京都大学発のスタートアップで仏教と情報技術を融合させたサービス事業を手掛けるテラバースは、法人向けの仏教哲学コンサルティングサービスを12月6日に始めた、と同日発表した。同社の仏教対話AI(人工知能)「ブッダボット」を搭載したAR(拡張現実)技術「テラ・プラットフォーム」を活用する。仏教の教えを通して従業員の悩みを解決する。
リモートワークの広がりに伴い、孤独を感じたり悩みを相談できなかったりする従業員が増えていることに対応。仏教哲学に加え、会社の上司・役員の知見も学習した融合型AIボットによって悩む従業員が減ると考えた。仏教などの哲学は現代に役立つ教えが多い一方、学ぶ機会はほとんどないが、このサービスは仏教の知識がなくても教えが分かる。
テラ・プラットフォームは、スマートフォンのカメラを起動すると仏像が映し出され、ユーザーの悩みに対して仏教の教えを説いてくれる。例えば「キャリアについて悩んでいる」と聞くと「“貪”(執着)、“慢”(自己過大評価)、“嫉”(嫉妬)の感情を制御しながら、目標達成に向けた道筋と方法を明確化すること」といった実践的な教えを説く。
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