「めちゃめちゃ売れましたよ」。5,000着を2日で売ったショップが考える「3年後のEC」 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2014年12月23日(火) 08:00
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ネットショップ担当者が読んでおくべき2014年12月15日〜21日のニュース

今週の要チェックはEC全般です。「ネットで服を出せば、売れるんちゃうか?」という単純な動機でネットショップを始め、今では年商70億円以上に成長したアーバンリサーチ。今日に至るまでの10年間の振り返りと、3年後の2018年を考えたインタビュー記事です。伸び悩んでいるショップの方々には読んでほしい記事です。

今年のまとめはこれで最後。年明けは6日の予定です。皆さん良いお年を!

今週のニュース

※記事の難易度を、低い難易度:低から高い難易度:高まで、3段階で示しています。

EC全般
  • アパレル企業のWeb責任者が見る「2018年。3年後のWeb戦略」【前半】 | apparel-web.com
    http://www.apalog.com/report/archive/2548

  • アパレル企業のWeb責任者が見る「2018年。3年後のWeb戦略」【後半】 | apparel-web.com
    http://www.apalog.com/report/archive/2549

    アーバンリサーチ事業本部WEB事業部の坂本満広シニアマネージャーが、売れた事例を紹介していますので、そのうち2つをピックアップします。

    自社サイトはもちろん、他社さんが運営する外部モールサイトの商品写真を自社内で制作したものに差し替えてもらうようにしました。
    ―効果はどうでしたか?
    めちゃくちゃ売れましたよ(笑)。そして一番話題になったのは、モデルにしゃがんでもらい座って撮影した写真を使ったことですかね。着ているコートの雰囲気を出すためには、しゃがんだ方がいいという話になって撮影しました。普通では考えられないですが、これもね、売れました。

    「めちゃくちゃ売れましたよ」って言ってみたいです(笑)。自社のブランドを理解している人に任せることで、こうした個性的な商品画像も出てくるんですね。

    最高でも5,000枚ぐらいしか作ったことがない商品について、Webデータから声を聞いてみるとオンラインストアだけで8,000枚ぐらい売れそうだということがわかった。
    そこからすぐに商品部に掛け合ったんですが、予算がないとかで、なかなか相手にしてくれなかった。そこで、「売ってくれという人がおるんやから、作ったらええやないの」という勢いで会社に掛け合ったところ、最終的には最高数と同じ5,000枚作ったら2日で売れました。商品部のメンバーは、「ほんまや」と納得してくれました(笑)。
    さらに次の年は1万枚にした。正直、商品が運び込まれた時は(売れるか不安で)ゾっとしましたけど、これも1週間ぐらいで売れました。

    こちらはデータ分析からの事例です。これまで最高でも5,000枚ぐらいしか作ったことがない商品が2日で完売。その次は1万枚。ここまで思い切った判断をするのは不安だったとのことですが、裏付けとなる数字があったからこそ、判断を下すことができたのでしょう。しかし、データ分析は誰でもできるとも語っています。

    もともとはPCをメインで展開してきましたが、今は端末が小さいわけですよね。小さい端末で勝負していくためには、表現の幅も限定されてしまい難しくなってきている。もしかしたら、将来的に端末という形が物理的に消えてしまうことになるかもしれないですし、どうなるか本当に誰も分からないですよね。
    ビッグデータやウェアラブルデバイスなど色々言われていますが、データを読み解くことや、デバイス対応することは誰でもできてしまうんですよね。なので、我々は発想力で差別化していくためにも独自の世界感と企画力を大事にしていきたいと思っています。それさえあれば、どんな未来になっても商品は売っていけると思っていますわ。

    3年後の2018年に向けては独特の世界観と企画力が大切……。ここだけは時代が変わっても変わらないということが再認識できた記事でした。

  • クレジットカード決済手数料、ついに0%へ PayPal激怒必至の決済ベンチャー「SPIKE」、登録5万件あっさり突破 | ASCII.jp
    http://ascii.jp/elem/000/000/960/960864/

    無料で使う場合は月100万円までの決済上限があるが、月額3000円を支払えば月1000万円まで上限が上がる。上限を超えた場合は2.5%+30円の決済手数料が必要になる。

    月3,000円で毎月1,000万までの決済手数料が無料。スゴイです。

  • モバイル決済サービス「LINE Pay」が始動 手数料0円で個人間送金や割り勘可能に | TechCrunch Japan
    http://jp.techcrunch.com/2014/12/16/jp20141216line-pay/

