20%メガポ」セールを4/7まで実施

    2 years ago

    eBay Japanは4月1日から7日の7日間、ECモール「Qoo10」において、10%クーポン割引と10%ポイント還元を組み合わせてセール対象商品が約20%オフになる春の「20%メガポ」セールを実施している。

    「20%メガポ」では、最大1万円まで割引となる10%クーポンを合計8枚プレゼント。セール対象商品は、購入金額の10%をポイント(1注文で最大1万円)で還元する。

    ポイントは商品到着の8日後に還元。その後、1ポイント1円として「Qoo10」での商品購入に使用できる。

    また、ファッションサービス「MOVE」限定の15%割引クーポン、ショップが発行した割引クーポンが使用できる「メガ得SHOP」のほか、「メガポ特価」「最安値宣言」「今日のラッキーくじ」などの企画も用意している。

    瀧川 正実

    カウネット、電子部品・半導体BtoBの「マルツオンライン」とパンチアウト連携。総取り扱い品番数は2360万超に

    2 years ago

    コクヨグループ傘下のカウネットは、オフィス用品の法人向け通販サイト「カウネット」とマルツエレックが運営する電子部品や半導体などのECサイト「マルツオンライン」との連携を開始した。

    購買管理システムと外部サイトを連携させると、外部サイトで選択した商品を購買システムのワークフローで発注できるパンチアウト連携を実施。「マルツオンライン」で選択した商品を「カウネット」のECサイトで発注・購入できるようになる。顧客企業の購買業務の効率化や一元管理に貢献する。

    「カウネット」パンチアウト連携を開始した、マルツエレック運営の「マルツオンライン」
    「カウネット」パンチアウト連携を開始した、マルツエレック運営の「マルツオンライン」

    「マルツオンライン」とのパンチアウト連携を始めたことで、これまでカウネットで取り扱いの少なかった商品カテゴリである電子部品・半導体約1310万品番が「カウネット」と連携した。「マルツオンライン」との連携により、総取り扱い品番数は2360万品番超となる。

    「カウネット」の総取り扱い品番数の推移
    「カウネット」の総取り扱い品番数の推移

    カウネットは2022年以降、他社が展開するECサイトとのパンチアウト連携を強化し、品ぞろえ拡大に力を入れている。これまで、ビックカメラ、トラスコ中山、アズワン、エスコと連携してきた。

    近年、「カウネット」のEC売上比率は堅調に推移している。

    カウネットを含むビジネスサプライ事業の事業環境と方針(画像はコクヨグループのIR資料から編集部がキャプチャ)
    カウネットを含むビジネスサプライ事業の事業環境と方針(画像はコクヨグループのIR資料から編集部がキャプチャ)

    ECの品ぞろえ強化は、コクヨグループが2030年までの長期ビジョンの一つに掲げている戦略のうち、「働く場の多様化に合わせた企業購買の効率化と提供商材の拡大」に該当する。

    ビジネスサプライ流通事業の領域拡張戦略(画像はコクヨグループのIR資料から編集部がキャプチャ)
    ビジネスサプライ流通事業の領域拡張戦略(画像はコクヨグループのIR資料から編集部がキャプチャ)
    高野 真維

    EC売上110億円をめざす「しまむら」。OMO推進、モール型運営への移行、越境EC、BtoB進出など成長に向けた戦略とは

    2 years ago

    しまむらは2027年2月期にEC売上高110億円、EC化率1.6%をめざす3か年の中期経営計画(中計)を策定した。

    EC売上高は2024年2月期実績比で51.9%増、EC化率は0.5ポイント増。なお、2024年2月期EC売上高は前期比74.8%増の72億4000万円だった。

    しまむらは2027年2月期にEC売上高110億円、EC化率1.6%をめざす3か年の中期経営計画(中計)を策定 EC売上高とEC化率の推移と計画
    EC売上高とEC化率の推移と計画(画像はIR資料からキャプチャ)

    EC事業の成長に向けた商品戦略+OMO戦略

    EC限定企画商品や実店舗では品ぞろえしにくい商品の取り扱いを拡大。「足元を含めた着こなし提案の店」をコンセプトとしたディバロ事業のネット通販開始を2026年2月期中に予定している。

    EC限定の企画商品の拡大は、新規インフルエンサー商品やキャラクター商品の発掘。店舗の品ぞろえを補完する商品の取り扱いは、店舗面積の関係で拡充できない雛人形などの大物商品やイレギュラーサイズ(SS・S、5L・6L)などの取り扱いを計画している。

    OMO戦略も推進する。会員情報の一元管理により、店舗とECの相互利用を拡大。店舗とECの顧客管理システムとして、性別・年齢・購買履歴データの利用でレコメンドなどの販促に活用する。

    しまむらは2027年2月期にEC売上高110億円、EC化率1.6%をめざす3か年の中期経営計画(中計)を策定
    商品戦略とOMO戦略の推進(画像はIR資料からキャプチャ)

    ECサイト運営の形態変更など

    モール型運営への移行を計画する。現在、ECサイトはファッションの「しまむら」、カジュアルシューズの「Avail(アベイル)」、ベビー・子供用品の「バースデイ」、雑貨ファッションの「ジャンブル」といった事業別に運用している。

    2026年2月期中にしまむらグループとしてECサイトを一本化。同一カートで事業を横断して買い物できるモール型運営に移行する。

    その他では、店舗在庫の引当システムの構築、ECセンターを介さず、直接商品センターへ納品する仕組みを拡大する。店舗支払いの利便性向上として、事業を横断した店舗支払いの実現も計画。たとえば、ECで「しまむら」の商品を注文して、「Avail」の店舗で支払いができるようにする。また、病院や施設向け商品の販売といったBtoB販売チャネルも開拓する予定だ。

    しまむらは2027年2月期にEC売上高110億円、EC化率1.6%をめざす3か年の中期経営計画(中計)を策定
    国内EC事業の拡大について(画像はIR資料からキャプチャ)

    越境ECを通じた海外市場の開拓

    越境ECを2023年12月にスタート。現在は香港、台湾、韓国を中心に、アメリカ、ヨーロッパなどのユーザーが利用しているという。

    2025年2月期は、越境ECのノウハウ習得、出店候補地の調査、商品動向の調査をを目的に代行業者による越境ECに取り組む。その後は、現地サイトへの出店による越境EC、実店舗出店に向けた調査も実施。中計後は海外ECの出店や海外実店舗の出店も視野に入れている。

