ウェブで儲ける人と損する人の法則 | ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc.

ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc. - 2010年12月27日(月) 23:53
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この本、すごくいいです。

ウェブで儲ける人と損する人の法則』(中川淳一郎著・ベスト新書)

中川さんは、『ウェブはバカと暇人のもの』 や 『ウェブを炎上させるイタい人たち』 というベストセラーの著者で、ツイッターでは @unkotaberuno という刺激的(w)なアカウントを運営しています。

Webニュースサイトの編集者でもある中川さんは、零コンマ何%というクリック率戦争の最前線に身を置いてきた経験から、ネットやソーシャル礼賛系の人たちには、「そんなにうまくはいかねぇんだよ、バカ!」と言い続けてきた人でもあります(僕はそんな中川さんが大好きだったりします)。

そんな超リアリストでもある中川さんが、今回はネットの明るい未来を書いちゃうよ!と筆を取ったのが本書なのです。

はじめに、から中川さんの言葉を抜粋すると、

  • ソーシャルメディアの正体とは、ネットにつなげる環境にあれば、誰でも書き込みができること
  • どうもメディアやITライターが煽るほどの「革命」にも「衝撃」にもなっていない。それは「バカがどう使おうがバカはバカのまま」 「賢い人でさえも、使い方がなっていない
  • 私が形の上でここまで怒っている人を演じるのは、ネットのすごさを煽り、成功ケーススタディを提示しては「ねっ、ネットを使えばこんなに幸せになるんですよ」と夢を押し付けたり、「これから企業はネットでブランディングをしなくてはライバルに勝てません!」、「出版社は全面的に電子書籍化しなくては生き残れません!」、「新聞社は課金ビジネスに移行すべきです。なぜならアメリカはそうなっているからです!」と、ことさらに不安を煽る人々の存在があるからである
  • ネットのド現場にいる「IT小作農」の私からすれば、「そんなに甘いもんじゃねぇよ」と鼻で笑いたくなる
  • ネットを使ってわが社のファンを増やしたいですなぁ、ガハハ」、「ソーシャルメディアを使いこなさなくては、21世紀、生き残れません!」、「クラウドコンピューティングを導入しないとわが社は時代遅れになってしまう・・・」。このような極端な考えを持つに至ってしまった人々がいる
  • だからこそ今、私は言いたい。「あんまり焦らないでくれよ。今まであなたが生きてきた中での判断能力と常識で、ネットの世界でもうまくやっていけるぜ。うまく使いこなせて幸せになれるよ」と。本書はそんなことへの手引書である

中川さんは、マスメディアではあまり見ないものの、ネットで独自にウケるもの、つまりネットの世界でクリックされるものを「ネット文脈」と定義し、そのネット文脈がないもの(一般的に企業がリリースとして出す情報や美辞麗句を並べたキャンペーンなど)は消費者には見向きもされず、結果、クリックもされないため、ネットの中では存在しないも同然だ、と主張しています。

ネットの中で多くの人たちに見てもらいたいのなら(存在に気づいてもらい、サイトに来てもらうのなら)、ネット文脈に合ったコンテンツづくりと、Webニュースに露出されることによるマスリーチが必要と説きます。

うちの会社でも中川さんとの共同プロジェクトがいくつか進行中ですが、私たちも、ある程度のマスリーチを狙いたい場合、できる限りWebニュースとの連携を考えるようにしています。ソーシャルメディアはソーシャルグラフ内の情報伝播は得意ですが、ソーシャルグラフ(仲間ゴト)を超えて、マス的な話題(世の中ゴト)にする場合は、やはりマスメディア、特にネットの場合Webニュースでの露出が非常に有効です

バズッターなどを見ていてもわかりますが、ネットの中の書き込みは、マスメディア(特にテレビ番組やWebニュース)などによって刺激され、書き込みが発生しています。もちろん、Webやソーシャルから話題が発生・拡散することもありますが、Webの中でもある程度広い層に対して情報を届けたいのなら、Webニュースで露出⇒ソーシャルでの反応という流れは時に非常に有効だと思います。

ということで、本書は、広告、PR、ウェブマーケティング、ソーシャル領域に携わる人にとって、多くの気づきが得られる良著だと思います。

※ちなみに、すごく良い本だったので、うちではAmazonでスタッフ分購入して、全社員に読んでもらっています。

2時間でさらっと読めちゃいますので、皆さんも年末年始のお供に是非どうぞっ!

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