スタートトゥデイ(本社千葉市)は4月26日、運営するファッション通販サイト〈ZOZOTOWN〉を中国で展開すると発表した。今年9月下旬から国内で取り扱っている商品を中国でも販売する。中国事業はソフトバンク(本社東京)と協業して展開し、早期の事業拡大をめざす。
今年5月、ソフトバンクと合弁会社「スタートトゥデイホンコン(仮称)」を香港に設立する。資本金は4600万香港ドル(約5億円)で、出資比率はスタートトゥデイ52.7%、ソフトバンク47.3%。
その100%子会社として7月、EC事業会社「スタートトゥデイシャンハイ(仮称)」を上海に設立する。香港の会社を持ち株会社にすることで、外資の出資比率制限に対応するとともに、中国国内の急な法改正などのリスクを回避していく。今後、北京や重慶などにも子会社を設立する計画。
上海の子会社は中国最大のECモール〈淘宝商城(タオバオモール)〉に出店するほか、中国用の自社サイトも開設する。中国での事業展開にあたってはソフトバンクの子会社、アリババがサポートする。
商品は〈ZOZOTOWN〉が取り扱う日本のファッション商品を販売していく。現地に倉庫を構え在庫を持つか、日本の物流センターから商品を配送するかは、今のところ決まっていない。
・ ソフトバンクとスタートトゥデイが中国で「ZOZOTOWN」を共同展開(プレスリリース)
→ http://www.starttoday.jp/Release_China20110426.pdf
・株式会社スタートトゥデイ
→ http://www.starttoday.jp/
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