    しまむらは2027年2月期にEC売上高110億円、EC化率1.6%をめざす3か年の中期経営計画(中計)を策定
    海外市場の開拓について(画像はIR資料からキャプチャ)

     

    松原 沙甫

    Amazonの直販&第三者販売の流通総額+顧客属性+成長チャネルは?【EC事業の数値まとめ】 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    2 years ago
    EC最大手のAmazon。その事業収益の推移と、Amazon内の事業分野における昨今の傾向をおさえておきましょう

    米Amazonの2023年度(2023年1-12月)までの連結業績から、EC売上高の推移、顧客属性、過去5年間においてシェアを高めている分野など、詳細にわたって「Amazon.com」の動向をまとめました。

    AmazonのEC事業の最新実績

    EC売上高は4100億ドル規模

    米Amazonの2023年度(2023年1-12月)EC売上高は前期比10.5%増の4121億ドルでした。グローバルで最も大きいEC事業者です。

    Amazonの2018年~2023年のEC売上高推移(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
    Amazonの2018年~2023年のEC売上高推移(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

    Amazonは2023年、EC事業の売上高を約400億ドル成長させました。

    Amazonの2023年度におけるEC事業は、2020年度実績と比べると1091億ドル以上成長。過去5年間のCAGR(年平均成長率)は18.0%となっています。

    Amazonの過去5年間の平均成長率と売上高の5年間の増収額
    Amazonの過去5年間の平均成長率と売上高の5年間の増収額

    過去5年間の年間売上高をチャネル別に見ると、全てのチャネルで売り上げがアップしています。

    Amazonのチャネル別年間売上高(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
    Amazonのチャネル別年間売上高(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

    顧客属性は男性多数、ボリューム層は25~34歳

    「Amazon.com」への月平均アクセス数は24億8000万です(2023年12月時点)。顧客属性を性別で見ると女性よりも男性が多く、年齢で見ると25~34歳が最もアクセス数が多くなっています。

    Amazon.comの月次トラフィックデータ(出典:『Digital Commerce 360』と米調査会社のSimilarweb。データは2023年12月時点)
    Amazon.comの月次トラフィックデータ(出典:『Digital Commerce 360』と米調査会社のSimilarweb。データは2023年12月時点)
    Amazon.comの顧客属性(出典:『 Digital Commerce 360』とSimilarweb。データは2024年2月時点) 
    Amazon.comの顧客属性(出典:『Digital Commerce 360』とSimilarweb。データは2024年2月時点) 

    直販は低成長も、第三者販売が右肩上がりに拡大

    Amazonのオンラインストア事業の規模はどれくらいでしょうか。オンラインストアの売り上げから、サブスクリプションサービスと第三者販売の手数料を除いたとしても、Amazonは依然として世界最大のEC事業者。2位は中国のJD.comです。

    Amazonをよく知っている人なら、Amazonのビジネスで成長している分野がすぐにわかるでしょう。Amazonのなかで、オンラインストアはもう成長分野には含まれていません。実際、Amazonの直販事業は、過去4年間で最も成長の鈍い事業となっています。

    オンラインストアの年度別EC売上高と成長率の変化(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
    オンラインストアの年度別EC売上高と成長率の変化(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

    近年では特に、

    • 第三者販売サービス売上(マーケットプレイスを通じた第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)
    • サブスクリプションサービス売上(「Amazonプライム」の会員費、デジタルビデオ、オーディオブック、デジタル音楽、電子書籍などのサブスクリプションサービス)

    の増加が目立っています。

    「オンラインストア(直販)」「サブスクリプションサービスの利用料金」「第三者販売サービスの利用料金」の過去3年間の平均成長率(出典:米Amazonの2020年~2023年業績報告書と『Digital Commerce360』)
    「オンラインストア(直販)」「サブスクリプションサービスの利用料金」「第三者販売サービスの利用料金」の過去3年間の平均成長率(出典:米Amazonの2020年~2023年業績報告書と『Digital Commerce360』)

    直販と第三者販売サービスを合計した流通取引総額(GMV)を見ても、GMVに占める第三者販売サービスの流通総額は顕著に増えています。2023年度はGMV6526億のうち、過半数の4357億ドルを第三者販売サービスが占めています。

    Amazonの直販および第三者販売の流通取引総額(GMV)の合計(年度別)(出典:『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
    Amazonの直販および第三者販売の流通取引総額(GMV)の合計(年度別)(出典:『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

    プライム会員による売上高は400億ドル超

    Amazonは、販売事業者によるサブスクリプションサービスの利用手数料だけで年間400億ドル以上を稼いでいます。もしAmazonが他に何も売らず、直販の商品を1つもサイトに置かず、サブスクリプションサービスだけを販売事業者に提供したとしても、Amazon.comの売上高は北米で第3位です。

    Amazon「プライム会員」の売上高推移と成長率(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
    Amazon「プライム会員」の売上高推移と成長率(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

    Apple、米国の住宅リフォーム・建築資材などの小売りチェーンHome Depot(ホーム・デポ)よりもまだ大きく、Nike(ナイキ)、Costco(コストコ)、米国のペット用品ECのChewy(チューイ)の合計売上高と比較しても、Amazonのサブスクリプションサービスだけで、これらのEC大手の合計を上回ることになります。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    明太子メーカーのやまや、LINE経由のEC売上が15%増。CVRアップにつながったコミュニケーション施策とは

    2 years ago

    明太子メーカーのやまやコミュニケーションズは、オンライン上の顧客コミュニケーションを強化に乗り出しており、LINE経由のEC売上が前年比で15%増加に成功している。

    商品購入のリマインド配信など、コミュニケーションのパーソナライズ化を実施。LINE上でアンケートを行い、顧客1人ひとりのニーズを把握した上で、顧客の興味関心に合った商品案内やキャンペーン配信も行っている。

    やまやの自社ECサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャ)
    やまやの自社ECサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

    「ロイヤリティの高いEC会員」「顧客によるアプリ利用」の活性化を目的に、やまやコミュニケーションズはLINEに着目。パーソナライズ化したコミュニケーションをとり、会員登録の促進、ECの販売促進を図っている。

