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プレスリリースとは違うニュースリリースの書き方~基本編~」 からご覧ください。
マスメディア向けに発信するプレスリリースと、インターネット上で閲覧されるニュースリリースとの違いは、ターゲットが違うことです。
プレスリリースの場合、マスメディア記者に向けて配信し、内容をいかに記事にしてもらえるか、がポイントですが、ニュースリリースの場合は、興味・関心を持った人が自ら検索などで見つけて閲覧することを想定すると書き方のポイントは少し違ってきます。ニュースリリースでは専門家でもない一般の人が読んでわかる内容であることが大切です。
読むターゲットが違う、ということを理解してニュースリリースを書いてみましょう。
ニュースリリースの構成要素
ニュースリリースはタイトル、本文、基本情報の3つから構成されます。
1.タイトル
タイトルが一番重要な要素です。パッと見て何が言いたいかわかることが大事です。
ユーザーは自分の知りたいことをキーワードに検索で様々な情報を探します。自社のお客様の課題やニーズがタイトルに入っていると検索エンジンでも発見されやすくなります。
タイトルが長くなってしまう場合には、最低限「When」「Where」「What」を入れるようにしましょう。長いタイトルはTwitterやFacebookなどソーシャルメディアでの共有に適しません。ニューズ・ツー・ユーでは80文字~100文字程度を推奨しています。
- タイトルの悪い例
「新製品発売のお知らせ」
いつ、どのようなものが発売されるかタイトルからはまったくわかりません。これでは何かを探しているユーザーはクリックしてみようという気持ちになれない可能性が高いです。 - 改善案
「ニューズ・ツー・ユー、企業向け情報発信ツール「●●●●(サービス名)」を20●●年●月●日にサービス提供開始。BtoB企業の自社サイトへの集客を支援。」
社名、もしくはブランド名を入れ、サービス名と日付を入れます。このサービスでどのような課題が解決できるか、がわかると興味のあるユーザーは詳細を知りたくなり、クリックにつながると考えられます。
2. 本文
本文は主にリード文、関連するリンクURL、詳細説明から成り立ちます。
リード文
まず、本文の書き出し(リード文)は、誰が、いつ、何をするのか、そしてそれによって何が解決されるのか、いわゆる「5W1H」を簡潔に明記します。
関連するリンクURL
その次にニュースリリースに関連する情報が自社サイトなどに用意されている場合には、そのページのリンクURLを記載します。本文の上部にリンクを配置することで、リード文に興味を持ったユーザーがすぐに関連するページへと遷移することができます。
詳細説明
発表内容の詳細を記載します。解決する課題やその背景などを説明するイメージです。
3. 基本情報
企業概要
本文の次に、情報発信元となる企業概要を紹介します。会社名やコーポレートサイトのURL、設立年月日、代表者名、所在地などとあわせて、事業内容を説明する文章を追記すると、会社そのものへの理解が深まります。
問い合わせ先
ニュースリリースの問い合わせ先として担当者の部署名、連絡先を明記します。個人の連絡先ではなく、代表のメールアドレス、もしくはお問い合わせフォームへのリンクを明記すると良いでしょう。
ニュースリリース作成の注意ポイント!
日付は年月日で
ネット上で公開されるニュースリリースは閲覧されるタイミングが公開当日とは限りません。いつ誰が読んでも「いつ」の情報かわかるように年月日を明記するようにします。
切り取られてもわかる内容で
人は文脈の中で「それ」や「これ」といった指示語のさしているものがわかりますが、検索エンジンにはわかりません。検索エンジンの特性を理解して、指示語を減らし、正式名称を用いるように配慮しましょう。ただし、本来のターゲットである読み手にとって自然な文章になることが大前提です。
注意したほうがよい言葉
- 弊社/当社では→正式名称で(例:株式会社●●●では)
- 当業界/本市場では→具体的に(例:PR業界では)
- 詳細はこちらまで→「こちら」を具体的に→(例:詳細はネットPR情報サイト「netpr.jp」まで)
記載URLはひとつに絞る
リンクURLをクリックしてほしいからといってついリンクURLをたくさん明記しがちですが、閲覧者の目的に沿ったリンクURLのみを記載することが望ましいと考えます。不要なリンクは閲覧者にとってかえって迷惑となりうるからです。
一つに絞り込むことで本当に必要な人だけを自社サイトに呼び込むことができます。
画像でイメージアップ!
同じ内容のニュースリリースでも、画像があるのと無いのでは、印象が違います。画像があることでユーザーの目を引くと同時に画像だけで直感的に内容を伝えることもできます。
いかがでしょうか。それほど難しく考えず、自社のお客様となるユーザーがどのようなことを知りたいか、を想定しながら書くことをおすすめします!
本サイト、ネットPR.JPではニュースリリースの内容ごとに書き方のポイントを連載しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。