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ソーシャルテレビと「バーチャルお茶の間」の出現」 からご覧ください。
アナログ放送の電波が停波となり、テレビいよいよ地上波デジタルの時代へと突入しました。
しかし、地デジの売りのひとつである「双方向機能」はいまひとつ使われていないようです。紅白歌合戦と、ごく一部のクイズ番組ぐらいでしょうか。おそらく、テレビをネットにつなぐ配線がわりと面倒なのと、そもそも双方向の企画自体がそんなに面白くないことが原因だと思われます。
むしろ進んでいるのは、ツイッターとの連動です。
番組にあわせたハッシュタグが自然発生することで、多くの人がツイッターで会話しながら同じ番組を楽しむことが増えてきました。
ことにサッカー・野球・五輪など人気のあるスポーツの国際試合が放送されているときは顕著で、先日のなでしこジャパンが世界一になったW杯決勝戦のときは、ツイッター史上過去最高の1秒間7196ツイートが記録されました。
1秒間7196ツイート なでしこ決勝戦で最高記録 -asahi.com(朝日新聞社)
ツイッターは、利用者も多く、「なう」という言葉が使われることからも分かるように、リアルタイム性が強いため、放送との相性が良いのでしょう。こうした流行を取り込んで、生放送の番組の中でツイッターから寄せられた意見・感想・質問などを番組の中に取り込む試みが、ぽつぽつ出始めています。
さらに最近では、こんなサービスも登場しています。
株式会社NTTぷららは、自社が運営する映像配信サービス「ひかりTV」において、ソーシャルテレビサービスの取り組みの一環として、放送中の番組画面上でTwitterのツイートを表示するTwitter連動機能を、8月27日(土)・28日(日)に独自編成チャンネル「ひかりTV チャンネル」で放送予定のプロ野球「埼玉西武ライオンズ 対 北海道日本ハムファイターズ」の試合中継で提供します。同機能はエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社の技術協力により実現しました。
<一般視聴モード>
<応援合戦モード>
『IPTV初、「ひかりTV」でTwitter連動機能の提供を開始~みんなで一緒に観戦。感動のシーンをツイートしながら共有しよう!~お知らせ2011年 7月 20日|ひかりTV』
これは、ネット経由でテレビの電波を送るサービス(IPTV)「ひかりTV」で、番組に関連したツイッターの書き込みをテレビの画面に直接表示してしまうという実験企画です。まるで普通のテレビが「USTREAM」になったような雰囲気です。
もうひとつはこちら。
株式会社ジェネシックスは、iPhone用のTwitter連動型ソーシャルテレビアプリ「tuneTV」を提供開始した。App Storeから無料でダウンロードできる。
同アプリはTwitter上でチャンネルごとに話題率を集計し、1分単位で「リアルタイム話題率グラフ」に反映して表示するアプリで、現在盛り上がっている番組をひと目で確認できる。チャンネル番号をタップするだけでなく画面を左右にフリックすることでもチャンネル変更が可能だ。
Twitterにログインすることにより自分のアカウントからツイートすることも可能で、新規投稿画面上の「♯」をタップすると自動でハッシュタグが入力される。今後は番組時間のアラート機能やチェックイン機能などを追加していくほか、9月にはAndroid版のリリースも予定している。
ジェネシックス、Twitterで話題のチャンネルを確認できるiPhoneアプリ「tuneTV」 - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
こちらはなんと「いま放送されていて、ツイッター上で盛り上がっているテレビ番組」を簡単に見つけて、その番組についての会話に自分も参加かできるスマートフォンアプリです。
考えてみれば、ともともとテレビとは、お茶の間で家族全員がひとつの画面を囲んで、あれこれ突っ込みや感想を入れながら観るものでした。
それが今では、離れたところにいる知らない人たち同士がネットでつながりながら、ひとつの番組を楽しむ、「バーチャルお茶の間」で楽しむものになりつつあるようです。
こうしたソーシャルメディア要素を取り込んだテレビのことを「ソーシャルテレビ」と呼ぶのだそうです。どうやら地デジ化よりも、大きな変化になりそうですね。