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複数ドメイン設定をおこなわずにレンタルカートをトラッキングする方法」 からご覧ください。
2009 年 10 月 7 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
Google Analytics で異なる複数のドメインで構成されたサイトをトラッキングするには、
トラッキングコードのカスタマイズとリンクへの関数の設置が必要になります。このカスタマイズはレンタルカート( ASP 型 決済システム)を導入しているE コマース サイトでご利用いただく場合が多いようです。
このレンタルカートを使用した場合のコンバージョン データに関して、ユーザーの皆様からはよく下記のようなお問い合わせを頂戴します。
*よくあるお問い合わせ
「コンバージョンレポートではコンバージョンが記録されているのですが、検索エンジンごとのコンバージョンの情報を取得することができずに困っています。」
「キーワードごとのコンバージョン率が表示されません。参照サイトレポートを確認したところ、全てのコンバージョンが自社サイトのドメインから発生していました。」
これは複数ドメイン用の設定の誤りや、レンタルカートのサーバーの設定に起因して、ユーザーの参照情報(検索エンジンの種類や、使用したキーワード等)とコンバージョンを関連付けできない場合に発生する現象で、原因を特定した上でソースコードを書きなおしたり、サーバーの設定を変更したりすることが困難な場合も多いようです。
ということで今回は、複数ドメイン用のカスタマイズそのものを行わずに、レンタルカートのオプションを利用することで、コンバージョンと参照情報を正しく関連付ける方法をご紹介します。
*トラッキングが困難な場合の次善策
レンタルカート サービスには、トランザクションの処理を終えた後、リダイレクトなどの方法で自社サイトのページを表示するオプションがついている場合があるようです。このオプションを有効にして、決済が終了したユーザーが戻ってきた自社サイトのページを、コンバージョンの目標ページに設定することで、複数ドメインのカスタマイズをおこなわずに、参照情報とコンバージョンを正しく関連付けることができるようになります。
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*目標到達プロセスで放棄率を確認
この次善策では
目標設定オプションの
目標到達プロセスを使用して、ユーザーが ASP 決済システム内のどのステップで放棄しているかを特定する事は出来ませんが、ASP へ移動する際のリンクに関数を設定し、
クリックを仮想 URL として記録するカスタマイズを施すことで、商品詳細 → 決済システムの最初のページ → コンバージョン ページまでの遷移をトラッキングして放棄率を確認することも可能です。
なお、この次善策を有効に働かせるには、
セッションを維持させる必要があるため、(a) 自社サイトとコンバージョン ページが同じ種類のブラウザで表示される事、(b) コンバージョン ページを表示する前に、自社サイトを表示しているブラウザを閉じない事 が条件になります。
例えば、コンバージョンページが表示される前に、メールによる認証プロセス等で一度ブラウザを閉じる可能性があるような場合は、コンバージョンと参照元を正しく関連付けることはできないのでご注意ください。また、ユーザーがASP へ移動してから 30 分以内にコンバージョンページを表示できない場合もセッションがタイムアウトしてしまうため、参照元を正しく記録できません。