    顧客コミュニケーション強化の取り組みによる主な成果は次の通り。

    • 商品リマインド配信のクリック率が23倍、クリックしたユーザーの購買率が2.6倍
      ECサイトに、Webサイトの閲覧履歴をトリガーとして、LINEコンテンツを後追い配信できる機能を導入。ユーザーが購入を検討した商品をカートに入れた後、カートから離脱するのを検知し、約1時間後に商品購入のリマインド配信を行っている。その結果、通常の配信と比較してクリック率23倍、コンバージョン率は2.6倍となった。
    • LINE経由のEC売上が前年比で15%増加
      上述の通り、LINE経由のコミュニケーション強化による。

    顧客コミュニケーション強化に当たっては、Micoworksが提供するマーケティングプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を活用。Webサイトの閲覧履歴からLINEコンテンツを後追い配信する機能は「WEBタグ」を利用している。

    Webサイトの閲覧履歴をトリガーにLINEコンテンツを後追い配信する(画像はイメージ)
    Webサイトの閲覧履歴をトリガーにLINEコンテンツを後追い配信する(画像はイメージ)
    高野 真維

    リユース事業のテイツー、「漫画全巻ドットコム」のTORICOと資本業務提携

    2 years 1ヶ月 ago

    リユース事業などのテイツーは3月29日、コミックや漫画などのEC事業を展開するTPRICO(トリコ)との資本業務提携を締結し、TORICOが実施する第三者割当増資を引き受けると発表した。

    資本提携は、TORICOが第三者割当増資で発行する新株式をテイツーが引き受ける。テイツーは株式30万株を3億2040万円で取得。TORICOの社外取締役に1人を派遣する。取得する株式数は、議決権所有割合の19.7%。株式引受実行日は4月15日付。これによりTORICOはテイツーの持分法適用会社となる予定。

    テイツーの実店舗・リユース商品調達力・売買ノウハウと、TORICOのIPビジネス・新刊書籍ノウハウなどを共有することで、新たなコミュニティ形成戦略、商品戦略を構築する。

    テイツーの「ふるいち二川マンガ館」「ふるいちトキワ荘通り店」といった現場運営力、TORICOのイベント・コンセプトカフェの展開力を連携し、体験型ビジネス戦略も構築。TORICOが先行している海外戦略と連携し、海外市場の開拓も進める。

    EC戦略では、テイツーのECサイト「ふるいちオンライン」、TORICOのECサイト「漫画全巻ドットコム」の会員サービスを融合。また、TORICOが内製化しているシステム開発体制との連携で、テイツーのECサイトの保守・開発コストの低減、リユースEC領域のスピーディーな強化を図る。

    TORICOはテイツーとの資本業務提携で、多様化する顧客ニーズへの戦略的対応、業界における地位向上の実現など、これまで以上の事業シナジー効果を見込む。

    TORICOグループは、コミック全巻セットに特化したネット書店「漫画全館ドットコム」が中心のECサービス、国内外へのデジタルコミック配信サービス、リアルの世界やECサイトでの漫画イベントサービス展開。2023年3月期連結業績は、売上高が前期比7.2%減の50億400万円、営業利益は同34.5%減の1億3000万円、経常利益は同38.2%減の1億2800万円、当期純利益は同51.3%減となる7400万円だった。

    松原 沙甫

    PayPayが加盟店に資金調達サービス、将来の売上を事前に受け取れる「PayPay資金調達」とは

    2 years 1ヶ月 ago

    スマホ決済サービスのPayPayは3月26日から、PayPayの加盟店を対象に将来の「PayPay」経由の売り上げを最大100万円まで事前に受け取ることができる「PayPay資金調達」の提供を開始した。

    「PayPay資金調達」は、加盟店の「PayPay」利用実績に合わせて案内する招待制を採用。サービス開始当初は、PayPayと直接契約し、かつ利用対象として選定した加盟店を対象に提供する。

    「PayPay資金調達」は、加盟店のPayPayに対する将来の売上金支払請求権をPayPayが買い取ることで、資金調達できる仕組みを採用している。

    招待された加盟店は、決済の管理などで利用している加盟店専用の「PayPay for Business」のアプリまたはWeb版から、①調達金額の設定と精算割合の選択②調達内容――を確認すると申し込みが完了する。担保や保証、書類の準備は必要ない。

    スマホ決済サービスのPayPayは3月26日から、PayPayの加盟店を対象に将来の「PayPay」経由の売上を最大100万円まで事前に受け取ることができる「PayPay資金調達」の提供を開始した
    申し込みのイメージ

    加盟店の調達可能金額は1万円から最大100万円。調達後の売上金からの精算比率は、最大3つのプランから加盟店が選択する。

    手数料率は3.0%~18.0%。PayPayが提示する調達可能な上限金額、毎月の売上金から精算する割合は、PayPayが保有する大量の決済や取引データを活用、AIが導き出す将来の売上パターンから決定する。

    「PayPay資金調達」を利用することで、加盟店は突発的に資金が必要になった際、融資を利用することなく、将来の「PayPay」経由の売り上げを事前に受け取ることが可能になる。

    PayPayは、「借りない、資金調達」である「PayPay資金調達」という新たな選択肢を提供し、加盟店が事業に集中できる環境を提供できるようサポートするとしている。

    松原 沙甫

    10年間でEC業界はどのように変化したのか? 運営堂の森野さんと振り返る業界の変化+注目トピック+長期間コンテンツを続けるコツ

    2 years 1ヶ月 ago
    ネッ担で毎週火曜日に更新していた「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」が2024年3月末をもって連載終了となります。10年という長い期間連載を続けられたコツや印象に残っているトピックなどを運営堂の森野誠之さんに聞きました

    『ネットショップ担当者フォーラム』の創刊(2014年)と同時にスタートした連載「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」。EC事業者が押さえておきたい注目トピックやニュースを毎週火曜日に紹介してくれていたのは、運営堂の森野誠之さん。10年という節目を機に連載終了を迎えます。

    連載スタート時に小学生だった森野さんのお子さんは、もう高校生。長い年月の連載を続けてきたコツ、EC業界の変化や注目トピックなど、この10年間を編集部と振り返ります。

    最初は手探りでスタート。振り返ると「あっという間だった」10年

    ネッタヌネッタヌ

    連載10年間、お疲れ様でした。10年を振り返って最初に感じたことは何ですか?