    決済の手数料は月額100万円未満まで無料(100万円以上は3.45%)、トランザクションフィーも無料で出金するには200円(税別)の手数料がかかる。

    「LINE Pay」は出金時に手数料がかかるのでECではお店側はどのように対応していくのでしょうか? それにしても安くなったものです。

リスティング広告関連
  • <AdWords>リスティング広告は急がばまわれ | カルテットコミュニケーションズ
    http://quartet-communications.com/info/listing/technique/22441

    アクセス解析より、お問い合わせをしているユーザーはサイト訪問から60日以降に集中しており、掲載から2~3ヶ月遅れてお問い合わせに繋がるため、その間は辛抱強く待って頂くことをご提案。

    ここの判断をして提案できるかどうかがポイントですね。クライアント側もはっきりとした根拠があれば納得してくれますので、都合の悪いことは隠さず正直に伝えましょう。

アクセス解析関連
  • ヒートマップとGoogleアナリティクスでまとめ記事を改善してみた | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/965

    毎週のまとめを改善してみました。今はイントロ文に代理店へのリンクもついています。ヒートマップは見た目に面白いツールなので、気づいたことをまとめていけば、こうした改善につながっていきます。

SNS関連
  • Facebookで友だちから招待が! - 「Wiper Messenger」ってどんなアプリ? | AndroWire
    http://androwire.jp/articles/2014/12/18/07/index.html

    PCブラウザ版のFacebookにログインし、右上の「▼」をクリック、「設定」から左上段にある「ブロック」を選択。
    「アプリへの招待をブロック」という項目に、特定のアプリ名、今回のケースで言えば「Wiper Messenger」と打ち込めば、アプリへの招待がブロックされるので、招待が多くてウンザリしているという人は利用してほしい。

    私も何件か招待が来ました。今でも招待が来る人は上記の方法でブロックを。

スマホ・タブレット関連
  • スマホは我々からどのような時間を奪ったのか――ジャストシステムが調査 | INTERNET Watch
    http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141217_680824.html

    スマートフォンを利用する前と比べて「雑誌を見る時間」が減ったと回答した人は40.8%(「すごく減った」「あきらかに減った」「少し減った」の合計、以下同じ)。年代別でこの割合が最も高かったのは50代で、48.7%に上る。
    「テレビを見る時間」は全体の34.9%。年代別では10代が49.4%で最多だった。「新聞を読む時間」は全体の32.6%で、年代別では50代が39.3%で最多。
    このほか、「ラジオを聞く時間」が全体の28.8%、「パソコンの利用時間」が全体の27.7%。パソコンについては、10代(31.9%)、30代(31.3%)、40代(31.3%)が3割超え。

    ネット調査ですが自分に置き換えてみるとそうかな?という気もしますね。自分の時間の使い方を自分で選ぶ流れはどんどん加速しています。

売上アップのヒント
  • カメラのキタムラのECはなぜ上手くいっているのか? | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/978

    EC事業部の売上となるのは宅配売上だけだが、EC事業部の目的はEC関与売上(宅配と店での受け取りを足したもの)を最大化することだ。だから、宅配での収益を上げることはもちろん必要だが、店舗受け取りを拡大することを重視している。経営陣と本部メンバーにはそれらが見える形で毎週報告し、ECが店舗の売上に貢献していることが見えるようにしている。これにより、「それだけ店の売上に貢献しているなら、ECは会社のインフラだ」と受け止められるようになっている。

    ここの仕組みは素晴らしいですね。どこに配分するかを考え出すと軋轢が出てきてしまいますが、どこかで関与しているんだからそこを伸ばそうよ、という考え方です。これ以外のオムニチャネル施策もヒントがありますので読んでおきましょう。

  • 商品の価格調査ツールを活用して競合店と差をつけよう!価格の自動更新も可能 | ネットショップ運営の気になる備忘録
    http://peacepopo.net/blog-entry-183.html/

    申し込みには「自社店舗のショップURL」が必要です。価格競争はしたくないですが、そうも言っていられない商品もありますので、他社の動きが気になる人は登録してみてください。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

「店舗支援業務が第一」で成功しているカメラのキタムラのEC/マガシークが導入した疑似3Dブラウザ | ネットショップ担当者フォーラム12月12日~18日 人気記事ランキング

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ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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森野 誠之
運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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