楽天がオフラインマーケの「レシピタイアップ-トライアル促進パッケージ」を提供開始

「楽天レシピ」と「Rakuten Pasha」を組み合わせ、食品メーカーが実店舗で販売促進

小島昇(Web担編集部)

2020年7月20日 7:00

楽天は、オフラインマーケティングソリューション「RMP - Omni Commerce」で、新メニュー「レシピタイアップ-トライアル促進パッケージ」の提供を7月17日に始めた、と同日発表した。食品メーカーなどが「楽天レシピ」サイトと「Rakuten Pasha(パシャ)」などで自社商品を広告し、実店舗での購入プロモーションが一気通貫でできる。

 

料理レシピの検索サイトやアプリのタイアップ広告と、買い物レシート画像を送信して「楽天ポイント」がもらえるRakuten Pashaを活用した「レシート利用キャンペーン」を組み合わせてパッケージ化した。食品メーカーは商品の認知拡大から購買分析までのマーケティング施策を、各メニューを個別に実施するより安価にできる。

キャンペーン告知は店頭の商品や販促物、レシートなどにも展開。ユーザーは楽天レシピのキャンペーンページで内容や対象商品を確認して実店舗で商品を購入し、レシート画像送って楽天ポイントや景品などを獲得する。食品メーカーは楽天レシピで自社商品を訴求し、見込み顧客にアプローチできる。レシピ動画を楽天と共同開発もできる。

購買分析レポートでは、実際の商品購買層の属性や「新規購買層かリピートか」「リピート購買層がどの程度いるか」などの詳細なプロモーション効果の把握が可能。1億以上の楽天会員(2020年3月末時点)とオンラインとオフラインの消費行動分析データを活用する「IDマーケティング」によって、マーケティング施策の精度を継続的に高められる。

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる