GIFは時代遅れなのか? 今こそ見直すべきGIFのメリットと使い方 | ネットPR.JP

ネットPR.JP - 2016年2月16日(火) 17:28
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本記事は、企業のアニメーション動画制作をサポートするCrevo(クレボ)が運営する、動画制作・動画マーケティングのニュースメディア「VIDEO SQUARE」からの転載です。

GIFアニメの時代がきた

いま、GIFアニメーション(以下、GIFアニメ)が再び注目を集めています。

GIFアニメの歴史は、1990年代にまで遡ります。当時のインターネットと言えばISDN回線であり、通信速度は最大でも64kbpsしかありませんでした。そのような通信速度では、現在のように動画どころか音楽すらロクに再生できません。

そこで登場したのが、画像ファイルの拡張であるGIFアニメです。「動く画像」は当時としては画期的であり、作成も手軽なことから多くのホームページ(ウェブサイト)で利用されてきました。
しかし、GIF画像であるため「256色しか使えない」「音声がない」「長い動画だとサイズが大きくなる」といったデメリットを持ち、その立場はゆっくりとMacromedia社(現在はAdobe社が買収)のFLASHにとって変わられます。

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GIFアニメと比べてサイズも小さく、動く「リッチコンテンツ」を作れるFLASHはGIFアニメを駆逐していったのです。

スマホの登場でGIFアニメが復活

その状況に変化をもたらしたのが、iPhoneです。

ご存じの通り、iPhoneではスティーブ・ジョブズ氏の方針によりFLASHがサポートされていません。当初はサポートを求める声がユーザーから上がっていましたが、今ではその声もかなり小さくなりました。それだけ、今やFLASHはスマホユーザーにとって不要な技術となったのです。

一方、GIFアニメは勢いを失いつつあったものの、白黒絵やドット絵などの表現手法を使うユーザーによりそのクオリティは向上。そんな中に現れたのが、iPhoneだったのです。

日本で最初のiPhoneが発売されたのは2008年。そこからわずか約3年、11年ごろからGIFの需要はV字回復していきます(Googleトレンド調べ)。

GIFアニメならiPhoneで再生できるのはもちろん、AndroidやPCなどHTMLをサポートしていればどんな機種でも再生できます。また、90年代とは違い今ではスマホのデータ通信速度も速いため、すぐに読み込み・再生されます。

伝えたい要素だけを伝えられるGIFアニメ

また、YouTubeなどの動画と違ってGIFアニメは再生時間の短い作品が多いことから、コンテンツを短時間で楽しむスマホユーザーとの親和性が高いのも特徴です。動画と違い、ページに掲載されているサムネイルをタップしてから再生という手順も不要です。

そしてスマホの画面であれば画像サイズが小さくても閲覧には問題なく、さらにTwitterやFacebook、Instagramなどの各SNSもGIFアニメを標準でサポートしているため、スマホユーザーにとっては当たり前のコンテンツとなりました。

今や、完全にGIFアニメの時代が来たといっても過言ではありません。

GIFアニメで広がる表現の幅

それでは、実際にどのようなコンテンツにGIFアニメが利用されているのでしょうか?

有名なところで言えば、Googleのロゴです。祝日や記念日にGoogleのロゴが「Doodle(いたずら書き)」になるのはご存じだと思いますが、「動くロゴ」の多くにGIFアニメが採用されています。

例えば2015年の冬至を知らせる「雪が降るスノードーム」はGIFアニメです。

Google「2015 年冬至(北半球)

Google「2015 年冬至(北半球)

また、「新年を祝う動物たち」のロゴも同じくGIFアニメです。

Google「2016年 元旦」

Google「2016年 元旦」

このほか、浮世絵をGIFアニメで動くようにした表現も話題となりました。

葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 北斎の描くあまりにも有名な波を前に、富士山ですらつい上下運動をしてしまいます。 #動く浮世絵 #GIF http://t.co/BlWgZs24pX pic.twitter.com/dBQ0OZ1y9T

— 瀬川三十七 (@s07741657) 2015, 8月 19

GIFアニメは、アートの世界にも広がっているのです。

現代のGIFアニメ「シネマグラフ」

そうしたなかでの注目が、シネマグラフです。

シネマグラフとは、写真の一部分だけが動くGIFアニメの表現手法です。コカ・コーラ社による次のシネマグラフを見て頂ければ、どんな表現なのか一目で分かります。

Soaking up the last of the summer sun. Happy Labor Day! #WeDontSweatWeGlisten

Coca-Colaさん(@cocacola)が投稿した動画 – 2015 9月 7 3:06午後 PDT

瓶の口から注がれるコーラの部分だけが動き続けているこの作品は、単純に「コーラを注ぐだけの動画」よりも印象的です。こうしたシネマグラフは、Instagramを中心に流行しています。

もちろん、ウェブサイトに利用される例など(株式会社 電通クリエーティブX)、動画だけではなくコンテンツやデザインなどにもGIFアニメは幅広く使われるようになっているのです。

まとめ

GIFアニメが注目されている理由は、以下の3つになります。

  •  iPhone、Android、PCなどのプラットフォームに左右されないこと
  • 動画よりもサイズが小さく、タップなしで再生されること
  • 伝えたい要素だけを短時間で伝えられること

コンテンツや広告でユーザーを動かしたい方は、これらの特性を活かし、ぜひGIFアニメを使ってみてください。

written by VIDEO SQUARE編集部(篠原 修司)

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