フードロスの削減などに取り組むクラダシは、物流業務を丸ごと請け負う「物流代行サービス」の提供を始める。専用のサービスサイトを1月16日にオープンした。
物流サービス事業への参入は、2027年6月期を最終年度とした中期経営計画で掲げている「サプライチェーンにおける機能拡張」の一環。主軸のEC事業の拡大に加えて、新規事業の探索を進めている。
顧客企業の物流戦略をトータルでサポートする物流代行サービスをクラダシがスタート
クラダシが提供を始める物流代行サービスは、物流のアウトソーシングと物流に関するコンサルティングが中心。物流アウトソーシングでは、クラダシが運営する食品ECサイト「Kuradashi」で培った3温度帯対応、賞味期限の迫った食品管理などのノウハウを生かし、メーカーや卸業者に物流代行サービスを提供する。
物流代行サービスのサービスサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャ)
物流代行サービスでは、全国150拠点を超える提携倉庫網(2024年12月末時点)とクラダシの物流ノウハウを活用し、メーカーや卸業者の物流課題解決と余剰在庫の解消(フードロス削減)をめざす。余剰在庫が発生した際には、クラダシが顧客企業に在庫の買い取りを提案。顧客企業の余剰在庫を解消することで在庫の適正化、保管費の低減を図る。これにより、顧客企業はフードロス削減の取り組みとしても利用できる。
専用サービスサイトでは、クラダシが提供するサービス内容の詳細の他、EC事業を始めたい事業者や物流についての情報を知りたい事業者に向けたさまざまな物流コラムを配信。物流課題に悩む事業者に向けて、物流戦略をトータルでサポートする。
クラダシは2024年7月から社内カンパニー制を導入し、物流事業を担うロジスティクスソリューションカンパニーを発足した。
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オリジナル記事:フードロスECのクラダシが物流代行サービスに参入。物流業務を丸ごと請け負う「物流代行サービス」をスタート
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