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ソーシャルメディアやブログコミュニティに参加することで生まれる情報発信力」 からご覧ください。
影響力のある個人ブログの台頭
影響力のあるブロガーの登場により、ブログでの情報流通が一般的となってきました。マスメディアとの関係を構築するメディアリレーションに対して、影響力のあるブロガーとの関係構築をブロガーリレーションと呼びます。
従来はマスメディア向けに開催した製品発表会、パーティーやショーなどへブロガーを招待したり、ブロガー向けのイベントを開催するなど、インターネットでのクチコミを生むステージとしてブログマーケティングへの関心はますます高まっています。
一方で、金銭や商品などを対価として、企業からの情報をブロガーがブログの記事として紹介する記事広告的なサービスもあります。これにより企業は、多くのブログで紹介されるだけでなく、企業サイトへのリンクが生まれ、SEOにも繋がるという考え方です。これらは「ステルスマーケティング(Stealth Marketing)」と呼ばれ、消費者を欺くマーケティングの手法のひとつとして批判されています。実際にそのブログ記事が、ブロガー個人としての意見なのか、広告なのかが、ブログ読者にとっては明確に判断できないことが大きな問題です。ユーザーとの長期的な信頼関係構築を考える企業にとっても、このような不透明で安全性の低い情報発信や情報流通は、有益とは言えないでしょう。
ソーシャルメディアによる新しい情報発信の形
また最近では企業による情報提供の新しい形として、「Facebook」や「Twitter」、「LINE」などのSNSが活用されています。フォローしている企業やブランドのアカウントから、情報が直接読者に提供されます。これらのツールやアプリケーションの今後の活用方法や、企業ブランディングへの効果についてはまだまだ未知数ですが、ソーシャルメディアの成長を背景に、情報流通のひとつの形として定着しつつあります。
影響力のあるキーマンにブログで話題にしてもらうか、「Twitter」で多くの人にフォローされるか、ソーシャルメディアでユーザー同士の交流を支援するかなど、インターネット上での情報発信に関する企業の選択肢は、まだまだ拡大していくことが予想されます。
いずれの場合でも重要なのは、それらのツールやコミュニティに企業が参加することです。インターネット上で話題になりたいなら、公式「Twitter」アカウントや「Facebook」ページなどを用意することでユーザーとの直接の対話が実現します。そういった企業とユーザーが対等な立場で交流できるステージを活用することが、今後の情報発信において重要だと言えるでしょう。