楽人塾が作画の9割をAIが担当した絵本「りんご姫」の予約販売を同社ウェブサイトで開始

画像自動生成AI「Midjourney」に指示、AIが提示した複数の絵から適合する絵を選択・処理

出版・イベント制作・ステーショナリー製作販売の楽人塾は、AI(人工知能)が作画の9割を担当した絵本「りんご姫」の予約販売を同社のウェブサイトで始めた、と同日発表した。絵本作家・AIアーティストのスガワラトモコさんが画像自動生成AIに指示し、AIが提示した複数の絵から内容に適合する絵を選んでコラージュとレタッチ処理を行った。

絵本のサンプルイメージ

文章の指示で画像を作成する著名なAI「Midjourney(ミッドジャーニー)」を使った。楽人塾は、クリエーターとAIの関係や、クリエーターがAIで収益化するフィールドを考えるうえで、絵本が共同作業の成果物に適していると判断した。AIは意図と異なる絵を提示する場合があるため、クリエーターのイメージを超える絵が現れることにつながる。

楽人塾は、無機質なアートが想像されるが人間より温かみのある作品ができる、と強調している。りんご姫は10歳のお姫様が一人旅に出て成長していく物語。AIが描いた絵が幻想的なファンタジーの世界に誘うという。初回限定版は52ページで2500円(税込み)。12月26日まで予約を受け付けて2月中旬に発送。一般書店にも2月中旬以降に配本する。

絵本「りんご姫」の作画作業の例
絵本の中の絵
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