【2021年9・10月おでかけ市場レポート】おでかけ状況は大きく回復!ワクチン検査パッケージに対するユーザーの声も/いこーよ総研

リリース情報提供元: プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
2021年10月22日(金)
アクトインディ株式会社
いこーよユーザーの今のおでかけ意欲やアクセス状況について

第5波のピークアウト後、新型コロナの新規陽性者数が劇的に下がり続け、10月18日の月曜には、東京都の新規陽性者が2020年6月以来1年4カ月ぶりに20人台となるまで減少しました。第6波到来への不安も聞かれますが、今のところ減少傾向は継続しています。今回は、そのような状況下でのおでかけ意欲や、ユーザーの「ワクチン・検査パスポート」への意識や利用意向について分析してみました。


・いこーよ総研
https://research.iko-yo.net
・いこーよ総研公式twitter
https://twitter.com/ikoyo_soken
※いこーよ総研公式twitterをフォローする事で、いこーよ総研の更新情報を受け取ることができます

以下、2021年9・10月のおでかけ市場レポートを一部抜粋したものになります。

《トピックス》

お出かけ状況はコロナ発生後、過去最大の回復
コロナ感染リスクへの意識はかなり低下も、根強く残る2割近くの慎重派
ワクチン検査パッケージは肯定派、利用意向派が多数
第5波収束後のお出かけ市場レポート総括


お出かけ状況はコロナ発生後、過去最大の回復
以下グラフは、昨年4月からのいこーよサイト閲覧数(お出かけ施設ページのみ)と、2019年(コロナ前)の閲覧数を比較したもの(2019年を100%として)です。
出典:Google Analyticsより
※直近の10月のデータは、分析時点の10月中旬までのデータを使用。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。

9月以降の新型コロナウイルス陽性者激減が影響し、いこーよサイトへの訪問数は10月には2019年比90%となり、昨年4月以来もっとも大きい回復率となりました。

続いて、いこーよサイトの回遊率について。以下グラフは、2020年4月からのいこーよサイト内の回遊率(サイト内の複数のページを巡って閲覧する率)を、コロナ前の2019年と比較したもの(2019年を100%として)です。回遊率が高いほどユーザーのお出かけ意欲が高く、複数の施設からお出かけ先を積極的に検討していることを表します。
出典:Google Analyticsより
※直近の10月のデータは、分析時点の10月中旬までのデータを使用。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年3月~2020年2月のデータをベンチマークとして比較。

こちらのデータでも、10月は2019年比87%まで回復。昨年4月以降もっとも高い数値となり、ユーザーのおでかけ意欲が通常期にだいぶ近づいている事が分かります。

コロナ感染リスクへの意識はかなり低下も、根強く残る2割近くの慎重派
次に、新型コロナウイルスへの感染リスクに対する意識を見てみましょう。
出典:いこーよ10月お出かけアンケートより
10月は「怖い」という割合が昨年4月以来もっとも減少し、65%となりました。「あまり気にしていない」という人も、今まででもっとも多い13%になるなど、徐々にコロナへの恐怖意識が薄れてきている様子が伺えます。

しかし、「とても怖い」と回答した割合は今年8月時点より減少し18%となるものの、まだ2割近くもいます。 この「とても怖い」と感じている層については、コロナがゼロにならない限り今後もある程度は存在し続けるのではないかと推測しています。つまり、お出かけ訴求は残りの8割をターゲットにする状況がしばらく継続するのではないかと考えます。

続いて、屋内施設へのお出かけ意向を聞いた質問の結果が以下です。
出典:いこーよ10月お出かけアンケートより
「遊びに行きたくない」の合計が昨年4月以降もっとも低くなり、「遊びに行きたい」が大きく増加しています。前述のとおり「コロナがとても怖い」という慎重派は今後も2割程度は残る事が推測されますが、それ以外のユーザーは、屋内施設に対しての回避意識がかなり薄れてきている事がわかります。

では、屋外施設へのおでかけ意向はどうなっているのでしょうか?
出典:いこーよ10月お出かけアンケートより
屋外施設へのお出かけ意向も、「遊びに行きたくない」が過去もっとも少なく、「遊びに行きたい」が8割超え。ほぼ、コロナ前のレベルまで戻ってきている状況と言えます。

ワクチン検査パッケージは肯定派、利用意向派が多数
ワクチン検査パッケージへの考えや利用意識について聞いた結果が以下のグラフとなります。「実施すべきか、実施すべきでないか」、「実施されたら利用するか、利用しないか」の二つの質問を組み合わせて4つの選択肢から選んでもらいました。
出典:いこーよ10月お出かけアンケートより
もっとも多かったのは、ワクチン検査パッケージを「実施すべきで、実施されれば利用する」で全体の52%。半数以上の人がワクチン検査パッケージに肯定的かつ利用意向があるという結果となりました。利用するかどうかは別として、ワクチン検査パッケージを実施すべきという人は全体の60%で肯定派が過半数。また、実施すべきと思うかどうかは別として「実施されたら利用する」という人は全体の79%と非常に高く、ニーズはとても大きいと言えます。

また、「実施すべきではないが、実施されれば利用する」という人は3割弱となかなか多く、その理由として「ワクチンを接種できない人を考えると実施すべきではないと思うが、自分は接種しているので得になるなら利用したい」という回答が多く見られました。

