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サンリオとメルシス、訴訟費用を東日本大震災の義捐金に」 からご覧ください。
企業間の訴訟に関する話題というと、どうにも憂鬱な話題が多いのが常ですが゛、
こちらは爽やかな「和解」のリリースです。
キャラクター類似問題で係争中だったサンリオとメルシスが和解し、すべての訴訟を取り下げ、訴訟諸費用にあたる15万ユーロ(約1,750万円)を共同で東日本大震災への義援金として寄付するとのこと。
サンリオとメルシスの両社は日本の人々の思いと共にあります。サンリオ、メルシス、ディック・ブルーナは3月11日の東日本大震災の犠牲者の皆様に深く哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。このような情況を鑑みメルシスとサンリオは訴訟を行うことにより費やす両社の諸費用をむしろ日本の復旧・復興のために寄付すべきであるという結論に至りました。そのような考えからメルシスとサンリオは、和解することといたしました。
サンリオ | メルシス社(オランダ)と株式会社サンリオの係争和解合意について
キャラクタービジネスを展開する上でこうした訴訟は避けられない面も確かにあります。しかし訴訟の対象となったキャラクターはすでに使用されておらず、少なくとも両社のブランド・ファンにとってはもはや過去の話で「やめることもできる訴訟」ではあったようです。
とはいえビジネスの世界において、競合関係にある企業間の訴訟がこのようなかたちで和解に至るのは極めて珍しいことです。おそらく、同じ「子どもに夢を与えるキャラクタービジネス」を展開する二つの会社同士が、東日本大震災の現実を目前にして、お互いの志を元に共鳴したのではないかと思われます。
こうした共鳴は、必ず広がっていきます。こちらをご覧ください。
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ビジネスにおいて著作権や商標権などの諸権利は利益の源泉であり、時には訴訟もやむ得ない。
しかし、これからのビジネスにおいては、権利関係よりもブランドに強く影響を及ぼす社会的責任について考えていかなければならない。
こうした非常に重要な事実を、この両社の決断から学ぶことができそうです。
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写真素材 足成:会議風景