    運営堂 森野誠之さん(以下、森野)

    毎週更新していたので、あっという間でしたね。原稿を執筆していた時間を入れると、ずいぶんやったな、意外と書いていたなと感じます。

    連載当時はもう少しWebマーケ寄りでECの情報は少なかったのですが、だんだんEC寄りになっていくなど、振り返るといろいろ試行錯誤していました。

    ネッタヌネッタヌ

    連載がスタートした経緯を振り返ると、当時の「ネッ担」編集長だった安田英久が、森野さんが発行しているメルマガを購読していたことが始まりでした。「ネッ担」創刊にあたり、「森野さんに連載をお願いしよう」となりましたが、当時は編集部としてもどのような内容が良いのか、ニーズに刺さるのか手探りの状態。森野さんといろいろ相談しながら進めて行きました。

    森野

    連載当初は「運営堂」のメルマガ発行のほか、「Googleアナリティクス」の仕事がメイン。EC系のクライアントは少なかったため、連載のスタートに向けてたくさんの情報を収集しました。ただ当時、EC系の媒体はほとんどなかったので苦労しましたね。

    苦労はありましたが、当時は「何でも受ける」という仕事のスタンスだったので引き受けました。「とりあえずやってみてから考えれば良いか」と思ってやっていました。

    「この記事で良いのかな」と小出しにしながら、毎週探り探り進めていました。記事の見せ方も、最初は紹介する記事の本数を多くして、タイトルも記事の本数を押したり、少し大げさで強調した感じにしてみたり。記事のレイアウトも文字サイズの変更、アイコンの挿入など、とにかく試行錯誤を重ねていました。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 第1回の記事
    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 第1回の記事
    記念すべき第1回の記事。難易度を鉛筆アイコンの数で示したり、カテゴリごとに分けて紹介したりする形式でした
    森野

    「注目トピック、今週のチェック記事、今週の名言」という今の形式になったのは2016年頃ですかね。「ニュースに縛られない記事があっても良いかな」と思い、「今週の名言」を入れるようになりました。

    最初はニュースの紹介だけでしたが、少しずつ面白いニュースの重要ポイント・解説を入れるようにしました。記事だけ取り上げていても、何が大事かわかりにくいだろうと思って。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 2014年3月からスタートして、記事総数は489本
    2014年3月からスタートして、その記事数はなんと489本!
    ネッタヌネッタヌ

    EC関連情報があまりなかった当時、記事をピックアップする基準など、意識していたことは何でしょうか?

    森野

    数少ないEC系のメディア、EC関連の記事を書いていたり、情報を発信したりする人をとにかく探しました。他にも「Googleアラート」の活用、本を執筆している人やセミナーに登壇している人、ツールやカートを提供している企業など、とにかく情報をたくさん集めることを意識していましたね。それまでは意識してECの情報を集めていなかったので、書籍などもたくさん購入しました。

    ニュースのまとめなので、元ネタがないと記事が執筆できない。最初はそれが一番大変でしたね。

    運営堂 森野誠之さん 10年間の連載振り返り
    運営堂 森野誠之さん

    信頼できる情報源を継続して見続けることが大切

    ネッタヌネッタヌ

    今はEC関連のメディアなども増えてきましたが、当時と変わったことはありますか?

    森野

    記事が増えすぎて、どの情報が正しいのか、信頼できるメディアなのかを判断することに時間がかかるようになりました。「note」でそれっぽいことを書いている人がいても、誤った情報を発信してしまう危険性があるので、執筆者が何をしている人なのかを確認・注意しないといけません。

    情報の収集方法は連載開始当時から変わっていませんが、SNSなどチェックするメディアは増えましたね。

    ネッタヌネッタヌ

    情報過多の時代に正しい情報を探して記事として出すのは大変だと思いますが、情報収集でアドバイスするとしたら?

    森野

    今だときちんとした情報を発信している人かメディアを見続けるしかない。いろいろなところをつまみ食いしているうちは永久に良い情報は見つからないと思います。ずっと見続けて「ここは大丈夫そうだ」と判断できるところ、信頼できるところを見続けることが大切です。

    たとえばメデイアだったら、「ネッ担」「ECzine」「コマースピック」「日本ネット経済新聞」「通販新聞」など。あと、消費者庁、経済産業省、国土交通省などの統計データは絶対にチェックしています。

    SNSでは、X(旧Twitter)で継続的にECの話をしている人が増えてきたので、そういった人の投稿は必ず見ています。たとえば、EC系の書籍を出版した人で、参考になる・良いことを言っているなと思ったら、その人はずっと見ている感じです。あと、本をたくさん購入して読んでいますね。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 森野さんが読んできたEC関連書籍の一部
    森野さんが読んできたEC関連書籍の一部(森野さん提供の画像を編集部が一部編集)
    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 森野さんが読んできたEC関連書籍の一部
    このほか『なぜ通販で買うのですか』(集英社新書)、『楽天にもAmazonにも頼らない! 自力でドカンと売上が伸びるネットショップの鉄則』(技術評論社)、『売れる販売員が絶対言わない接客の言葉』(日本実業出版社)などたくさんの書籍を読んでいるとのこと(森野さん提供の画像を編集部が一部編集)
    ネッタヌネッタヌ

    記事を選ぶ基準は?

    森野

    法律面とモールの動き、事例を選んでいます。法律面は厳しくなってくると対応しなくちゃいけなくなるので、早めにわかっておいた方が良いかなという理由で選んでいます。

    それから、売れる方法や小ネタはあまり取り上げないようにしています。売れるネタは探せば無限に出てきますが、ピンポイント過ぎて汎用性が低いかなと。

    反応があるから続けられた。続けることでビジネスの幅も拡大

    連載を「やめたい」と思うこともあった

    ネッタヌネッタヌ

    10年という長い間続けていると、正直「記事を書くのが辛い」と思ったこともあるのではないでしょうか。

    森野

    ありますよ(笑)。「もう無理」だと思うことが何年かに1回来る。他の業務が忙しいときが大変なわけではなく、業務で嫌なことがあった時に原稿を書くのが一番辛い。

    1週間のまとめなので1週間経たないと記事が書けない、書き溜めることができないんですよね。本当に書けないときは夜中に公園へ行って缶コーヒーを飲みながらブランコをこいだりしていました。家にいても何も出ないと思って。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 記事を書くときが辛いときのイメージ
    (画像はイメージです)
    ネッタヌネッタヌ

    そこまで……。そういった状況を乗り越えるためにどうしていたのでしょうか?

