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高速PDCAをすでに回している業界」 からご覧ください。
デジタル広告の配信設計や運用、トラッキングなどテックとマーケティングセンスを両方必要なサービス展開をしている業界に、ある業界からの参入組がかなりいるらしい。
ベムが、DACをつくって黎明期に、ネット広告を扱う業界には当然経験者などいないので、広告業界以外からも様々な業種経験者に来てもらった。その中でネット広告に求められる資質があった2大業種というのがあって、ひとつは印刷会社経験者、もうひとつは旅行代理店経験者だった。
印刷業界出身者は、とにかく機械どりなどが必要なので進行管理に関してはプロ。また旅行代理店経験者は何が起こるか分からないネット広告のトラブル対応に長けていた。基本個人客を相手にする旅行業界はトラブルとクレームの即時対応力がある。
さて、冒頭のデジタルマーケティング/アドテク業界への親和性の高い業種経験者だが、「アパレル」らしい。というのも彼らが他の業界より、すでに商品開発から製造・流通・販売までのサイクルが極めて速い業界になっているのだ。売れなければ直ちに新たな商品にすげ替えるし、データもしっかりその「打ち手」に活用している。この高速PDCAサイクルが身についた人財は貴重だ。
ベムはよく講演で、どうしてデータを活用するマーケティングが必要になったかという話をこう例える。「従来は年1回のマーケティング施策で良かった。その時は経験と勘でもまったく問題がなかった。経験と勘でも全く間違ってしまうということはそうそうない。しかし、微差が生じる。ちょっとだけズレる。これは年1回の時は問題にならないが、マーケティング活動のサイクルが早くなると、この少しづつのヅレが問題になる。よく目を瞑ってその場で小さくジャンプを繰り返すと、何十回も飛んでいると自分では同じ場所でジャンプしているつもりでも、部屋の隅まで行ってしまっていることがあるでしょ?だからデータを捕捉して、常に微差を修正しながらPDCAを回す必要が出てきたのです。」
事業サイドでこの高速PDCAを廻して来た人は貴重だ。
「アパレル」出身者、うちも採用を考えようかな。