カジュアル衣類やシューズなどの輸入販売を手がけるロイヤルが東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請、同日に保全・監督命令を受けたという。帝国データバンク、東京商工リサーチが5月27日に報じた。
その報道によると、負債総額は2024年8月期時点で93億1827万円。法的手続きのもとで会社再建を進めることになる。
ロイヤルは「Z-CRAFT」の実店舗、ECサイトの運営を手がける。ECビジネスのスタートは2000年の老舗。トータルファッションストア「Z-CRAFT」、スポーツストア「Z-SPORTS」、雑貨中心の「Z-MALL」を、自社ECや「楽天市場」などで展開。
「楽天市場」の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」(楽天SOY)常連店として知られ、「楽天SOY2023」では総合4位を受賞。「楽天SOY2005」から10年連続で「楽天SOY」を受賞したこともある。

ECサイトは通常通り営業を続けている(画像は「Z-CRAFT」からキャプチャ)
ロイヤルは1972年に、スポーツやカジュアルブランドの並行輸入販売の草分け的存在として事業をスタート。近年はオリジナルブランドの充実、海外総代理店商品の拡大、物流加工業への参画などを進めてきた。
2022年には岡山市に新物流拠点を開設し、三重県の物流センターを加えた2拠点での配送体制を整備。EC物流を中心とした物流代行(3PL)事業を拡大させてきた。
帝国データバンク、東京商工リサーチによると、近年の円安などによる仕入れコストの増加、物流センターの不動産取得などによる借入金の負担などが経営の重しになっていたという。
【開催中】TikTok Shop、ヤマダデンキ、ユナイテッドアローズ、TSI、ヤッホーブルーイング、ヘラルボニーなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)
ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。すべての講演を無料で聴講できます!
「TikTok Shop」の活用方法、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来、ヘラルボニーさんとヤッホーブルーイングさんの対談で学ぶファン作りなど、さまざまなセッションをご用意しています。
良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】
【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00
479
90 ※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:「Z-CRAFT」のロイヤル、民事再生法の適用を申請。法的手続きのもと会社再建へ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.