    森野

    原稿を書いた翌日に見直して、「これ以上は書けないのでもう無理です……」と思いながら編集部の人たちに託していました。心の中では謝罪していましたよ(笑)

    何年かやると流れが見えてきて、「こんな記事が出てきているなら、こういう流れで書けるだろう」となり、ここ数年は辛い流れはほとんどなくなっています。根性があれば続けられます

    ネッタヌネッタヌ

    毎年年始に1年間のまとめ記事も執筆していました。ボリュームがあるので、そちらも大変だったのでは……。

    森野

    11月くらいから頭の中にチラついてくるので、過去のまとめを振り返って「今年はこんな流れだったからこうまとめればいいか」といった構想が浮かんでくるようになりましたので。大変でしたが、不思議と3、4年やると慣れてきてしまいましたね。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 1年間のまとめ記事
    年間のまとめ記事。毎年最初の記事では、前年の展望+注目トピックを月ごとに振り返っていました

    読者からの反応があったから続けられた

    ネッタヌネッタヌ

    そうした気持ちを乗り越えながら連載を10年続けられたコツ、モチベーション維持の方法を教えて下さい。

    森野

    SNSでコメントや何かしら反応があると続けられますし、どこかでお会いした時に「読んでいます」と言っていただけるとモチベーションになりますね。何の反応もなくて、「ネッ担」の週間アクセスランキングにもランクインしていなかったら続けられないですよ。

    ランキング外が続いたときは「連載が打ち切られるんじゃないか」と思っていました。売れない漫画家さんになった気分(笑)。ただ、そういった経験があったお陰で、タイトルや記事の見せ方を学べました。

    ネッタヌネッタヌ

    EC領域に関わる機会が増えたことで、ビジネスの幅が広がったりしましたか?

    森野

    それはありますね。EC領域は物流、カスタマーなどすべて網羅するので、情報を収集したことで幅は広がりましたし、クライアントに話せることも増えました

    販促企画をするときは在庫も気になるようになって、現場の人と話すことも増えました。モノがないと売れないですし、配送できないとクレームになっちゃいますからね。このあたりは、Webマーケだけだと絶対やらない領域なので本当に良い経験になりました。

    この10年で印象深かったトピックは「3大モール」「越境EC」

    ネッタヌネッタヌ

    ここからは、この10年間のEC業界について振り返って行きます。これまでに印象に残っているトピックは何でしょうか?

    森野

    「Amazon.co.jp」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」の3大モールの動きは印象的ですね。

    ヤフーが2013年10月に「Eコマース革命」を発表したことをきっかけに、「Yahoo!ショッピング」が急激に注目を集めました。そして、2023年にヤフーとLINEが合併……。当時は、ヤフーがまさかLINEと合併するとは思いもしませんでしたね。「優良配送」の発表も印象に残っています。

    楽天グループは三木谷浩史会長兼社長の思うままですが着実に進んでいるなと感じています。派手さはなくなってきたものの、毎年成長していますし数年先までは見えているのだろうと思います。

    アマゾンは、元々すごかったものがこの10年で怪物のようになったなぁと。特に物流に関しては日本全国どこでもすぐに届くようになりましたよね。ここまで徹底できるのが強みですね。

    モール以外でインパクトがあったのは中国EC。「独身の日(W11)」のとんでもない流通総額を見て、当時「あれは何だ」と驚きました。今は「SHIEN(シーイン)」と「Temu(ティームー)」の台頭ですね。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り 中国EC SHEIN シーイン
    さまざまな商品を安く購入できる「SHEIN」。数百円で購入できるトップスなども(画像は「SHIEN」のサイトからキャプチャ)
    森野

    外せないトピックで言うと、やはり新型コロナウイルスが起きたこと。コロナを機にECを実施する企業が増えるなど、取り巻く環境がガラリと変わりました。BASEさんの契約者急増したのがいい例ですよね。そのコロナも収束してオムニチャネル的に店舗とECを活用する事業者も増えています。

    法律面では、アフィリエイトなどに規制がどんどん入り始めた。それまで好き放題やっていた部分もあるので、仕方がない面はあると思います。ECの黎明期は悪質な人もそんなにいなかったように思いますが、市場が広がると悪いことを考える人も増えてきてしまいますからね。

    SNS運用、配送の品質向上――EC事業者がやることがとても増えた

    ネッタヌネッタヌ

    この10年で、ECにはどのような変化があったと感じていますか?

    森野

    ECはとにかくやることが増えました。昔はショップを開設して広告をうってメルマガを送れば商品が売れる時代でしたが、今はSNSやLINE、出稿する広告先が増えるなどやることは多いけれど、売り上げが伸びにくい。ただやることが増えて、現場の負荷が大きくなってきてしまいました。

    昔は配送スピードもそこまで求められていませんでしたし、クレームもそこまで多くなかった。ECで注文した商品が届くだけで「すごい」と言われる時代でした。

    ネッタヌネッタヌ

    ECができ始めた頃・黎明期は、創業者や店長が“スーパーマン”であることが多かったですが、今はどちらかというと現場の人が“スーパーマン”であることが求められている気がします。

    森野

    普通に運営していたらなかなか売れないので、何か得意なことがある人、センスが良い人がいないと難しくなってきてしまいましたね。全体を見られる“スーパーマン”ではなくて、SNSであったりコンテンツ作成であったり、部分でのスペシャリストが必要になっています。これらの能力がある人は手放したくないところです。

    アマゾンの登場が大きな転機になった?

    森野

    アマゾンが登場して、「楽天市場」でさまざまな施策が行われ始めてから、大きく変わっていったなと。「楽天市場」は如実にアマゾンに寄せてきていると感じますが、アマゾン並に手軽に買えて商品が早く届くことに消費者が慣れてしまったら、そうなってしまいますね。

    ネッタヌネッタヌ

    ページもシンプルというか無機質な雰囲気になってきているように感じます。

    森野

    10年前の「楽天市場」は動くエフェクトを使っていたり、縦長ページ、派手だったりとすごいページがたくさんありました。商売感があって、商人の世界だったなと。今はシステマチックでデジタルの世界になってきているように感じます。

    運営堂 森野誠之さん
    森野さんは「10年前はSNSで商品を売る感覚がなかったので、そこは大きな変化」と話します

    これからのEC、ポイントは「業界再編」「物流」「AI」

    ネッタヌネッタヌ

    ECの未来についてもお伺いできればと思います。今後、EC業界で注目すべきトピックは何でしょうか?