【自由回答から】
「実施すべきで、実施されれば利用する」と回答した人(全体の52%)
・(ワクチンを)受けてない人が集まるよりは、受けた人が集まった方が少し安心
・お互いが安心できるから
・施設と顧客双方が安心して利用できる
・周りへの安心安全を呼びかけるために必要であるし、それで特典が自分にくるのはWIN-WINの関係だと思う
・ワクチンは出来ない人はいても、PCRは実施できない人はいないのだから、陰性証明を冒頭にもってきて、(ワクチンでも可)と(表現を)逆にするべき
・リスクのあるワクチンを打ったのに、生活が変わらないなら、何の意味もないし、経済を回したり、子供の思い出をつくることは大事だと思う
・安全に経済を回すため
・積極的にワクチン接種が進むと思うから
・ワクチンパスポートを推奨する目的として色々と試行錯誤しながら行っていくといいと思う

「実施すべきだと思うが、実施されても利用しない」と回答した人(全体の8%)
・ワクチンを受けていても感染リスクはあるから
・ワクチン接種をしていない人(持病で打てない人など)への差別になるため
・ワクチンを打たないので、実施されてもいいけど利用できないです。それでも構いません
・子供が小さくて打ててないし、子供の陰性証明って簡単にとれるか分からない。それに有効期限があると思うから旅行に行くからって陰性証明がすぐでてくるとは思えない
・人が集まる密になり得そうな場所には必要だと思うが、証明書まで持って出かけたくはない

「実施すべきではないが、実施されたら利用する」と回答した人(全体の27%)
・ワクチン受ける受けないはそれぞれ色々な事情や考え方があるからそれを特定にしておこなうべきではない。でも自分は受けているのでサービスができれば利用する
・ワクチン接種に関しては、個々のさまざまな判断がなされているので一概には言えないが、自分自身は接種済みなので、お得になるのであれば嬉しい
・「すべきではない」でなく、「しなくてもいい」かな
・ワクチンを打っていても重症化が防げるだけで感染を完全に防げる訳では無いから実施すべきとは言えない
・ワクチンの接種率は上がってきているので実施しても本来の目的の効果は得られない。景気向上策だとしても、放っておいてもみんな出かけると思う。様々な組織に無駄なお金が流れるだけなので、やるとするなら消費者側ではなく、本当に危ない事業者に直接支援すべき
・まだ、もう少し感染状況の様子を見てから実施したほうが良いと思う

「実施すべきではないし、実施されても利用しない」と回答した人(全体の13%)
・任意の接種なのに特典があるのは差別だと思うので
・こういう制度を設けることで任意のワクチンが強制的な感じに思えます。ワクチン打った人だけが有利になり、まだ打ってない人、打ちたくない人、が不利になり不平等です
・差別につながる。打てない事情がある人もいる。イジメの原因となるシステムを作るべきではない
薬アレルギーでワクチンを摂取できないため
・ワクチン打っていても意味がないと思うので

2021年10月のお出かけ市場レポート総括
感染拡大が収まりつつありますが、再燃していた過去の数回の波と比べても、今回の陽性者の激減ぶりは驚くばかりです。そのおかげで経済を回していこうという流れもようやく本格的になってきたのではないかと感じています。ワクチン検査パッケージに対しても多くのユーザーは肯定的で、実施すべきではないという意見を持つ人でも、実施されたら利用したいという人が少なくありません。

一方で、「コロナがとても怖い」と思い続けている人も2割弱ほど残り続けており、そのような慎重派は新型コロナのことが全く話題にならないレベルにでもならない限り、しばらく存在し続けていくのではないかと思われます。

今後必要なのは、再び感染爆発にならず、かつ経済も回していけるような「制限解除の許容範囲」はどの程度なのかといった実証実験結果や情報ではないでしょうか。そのためには試行錯誤の結果を批判することなく、アフターコロナに向けて実施する様々な施策の結果をお互いに共有して、解を見つけていく方向になっていけたらと願っています。

■2021年9・10月のおでかけ市場レポート全文はこちらから
https://research.iko-yo.net/report/5475.html

■その他のいこーよ総研の記事
・2021年9月公開(8・9月分データ)「新型コロナ第5波の影響による8月~9月のおでかけ状況について」
URL:https://research.iko-yo.net/report/5261.html
・2021年8月公開(7・8月分データ)「夏休みおよび東京オリンピック開催期間のお出かけ動向について」
URL:https://research.iko-yo.net/report/5043.html
・おでかけ施設の割引施策に関する施設アンケート
URL:https://research.iko-yo.net/solutions/research/5341.html

※いこーよ総研の更新情報を受け取りたい方は、以下のいこーよ総研公式twitterのフォローをお願いします
いこーよ総研公式twitter:https://twitter.com/ikoyo_soken

■「いこーよ総研」概要
URL: https://research.iko-yo.net/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
このページは、PR TIMESから提供されたニュースリリース情報を表示しています。
プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
PR TIMESのリリース情報をもっと見る
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

指定事業者
日本レジストリサービス(JPRS)が認定する「JPドメイン名登録申請やDNS登録 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]