ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社でAIのコンサルティングやソリューション提供のDeNA AI Linkは、社内リーダーの知見を自社専用AIで組織全体に届けるサービス「リーダーズAI」の提供を開始したと4月21日に発表した。経営者や事業責任者、ベテラン社員、トップ営業など「あの人に聞かないとわからない」と頼られる人物の判断基準や経験を「Slack」「Microsoft Teams」「Google Chat」など既存のチャットツールで24時間365日利用できる。
導入前の3カ月間をかけて利用シーンの擦り合わせとインタビューを実施する。マニュアルやルールの背景にある考え方や事業戦略まで言語化してAIに入れ込む。一方的に答えを提示するのではなく、「問い返し」や「深掘り」の対話を通じてメンバー自身の思考を育てる設計となっている。AIサービス開発のTHAが中小企業向けに展開する「AI社長」(全国50社以上で導入)の技術基盤と知見を活用して、エンタープライズ向けに共同開発して提供する。
サービスの正式提供に伴い第一三共ヘルスケアが初導入し、内田高広社長がインタビューに応じて経営哲学や企業理念を反映した「AI内田さん」を開発した。社員が日常業務の中で企業理念の浸透やビジョン理解を深め、経営会議への企画立案時の壁打ちパートナーとしても活用する。DeNA社内での先行導入では、「AI住吉」をHR部門や新規事業コンテストなど複数部門に展開。組織の生産性向上に関する成果が確認されたとしている。