    森野

    2024年2月にKDDIがローソンの株式公開買い付け(TOB)を発表したように、業界再編に注目しています

    今後、EC業界は大きいところと小さいところの二極化しそうだなと。そうなると、大きなモールで運営していくのか、とことん尖るかを決める必要が出てきます。中途半端なECでは生き残っていくのが相当厳しくなる。株主から「売り上げを伸ばせ」と言われても伸ばせないなら、企業同士が合併していくしかないでしょうし。

    それから、物流。2024年問題を機に山奥などはモノが届かなくなってしまうんじゃないかと思っています。配送キャリア側が「細かいところまで届けられません」となってしまい、さまざまなところに影響が出るんじゃないかと。ドローンやAIが進化しても数が増えてしまえばコントロールが難しくなって、新たな問題も出てきますし。

    ネッタヌネッタヌ

    地方配送は3大キャリアが共同配送で運用していきそうですね。そこに政府が補助金を出す、といった形式になるかも。

    森野

    コンパクトシティみたいにぎゅっと集まって、「そこにしか届きません」みたいになるんじゃないでしょうか。

    物流問題って届く・届かないではなくて、町のあり方から問われていると思うんですよね。人口の少ない地域が点在するとなにかと効率が悪いので、一か所に固まらざるを得ない。その一方で感情的な面もありますし、歴史とか文化の面などいろいろな問題があります。

    ネッタヌネッタヌ

    小売りは人口の増減に影響を受けるので、未来を見据えて運営していく必要がありますね。

    森野

    そう考えると、越境ECはチャンスだと思います。越境で商品を購入する人は増えていますし、日本の物価は世界と比べても安いので。インドネシアなど人口が多い国や地域で販売している人もいますし、海外に目を向けるなら今だと思います。もう少し遅くなるとみんな始めてしまうので。今、海外には夢がありますね。

    ネッタヌネッタヌ

    テクノロジーがより発達して、カートなどが知らないうちに越境に対応している日が来るかもしれません。

    森野

    そうですね。AIなどの活用によって、ECでは国境がなくなっていく気がします。カートやツールのベンダーさんたちも「ここが伸びる」と思えば新しいものを出してくるでしょうし、そうなれば乗ってくる事業者も増えますよね。

    ユーザー側がAIをもっと活用するようになったら、世の中はもっと変化するかも

    森野

    AIは必ず出てくるので、「楽天市場」などのモールは、似たような感じになっていくのではないでしょうか。そうすると、仕入れ型の店舗は差別化が難しくなり、何で勝負をしていくかを考えないといけなくなる

    「Shopify」では、既にAIを活用して商品説明文を作成したり、画像を編集したりする機能を導入しています。

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り Shipify AI活用 Shopify Magic 商品説明文の作成や画像編集が行える
    「Shopify」のAI対応機能「Shopify Magic」。商品説明文の作成などが行えます(画像は「Shopify」のサイトからキャプチャ)
    森野

    今後、購入者側がAIを活用できたら、世の中は大分変化していくと思います。AIに「こんな感じの商品」とお願いしたら、「こういうモノがあって、これが最安値です」と提示してくれる世界がくるのではないかと予想しています。そうすると、「商品をわざわざ自分で選ばなくても良いかな」となってしまいそうですね。

    ただ、ECは実際に商品がユーザーの元に届かないといけないので、現時点ではAIがどういった進化を遂げるか正直わからない部分が多いです。

    ネッタヌネッタヌ

    EC事業者で、既にAIを活用している企業はいますか?

    森野

    クレームへのメール返信、レビューへのコメントなどで使っている人はいます。そういった対応はAIが向いていると思いますし、クレーム対応をAIが行ってくれるようになったら、ECの人もより楽しくなっていくと思います。EC業界でAIがどう活用されていくか楽しみですね。

    連載を続けることで、ECの仕事に生かせることが増えた

    ネッタヌネッタヌ

    今後、森野さんが実施したいことなどを教えて下さい。

    森野

    何もない週末は10年ぶりなので、最初は習慣がなくなって何もできないかもしれません。うっかり記事を書いちゃうかも(笑)

    ただ、EC系のニュースを収集する習慣を止めてしまうのは勿体ないので、不定期で何か発信していきたいと思っています。これからは年数回、不定期で「ネッ担」でお会いできるかもしれません。

    運営堂のメルマガは続けていくので、EC業務に役立つ情報を得たい人はぜひそちらをチェックしていただけたらと(笑)

    ネッタヌネッタヌ

    最後に、連載を続けていて良かったと感じることを教えて下さい。

    森野

    実務やECの仕事に生かせたことが一番大きいですね。元々EC関連の仕事はしていましたが、連載を始めたことで、仕事の幅が広がり、在庫の扱いや商品設計など全体設計を見られるようになれたのは良かったです。

    2年前も業界の流れについて語る座談会に呼んでもらえて、「そういうことができる人」だと思ってもらえるようになったのかなと。「インプレスさんのメディアで連載しています」と話すと「すごいですね!」と言っていただけるときもありましたし、運営堂というか私の認知度と信頼度アップにつながったと思っています

    それから、業界内で抑えておくべき人がわかるようになりましたし、そういった人たちとつながりやすくなりました

    「仕事で情報収集しなきゃ」と言う人は、強制的にアウトプットしなきゃいけないので、こういう連載のような、定期的に情報を発信するような仕事をすることをオススメします。

    ネッタヌネッタヌ

    10年間、本当にありがとうございました! 森野さんの今後の記事も楽しみにしています!

    運営堂 森野さん 10年間の連載振り返り
    ◇◇◇

    連載スタート時は小学生だったお子さんが高校生に成長するまでの年月にわたって連載を続けた森野さん。連載期間中は育児、引っ越しなど大変な時期も乗り越えてきました。現在はお子さんがネットで森野さんのことを検索して、連載やセミナー登壇記事を見て「お父さんってWebの専門家ですごい人なんだね」と言われるようになったそう。

    そんな森野さんが平日毎日発行している「運営堂メルマガ(毎日堂)」はこちらから。X(旧Twitter)もぜひチェックしてみてください!

