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三連休に読んだ本まとめ」 からご覧ください。
せっかくの三連休なので、たまにはまとめて本も読まにゃイカン、ということで、情報収集やお勉強系の本ではなく、いつもはあまり読めない系の本を中心に読んでみました。
まずはこちら。
● 『営業の魔法』(中村信仁著・ビーコミュニケーションズ)
この本は、『キズナのマーケティング』が出たときに、ずっとAmazonのビジネス>マーケティング・セールス カテゴリーでランキングを競っていて、ようやく1位を取るとすぐにこの本に逆転されちゃったりしていたときに気になって購入した本(笑)
2007年に発刊されたのに未だに売れ続けているだけあって、ビジネス小説風の物語を取り入れながら、「営業に魔法はない!」ということを丁寧に解説している良著です(営業パーソンが欲しがるテクニックや戦術面の話もちゃんとしてくれています)。
すごーく当たり前のことしか書いてないのかもしれませんが、あーだこーだ言う前に基本はできているのか、と訴えかけてきている気がしました。営業本を30冊読むよりも、この本に書かれていることを忠実にやり尽くすことが営業トップへの近道かもしれない。
そんな風に感じさせてくれる良著でした。うちのスタッフにも回そっと!
次はこちら。
● 『社員をバーベキューに行かせよう! ―結束と成果はこうすれば生まれる』(蓬台浩明著・東洋経済新報社)
これはね・・・すばらしい本ですよ。まじで。
今度、著者の蓬台(ほうだい)さんにご連絡して、蓬台さんが経営する都田建設にお邪魔させて頂こう。都田建設さんのBBQに参加してみたい。そうする。決めた。
トライバルメディアハウスでも、毎年8月第一週に根府川でBBQをやって、夜は小田原酒匂川の花火大会を鑑賞するツアーをやっています。
※2年前のBBQ&花火大会の様子はこちら。去年は風邪で体調が悪く、BBQだけで帰ったんだよなぁ・・・
とまあ、うちでもBBQをやっているのと、最近、どうやったらもっとスタッフが成長を実感でき、誇りを持って楽しく元気ハツラツに働ける職場・会社にできるのかってことをずっと考えていて、そのときこの本が目に入ったわけでして。三連休前にアマゾンで見つけて、購入した本です。
で、当然この本は社員みんなでBBQをやろう!そうすれば会社がひとつになってメデタシメデタシ!なんて単純な本ではなく、『ザッポスの奇跡』 にも通じるめちゃくちゃ理念的・哲学的な本だったのです。
- 合言葉が会社の雰囲気をつくる
- ビジョンは物語で伝えよう
- 「お客様を大切にする」とはどういうことか
- 晴れた日には、社員とバーベキューをしよう!
- 社員の理想が社会を変える
- 感動は他人と一緒に分かちあうもの
- 職場を選ぶということの意味
- 社員というタレントが会社を盛り上げる
- 舞台(ステージ)はみんなでつくるもの
- サービスへの評価は100か0
- 自分の仕事の意義を考えよう
- 都田建設流 組織力アップの秘訣
- 「甘さ」と「優しさ」はぜんぜん違う
- 相手の将来を見越して接するのが本当のリーダー
理念や哲学だけじゃなく、それを自らが率先垂範で実践してきた説得力がものすごい。また、社員が誇りをもって幸せに働くことが、お客様のためになり、地域や社会にも還元される、というヒジョーに高邁な思想に共感しまくりでした。
誰だって、「もっと働きやすい職場にしたい」 「どうせ働くなら自らの成長を実感できる仕事がしたい」 「人に喜ばれたい・感謝されたい」と思っています。考えること、やること満載なので、夏休みをつかってもうちょっとしっかりと考えをまとめてみたいと思います。
蓬台さん、すばらしい本をありがとうございました!
最後に、まだ読みかけのこちら。
● 『欲しい ほしい ホシイ』(小霜和也著・インプレスジャパン)
プレステの全盛期をつくったことでも知られるクリエイティブディレクター小霜和也さんによる愉快痛快なマーケティング本です。
世の中のマーケティング本は、「理性という、人間の心の半分にしかスポットライトを当てていない」とか、「広告クリエイターたちは「売れる広告」と「ウケる」広告を別物として捉え、クライアントの要請にこたえつつも、スキあらば賞を獲れるようなウケるものを作ってやろうという気構えだった」など、興味深いお話が満載です。
読みやすい文体の中にも、人はなぜ花を好むのか、とか、ネアンデルタール人の考察とか、ニューロマーケティングとか、ものすごく博学っぷりも垣間見えます。すごーくおもしろいです!
ということで、3冊ともすっごく当たりな三連休でしたー!