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ソーシャルウェブの構造を理解するためのビヘイビアグラフ」 からご覧ください。
さて、いよいよソーシャルメディアの論客、ブライアン・ソリスの登場です。タイトルが小難しいのですが、内容は激しくオススメ。ソーシャルメディアにおけるユーザーの種類を分かりやすく解説しています。概念的な要素が多く、聞いたことが無い造語が続きますが、内容自体は対して難しくありません。ソーシャルメディアを無しに語れない今後のウェブを考える上で、ウェブに関わる一人でも多くの方に読んでほしい記事です。 — SEO Japan
2007年にリリースされたソーシャル・テクノグラフを御存じだろうか。当時フォレスター・リサーチにいたシャーリーン・リー氏が(現在はアルティメータグループ)、同じくフォレスター・リサーチのジョシュ・バーノフ氏、レミー・フィオレンティーノ氏、サラ・グラス氏と発表した、ソーシャルメディアに関する極めて重要なレポートだ。ソーシャル・テクノグラフでは、ソーシャルウェブへの参加行動を6つのカテゴリーに分け、これをハシゴに例えている。段の高さが上がると、参加レベルも上がる。
ソーシャル・テクノグラフは、企業がより人間性の溢れるアプローチでソーシャルメディアを活用することが出来るように支援する目的で策定され、どこで、いつ、そして、どのように個人がソーシャルウェブに参加し、貢献しているのかを特定する。フォレスター・リサーチ曰く…
多くの企業が、必要に応じて展開するための技術を羅列することで、ソーシャル・コンピューティングにアプローチし – ここにはブログ、そこにはポッドキャストなど – マーケティングの目標を達成しようとしています。しかし、より一貫性のあるアプローチを取りたいなら、まずはターゲットのオーディエンスに的を絞り、オーディエンスとの間に築きたい関係を、彼らの期待を基に特定するべきです。
フォレスターではソーシャル・コンピューティングにおける行動をハシゴとして分類し、6つの参加レベルを特定します。私たちはこれらのレベルにおける参加レベルに応じて、集団を分析する取り組みを“ソーシャル・テクノグラフ”と呼んでいます。ソーシャル・テクノロジーを採用するブランド、ウェブサイト、その他の企業は、まずは顧客のソーシャル・テクノグラフを分析し、その後、そのデータを基にソーシャル戦略を策定することをお薦めします。
階層は以下のように提示されている:
クリエイター(生産者)、 ウェブページ、ブログ、その他のソーシャルなコンテンツを投稿するタイプ – 13%
クリティックス(批評者)、 ブログにコメントを投稿したり、投票したり、論評するタイプ – 19%
コレクター(収集者)、 RSSを利用したり、ウェブページをタグするタイプ – 15%
ジョイナー(参加者)、 ソーシャルネットワークを積極的に利用するタイプ – 19%
スペクテイター(閲覧者)、 ブログを読んだり、ユーザーが作った動画を見たり、ポッドキャストを聞いたり、コンテンツを消費するタイプ – 33%
イナクティブ(不参加者)– 52%
2007年
時間の経過とともに、ソーシャルメディアはユーザーを増やし、一般ユーザーの間にも浸透してきた。そして、ソーシャル・テクノグラフのハシゴも進化を遂げてきた。2010年1月、フォレスターのジョシュ・バーノフ氏は人気の高いソーシャル・テクノグラフのハシゴを更新し、ソーシャルウェブへの消費者の参加の現状をビジュアル化し、そして、分類した。ご覧の通り、消費者の行動は右肩上がりに増加し、ソーシャルエクスペリエンスを定義する役割において、参加のレベルが倍に増えるケースも見られた。同時に定義自体もまた進化し、今日のソーシャルメディアのユーザーの行動をより適切に反映することが出来るようになった。
クリエイター(生産者)
2007 – 13%
2010 – 24%
クリティックス(批評者)
2007 – 19%
2010 – 37%
コレクター(収集者)
2007 – 15%
2010 – 20%
ジョイナー(参加者)
2007 – 19%
2010 – 59%
スペクテイター(閲覧者)
2007 – 33%
2010 – 70%
イナクティブ(不参加者)
2007 – 52%
2010 – 17%
2010年
今年、フォレスターは注目に値するアクティビティに気付き、テクノグラフのハシゴに新たな段が加わることが確定した。この段はクリエイターに続き、2段目に位置している。フォレスターによると、米国はソーシャル大国になりつつあるようだ。1万人以上の消費者を対象にした最新のフォレスターの調査では、インターネットを利用しているアメリカ人の3人に1人は“コンバセーショナリスト”(対話者)だと言うことが判明した。コンバセーショナリストとは、ステータススフィア(アップデートウィンドウを持つソーシャルネットワーク)で少なくとも週に1度はステータスを更新するタイプの人々を指す。コンバセーショナリストは現在のオンラインソーシャル行動の33%を占める。
この調査では、このカテゴリーに当てはまる人々の分析も行われていた。カンバセーショナリストの56%はすべてのソーシャルグループの中でも最も女性の率が高かいことが判明した。そして、70%は30歳以上であった。
繰り返すが、ソーシャル・テクノグラフのゴールは、ソーシャルメディアへの個人の参加を分類するだけではなく、焦点を絞ったマーケティング、ブランド戦略、そして、個々のグループの関心を引く交流プログラムを策定し、分割する取り組みを奨励することにある。
ソーシャルグラフ
シャーリーン・リー氏率いるアルティメーター・グループに言わせると、効果的にソーシャルウェブを利用する消費者とつながりを持つためには、企業は消費者のソーシャルな行動を完全に理解していなけらばならないようだ。2010年1月、シャーリーン・リー氏と同社は、消費者定義型のエンゲージメント・ピラミッドを基にソーシャル戦略を策定するために必要な情報を得ることが出来る、ソーシャルグラフを考案した。メッセージ、そして、ブランドとマーケットの間に存在するデジタルのルートを擬人化することで、企業は、ターゲットの層(年齢、収入、性別、学歴等)の関心を引くメディアを利用し、不特定の消費者に売り込みをかける無差別爆撃キャンペーンから、サイコグラフ(関心別にグループ分け)を利用するキャンペーンに発展させていくことが出来るのだ。
アルティメーターによると、ソーシャルグラフは重要な質問を投げかけており、質問の答えを探求することで、ブランドは焦点を絞り、リソースをそれぞれの答えを構成する人々だけに調整することが出来るようになるようだ。
1. オンラインの顧客はどこにいるのか?
2. 顧客はオンライン上でどのようなソーシャルな行動を取っているのか?
3. 顧客はどのようなソーシャルな情報もしくは人々に依存しているのか?
4. 顧客のソーシャルな影響は何か?誰が顧客を信頼しているのか?
5. 顧客は製品に関してどのようにソーシャルテクノロジーを利用しているのか?
本格的に、そして、効果的に交流するためには、顧客ベースの行動および分類を理解する必要がある。そのため、アルティメーターのエンゲージメント・ピラミッドはソーシャルな行動に焦点を絞り、格付けを行っている…
キュレイティング(管理者) – 掲示板、ファンページ、ウィキペディア等のオンラインコミュニティに承認、投稿、編集等を通じて深く関わるタイプ。キュレイティングタイプの人々は時間、労力、そして、見解を投じ、特定のテーマにおいて流通している情報の土台を改善する。
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