    藤田遥

    EC売上100億円を突破した自転車販売の「あさひ」、EC化率15%をめざす成長戦略とは

    2 years 1ヶ月 ago

    自転車専門店を展開する、あさひの2024年2月期におけるEC売上高は初めて100億円を突破、前期比24.3%増の103億2100万円だった。

    全社売上高は同4.5%増の780億7600万円で、EC化率は同2.2ポイント増の13.6%。EC事業の増収は、OMO強化や価格改定、在庫管理の高度化、最大の強みである「人間力」の向上を要因にあげている。

    あさひの全社・部門売上高
    全社売上について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

    2026年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)「VISION2025」では、中計最終年度の2026年2月期には全社売上高850億円、EC化率15%の達成を掲げている。

    マクロ環境に関する市場予測では、2026年は少子高齢化に伴い、労働力人口の減少と人件費圧力が上昇するため、自転車利用者の減少を見込む。自転車市場の環境については、新車の台数が漸減する一方、買い替えサイクルの長期化で修理・メンテナンス需要が増加すると予測。子供用自転車は減少し、一般車から電動アシストにシフトすると見ている。

    こうした環境を踏まえ、「デジタル・IT基盤の強化」「物流機能の強化&最適化」「ブランディング強化」という3つの成長基盤を強化し、「お客様との関係性強化(CRM強化)」「既存店の活性化(店舗・EC)」「新しい店舗スタイルの開発」「事業領域の拡大」の4つの重点戦略を遂行するとしている。

    あさひ 2026年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)「VISION2025」
    中期経営計画「VISION2025」の全体像(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

    都市圏への出店、既存店の活性化、全国の受け取り拠点、物流の効率化、品ぞろえ・品質の向上を図りながら、ECと店舗間で垣根なくモノや情報が流れるOMO戦略を強化する。

    一方で、CRMとOMOの連携も強化する。カスタマージャーにマップを作成し、効果的なタイミングで有益な情報を提供。店舗、ECサイト、公式アプリを通じてシームレスな買い物体験の提供を実現する。

    あさひ 2026年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)「VISION2025」
    OMOの強化(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

     

    松原 沙甫

    海外アニメファンが越境ECを利用する理由トップは「地元で購入できない商品が欲しい」

    2 years 1ヶ月 ago

    BEENOSが実施した「日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート」によると、「アニメ視聴」以外にアニメ作品を楽しむ方法のトップは「グッズ購入」だった。また、越境ECでグッズを購入する理由では「地元で購入できない商品がほしい」がトップだった。

    調査対象は、2023年2月10日~2024年2月11日までに海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を利用した海外ユーザー807人。期間は2024年2月15日~2月22日。

    9割以上が10代までに日本のアニメに興味を持つ

    「何歳から日本のアニメに興味を持ち始めたか」と聞いたところ、10歳未満が40.8%、10代が51.5%で、9割以上が10代までに日本のアニメに興味を持ったことがわかった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 何歳から日本のアニメに興味を持ち始めたか
    何歳から日本のアニメに興味を持ち始めたか(n=807、出典:BEENOS)

    最初にアニメを視聴した方法は「テレビ」(72%)が最多。この傾向はほぼすべてのエリアに共通するが、アメリカ、イギリスの10代のみ「ストリーミングサービス」が最も多かった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 最初にアニメを視聴した方法
    最初にアニメを視聴した方法(n=741、出典:BEENOS)

    視聴方法上位は「配信サービス」、「Netflix」がトップに

    現在のアニメの視聴方法について聞いたところ、「配信サービス」が上位を占め、そのなかでも「Netflix」(72%)「YouTube」(64%)の回答が多かった。一方で、「DVD・Blu-ray・ビデオ」が3位にランクインしており、好きな作品を購入しているユーザーも多い。「その他」の回答では「巴哈姆特動画瘋(バハムート)」「HDIVE」「Funimation」などの配信サービスがあがった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート アニメの視聴方法
    アニメの視聴方法(n=789/複数回答可、出典:BEENOS)

    アニメ視聴を身近な趣味に感じるユーザーは約7割

    ユーザーの居住国における「アニメを見ることの位置づけ」について聞くと、「アニメ好きな特定の人の趣味であるが、アニメ好きを公言することに抵抗はない」が36%で最多だった。

    「老若男女問わずアニメを視聴するが、視聴する作品のジャンルは年齢によって変化する」(25%)「アニメを見ることは、ドラマを見たりスポーツ観戦をしたりするのと同じくらい普通のことである」(10%)と合わせて、「アニメ視聴が身近である」という回答は71%に。海外でもアニメ視聴が一般的に定着している状況がうかがえる。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート アニメを見ることの位置づけについて
    アニメを見ることの位置づけについて(n=796、出典:BEENOS)

    視聴以外の楽しみ方のトップは「アニメグッズの購入」

    「視聴」以外のアニメの楽しみ方について、トップは「グッズ購入」(86%)だった。また、「アニメ作品の放送をきっかけにその作品のグッズを購入したことがあるか」という質問に対しては、93%が「ある」と回答した。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 視聴以外の楽しみ方について
    視聴以外の楽しみ方について(n=749/複数回答可、出典:BEENOS)
    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート アニメ視聴をきっかけにグッズを購入したことがあるか
    アニメ視聴をきっかけにグッズを購入したことがあるか(n=790、出典:BEENOS)

    購入したことがあるグッズ1位は「フィギュア」

    過去に購入したことがあるグッズでは、1位が「フィギュア」(84%)で、次いで「書籍」(68%)「ストラップ・キーホルダー」(60%)だった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 購入したことがあるアニメグッズについて
    購入したことがあるアニメグッズについて(n=787/複数回答可、出典:BEENOS)

    欲しいグッズを聞いた自由記述式の質問では、「衣類・ファッションアイテム」が34%でトップに。「衣類/ファッションアイテム」「日用品/インテリア」「ジュエリー/アクセサリー」と回答したユーザーの共通意見として、「キャラクターが着ている服やアイテムと同じもの、モチーフにしたもの」「キャラクター自体ではなく、ロゴなどがプリントされたもの」など、日常使いしやすいアイテムを求める声があがったという。

    フィギュアの人気も高く、造形的に優れたものや、バリエーションを求める声のほか、サイズの小さいものを求める声などもあった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 欲しいアニメグッズについて
    欲しいアニメグッズについて(n=688/自由記述式、上位10件抜粋、出典:BEENOS)

    越境EC利用の理由は「地元で購入できない商品がほしい」

    越境ECを利用してアニメグッズを購入する理由を聞いたところ、1位は「地元で購入できない商品が欲しいから」(72%)、次いで「商品数が多いから」(20%)だった。

    グッズの流通状況を尋ねる質問では、「販売されているが、流通が少なく、購入が難しい」が57%で最も多く、海外においてグッズ購入はまだハードルがあることがわかった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 越境ECでアニメグッズを購入する理由
    越境ECでアニメグッズを購入する理由(n=788、出典:BEENOS)
    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート 住んでいる国・地域で好きなアニメ作品やキャラクターのグッズが販売されているか
    住んでいる国・地域で好きなアニメ作品やキャラクターのグッズが販売されているか(n=787、出典:BEENOS)

    アニメきっかけで訪日した経験は37%

    「アニメ作品がきっかけで、日本旅行をしたことがあるか。または、日本旅行を予定しているか」と聞いたところ、「アニメ作品がきっかけになり、日本旅行をしたことがある」が最も多く37%だった。現在具体的に旅行計画を立てているユーザーは14%、具体的な旅行計画はないものの、旅行意向のあるユーザーは32%で、訪日意向のあるユーザーは46%だった。

    BEENOS Buyee 日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート アニメがきっかけで訪日した経験
    アニメがきっかけで訪日した経験について(n=795、出典:BEENOS)
    調査実施概要
    • 調査タイトル「日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート」
    • 調査方法:オンラインアンケート
    • 調査期間:2024年2月15日~2月22日
    • 調査対象:2023年2月10日~2024年2月11日までに、海外向け購入サポートサービス「Buyee」を利用したユーザー(アメリカ、台湾、韓国、マレーシア、シンガポール、イギリス、フランス)
    • 回答者の年代:10代:9%、20代:35.2%、30代:31.8%、40代:16.8%、50代:5.8%、60代以上:1.4%
    • 回答者の居住国:アメリカ:38.4%、台湾:37.3%、韓国:10.4%、シンガポール:4.7%、マレーシア:1.6%、イギリス:5.9%、フランス:1.2%、その他:0.5%
    • 調査人数:807人
    • 設問数:13問
    藤田遥

    三井物産、日本郵便+佐川急便+ヤマト運輸とデータ連携した「Shopify」向け配送アプリ「プラスシッピング」を本格展開

    2 years 1ヶ月 ago

    三井物産はShopify(ショッピファイ)の日本法人であるShopify Japanと提携し、国内のEC事業者向けに配送のデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス「プラスシッピング」を本格展開する。

    「プラスシッピング」は、「Shopify」を使うEC事業者が配送依頼から配送料決済までの業務をワンストップで完結できる配送サービス。EC事業者は配送会社との個別契約をする必要がなく、配送委託をできるようになる。

    三井物産は日本郵便と2022年10月、佐川急便とは2023年7月、2024年4月にはヤマト運輸と配送サービスとデータを連携。三井物産がEC配送を束ねることによって、特別配送料、配送会社を自由に選べるというメリットを提供し、ECサイトで販売した商品の配送業務のDX(電子注文・電子決済)を実現する。

    また、サービスの導入によって、配送業務の最大93%を削減。ECサイトで販売した商品を消費者へ簡単・スピーディーに配送できるという。

    配送委託できるのは、レターサイズから大型サイズに加え、常温・冷蔵・冷凍、「置き配」までフルラインアップでの配送モードに対応。EC事業者のあらゆるニーズを充足できる設計となっている。

    物流業界ではトラックドライバーの労働時間の上限が規制される「物流2024年問題」によって、配送キャパシティーの減少や料金の高騰が顕在化している。三井物産は「プラスシッピング」の提供を通じて、EC事業者、配送会社双方の業務効率化を実現。国内EC市場のさらなる発展に貢献するとしている。

    松原 沙甫

    花王が公式オンラインショップ「My Kao Mall」など計7サイトにレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入

    2 years 1ヶ月 ago

    花王は、公式オンラインショップ「My Kao Mall」を含む花王グループの計7サイトにレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入した。

    類似商品のランキング、オススメ商品を表示

    導入したのは、「My Kao Mall」のほか、花王グループが運営する公式オンラインショップ「est(エスト)」「KANEBO(カネボウ)」「LUNASOL(ルナソル)」「RMK(アールエムケー)」「SUQQU(スック)」「athletia(アスレティア)」。

    売上データを連携することで、より細かいロジックの設定が可能となり、ユーザーが閲覧している商品と同じカテゴリ・特性の類似商品を人気ランキングとして表示する。

    サイト内で人気の高い商品をランキング形式で表示することで、ユーザーの購買意欲を高めてあわせ買いのきっかけ作り、CVR向上につなげる。

    花王 My Kao Mall ZETA RECOMMEND 類似商品の人気ランキング表示でCVR向上につなげる
    類似商品の人気ランキング表示でCVR向上につなげる

    「この商品を買った人は、この商品を買っています」「この商品をお気に入りした人は、この商品をお気に入りしています」などのおすすめ商品を表示。ユーザーの行動履歴を分析し嗜好に合う商品を表示するため、サイトの回遊性向上、クロスセルを促進する。

    花王 My Kao Mall ZETA RECOMMEND ユーザーの行動履歴に基づくおすすめ表示でクロスセルを促進
    ユーザーの行動履歴に基づくおすすめ表示でクロスセルを促進

    「ZETA RECOMMEND」とは

    パーソナライズされたレコメンドで潜在ニーズを発掘し、収益とユーザーの満足度向上を支援するマーケティングソリューション。

    購買履歴、閲覧履歴、検索履歴などの行動履歴を元にした各ユーザーの特徴づけを行い、リアルタイムにレコメンドを提示する。

    JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
    「ZETA RECOMMEND」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
    藤田遥
    確認済み
    20 分 25 秒 ago
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